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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

ミシュカの森~悲しみを支えるもの

2011-12-11 08:28:12 | 講演
田町の女性就業支援センターホール。



たくさんの方々が集まって、杏さんの毎年開かれているこのイベントが開かれました。



軽井沢朗読館館長の青木裕子さんの、『銀河鉄道の夜』の朗読から始まり、入江さんの講演へとつながります。



悲しみを受け止め、悲しみに耐え、悲しみを乗り越えようと生きてきた杏さんの、一言一言はボクの心に突き刺さります。



ボクには到底よりそうことはできそうにないほどのこの11年です



昨日まで、何事もなく平穏に幸せに暮らしていた二つの家族に起きた禍。



杏さんによって語られる、当時の様子や、杏さん自身の苦しみは、杏さん自身によって癒されるしか道はなかったのかもしれません。


事件から11年の歳月。



子ども未来が設立されて、すぐに起きた事件です。



子どものためのアートセラピー教室は、世田谷フリースクールとともに、成長してきたともいえる。


杏さんの講演をついでのボクの講演は、正直重圧がありました。


でも、だからこそ当時のフリースクールの様子を伝える責任がありました。


約30分ほどの講演でしたが、ホール全体が、とても熱心に耳を傾けてくれている様子が壇上のボクにも確実に伝わってきました。



杏さんは、いまだに住んでいた町に行く勇気がないといいます。


この日、青木さんによって朗読された、銀河鉄道の夜のラストシーン。


母の元へ軽やかに、走りかえるジョバンのように、杏さんの心が晴れやかになる日を祈ります。



ボクにとって、貴重な体験をさせていただいた杏さんのイベントでした。



杏さん、ありがとうございました。

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