本は「出会い」です。
本屋さんに行って、興味のあるコーナーに行き、棚を観てもそこには数えきれないほどの書籍が並んでします。
ボクはAmazonで、購入することが多いのですが、本を買うと、ボクが興味を持ちそうな本の新刊情報を定期的に送ってきてくれます。
ボクはボクで、ほかのルートで見つけた本を読んでいる途中でも、その興味深い本の題名や著者の名前を観ると、思わずまた購入してしまい舞うs。
そんなわけで、ボクのデスクには「これから読まれる本」が山積みです。
次は絶対にこれを読もうと思っていても、読んでいる本が面白いと同じ作家の本を探したり、そのシリーズを続けて読んでしまったり。
近々に販売開始になるiPadで、本をダウンロードして読めるらしいのですが、試してみたい気もしますが、どうなんでしょうね。
ハードカバーも、文庫本も、その本を手に持つ感覚はiPadでは味わえないでしょうからね。
『ムルガーのはるかな冒険』ウォルター・デ・ラ・メア
この本に出会って、また驚かされました。
ウォルター・デ・ラ・メアは、1873-1956ですから、ボクが生まれて何年かでなくなっています。
この作品は1919ですから、90年も前の作品。
ムルガーという、さる?の群れの兄弟の冒険物語です。
サム、シンブル、そして主人公のノッド。
はるか遠方の力やってきた、父が、母親と3兄弟を置いて、国へ帰ります。
「3人兄弟」と言う設定は、昔話ではよくあります。
グリム民話では、賢い長男と二男。
そして、ちょっと間抜けな三男坊。
でも、その三番目が国を救ったり、財宝を手に入れてしまうんですよね。
これは、王をはじめとする長男二男の、固定化してしまった古い価値観。
そして、その古い価値観が衰退し、新しい価値観をもつ(間が抜けているように見えてしまう)三男が、変革をしていくという象徴です。
「必ず戻るが、万一戻らなかったら、私の国を目指して冒険の旅に出るように」と、言い添えて出かけます。
そしてその父は帰ってはきません。
止むなく一番弱っちい、三男のノッドが、命を終える間際の母親から魔法の石を授けられるのです。
ついに、冬の寒い日に3兄弟は旅に出るのですが・・・・。
ムルガーは、さるというイメージではなく、やはり特別な動物。
アニミズム(擬人化の手法)です。
不思議な言葉や、生き物たちの名前。
作家の想像力はすごいですね。
トールキンが言語をいくつも自分で創作してしまったように、このウォルター・デ・ラ・メアも、ムルガー語や、他の動物たちの言葉をちりばめているのですから。
結末はこうです。
「ヌース ウンガ ウンガ ボルティンガル ウンマノッダ。シーレム アルガッチキン!
シーレム! カーラ、カーラ! シーレム マグリーア!」
この感動が伝わるでしょうか?
最高でしょ!?
(ワカリッコアリマセンヨネ)
本屋さんに行って、興味のあるコーナーに行き、棚を観てもそこには数えきれないほどの書籍が並んでします。
ボクはAmazonで、購入することが多いのですが、本を買うと、ボクが興味を持ちそうな本の新刊情報を定期的に送ってきてくれます。
ボクはボクで、ほかのルートで見つけた本を読んでいる途中でも、その興味深い本の題名や著者の名前を観ると、思わずまた購入してしまい舞うs。
そんなわけで、ボクのデスクには「これから読まれる本」が山積みです。
次は絶対にこれを読もうと思っていても、読んでいる本が面白いと同じ作家の本を探したり、そのシリーズを続けて読んでしまったり。
近々に販売開始になるiPadで、本をダウンロードして読めるらしいのですが、試してみたい気もしますが、どうなんでしょうね。
ハードカバーも、文庫本も、その本を手に持つ感覚はiPadでは味わえないでしょうからね。
『ムルガーのはるかな冒険』ウォルター・デ・ラ・メア
この本に出会って、また驚かされました。
ウォルター・デ・ラ・メアは、1873-1956ですから、ボクが生まれて何年かでなくなっています。
この作品は1919ですから、90年も前の作品。
ムルガーという、さる?の群れの兄弟の冒険物語です。
サム、シンブル、そして主人公のノッド。
はるか遠方の力やってきた、父が、母親と3兄弟を置いて、国へ帰ります。
「3人兄弟」と言う設定は、昔話ではよくあります。
グリム民話では、賢い長男と二男。
そして、ちょっと間抜けな三男坊。
でも、その三番目が国を救ったり、財宝を手に入れてしまうんですよね。
これは、王をはじめとする長男二男の、固定化してしまった古い価値観。
そして、その古い価値観が衰退し、新しい価値観をもつ(間が抜けているように見えてしまう)三男が、変革をしていくという象徴です。
「必ず戻るが、万一戻らなかったら、私の国を目指して冒険の旅に出るように」と、言い添えて出かけます。
そしてその父は帰ってはきません。
止むなく一番弱っちい、三男のノッドが、命を終える間際の母親から魔法の石を授けられるのです。
ついに、冬の寒い日に3兄弟は旅に出るのですが・・・・。
ムルガーは、さるというイメージではなく、やはり特別な動物。
アニミズム(擬人化の手法)です。
不思議な言葉や、生き物たちの名前。
作家の想像力はすごいですね。
トールキンが言語をいくつも自分で創作してしまったように、このウォルター・デ・ラ・メアも、ムルガー語や、他の動物たちの言葉をちりばめているのですから。
結末はこうです。
「ヌース ウンガ ウンガ ボルティンガル ウンマノッダ。シーレム アルガッチキン!
シーレム! カーラ、カーラ! シーレム マグリーア!」
この感動が伝わるでしょうか?
最高でしょ!?
(ワカリッコアリマセンヨネ)
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