滝谷を登ってちょっと楽しくなったので、調子に乗って明星山へ。しかし世の中そんなに甘くないのだ(笑々)。
今回の舞台は明星山。初めて認識したのですが、国道148号を姫川温泉のあたりで左手に入っていくと、突如として日本らしからぬ大岩壁が現れます。びっくり~。圧巻です。
ここはちゃんとクライミング頑張ってないと楽しめないです。ジムだけでも、ゲレンデだけでもダメかなあ。総合力が試されます。その分、登れたらとてもうれしい壁だと思います。
今回は、Hガイドさんと、何度か海外でご一緒したRさんのおかげで無事登らせてもらうことができました。ワタクシは完全に余禄です。
◆2022年10月15日(土) 明星山P6南壁 左岩稜
トポは見たのだけれど、アブミのところを都合よく読み飛ばし、前々日になって「アブミ持ってる?」と言われて焦る。・・・持ってもないし、やったこともない!どうしよーとHガイド氏に相談すると、「ボルト近いからまあ何とかなるでしょ」・・・なるのか?怖いのでネットで予習するも、不安が募るだけ。。。
そして目の前に現れた大岩壁・・・マジでここ登るの?と思いました。
<どーん>

<すでに取り付いていたパーティを対岸から。実はここがアブミの箇所だった>

出発前にアブミを渡され、一通りレクチャーを受けます。しんがりだとしたからアドバイスもらえないので、そのピッチはRさんがラストになるように組んでもらいます。
まず駐車場から崖を河原まで降り、渡渉したらとりつきです。1ピッチ目の出だしでいきなり難しい箇所が出てきますが、ここは前のパーティの動きを目に焼き付けて無事クリア。
3ピッチ目がアブミを使うパート。実質ここが私の核心でした。出だしは左上に遡上ですが、よい手がないので早速アブミ。おっかなびっくりです。そのあと、ハングってる壁をアブミでまっすぐ登ります。どうせ人工だからいろいろつかんでいい、と言われましたが、ダメと言われてもつかむわ!膝を入れて乗り込めと言われ理解はできるも、やるとバランスが崩れて反対の足が壁から離れてしまいます。ヌンチャクとか使ってうまく休め、というのも、その体勢に持っていくまでに疲れるので途中で断念。もうパワーで解決です。散々体重をかけてぶら下がり休憩をしながらなんとか乗り越すも、中途半端に取り出していたヌンチャクが川に吸い込まれていきました(涙)。ようやっとガイド氏のもとにたどり着くもすでに腕は使い果たしへとへと。やっぱぶっつけ本番はダメですよー!!!と文句を言う。もうアブミないよね、と何度も念押し。
<3ピッチ目。かぶっていたところを抜けた。でも全く余裕なし>

その後も難しい箇所は出てきましたが何とかクリアし、松の木テラスまで出てしまうと、あとは意外と大丈夫でした。
終了点で休憩し、さて下山路を探すも踏み跡が不明瞭。結局、もう1ピッチ登ったところで下山路に合流できました。なぜ1段下が終了点なのかちょっと謎でした。

