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走り続けたい社内SEブログ

走り続ける(ようにがんばっている)社内SEの独り言です。

仮想化環境のパフォーマンス比較

2010-08-09 20:47:08 | 環境
現在、試用している仮想化ソフトウェアの比較です。
(環境は、CPU: Pentium4_2.4Ghz(HT)、MEM: 1.5MB、OS: XP_pRO.SP3)

下記2項目について比較しました。
・パフォーマンス
・作成されるゲストOSのファイルサイズ

・パフォーマンス(ゲストOSの起動・終了にかかる時間)
仮想化ソフトウェア 起動時間 終了時間 消費メモリ
Virtual PC 2007 4:30 1:42 163 MB
VMware Server1.0.10 2:34 0:40 73 MB
VirtualBox3.2.6 2:08 1:40 185 MB

※消費メモリは、下記状態の差分を記載しています
・コンソールを起動する前のPF使用量(コミットチャージ合計)
・CentOSが起動した直後のPF使用量(コミットチャージ合計)
※起動時間は、ゲストOS(CentOS)を起動してから、ログイン画面が表示されるまでの時間です
※終了時間は、ゲストOS(CentOS)をシャットダウンしてから、画面が閉じるまでの時間です

・ゲストOSのファイルサイズ
仮想化ソフトウェア OS サイズ
Virtual PC 2007(.vhdファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.96 GB
VMware Server1.0.10(.vmdkファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.04 GB
VirtualBox3.2.6(.vdiファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.32 GB

VirtualBoxの初期設定の癖について

2010-08-08 20:49:49 | 環境
VirtualBoxの初期設定についてです。

先にUPしたVirtualBoxでディスクエラーになる場合の対処法(SATA→IDE)では、ディスクがSATAとして認識されるため、IDEではエラーになると記載しましたが、他にも癖があったため、UPします。

ネットワークがデフォルトでは「NAT」でした。
NATは、LANと分離した仮想LANに接続されるため、通常のLANとは接続されません。
そのため、LANに直接接続する「ブリッジアダプタ」に変更する必要があります。
最初、SSHが接続できないので焦りました。

・ネットワークアダプタの割り当てが「NAT」


・ネットワークアダプタの割り当てを「ブリッジアダプタ」に変更

VirtualBoxでディスクエラーになる場合の対処法(SATA→IDE)

2010-08-08 13:31:50 | 環境
先月、仮想化環境を導入するに当たって検討したソフトウェアのうち、Oracle(サンマイクロシステムズ)の"VirtualBox"がおざなりになっていたのでUPします。

実は、"VirtualBox"本体のセットアップは問題なく終わったのですが、ゲストOSをセットアップしようとするとディスクエラーで先に進んでくれませんでした。

Webからダウンロードしたバージョンは、3.2.6です(VirtualBox-3.2.6-63112-Win.exe)。

で、CentOS4.6をインストールしようとすると途中でディスクエラーになりました。
Windows2000で試しても同様です。

---エラーメッセージ
hde: irq timeout: status=0x50 { DriveReady SeekComplete }

ide: failed opcode was: 0xef
hde: irq timeout: status=0x50 { DriveReady SeekComplete }

ide: failed opcode was unknown
hde: irq timeout: status=0x40 { DriveReady }
---

どうやらディスクエラーだよ、ということらしいので、"CrystalDiskInfo"で確認。
(http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/hrdbnch/hardinfo/crdiskinfo.html)
しかし、特にエラーにはなっていない様子。


いろいろ試行錯誤した結果、"VirtualBox"のデフォルトがSATAなのが原因でした。
私のPCの起動ディスクはIDEです・・・。

で、I/F変更方法ですが、設定画面のストレージ部分を編集します。

<I/F変更方法:ゲストOS新規インストール編>

設定画面のストレージ欄を確認すると、仮想ディスクがSATAポートに接続されています。


IDEに接続させたいので、IDEコントローラの'ハードディスクの追加'ボタンを押下します。


仮想ファイルが1つしかない場合は、即追加されます。


仮想ファイルが自動で選択されない場合は、確認画面が表示されますので、対象の下層ファイルを選択後に"追加"ボタンを押下します。


IDEコントローラ欄に追加され、IDEプライマリに追加されました。


SATAコントローラ側から仮想ファイルを切断するため、SATAディスクを選択後に"除去"ボタンを押下します。


最終的には、IDEコントローラ側にHDD、DVD-ROMが接続されました。(両方ともIDEの場合)


これで、エラー無くCentOSのセットアップができました。

Virtual PC 2007使用感について

2010-08-08 11:18:50 | 環境
先月、遅ればせながら仮想化環境を構築したのですが、実際に使用してみるとその便利さに驚きを隠せません。
今まで使用しなかったことを悔やんでしまいます(v_v;)。

