髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

目糞鼻糞を笑う

2021年08月22日 | 徒然草
今日、お客様との会話の中で

「目糞鼻糞を笑う」

という言葉が出てきました。

どういった経緯で、この言葉が出たのかは忘れてしまったのですが、何故かこの言葉は覚えてしまってます。

釣り場で、本命の魚が釣れなかった時、

A:「今日はどうでした?」

B:「いやぁ、外道が一匹…それも、(親指と人差し指を開いて)こんなもんですよ…」

A:「あぁ…自分も同じ感じですね…」

なんて会話をする。

釣り人Aは、釣り人Bの言葉に

A:(フフフ…俺が釣った魚の方がでかい…)

などと、「外道」でありながら、密かに満足したりする。

一方、釣り人Bは

B:(本当はもっと大きいけど、外道だから小さく言ったんだよ…ってことは、俺の方がでかいじゃん!)

とこれまた、腹の底で満足したりする。

このやりとりを見ていた、本命を釣り上げた釣り人Cは、

C:(目糞鼻糞を笑うだな…)

と、一人でにやけたりする。


ことわざとは全く関係ないのだが、僕らが若かりし頃、いやいやガキンチョと言われる頃、妙に情けないやつの事を「ハナクソ野郎」なんて言ったりした。
(今じゃ、こんな事を相手に面と向かって言ったら、裁判沙汰になるかも知れない)

もっと昔、ジャリンコ世代では、本当に鼻から何かが出ているだけで、「ハナクソ野郎だ!」などと言われたりした。

ちなみに、「メクソ野郎」とは聞いたことが無い。

どっちが立場が上なんだろう?

「ハナクソ野郎」が最低野郎の表現なら、メクソが上なのかも知れない…

「メクソ野郎」と言われたら、立ち直れないからハナクソなら、ハナクソが上だろう…

と、「メクソ」と「ハナクソ」の話で、頭を回転させることが出来た自分に

「まだまだ若いぞ!」

と、何の因果関係もないのだが、妙に納得してしまった。

実はお店で、これを頭の中で考えている時は、もっともっと話が広がったのだが、その部分は忘れてしまっている…

ここで気が付いた…

「物忘れ、激しくなってるじゃん…」

やっぱ、57歳は57歳だと実感した…(苦笑)