![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fc/f1cdb0e4ee84134be236630e3801f367.jpg)
「ゼロ・グラビティ」はこれまでほとんどメイキング映像は出ていませんでしたが、それは日本公開がまだだったというのもあったのかもしれません。これから賞レースが佳境に入るので、いろいろ出てくるかも…ということで、そういうメイキングを含め、いろんな情報をここに入れていきます。
2014年8月16日 - VES賞映像
なぜか今頃、授賞式の映像が公開になりました。キュアロン監督のヴィジョナリー賞受賞でのサンディーのプレゼンテーション~監督スピーチまでです。
*訂正: 下記の冒頭部分は、「習慣」ではなくて「ホビット」でした。なので、この賞の1部門で、「ホビット」の竜に負けたことを言ってたんですね。
サンディーの短いプレゼンテーションの冒頭で、喝采で迎えられた後、「私はそれに反応する習慣はもうなくしたから。全然怒ってない」というようなことを言ってますが、意味不明・・・。内輪ネタでしょうか。その後は、この賞の意図をマジメに語り、最後は、(前にも書きましたが)「私のノーメイクの顔をホラーにしないでくれたことに永遠に感謝します」とジョークで締めくくっています。
2014年3月1日 - Yahoo! 監督インタビュー
監督はこのインタビューで、「この映画がうまくいったとすれば、それはサンドラの演技のおかげ」といつものようにサンディーを称え、技術はすべて彼女の演技を支えるものだと言っています。アームから自分を切り離せないでいるシーンで、監督が「ここで大声で悲鳴を」指示された彼女が、「そうすれば、感情面から離れてしまう」と拒絶したことを話しています。これはインパクトを強調するのではなく、ストーン博士の心情変化の旅を追うものだと言う監督は、絶望的な状況では人は叫ぶより息を止める、と語り、観客もストーン博士とともに過呼吸気味になり、やがて息を止めるのだと語っています。そして、主人公が女性であることに対して、監督は、「主人公を男にしろと言われたこともあるが、男優だからどうの、というのが私には理解できない。今年の映画をみても、女性が主人公のすばらしい映画がたくさんある。女優だからというのが議論になること自体がおかしい」と言っています。
2014年2月27日 - メイキング映像(ジョージ&サンディー)
ブルーレイ/DVD発売前から、面白いことに、いくつかの媒体独占のような形で小出しにメイキングが出ていますが、こちらは主にジョージがサンディーを笑わせようとふざけているメイキング(?)映像です。
最初のは体勢から、きっとあの動きになるな、と予測できるもの(笑)
2014年2月27日 - サターン賞ノミネート
ジャンル映画対象のサターン賞ノミネートが発表になりました。
http://www.saturnawards.org/nominations.html
サターン賞は、SFファンタジー&ホラー映画アカデミー主催で、ジャンル映画対象のはずなのに、「?」という作品もノミネートされてますね・・・。「ウォルト・ディズニーの約束」でエマ・トンプソンがノミネートされていたり。とにかく作品賞の部門が多いので、ノミネート作品数の多いこと。
「ゼロ・グラビティ」のノミネートは、
SF映画賞/主演女優賞/助演男優賞/監督賞/脚本賞/編集賞/美術賞/視覚効果賞
この賞には、撮影賞や音響賞はないようです。音楽賞はありますが、意外にもノミネートされていません。
発表は6月です。6月発表をこんな前にノミネートというのも不思議な気が。
2014年2月25日 - メイキング映像2点
2月25日は米ブルーレイ/DVD発売日ということで、宣伝を兼ねてメイキングがどんどん公開されていますが、こんなに公開してしまうということは、この倍ぐらいは入ってるということですよね? でないと、ブルーレイの発売に響くと思うし・・・。
こちらは、衣装デザイナーが宇宙服について説明:
そしてこちらは、30分ぐらいある長いメイキングです。これまでに公開されている部分もありますが、未公開映像もあり。
2014年2月24日 - メイキング映像
ブルーレイに入っているメイキング映像。今回は水中シーンです。
2014年2月21日 - 限定公開メイキング
VFXを担当したFramestore のメイキング映像。100回再生のみの限定公開だそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=rCm3FYp4hdI&feature=youtu.be
2014年2月21日 - メイキング2点
サンディー中心メイキング
1週間前に出てるのになぜ見落としたかなあ・・・というメイキングです。ワイヤでつるされたまま苦笑してるところが可笑しい。
http://www.etonline.com/movies/143500_Sandra_Bullock_Talks_Challenges_of_Making_Gravity/index.html
スティーブン・プライスの音楽についてのメイキング
http://www.etonline.com/movies/143531_The_Making_of_Gravity_s_Heavenly_Music/index.html
2014年2月19日 - 米CBS "This Morning" インタビュー
*追加: こちらにかなりの部分が文章で出ています。
2月18日朝に放送されたインタビューです。監督と一緒。メイキング映像で未公開部分ありです。
