自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

10本ノックを受ける??

2014-10-23 07:50:10 | 子ども未来研究所
野球の練習で、1000本ノックというものがある。


ボクは、野球はやっていなかったので、映像で見るだけだったけど、今でもそういった練習はあるのだろうか?


次々にノックを放ち、それを取り巻くる。


ヘロヘロになって、それでもかけ声をあげながら、そしてついにグランドに倒れこんでしまうまで。。。


ボクは、テニスだったので、そういったものはない、と言うことはなくて「ふりまわし」っていうものがあった。


それも、今あるのかどうかは知らないけれど、根性論全盛だったあのころは当たり前のトレーニングだった。


ネット際に先輩が立ち、ボールを一度バウンドさせる。


エンドラインにいるボクは、その瞬間にダッシュしてボールを拾いに行く。


そしてラケットを伸ばして打ち返す。


でも、先輩は意地悪なほど微妙なところにボールを打つので、手が届かない。


ネット際にダッシュすれば、ロブをあげられてまた後ろへなんてこともある。


あるいは、先輩二人とボク一人でストロークをしながら、右へ左へ前へ後ろへと振り回されることもあった。


いったいどれくらいの時間やったのかは思いだせないけれども、本当に倒れてしまいそうなくらいにきつかったのを覚えている。


何であれ、おかげで体力もメンタルも鍛えられた。


子ども未来研究所は、子どもたちのためのアートセラピーを提供する。


「子どもたちにアートセラピーの場を提供したい」と言う夢を持った、クエストの卒業生たちが、教室を主宰していく。


自分の住む地元で、あるいは縁のある地域で。


かれこれ15年以上たって、30教室以上が独立し開校している。


その開校にあたって、セラピストになる卒業生に、ボクは「10本ノック」と称して、それはそれは厳しい厳しい(^^)トレーニングをしている。


スタート前に、いろいろな準備があるのだけれど、その中でボクは彼らが創るプログラムの内容を指導している。


10種類のプログラムを作ってもらって、それについてビシバシとフィードバックをしていく。


「これオモシロくない」


「幼児に、この言葉わかんない、むずかしすぎ」


「このワーク、オリジナリティがない」


などなど、結構辛辣なことを言ってしまう。


でも、そのプログラムのもとで、子どもたちがイキイキと自分らしく表現をするには、とても大事なこと。


ここは、手は抜けないのです。


セラピストたちは、ボクのフィードバックに(多くの場合)ガックリきてしまうのだけれど、必ずその中に、きらりと光る、そのセラピストならではのプログラムがある。


自分のことって、意外と自分ではわかっていない。


いいもの創ろうとすればするほど、本人らしさから遠ざかってしまうことがある。


いいもの、じゃなくて、自分が楽しくて面白いって思うことを、プログラムにしていけばいいのだけれど、最初はなかなかそういうわけにはいかない。


実は、この10本ノック、ボク自身がそのきらりを見つける楽しみがある。


セラピストたちは、こわごわやってくるのだけれど、ボクは内心ニマニマなのであります。


今夜も、クラスを主宰する、新しいセラピストがやってきます。


さて、どんなキラリが見つけられるのか、、、、オタノシミなのであります。






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