『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3446 スーパーロング古道ライド!!

☆一日で十三の峠を巡るスーパーロング古道ライド
昨日は、山の神様に呼ばれるがまま…今秋初めての本格的なMTB山行へ出向いてまいりました(画像は飯豊連峰@朴ノ木峠より)
いつの日かみんなで(一日での完全走破を)走れるか否かを確認する意味合いを含んだ下調べも兼ねてのライドです。そんな70㎞にも及ぶ、気力体力がいつにも増して必要な『越後街道古道ライド』…今回の頼もしい相棒は急なやり取りながら賛同してくれましたM片コーチ…オヤジ達のパスハン旅の始まり
10月1日(木)真夜中の3:00am頃お店を出発…一路目指すは山形県は川西町



まずは5時am過ぎに仮スタートで、ひとつ目の峠『諏訪峠(標高280m)』に登頂、長~い旅になるであろうスタートを切ったのでありました(往復1.2㎞)



諏訪峠でウォーミングアップも完了…ふたつ目の峠がかなり離れていたり、帰りの時間帯等を考慮し、車は飯豊町某地にデポ。
そして予定どおり6:00am丁度に本スタートし、二つ目の峠を目指します



ふたつ目にして前半戦最高標高である『宇津峠(491m)』にて
長いジープロード下りではコーチの名言「山もお腹いっぱいなんですね(笑)」のとおり、道が川になるほどの水量が流れており、序盤から汚れまくり…



三つ目の峠は『大久保峠(370m)』…ここのみ相変わらず手つかずで入山不可でした。察するに地主さんの了解が得られない…と言った所でしょうか?!



四つ目の峠は『才ノ頭峠(316m)』…舗装路の旧道から少しだけ外れた場所にある、今はただ草が生い茂るだけのひっそりとした峠です。



五つ目の『桜峠(435m)』も今は舗装の峠道ですが、趣はしっかり“古(いにしえ)”を感じます。…と言った具合いで始めの五峠はわりと早めにクリア
桜峠を下り切っての古道は、現在横川ダムの底へ沈んでいるのですが…



この日は水位が下がっており、ラッキーにも不動出生橋を渡る事ができました



ここを渡れなかった昨年は、舗装路5㎞の山道(プラス30分)を遠回り…今回は体力温存する事が出来、とても助かりましたそして次に目指すは…



旧越後街道・十三峠の核心的部分であります苔むした石畳が長く続く…



『黒沢峠(426m)』…下り区間は、霧に包まれ何ともノスタルジックでした



次は七つ目の峠『貝淵峠(175m)』…短い峠ながら険しい崖っぷちの路です



八つ目の峠は『高鼻峠(170m)』…指標がありませんがここ辺りが頂上です。
下り切ってR113に飛び出ると本ルート中唯一のコンビニがある小国町にて初めての大休止…ここまで要した時間は4時間弱…距離・行程とも半分を消化し、とりあえず「ホッ」と一息つきました。

10:00am頃、気合いを入れ直し再スタート…するも直後から激登坂が続きすぐさま乳酸が溜まってしまいかなり体力が消耗しているのを痛感しました



九つ目の峠は、雄大な飯豊連峰を一望できる『朴ノ木峠(398m)』。
ここからの古道はかなり荒れており、アドベンチャーDHとなります…。



何とものどかな集落に出て、民家の庭を失礼して横切り次の峠へ向かいます。



個人的にここら辺で体力は売り切れ…先導役もコーチと交代です苦労して辿り着いた十個目の峠は、いろんな意味で渋さが漂う『萱野峠(278m)』。



一旦舗装路へ出て、最後の自販機ポイントでドデカミン500mlを注入
11個目の大里峠は後半戦最大の山場であり、登りだけで1時間を要してしまう、乗ったり押したりが続く4.6㎞に渡る難所です(画像は萱野峠出口から)。



寝てないながら元気ハツラツのコーチに引っ張られ新潟入り…午後1時『大里峠(487m)』到着下りに入ると予報どおり急激に雲に覆われ始めました



12個目の峠は200mを切る標高ながら1/3が荒れ放題で難儀しますが、ここでもコーチに牽引してもらいナケナシの体力でようやく登頂『榎峠(187m)』



残す峠はあとひとつまたR113に出て暫く舗装路を進んでトンネル手前を左折…「え~~~~~ッ?!」とコーチもうなる程の激登坂から始まる鷹ノ巣峠…そう安々とは終わらせてくれないのが十三峠です(苦笑)



因みに鷹ノ巣峠はピークがふたつ…上の画像がひとつ目の鷹ノ巣峠、そしてこちらが『二重坂(155m)』…2:30pm、指標がない頂上で感無量のピース

やがて雨がポツラポツラと降って来て「やっぱり今回も降られてしまうのか…?」と懸念していたら、あっさり止んでくれました(笑)
最後の峠を下り切ると、のどかな関川村を流れる荒川に迎えられゴールです。
●走った距離:オン/オフ71㎞●所要時間:9時間(休憩含む)●気温:5~23℃

ゴールし安堵してひと息つくと、ようやくかなりの空腹に気付きます(笑)
しかし時刻は微妙な3:00pm…お目当てにしていた食堂はお昼休みで、道の駅併設のレストランも営業終了、駅近くの喫茶店もお昼休みでがっくりしそうな頃…スマホで調べていると、一軒営業してそうな食堂を発見即行TELして「営業中」を確認し向かい風の中10分ほど激走(実際は力が入らず激遅ッ)
店内を見渡すと、どうやら『ごまラーメン』が名物らしく、お米も食したいふたりは、ほぼ迷う事なくごまラーメンとカレーライスを注文



思った以上にボリューミー…さすがに消費した以上のカロリーですね(笑)
帰りの汽車の時間(車デポ地まで輪行)まで2時間あったので、評判どおりのラーメンをまったり食しながら本日の旅を回想激疲労の中笑顔は途絶えず!



古式ゆかしき街並みに迎えられ、下関駅には早めに入りました…。
5:21pm発の汽車に乗り込んで、みるみるうちに暗やむ車窓から見える景色に誘われる様に、案の定二人は爆睡幸い降車駅のふたつ前位で目を覚まし到着1分前にコーチを起こし(笑)降車22時過ぎ無事にお店へ帰還しました

昨年は紅葉のころ二週に渡って何か所も道を間違えながら単独で走破した十三峠…今回は紅葉前の旅路でしたが、これまでの古道ライドで最長距離となる本ルートは、一日で全線走破するにはやはり厳しい山行でした。
コーチと話し合いの結果…チームイベントとして開催するには「荒行でもいっさい文句を言わない事(笑)」を条件にしないといけませんね~…と言う結論に至りましたさて、次回の開催はあるのでしょうか…

今年はロードでは何度も200㎞級は走りましたが、それとはまた違ったレベルの全身全霊を使い果たした…そんな素晴らしい山旅となりました。
コーチ、今回はたいへんお疲れ様でした~ッしっかり古道慣れした乗車率も各段に上がった姿を頼もしく確認できましたまた、心の旅へ出掛けましょう次回は紅葉の山旅…ですかね平日お休みできる方募集中で~す
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