2人とも先週の"Nightly News"と同じ格好なので、事前収録じゃないかと思うのですが、スタジオの様子は生放送みたいな雰囲気。うーん・・・分からない。でも、生放送にしては、BAFTAの話をまったくしなかったのは変ですし、サンディーが別の日に同じ衣装でTV出演というのはこれまでなかったと思います。
楽しいインタビューですが、ところどころ早すぎて聞き取れず・・・。聴き取れた部分はあとで要約してみます(つもり・・・)
2014年2月15日 - 米NBC "Nightly News"インタビュー
米時間14日の夕方のニュース番組の中で、インタビューが放送されたようです。
こちらがその一部(なのか、サンディーの部分はこれが全部なのか分かりません。キュアロンがあれだけしか出てないとは考えられないので、キュアロン部分は別にあるのかも) はじめてみるメイキングシーンもあります。
Q&Aとしては、目新しいものはあまりない(ヴェネチア映画祭上映から5か月半ですからね・・・)ですかね。最近はキュアロン監督の英語が分からなかったというのがお約束のジョークになっているみたいです。最後に、2010年のオスカー後に、短期間のちょっとよくない時期があり、またこうして最高の状況にもってきたことについて、それがどれくらい「ゼロ・グラビティ」のおかげなのかを聞かれ、「キャリアとしては、すべてこの映画のおかげで、人生としては、すべて息子のおかげ」と答えています。
2014年2月14日 - 視覚効果組合賞の写真、下記の授賞式の部分に追加します。
2014年2月14日 - LAタイムズの記事2点
まず、DGA賞授賞式前に行われたという、サンディーとキュアロン監督のインタビュー。話の内容は、これまでに報じられていること以外に新しい部分はない気がします。インタビュー前に、キュアロンが授賞式用に正装することにぶつぶつ言っていたら、サンディーは、「私たち女に比べたら、そんなの何でもないわよ。こっちは、ヘアメイクときれいにするのに3時間かかるんだから。そして今日は全部あなたのためだけにするのよ!」と言い、その最後の部分がとても愛情たっぷりに語られた、と書かれています。
もうひとつは、主演部門にノミネートされた俳優の作品のプロデューサーによる、それぞれの重要なシーンについて。デイビッド・ヘイマンが選んだのは、冒頭のシャトルから切れ離されてしまったシーンです。
そして、そのシーンはこちらに。
http://graphics.latimes.com/vignette-oscars-2014-memorable-scenes-lead-actors/
2014年2月13日 - 視覚効果組合(VES)賞受賞!
*2月14日/写真追加
早朝までは、VESのHPにサンディーと監督の写真が数点出ていたのですが、サンディーのはなぜか1点をのぞいて削除されています。gettysにも、監督の写真しか出ていませんし、何か問題ありなのかなあ。
こちらのサイトには、スピーチ中のサンディーの写真が4点ほど載っています。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10151867201247385.1073741940.94780637384&type=3
こちらは、People.comに出た写真。キュアロン監督はほんとにいいおやじみたいですね。
http://www.people.com/people/gallery/0,,20786475_30102381,00.html
で、削除される前に保存していた写真を少しだけ、こっそり小さく載せておきます。クリックしてください。監督の頭の上でいたずら(笑)
*追加: 写真はこちらに何点か出ています。 http://www.flickr.com/photos/neonmarg/sets/72157640926461273/page2/
7部門で8つのノミネートに加え、キュアロン監督がビジョナリー賞受賞に決まっていた視覚効果組合賞の授賞式が行われました。結果として、6つ受賞、キュアロン監督へのプレゼンターとしてサンディーが登場。今、授賞式が終わったばかりなので、もう少しすれば、映像も出てくるかもしれません。私はプレゼンターをやるんじゃないかなあと想像していたのですが、出番までは引っ込んでいたようで、一応、サプライズ登場の演出だったようです。
受賞リストはこちら:
http://www.fxguide.com/quicktakes/12th-annual-ves-awards-the-winners/
2つ受賞を逃したとはいえ、そのうち1つは、「ゼロ・グラビティ」のインテリアがエクステリアに負けたのと、ライアン・ストーン博士のアニメーション部分が、「ホビット2」のスマウグに負けたというものです。
写真はまだツイッターに投稿されたものしかないため、ボケてますが。サンディーとキュアロンのスピーチの一部はこちら:
http://variety.com/2014/film/news/visual-effects-society-awards-live-coverage-1201100988/
サンディー「(ライトボックスの技術は)これから標準的になるでしょうけど、『ゼロ・グラビティ』はずっと初めて開発した作品として残ります。私のノーメイクの顔が、9メートルの高さから3Dで観客に飛び出していくのがホラー映画のようにならなかったことに永遠に感謝します」
2014年2月9日 - アート・ディレクター組合(ADG)賞受賞!
