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さらりさらりと…

五十路に入り来し方に懐かしさを求める最近ですが、気持ちは三十代(^^;。まだまだ人生これからです(^-^)!

ワンクリック詐欺!

2005年11月24日 13時48分59秒 | 怖い話

火曜日の仕事帰りに、息子からメールが届いた。

「11月19日の5時頃にリビングのPCで○○のファンサイトを見てた。
 そこの掲示板に書いてあるアダルトサイトについついアクセスしてしまった。
 その瞬間『会員登録されました3日以内に29800円振り込んで下さい』
 みたいなことがずらりと書いてあった。
 この3日間友達十数人と相談したが無視し続けることにした。
 そして今日。リビングのパソコンを開いたら『警告』の画面がでてきて
 『金払ってねえぞ!』みたいなことが書いてあった。
 ウィンドウを閉じても何度も出てくる。再起動しても同じ…どうしよう(T_T)。」

こりゃ大変!急いで戻ってみると、確かに『警告』が表示されている。
ブラウザの設定を見ても、常駐プログラムをチェックしてもまったく異常なし。
もちろん、料金の請求なんかは放っておけばいいんだけれど、
消しても消しても3分おきに表示される『警告』は、何とも邪魔。
しかも全裸の巨乳嬢が背景…。

状況から考えて、レジストリを書き換えられた可能性が高いので、
リカバリーを覚悟の上で、データのバックアップをとることにした。
リビングのPCは、教会の先輩から譲り受けた、Windows98SEマシン。
それなりに古いから、先輩も僕も設定をかなりいじくっている。
リカバリーするとなると、復旧は遠大な作業に…気が遠くなりそうだった。

昨日になって、自分の部屋にPCを運び込み、さて、CD-Rにバックアップ…
と思いきや、CD-Rを認識しない。あら、CD-ROMだったの、このドライブ。
困ったわね~どうしようかしら…。(何の脈絡もなく、オカマモードに突入)

そうだ!私の部屋の外付けDVDドライブを使ってみましょ!
USBケーブルでいそいそとつないで…スイッチオン!…反応なし。
あらいやだ、このDVDドライブ、98SEに対応してないじゃない!もう!

ん~…、…そうだわ!私のPCとLAN接続すればいいじゃないの!
リビングの方のネットワーク設定を変えて…っと。
ええっ!98SEのディスクを入れろ~?ないわよ、そんなもの~。
プリインストール版なんだから!つながらないじゃない!

困ったわね~、外付けのHDDでも買わなくちゃ…かしら?
そうだわ!お兄ちゃんのMP3プレーヤーのメモリでバックアップ。
それしかないわ!…でも、もう1時。明日にしましょ。

そして、本日。お兄ちゃんを説得してプレーヤーを借りたんだけど、
お思いっきり嫌な顔をされちゃった。…って、誰のせいよッ!
早速、8時半から作業を開始。必要なファイルをバックアップ終了。

…でも…やっぱりリカバリーはいや。何とか他の方法はないのかしら。
そこで、もう一度ネットで「ワンクリック詐欺」の記事を探していたら、
あ~ッ、あったわ!11月19日に発覚したウィルス。
駆除の仕方もちゃんと書いてある~!

セーフモードのレジスタ編集で、自動的に読み込まれるソフトを削除。
そのあと、通常モードで、それらを監視するソフトを削除。
『警告』は完全に出てこなくなった!天晴、天晴~

ついでに、PC全体をウィルスチェック。1つのウィルスを発見&駆除。
セキュリティーソフトも新しいのを買ってきてインストール。
これで一安心だわね!あら、もうお昼過ぎちゃったじゃない!

というわけで、随分無駄な時間を消費してしまった。
しかし、ひどいことをする人がいるよな。
もちろんお金を振り込んでも『警告』表示は消えないのだそうだ。

同じような手口で悩んでいる人がいるかも知れないと思うと、
黙っていられなくて、アップすることに。
もし、お困りの方は、コメント欄に書き込みしておいてくださいな。

さ、仕事行こっ…でもな~、なんか、もう疲れちゃったよ


コケシ奇譚

2005年07月17日 23時06分21秒 | 怖い話
ワラシ事件で息子が見たというオバQのような物体の話は、僕に一つの記憶を蘇らせた。

それは、僕が小学二年生のときである。
確か…夏休みだったと思うが、子どもの頃の記憶はなぜか背景が夏になっている。
そんな感じがするのは僕だけだろうか…だから、全くあてにはならない(^^;。

