フレンチブルドッグ せんちゃん&まるぴぃのブログ

先代犬せんちゃんと新入りまるぴぃのブログ。
せんちゃんの生前に書けなかった事と、まるぴぃとの日々を綴っていきます。

想像を絶する病理検査の結果

2020-09-23 12:43:47 | せんちゃん病気・病院

9月22日(祝)病理検査の結果

 

あれよあれよとせんちゃんの体を蝕み、

かかりつけ医、読影専門医、最先端医療を行なう医師、

どの医師が診ても謎多き病状だった。

 

エコーを撮ってもCTを撮っても

これといった病気に当てはまらない。

 

悪性リンパ腫の節外型では?

色んな病気が混在しているかも?

悪性リンパ腫も肝臓由来の腫瘍も何もかも

当てはまらない。

 

それぞれの先生が迷われていました。

 

もう11歳。いや、まだ11歳。

まだまだせんちゃんと一緒にいたい!

 

確定診断をするには

開腹手術で組織をとる術しかなく、

この弱った体で体力が持つのだろうか?

 

いや、何もしなくても

衰弱が激しくてもちそうに無い。

 

転院先の先生がとても親身に

良く診てくださり、

我々の身になって考えてくださり、

一か八かで手術に挑む勇気が

なぜだか湧いてしまった。

 

一時はその事をとても悔やんだけれど、

せんちゃんは驚きの結果を残してくれた。

 

せんちゃんのイベントの日は

なぜかオール晴れ

 

前回、この景色を見た時は

せんちゃんをお迎えに行った時かな。

まだ希望を持っていたんだよなぁ

 

病院は12時の予約でしたが、

15分も早く着いてしまった

 

でも、すぐ呼んでもらえました。

 

これがせんちゃんの病理検査の結果です。

※以前投稿したのが見ずらかったので再投稿しました(9/24)

→まだ見づらいので再々投稿(11/7)

 

 

なんと、原発巣は肝臓ではなく膵臓。

いわゆる

膵臓がんの疑い。

しかも未分化がん。

 

上皮とは・・・肝臓や腎臓などの臓器のこと。

癌腫とは・・・上皮のがんのこと。

(血管など軟部組織にできるものは肉腫という)

 

おおもとの細胞(幹細胞)が分化して

骨や筋肉、血管、臓器などになる。

 

腫瘍も同じように分化し、

分化度が高いほど良く、

分化度が低いほど悪性度が高い

 

せんちゃんは非常に悪性度の高い

未分化がん

 

病理検査の為に採取した臓器は

著しく病変があった肝臓と空腸リンパ。

 

膵臓は膵炎の形跡はあったものの

比較的きれいだった為、

細胞は採取していない。

 

なぜ膵臓が綺麗なのに

膵臓がんなのか?

 

それは、

未分化がんは悪性度が非常に高く

分化される前に転移してしまう。

つまり、

本来の姿になる前に、先に転移してしまう。

 

肝臓と腸のリンパの腫瘍細胞は同一で浸潤性に増殖。

細胞形態、細胞分布的に膵外分泌腺が原発

考えられるとの見解。

 

膵臓の消化酵素をつくる部分に

かなり似ている細胞だと。。。

 

原発巣(膵臓)の精査をと書いてあり、

病理検査をすれば確定診断されたでしょうけれど

本人はもうお空。

 

初診時に、

悪性リンパ腫にしてはおかしいけれど、

否定もできないとおっしゃっていたのは、

未分化がんだからこそ

そういう見え方をしていたそう。

 

臨床症状的にも経過的にも

まず膵臓原発で間違いないだろうとの事。

 

なんと恐ろしい病魔に襲われてしまったのか

人間でも膵臓がんはワースト1

 

進行も早く発見も難しい。

その中でも最も悪性度の高い

未分化がんだなんて

 

せんちゃんの場合、考えようによっては

慢性膵炎がもともとあり

DNAが傷つけられて発症したかもしれない。

 

慢性膵炎の症状は、

二日酔いみたいな軽い症状なので、

ワンちゃんは元気に振る舞ってしまい、

発見するのはものすご~く難しいのだそう。

 