昨日は残念でしたが、今日はADG賞を受賞。映画は、コンテンポラリー、ピリオド(時代)、ファンタジーという3つの部門に分かれますが、「ゼロ・グラビティ」のアンディ・ニコルソンはファンタジー映画部門で受賞しました。
http://www.thewrap.com/art-directors-guild-awards-her-gravity-great-gatsby
コンテンポラリー映画は「HER」、ピリオド映画は「華麗なるギャツビー」が受賞。すべてWB映画ですね。「HER」は日本の配給は別ですが。
2014年2月8日 - 編集者組合賞は落選
通称エディー賞は、「キャプテン・フィリップス」(ドラマ)と「アメリカン・ハッスル」(コメディー)が獲りました。すごく残念です。そもそも、特別賞に「キャプテン~」の監督を選んでいた組合なので、不利かなあとは思っていましたが。編集賞は作品賞のバロメーターとしてもとても大事なので、BAFTAとオスカーではぜひ、受賞してほしいです。というか、私はとにかく「アメリカン~」に作品賞も監督賞も獲られたくないっ!(笑)
2014年2月7日 - "Jay Leno" 映像
*ブロックされてしまいましたね。でも、95%はJay Lenoのウェブサイトで見られます。
削除されるかもしれませんが、カナダの友人にアップロードしてもらいました。短い映像とほとんど同じですが、登場部分と、合間の会話が含まれます。
ウォーターマーク付きですが、写真はこちらにいろいろ。
こちらには、インタビュー内にあったヘアスタイル変化の写真が載ってます。
2014年2月6日 - "Jay Leno" 出演
*追加: 長めの映像が番組HPに出ています。昔なつかしい、mooning の映像も!
http://www.nbc.com/the-tonight-show/video/sandra-bullock-part-1/n45914#i141411,p1
http://www.nbc.com/the-tonight-show/video/sandra-bullock-part-2/n45915#i141411,p4
今週木曜日を最後に"Tonight Show" をジミー・ファロンに譲るジェイ・レノ。サンディーは、新作公開のたびにほぼ毎回、出演してきました。今回はオスカー・キャンペーンという意味もあったかもしれませんが、それよりもむしろ、これまでのお礼のような形での出演だったと思います。
全編の映像はまだ出ていませんが、短い映像2点がHollywood Reporters に出ています。
http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/video-sandra-bullocks-tearful-tribute-677651
最初の映像では、ジェイから、「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」を見たときに、この女優は絶対に大スターになると確信した、と言われたサンディーが、涙をこらえながら、「あなたはいつもほんとに親切だった。この業界ではみんな意地悪になるのが好きだから、それってほんとに意味があることなの。一度たりとも、私から何も引き出せないような扱いをしたことがなかった。出来の悪い映画のとき、あなたはそれを知っていても、決して私にそれを見せることはなかった。人生で私がとんでもない選択をしたときでも、それについて質問したりしなかったし、この番組は、どのスタッフも首尾一貫していつも私を歓迎してくれて、自信がないときでさえ特別だと思わせてくれた。この番組に出演できてほんとによかった」と語り、ジェイは、「それはあなたが特別だから」と言っています。
次の映像は、これまでの出演でのヘアスタイル変化。
全編の映像が見つかったら、また投稿します。
2014年2月6日 - "Charlie Rose" インタビュー
米時間2月4日に放送されたインタビュー番組「Charlie Rose」にキュアロン監督と一緒に出席しました。長いので時間がある時にどうぞ。要約はできればあとで。
http://www.charlierose.com/watch/60337669
2014年2月3日 - ロンドン映画批評家協会賞監督賞受賞
賞関係を投稿していた記事が文字数オーバーになってしまったので、こちらに入れていきます。
さて、またしても、作品賞と監督賞が割れました。キュアロンが監督賞、「それでも夜は明ける」が作品賞です。「ゼロ・グラビティ」は、技術功績賞をVFXが獲っています。サンディーはノミネートはされていましたが、女優賞はやはりケイト・ブランシェットへ。
http://www.awardsdaily.com/blog/london-film-critics-awards/
2014年1月31日 - キュアロン監督のコメント
Indiewire.comが監督数人に俳優についてインタビューしています。
Q: キャストはこの映画にとってどんなふうに大事か?