今回は、2週間ほど"Virtual PC 2007"を使用しました。
使用したホストOSはWindows7RC、ゲストOSはCentOS4.6です。

理由としては、
・業務で使用しているRed Hat Enterprise Linux 4 (RHEL)に機能追加をすることになったこと
・すぐに用意できたのが、Windows7RCがセットアップされ放置されたPCだったこと
ですので、これに"Virtual PC 2007"をセットアップして2週間ほど使用しました。

開発PCにも"Virtual PC 2007"をインストールしたのですが、同一PC上で仮想化環境を実行すると、目に見えて動作が重くなるため、使用PCとは別にPCを用意しました。

2週間ほどテストをしてみて思ったのは、環境をいじる場合に仮想化は非常に便利だということです。
今回は、急を要する開発だったため、Microsoft製品の方が親和性が高く問題が出にくいのではないか、という思い込みで"Virtual PC 2007"を選択しましたが、たぶんVMwareでも問題は出なかったと思います。
(現に、どちらもゲストOSの導入まで終わっていますし)。

しかし、"Virtual PC 2007"にはスナップショット機能がないため、ゲストOSを以前の状態に戻したい場合は、その構成ファイルをバックアップしておく必要があります。

私の場合は、複数のポイントでゲストOSをシャットダウンした後にファイルをアーカイブしました。
"Virtual PC 2007"のファイルは2つあり、それぞれ
・構成情報を保存するファイル:.vmc
・実際の仮想ディスクの内容を保存するファイル:.vhd
があります
これら2つのファイルはセットで保管します。
私の場合はLHAを使用して、だいたい圧縮に10分程度かかりましたが、その時点にすぐ戻れることを考慮すると非常に便利だと思います。
(残念ですがLHAは開発が停止するそうです)
http://homepage3.nifty.com/micco/notes/ann.htm

10分程度であれば他の作業(ドキュメントなど)に振り分けたりもできますので、特に問題はなく作業を進めることができました。

特に便利だったのが、最終的な手順書を作成する際に手軽にリハーサルができる点です。
ゲストOSを以前の状態に戻して順を追って適用していけばよいですし、上手くいかなくても最終版をアーカイブしておけば、後から追うこともできます。

※ちなみに、ここでいうスナップショット機能とはVMwareで実装されている機能で、
・仮想マシンの状態を保存できる、システム全体のバックアップ機能
・差分を保存するものなのでディスク容量も抑えられる
らしいです。

Virtual PC 2007とVMware Serverのサイズ比較

2010-07-25 13:37:21 | 環境
先日に引き続き、VMware ServerにCentOSを導入しました。

インストール後、なぜか初回起動時だけVirtual PC 2007同様に"kernel panic"になりました。
それ以降は、問題なく起動しているので、まぁ良しとします。

早速、双方の環境でのファイルサイズの比較をしてみました。

それぞれ環境を同一にしています。
環境の詳細は、以下の通りです。

<Windows2000>
・Windows2000Pro.にSP4,ロールアップ1を適用
・アンチウィルスとして、"KINGSOFT Internet Security 2011"を導入
(本当は"Microsoft Security Essentials"を試したかったのですが、これってXP以降なんですね・・・エラーになりました)

<CentOS4.6>
・構成で"Server"を選択(追加パッケージなし)


詳細は、下記表をみていただくとして、簡単にまとめると

・VMware Serverの方が、ファイルサイズが小さい
・Virtual PC 2007の方が、アーカイブするとファイルサイズが小さくなる

という結果になりました。

なお、Virtual PC 2007には、「Virtual Disk Precompactor」というファイル最適化ツールが用意されています。
ヘルプを参照すると、「バーチャル ハード ディスク上の利用可能な空き領域をすべて 0 で上書きするように設計されたコマンド ライン ツール」とあります。

'0'で上書きするので、実際のファイルサイズが小さくなるわけではありませんが(実際多少増えました)、アーカイブするとファイルサイズが小さくなることが確認できました。

今回のセットアップでは、OSインストール後のSP4適用以降は全て仮想マシン上にコピーして実行しています。
これらのファイルは、セットアップ後は不要のため削除していますので、これら不要になった領域が'0'上書きされたため、アーカイブサイズが減ったようです。
※アーカイブ形式はLHA(lh5)で測定しており、結果は"+(Precompactor後)"欄に記載しています


仮想化ソフトウェア OS 無圧縮 圧縮(LHA)
Virtual PC 2007 Windows2000Pro.(SP4, ロールアップ1) 2.59 GB 0.7 GB
(.vhdファイル) +(Precompactor後) 2.59 GB 0.61 GB
CentOS4.6(構成:Server) 2.96 GB 0.77 GB
VMware Server1.0.10 Windows2000Pro.(SP4, ロールアップ1) 2.23 GB 1.19 GB
(.vmdkファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.04 GB 0.76 GB