走り続けたい社内SEブログ

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Virtual PC 2007使用感について

2010-08-08 11:18:50 | 環境
先月、遅ればせながら仮想化環境を構築したのですが、実際に使用してみるとその便利さに驚きを隠せません。
今まで使用しなかったことを悔やんでしまいます(v_v;)。

今回は、2週間ほど"Virtual PC 2007"を使用しました。
使用したホストOSはWindows7RC、ゲストOSはCentOS4.6です。

理由としては、
・業務で使用しているRed Hat Enterprise Linux 4 (RHEL)に機能追加をすることになったこと
・すぐに用意できたのが、Windows7RCがセットアップされ放置されたPCだったこと
ですので、これに"Virtual PC 2007"をセットアップして2週間ほど使用しました。

開発PCにも"Virtual PC 2007"をインストールしたのですが、同一PC上で仮想化環境を実行すると、目に見えて動作が重くなるため、使用PCとは別にPCを用意しました。

2週間ほどテストをしてみて思ったのは、環境をいじる場合に仮想化は非常に便利だということです。
今回は、急を要する開発だったため、Microsoft製品の方が親和性が高く問題が出にくいのではないか、という思い込みで"Virtual PC 2007"を選択しましたが、たぶんVMwareでも問題は出なかったと思います。
(現に、どちらもゲストOSの導入まで終わっていますし)。

しかし、"Virtual PC 2007"にはスナップショット機能がないため、ゲストOSを以前の状態に戻したい場合は、その構成ファイルをバックアップしておく必要があります。

私の場合は、複数のポイントでゲストOSをシャットダウンした後にファイルをアーカイブしました。
"Virtual PC 2007"のファイルは2つあり、それぞれ
・構成情報を保存するファイル:.vmc
・実際の仮想ディスクの内容を保存するファイル:.vhd
があります
これら2つのファイルはセットで保管します。
私の場合はLHAを使用して、だいたい圧縮に10分程度かかりましたが、その時点にすぐ戻れることを考慮すると非常に便利だと思います。
(残念ですがLHAは開発が停止するそうです)
http://homepage3.nifty.com/micco/notes/ann.htm

10分程度であれば他の作業(ドキュメントなど)に振り分けたりもできますので、特に問題はなく作業を進めることができました。

特に便利だったのが、最終的な手順書を作成する際に手軽にリハーサルができる点です。
ゲストOSを以前の状態に戻して順を追って適用していけばよいですし、上手くいかなくても最終版をアーカイブしておけば、後から追うこともできます。

※ちなみに、ここでいうスナップショット機能とはVMwareで実装されている機能で、
・仮想マシンの状態を保存できる、システム全体のバックアップ機能
・差分を保存するものなのでディスク容量も抑えられる
らしいです。


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