キュアロン: テクノロジーやVFXに注目が集まりがちだが、この映画の真の奇跡はサンドラ・ブロックの演技だ。それぐらい、彼女の演技はすばらしかった。人々はこの映画に対して、「カッコいいアクション!」みたいな反応を示すが、実はほんとうにすばらしい心の“旅”であり、それはサンドラの演技から生まれている。
2014年1月11日 - Q&A関連記事
映画情報サイトHitFixが、9日のQ&Aを取材しています。
http://www.hitfix.com/in-contention/sandra-bullock-praised-for-bringing-the-truth-to-gravity
オスカーノミネートの投票はすでに締め切られていますが、各組合賞の最終投票の締切はまだなので、そのために各主要組合のメンバー向けに開かれたスクリーニング+Q&Aで、TLCチャイニーズ・シアターのIMAXでの上映には、900名ほど集まったそうです。いつもの3人に加えて、編集のマーク・サンガー、美術監督のアンディ・ニコルソン、リレコーディング・サウンド・ミキサーのスキップ・リーブセイが参加。モデレーターのジョン・ファブロウは、こういう場での仕切りがとてもうまいそうで、全員にちゃんと発言の機会を与えたそうです。
上映後の登壇のとき、サンディーが紹介されるとスタンディング・オベーションで迎えられたそうで、ライターはそれが非常に印象的だったと書いています。そして、キュアロンとヘイマンは、サンディーがいかにこの映画に心を吹き込んだかを絶賛。演じるにあたって、事前にプログラミングされたものとピッタリ合わせるための努力を称えたとのこと。ほんの数秒の自由も許されない身体的な動きの部分をまったく感じさせない演技については、これまでも監督たちが何度も褒めていますね。ライターは、各賞の主演女優賞はおそらくケイト・ブランシェットが獲るだろうが、ある意味ではサンドラ・ブロックが達成したことのほうが大きいかもしれない。サンドラが逆転受賞する見込みは少ないだろうが、スクリーン上で見えない努力を強調することで、何等かの違いは出るかも、と書いています。
アメリカでは、1月17日(オスカーノミネート発表の翌日)から再び館数を増やして上映されるそうで、映画館で見逃した人、もう一度見たいと思っていた人たちがまた見てくれるといいですね。
2014年1月11日 - Q&A映像
1)2013年10月(たぶん)2日 - ジョージ&サンドラQ&A
なぜ今まで気づかなかったのか、アップロード日が昨年10月2日になっています。ご覧のとおり、ほとんど二人の姿は見えず、音声もあまりよくありませんが、サンディーのジャケットから考えて、10月2日にNYでおこなったアカデミー用の試写と同じ日におこなわれたQ&Aだと思われます。アカデミー用のは、監督たちと一緒でしたが、これはジョージと2人。NYのSAG用だったのかもしれませんね。30分もあります。
2)2014年1月9日 - 各組合用のスクリーニングQ&A
「アイアンマン」のジョン・ファブロウ監督がモデレーターを務めたQ&Aが、超満員のTLCチャイニーズ・シアターで9日夜におこなわれたそうです。サンディー、監督、ヘイマン氏のほかに、共同編集のマーク・サンガーさんなどが出席した模様。写真は試写の参加者がツイッターに投稿したものなので、ほとんど見えないに等しいです。短い映像は、サンディーがあの胎児の恰好をするシーンについて説明しています。メイキングにあるように、自転車のサドルの下にポールがあり、そこに右脚だけ固定されて・・・と。
こちらは、LA在住の日本人俳優、北村昭博さんがツイッターに投稿した写真。
https://twitter.com/akihirokitamura
2013年12月30日 - ファンによる2013年総括
英文フォーラムのメンバーで、ポーランド人のファンが自分のブログでサンディーの2013年を写真でつづっています。こうしてみると、通年、公の場でサンディーを見られてほんとうにいい年でした。来年のオスカー後からまた寂しくなりますね。
