仙台POSSE(NPO法人POSSE仙台支部)活動報告

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復興公営住宅建設予定地ツアーを行いました!

2013-07-03 23:28:43 | 活動報告(イベント)

復興公営住宅建設予定地ツアーを行いました!

 

私たちNPO法人POSSE仙台支部(以下仙台POSSE)は一般社団法人パーソナルサポートセンター(以下PSC)と協力し、復興公営住宅建設予定地見学ツアーを開催しました。仮設住宅に入居している仙台市外出身の被災者を主な対象としており、6月は15日と29日に開催しました。今回は主に青葉区の公営住宅にみなし仮設として入居している住民の方々に呼びかけ、15日は17人、29日は5人の住民の方々が参加しました。現場ではPSCのスタッフの方が現時点でわかっている情報を提供し、仙台POSSEは移動手段を提供するという形で行いました。

 

 

 

 

今回参加された住民の方々は実際に足を運んで場所を確認できたことを大変喜んでいました。その一方で印象的だったのは非常に熱心にスタッフから話を聞いていたことです。「最寄りのバス停はどこ?」「買い物はどこですればいいの?」というように、この場所でちゃんと生活ができるかどうかという不安の声が多く聞かれました。高齢者の方が多く、復興住宅への入居はそのまま人生を終えるまでの住居となる可能性も高いことや、やはり仙台市外からの入居者のため土地勘がないことも関係し、生活していくうえでの交通の利便性はとても重要な課題であることがうかがえました。

参加者の方々からは他にも様々な不安を抱えており、「駐車場が戸数分確保されない可能性があることで駐車場を別に借りなければならないのではないか」、「部屋の中を実際に見てみないと部屋を選べない」、「そもそも敷金(入居には敷金として家賃の3か月分が必要)や引っ越し費用を用意できない」、といった声も上がっていました。衣食住など日常生活においていまだに苦しい状況があり社会的な支援が必要とされていることは毎日の支援の中で感じていますが、移転に関しても行政等による様々な社会的な支援の必要性を強く感じます。

また、今回は青葉区の6つの建設予定地を回りましたが、実際に建設工事が始められていたところはひとつもなく、入居にはまだまだ時間がかかりそうです。仙台市には30か所以上の建設予定地がありますが、現在は6地区しか建設工事が始まっていない状況です(『仙台市政だより2013年7月号』より)。被災地以外では関心が薄れてきましたが、多くの被災者の方がまだまだ仮設暮らしを続けていかなければならない状況が被災地にはあります。

私たち仙台POSSEはこれからも被災地支援を続ける様々な団体と協力して、被災者の生活を支援していきたいと思います。

 

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仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
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