慢性膵炎があったかどうか

定かではないが、

せんちゃんのような症例は

(慢性膵炎から膵臓がんへ移行したかも)

先生も初めて経験するとおっしゃっていました。

 

症例が少ないというのもあるが、

だいたいは胃腸炎だと思いこみ、

様子をみているうちに

お空へいってしまうから結果が残らない。

 

せんちゃんはたまたましっかりと

検査を受けたので病気が判明した

ということみたいです。

 

フレンチブルドッグは

圧倒的に脳腫瘍が多いそう。

 

せんちゃんの病気にしても脳腫瘍にしても

予防も早期発見も難しい(無理)とのこと。

 

特に、フレンチブルドッグの脳腫瘍は

切除が難しいので、闘病も長くなり

苦しんでしまうらしい。

 

医療の力を借りて延命させるのが

果たして良いのかどうか?

 

大切なのは、

しっかり診断した上で

最善を尽くすことではないか

おっしゃっていました。

 

せんちゃんの病気に抗がん剤を使うなんて

とんでもない話。

癌腫に抗がん剤はほとんど効かず、

副作用に苦しむだけだと。

 

せんちゃんの中で

タイマーがセットされていて

ある時この病気が発症すると

決まっていた。

 

そういうことみたいです。

 

 

せんちゃんの闘病らしき日は

術後の5日。

 

我々が悔やまないような検査結果を残して

闘病期間も短く、手もかからず、

大好きなバギーとドライブをして、

パパに抱っこしてもらいながら逝く。

 

病院で体を綺麗に拭いてもらい、

最後は彼女と一緒にお空へいくなんて

どんだけカッコ良いんだよ~

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はく&まめ)
2020-09-24 09:51:50
膵臓がん。

せんちゃん膵臓がんだったんですね。
人間でも見つかった時にはほぼ手遅れだということぐらいしか私には医学の知識は無いのですが・・・。
せんちゃんが痛みや苦しみが無かったのがせめてもの救いだったのかな。
最後に最愛のパパとママに看取られて大好きな車とバギーまで乗れて幸せに逝ったんですね。
ちゃっかり彼女まで一緒に出来て!!

せんちゃんの輪廻転生を待つ気になれて少し安心しました。

はくもせんちゃんと同じパイドの男の子です。
顔はよく似ているのですが12.5㎏しかありませんので、せんちゃんからしたら半分かな?笑

彼が事故に遭ったのが11月2日。
生きているのかわからない状態でかかりつけの動物病院に運び込んだのですが、全身打撲と右前足がブラーンと下がったままの状態でも はくは医師に歯をむき出して唸る状態でした。
この獣医さん。はくが小さいころから見ていただいているのですが、問題行動を起こしていることも色々な方法やドッグトレーナーさんに相談していることもご存じなうえで診ていただいている先生です。
でも、車で30分はかかるので近くの病院も行った事はあるのですが、はくの問題行動は他人に対して敵意むき出しのために伺う前に電話して車の中で待機させて周りに迷惑の掛からないように連れて行くのですがそれでも先生自体に敵意を出すので、先生がはくを拒否されることが多いのです。
そんな訳でいつもの先生の所へ連れて行って状況を説明したところ、右前足は確実に折れています。
全身は内臓が破裂していないか確認しないといけないと言う事で全ての外来患者さんをストップして麻酔をしたうえで内臓の検査をやってくれました。
幸い、内臓破裂や損傷は無く全身の打ち身だけだと分かりましたが問題は右前足。
私の目からも折れていることは確認できましたがレントゲンで2か所が大きく折れていて1か所は複雑に折れていました。
「開腹施術しないと分かりませんが神経が切れているかもしれない」と言われた時に「助かるならば足が無くても助けてください」
そんな会話だったと思います。
返信する
はく&まめさん (せんちゃんママ)
2020-09-25 11:18:04
はくちゃんとせんちゃん、似ているのですね
12.5kgというと、標準の中の大きい方ですよね。
せんちゃんは赤ちゃんの頃すごく小柄だったので、
10kgくらいで止まると思っていたんです。
マンションの我が家にピッタリだね~なんて言っていたのですが、
とんでもなくBIGになりました

急病でも心がついていかないですが、
事故は一瞬で運命が変わってしまうので、
目の前で起きてしまった時のお気持ちはどんなに辛かったかとお察しします。
大怪我を負わされた事はすごく悔やまれますが、
命が助かって本当に良かったです!!
せんちゃんが亡くなる頃に毎日、
命さえあれば・・・命があるうちだと思っていました。
なので、私もはく&まめさんと同じように先生にお願いしたと思います。
はくちゃんなりに色んな人に警戒しなくてはならない何らかの理由があったにせよ
大怪我しながらも身を削って威嚇する姿を想像すると
とても健気というか切ないというか。。。
ワンコって純粋で真っ直ぐで、日々一生懸命に生きているなぁと思います
返信する
Unknown (はく&まめ)
2020-09-25 16:49:51
せんちゃん小さい頃は小柄だったんですか!!
22㎏ってやっぱり大きいですね。
パパと並ぶとよくわかりますね。

はくは本当に純粋で真っすぐです。
家族以外には闘志むき出しの威嚇しっぱなしの子ですが、私には素直で全く問題行動を起こさないどころか一人でお留守番しても何一つ動かすことなく、テーブルにおやつを置いていても食べることもなく私が帰るのを待って私の指示があってからしか食べません。
そんないい子なのに・・・。
はくの右前足は完全に折れていて、結局神経もつながる事はありませんでした。
ですから、彼の右足には幅2㎝、長さ10㎝の金属板が埋め込まれています。
この金属板を入れる選択をする時に獣医さんから、右前足を切る選択もあると告げられたのですが私は迷わず残す選択をしたのです。
でもですね。
これ、後になってどちらが良かったのか・・・。
理由は右前足の神経が切れていたために足を引きずりながら歩きます。
そうすると肉球をつくことが出来ず反対側の手が擦れて血だらけになります。
最初は犬用の靴や靴下を試しましたがうまくいかず、義肢を作成して頂き何度も試しました。
うまくいったと思ったのもつかの間
義肢に入れた足がびっくりするくらい細くなってしまい、これでは歩く事どころか立っただけで折れてしまいそうでした。
何度も何度も試行錯誤しながら最終的に人間用の赤ちゃんの靴下をフェルトで補強してそれをサポーターで巻くことで落ち着きました。
それでもちょっと長い距離を歩くと擦れて血が出ることがあります。
だから、散歩も短い距離を1日に何回かに分けて連れて行くようにしています。
家の中はすべてにコルクシートを引いて血が出ないようにしているのですが
今度は水が溜りだして・・・。

毎日水を抜きに行くのですが
「これ以上水が溜り腫れが引かないなら、壊死する前に足の切断を選択肢に入れてください」と先生から言われた時には事故の時に切っておけばこんなに何度も手術しなくて良かったのか?
そんな後悔と懺悔の気持ちが交互に押し寄せてきたものです。
でも、私はどうしても切りたくなかったので当時良いと言われたものは何でもやりました。
水を抜くには冷たく冷やすと良いと言われテーピングの中に保冷剤を入れて冷やしたりマッサージに薬湯に・・・。

1か月半本当に はくは頑張りました。
何が良かったのか分かりませんが今彼の足はあります。 笑

彼は本当に頑張り屋で純粋です。
他の子より少し億秒で神経質で怖がりで唸ったり吠えますが!1
返信する
はく&まめさん (せんちゃんママ)
2020-09-26 11:57:04
はくちゃんはもちろんですが、ご家族様もよく頑張って乗り越えましたね!
喋れない子供みたいな存在なので、
すごく心配になりますよね。。。
はくちゃんはご家族には従順なのですね
せんちゃんは逆で、外面が良く家族に威嚇する子でした
昔は私がターゲットで、外出先でも威嚇するので困りました
おそらく文句を言いやすいんでしょうね
病院では何されてもおとなしいので、すごく褒められるのですが、
家ではいちいちガウガウいってました

22kgはかなり大きいです
生徒さんたちは外でフレブルを見かけるたびに「小犬がいた」と言っていました。
我々もそう見えるので仕方ないですが
ダイニングテーブルに前脚をついて
食卓を見渡せるくらいの背の高さです。
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