http://sandra-bullock2.blog.onet.pl/2013/12/29/podsumowanie-2013-roku/
2013年12月28日 - Deadline "Oscar Q&A"シリーズ
キュアロン監督のQ&A:
http://www.deadline.com/2013/12/oscars-alfonso-cuaron-gravity-interview/
(要約)
- SFやコミックブックみたいではなく、ドキュメンタリーのように見せたかったが、脚本執筆中は、技術的なことは考えず、創作に没頭した。
- 息子とのコラボは、対等に2人の脚本家という感じで、ホナスはつねに主題をアクションを通して描くこと、宇宙のメタファーに集中。
- 5年かかったのは思うように作るためのテクノロジーがなかったので、自分たちで開発しなければならなかったから。最初はもっと実際のセットを使うつもりだった。
- キャスティングは技術的な面の開発が終わってから。何人もの俳優と会い、一番真剣に話した1人がロバート・ダウニー・ジュニアだが、彼の持ち味は自由に演じることなので、この映画のような、きっちり決まったところでセリフを言い、手を動かすような演技には向いてなかった。キャスティングに関しては私は本当に幸運に恵まれた。ジョージには役のほうを彼に合わせた。サンドラとは、オースティンでキャラクターについて午後じゅう話をしたが、当時、彼女は休業していたので、会ったあとでプロデューサーに電話したときは、「彼女はすばらしい。でも仕事はしたくないんだと思う」と言ったんだ。彼女は自分なりにキャラクターの可能性をじっくり検討し、やりがいがあると思ったんだと思う。この映画は逆境と、その結果としての再生の可能性を描いている。
- 演技のリハーサルはかなり技術的なもので、セリフごとにおこない、サンドラは細部まですごくこだわった。彼女はダンサーのように、合図に合わせ、タイミングとポジションを正確に覚えていった。そして実際に撮影に入ると、それは完全に身につき、あとは演技と感情表現だった。
- 観客には、3人目の宇宙飛行士のような気分を味わってもらいたかった。それをコントロールしているのはカメラではなく、キャラクターたちと同じく、物理的な感覚を失って漂うことだ。
- (スピルバーグの『激突!』や『ジョーズ』を例にあげながら)虚空で漂うことは肉体的な恐怖だけでなく、何もつかむものがなくなるという心理的な恐怖の象徴でもある。
サンディーのQ&A
http://www.deadline.com/2013/12/sandra-bullock-gravity-george-clooney-alfonso-cuaron-oscars/
(要約は後日)
メイキング映像 - ネタバレあり。
サンディーがどれだけ過酷なことをやったかもよく分かります。脚本のシンプルさから、あの複雑な映像がどうできていくか、VFXや音楽も絡めて説明されています。
監督は「逆境を通して主人公がどう変化しているかを描いている」と語っています。自転車のサドルに縛り付けられての演技や、ワイヤーでつるされた演技では、サンディーがいかに楽々と見せているかがよく分かりますね。それだけ徹底的に体を鍛えたということですが、改めて、俳優ってすごい、と思いました。
http://www.thewrap.com/gravity-george-clooney-sandra-bullock-video
マービン・ザ・マーシャン(緑の火星人キャラクター)がアナログに過ぎ去り、ジョージの顔写真をつけた人(人形?)がいるシーンに笑いました。
そしてサンディがライトボックスの中で歩行器みたいなのに乗って演技するのをみて、改めて役者としてすごいなぁと。
考えられない創造力ですよね、ホント。
50代になってもどんどん頑張って欲しい。
私はジョージの顔写真に気づきませんでした。見直してみて大笑い。
監督が、最後の編集段階で改めてサンディーの演技に驚かされたと他のインタビューで言っていましたが、ほんとにすごいですよね。ワイヤーの時も、吊るされてる張った感じはまったく出ていないし。
3年に2本ぐらいでもいいから、ずっと演じ続けてほしいです。