その日、僕は部屋で自分の机の中を片付けていた。
僕の机は窓を背にして置かれていたので、椅子に座ると外がよく見えた。

僕は生来、片付けが苦手な人間なので、
きれい好きの両親からはいつも注意されていたのだが、
どちらかの遺伝子のなせる業なので、少しは責任をとって欲しいと今は思う(^^;。

もっとも両親はA型、一人息子の僕はO型という違いはあったが。

引き出しの中身を片付けたあと、最後に開き扉の中身を全部出して、
要るものと要らないものに分け、要るものだけを中に戻そうとしたときである。

夕焼けで逆光になった机の中で、何かが光っているのに気がついた。

それは徐々に大きくなり、やがて15cmほどのコケシのような形に落ち着いた。

僕はびっくりもせず、怖いと感じるでもなく、ただ「何だろう」と見つめていた。

しばらく観察していたが、特に変化はない。
ただそのコケシ状の物体が放つ柔らかい光は、どことなくやさしく、
僕を包みこんでくれるような温かさをもっていた。

いよいよ好奇心が我慢の限界に達して、手をその物体に伸ばしていくと、
そのコケシ状物体は、スウッと消えてなくなってしまったのである。

「あれ~?」一生懸命に机の中を探してみたが、奥の板まで遮るものは無し。
何かとても残念な気がしたのを覚えている。

あのコケシと、息子が見たオバQは、全く別のものかもしれないけれど、
その後10年ほど経った高校の修学旅行で、同じような物に巡り合うのである。

その話は、またいずれ…。

初めての言葉

2004年12月08日 23時56分23秒 | 怖い話
 僕は毎週水曜日に、幼稚園の年長児に算数と国語を教えているのだが、教え始めてもうかれこれ8ヶ月になる。僕の26年の塾講師人生の中で、最も幼い教え子だ。算数と国語の漢字については小2レベルが終了。小学校に上がる前に小3レベルが終わってしまいそうな勢いだけど、そんなに急いでどこへ行くのだろうか…といつも考えてしまう。親は、御三家のM中に進ませたいとの希望。でも、今は一日中泥んこになって遊ぶことが、一番の勉強だと思うんだけどね。ま、お金のためだから止む無くやっているけれど、1時間半の授業中じ~っと座って僕と一対一で我慢している6歳のRちゃんはすごいと思う…僕なら1週間でやめてるな(^^;。
 Rちゃんは、まだ日本語もしどろもどろだから、国語の勉強はなかなか捗らないんだけど、ふと人間が生まれてから初めて口にする言葉はなんだろうって思った。普通は「マンマ」とか「ブー」とかいう、いわゆる喃語だけれど、僕が意味のある単語を初めて発音したのは何だっただろうか?息子は1歳くらいのときに、旅先の旅館の部屋で、おじいちゃんに蛍光灯を指しながら教わった「でんきっ」。正確には「ディンキッ」って感じだった(^^;。
 そうそう。それから加速的に新しい言葉を覚えていったんだけど、ある日妙なことがあったんだ。僕も奥さんも教えていないはずの言葉を、突然発し始めたんだ。そのときのことを思い出すと、今でも鳥肌が立つよ。
 あなたならどう思う?自分の2歳の子供が、ある日突然ニコニコしながら近づいてきて、「パパ…ワラシっていうんだって」って話しかけてきたら。この話は、長くなるのでまたにしよう。「ワラシ事件」…それは今から15年ほど前の出来事だった。

続・不思議なこと

2004年12月03日 23時09分33秒 | 怖い話
 さて、今朝の続きをば~。
 車のドアを閉めて、直ちにエンジンスタート。もちろんミラーを見て後部座席を確認。そこには恨めしそうな顔をした女が…な~んてのは嫌だからね(^^;。でも、外は相変わらずのつむじ風。葉っぱや塵が舞い上がっている。アクセルを踏んで、なるべく静かに発進。あ~ビックリした(^^ゞ。やっぱり延滞なんかするものじゃないな。もしかすると罪悪感から自分の見た幻想かも…な~んて冷静な分析を始めた頃には、車は畑道を家に向かっていた。そこでふとミラーを見ると、さっきから僕の100mほど後方にライトが追走してくる。僕の車とほぼ同じスピードで走っているらしくて、なかなか追いついてこない。ライトは一つ…バイクだな。
 すると前方の信号が赤に!何だかすごく嫌な気がした。追いつかれるぞ…。信号で停止したのは当たり前。すると当然のごとく、バイクはどんどん接近してくる。ところが、このバイク(らしきもの)は全く減速する様子がない。こっちを抜きざまに信号無視か?!待てよ、ホントにバイクなのか?だんだんと車内に充満する明るい光。抜かれたっ!と思った瞬間だった。そのライトはバイクらしい音も残さず、忽然と消え去ってしまったんだ。窓を開けてみると、辺りは虫の声がするだけ。信号は赤から青へ。呆然として、車を発進させて家に戻った僕は、もう二度と延滞はしないぞ!と誓うのであった(^^;。ま、万一したとしても、深夜に返しに行くのはやめとこっと。
 僕の不思議体験というのは、実はこういうことの繰り返しで、あまりバリエーションがない。でも、こういう経験は若い頃にするもので、大人になってもできる人は限られているみたいなので、少しずつまとめてアップしようと考えてるよ。
 さて、明日は土曜日。ってことは、朝一番からお仕事だ~

