母と私と弟と。

明日

母
を


三時間かけて


遠い街の

お墓参りに



連れて行く。




足腰
に
自信のない
母
は



もう
とうてい


行く事
が
ない。


そう
諦めて
いるのでは？


電車
バス
を
使わず


気のおけない
子どもとなら


疲れたら
休み

しんどくて


行けないなら

途中
で
引き返しても


良い。




そうやって
ゆっくり
無理せず


母
と
私。


二人旅。


そこへ

弟
が
一緒に

ついていきたい。



そうして
母
と
私
と
弟


のんびり
お墓参り。


父
を
納骨した


お寺まで。



父
が

心の底から
信じ
信仰した。



その心に
触れたい。


それは
私。


母
を
連れて行く
と
ともに

父への
私の思い。


三時間かけて
行き
三時間かけて
帰る。


ほとんど
車中だ。


疲れない
と
いいんだけど。

母。

眠りにつく前に

たった今
の
事


夫
と
和やかに

テレビ
を
視聴中


何かにつけ

ネガティヴ
に

親
の
不満
を
言う
夫。



いつもの事だ。


今日
は
ちょっと

苦言
を
呈した


ように
なってしまった。



いつものように


受け流さなかった。



私
と
しては


冗談
の
つもり。


なのに


マジ
で
返して来た

夫。


もう！
なにを
真面目
に
かえすかなあ〜

これも
冗談
っぽく。


いや！

この事
だけは


いつまでも

言い続ける。


そんなめにあってみろ！
お前
だって、、

そんな辛いめに
あってないから

分からん！

、、、、

心の中
で


叫んだ！



そんな辛いめにあってない？
どの口
が
そんな事言える！


あんた
が
私
に
した事


忘れたんですか⁈


言い返したかった。



けど、


不毛
な
争い
戦い



行き場
を
無くした
夫
は

ただ
黙るだろう。


飲み込んだ言葉。



あんた
の
せいで


泣き続けた！



私が
どんなめに
あったと思ってるの、、、


そう思った瞬間


嫌だ！


「つらいめにあった」

そんな私

いらん！


被害者
で
かわいそう
な

私。


そんな私
は

どこにもいない。


被害者意識
は


自分
を
貶め
心
を
苛み


卑しくも
惨め
な

自分




私は嫌‼️


ただ
黙って


深呼吸する。


夫
は



黙った
私
に


テレビ
の
話題
を

振ってくる。


生返事する。


夫
は
気にかけているようだ。


にこやかに
何も
なかったように

会話
できるほど


できた女
じゃない！


少し
そっけない
応対
しながら

ゆっくり

普通
な
感じ
に

シフトチェンジ
して



「おやすみ」

と言って来た。




被害者意識
は


持たない。



我が人生
私のもの


誰にも
影響されない。


ましてや

貶められたり

辛いめに
合わされたと


傷つくことはない！