下山路も登山道ではないので、木や岩につかまりながらトラバースし(足滑らせたら下まで落ちると思う)、ようやくロープのあるまともな踏み跡に乗った時はとてもほっとしました。それでもくどいようですが登山道ではないので、神経すり減らしながら高度を落とします。もはやアブミでわめいていた自分が遠い・・・核心は下山かと思いたくなってしまいます。後続がいなければ懸垂で降りる、というのも理解できますね。ようやく川まで降りたときは安どの雄たけびでした。もうショートカットはせず、少し足を延ばして橋を渡って駐車場に戻ります。いやーなかなかのルートですわ!
登攀中は、もう翌日は一人で雨飾登って帰る!と思っていたのに、姫川温泉に入って夕食を食べたら何となく一人リタイアするのが寂しくなり、だってフリースピリッツってなんだかかっこいいし、今日行けたんだから何とかなるんじゃ・・・もうアブミないし、と思ってしまったのが運の尽き・・・(笑)。
2日目に続く。
今回の舞台は明星山。初めて認識したのですが、国道148号を姫川温泉のあたりで左手に入っていくと、突如として日本らしからぬ大岩壁が現れます。びっくり~。圧巻です。
ここはちゃんとクライミング頑張ってないと楽しめないです。ジムだけでも、ゲレンデだけでもダメかなあ。総合力が試されます。その分、登れたらとてもうれしい壁だと思います。
今回は、Hガイドさんと、何度か海外でご一緒したRさんのおかげで無事登らせてもらうことができました。ワタクシは完全に余禄です。
◆2022年10月15日(土) 明星山P6南壁 左岩稜
トポは見たのだけれど、アブミのところを都合よく読み飛ばし、前々日になって「アブミ持ってる?」と言われて焦る。・・・持ってもないし、やったこともない!どうしよーとHガイド氏に相談すると、「ボルト近いからまあ何とかなるでしょ」・・・なるのか?怖いのでネットで予習するも、不安が募るだけ。。。
そして目の前に現れた大岩壁・・・マジでここ登るの?と思いました。
<どーん>

<すでに取り付いていたパーティを対岸から。実はここがアブミの箇所だった>

出発前にアブミを渡され、一通りレクチャーを受けます。しんがりだとしたからアドバイスもらえないので、そのピッチはRさんがラストになるように組んでもらいます。
まず駐車場から崖を河原まで降り、渡渉したらとりつきです。1ピッチ目の出だしでいきなり難しい箇所が出てきますが、ここは前のパーティの動きを目に焼き付けて無事クリア。
3ピッチ目がアブミを使うパート。実質ここが私の核心でした。出だしは左上に遡上ですが、よい手がないので早速アブミ。おっかなびっくりです。そのあと、ハングってる壁をアブミでまっすぐ登ります。どうせ人工だからいろいろつかんでいい、と言われましたが、ダメと言われてもつかむわ!膝を入れて乗り込めと言われ理解はできるも、やるとバランスが崩れて反対の足が壁から離れてしまいます。ヌンチャクとか使ってうまく休め、というのも、その体勢に持っていくまでに疲れるので途中で断念。もうパワーで解決です。散々体重をかけてぶら下がり休憩をしながらなんとか乗り越すも、中途半端に取り出していたヌンチャクが川に吸い込まれていきました(涙)。ようやっとガイド氏のもとにたどり着くもすでに腕は使い果たしへとへと。やっぱぶっつけ本番はダメですよー!!!と文句を言う。もうアブミないよね、と何度も念押し。
<3ピッチ目。かぶっていたところを抜けた。でも全く余裕なし>

その後も難しい箇所は出てきましたが何とかクリアし、松の木テラスまで出てしまうと、あとは意外と大丈夫でした。
終了点で休憩し、さて下山路を探すも踏み跡が不明瞭。結局、もう1ピッチ登ったところで下山路に合流できました。なぜ1段下が終了点なのかちょっと謎でした。

下山路も登山道ではないので、木や岩につかまりながらトラバースし(足滑らせたら下まで落ちると思う)、ようやくロープのあるまともな踏み跡に乗った時はとてもほっとしました。それでもくどいようですが登山道ではないので、神経すり減らしながら高度を落とします。もはやアブミでわめいていた自分が遠い・・・核心は下山かと思いたくなってしまいます。後続がいなければ懸垂で降りる、というのも理解できますね。ようやく川まで降りたときは安どの雄たけびでした。もうショートカットはせず、少し足を延ばして橋を渡って駐車場に戻ります。いやーなかなかのルートですわ!
登攀中は、もう翌日は一人で雨飾登って帰る!と思っていたのに、姫川温泉に入って夕食を食べたら何となく一人リタイアするのが寂しくなり、だってフリースピリッツってなんだかかっこいいし、今日行けたんだから何とかなるんじゃ・・・もうアブミないし、と思ってしまったのが運の尽き・・・(笑)。
2日目に続く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます