自然から得る曲の着想
シンガー・ソングライターの井手綾香=写真=が、初のフルアルバム「atelier(アトリエ)」(ビクター)を出した。
野生馬の放牧で知られる宮崎県串間市都井の出身。音楽好きの両親に育てられ、幼少の頃にピアノを始め、キャロル・キングなどの洋楽にも親しんできた。母方の祖父は、グラミー賞にノミネートされたことのある米国のジャズ・トロンボーン奏者、ビル・ワトラスで、共演作「ひだり手」も収録されている。
高校在学中の昨年デビューし、雄大な自然を想起させる楽曲を発表してきた。「田舎なので、ピアノのすぐ横にある窓を開けて、風を感じたり森のざわめきを聴いたり小鳥のさえずりを聞いたりしながら、弾き語れるんです」。この春、高校を卒業したが、宮崎にとどまって活動するという。
曲の着想も自然から得ることが多い。収録曲の「雲の向こう」は、デビューにあたって不安だった時、飛行機の窓から見えた景色に心を動かされて作ったという。「じゅうたんのような雲の上に、太陽がちょこっと顔を出して、空じゅうをオレンジ色に照らしていた。休まず輝いて色んな人を照らす太陽みたいに、私も頑張ろうと思った」
大器を予感させる18歳だ。
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(2012年4月26日
読売新聞)
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