【ロンドン=大内佐紀】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が2日、発表した「2010年版年鑑」によると、2009年の世界の軍事支出は、世界同時不況にもかかわらず前年より6%増えて約1兆5310億ドルとなり、冷戦終結後の過去最高額を更新した。
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同研究所は、米国、中国、ロシアなどでは、国防費は長期戦略に基づき決定されるため、不況による削減を免れた、と分析している。
1位の米国の国防費は08年より470億ドル増え6610億ドルとなり、世界の国防費の43%を占めた。2位の中国でも、推計1000億ドル(08年は推計849億ドル)の大台に乗った。
一方、同研究所の分析では2010年1月現在、米露中英仏とインド、イスラエル、パキスタンの計8か国が計2万2000発の核弾頭を保有、このうち約8000発が実戦配備されている。
(2010年6月2日11時03分
読売新聞)
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