不思議なこと

2004年12月03日 10時02分13秒 | 怖い話
 このところ、あっという間に週末になってしまう。このブログを作ってからちょうど1週間。日記なら三日坊主の僕だから、よく続くものだとちょいと不思議な気分になる(^^;。不思議なことといえばいろいろな経験がある僕だけど、昨日の白日夢がきっかけで、ちょっと怖かったことを思い出したので、書いてみよう。
 それは、今年の夏の終わり。隣り町の図書館で借りた大量の本を延滞していて(^^;、とうとう督促状が来てしまった。延滞期間は約2ヶ月…いくらなんでも借りすぎた。この図書館、出勤する道とは反対方向にあるために、ついつい行きそびれてしまっていたんだ。これだけ延滞すると、さすがに窓口では返しづらい(^^;。しかも窓口には元教え子が職員でいたりして、これまた照れくさい。そこで夜陰に乗じて、深夜12時頃に車を走らせて、返却ポストに返しに行ったのだ。
 この図書館、数年前に造られた新しいものなんだけど、周りは林と畑しかない寂しいところ。通る人も全くなく、車もほとんど通らない。路肩に車を停めて、返却ポストまで約50m。一家分の重い袋を引きずるように持っていって、少しずつポストの中に入れていく。ポストには本を傷つけないように、ローラーのついた滑り台のようなものがついていて、どうしても「ガラガラガラガラ、ドーン」っていう感じの音がしてしまう。これが広い図書館の中に否応なしに響き渡って、なんとも嫌な感じ。図書館はカーテンとかをしていないので、中の薄明かりで奥のほうまで見えている。でも、もちろん誰もいるはずがない。ところが、そのときふと図書館の中から僕を見つめる視線を感じたんだ。
 「いやだな~、誰かいるみたいだ。入り口の方は見ないようにしよう」って思ったときだった。その入り口が開くかのような「ギーッ」っていう音が聞こえたんだ。「やばいっ!」感覚的に身の危険を感じた僕は、急いで残りの本をポストに押し込むと、翻って車の方に歩き始めた。何故って?だって図書館の入り口は、横滑りの自動ドアなんだもの。「ギーッ」ってことはないだろ?ところがこういうときって、なかなか走れないんだよね。足がもつれるっていうか、走るとかえって刺激してしまうような…。車まではまた50m、随分遠くに感じたよ。もう袋は軽くなっているのに、なかなか辿り着けそうにない。
 ヒュ~ッ、気がつくといつの間にか僕の周りには風が舞っている。すると風の音に混じって、ヒタヒタ…という足音が!確かに僕の周りを誰かが歩いている。しかも一人じゃない!三人はいる!「やばいっ、これはマジでやばい」まるで競歩でもしているかのようにお尻をふりふり車の中に滑り込んだ…。
 さて、この続きは、また夜にでもしよう。そろそろ仕事しなくっちゃ(^^;!

白日夢

2004年12月02日 23時52分48秒 | 怖い話
さっき、家庭教師先で白日夢(夜だけど使っていいんだよね?)を見てしまった。今日は市内でも有数の古い家の仕事(何と蔵があるんだよ!)。教える場所は離れの2階なんだけど、ファンヒータがあまりにも臭くて(^^;ちょっと酸欠気味に。そしたら、教えている最中に下で物音がするんだよ。1階はおじいさんの仕事場なんだけど、とっくにお休みになっている時間。変だな~って呆然と思っていたら、狭い階段を誰かが上ってくる気配…後ろを振り返ると、和服を着たおばさまが「ちょっと伺いますが…」。ぎょっとしたけど、僕の体は前を向いたままだと気がついて、ハッ…と我に返った。ほとんど幽体離脱だったよ(^^;。
妙にリアルな光景だったんだけど、いったい何だったんだろうな。そのとき高2の生徒は、やはり呆然と数式を見つめていたけれど、急にハッと我に返ったように「先生!」…って、お前も寝てたんかいッ!何となく変な気分の夜だったよ。