2013シーズン古道ラストライド ～越後(米沢)街道・黒沢峠～今朝方は、お隣り山形県まで遠征し、今季最後となります古道ライドへ出向いてまいりました
先週の「出羽街道で最後かなぁ」と思っていたのですが、先月にひと雪降ったあと今週もまとまった降雪がありませんでしたので、以前からマイ古道リストに入れていました黒沢峠へと足を運ばせたのでありました
宮城は晴れていましたが、R113号を西へ向かうほど厚く重いどんよりした雲が空一面に…
現地へ到着してみれば、ミゾレ混じりの小雨が降り続き、今回もスタートする前からもう古道ムード満点です
今年の数々の古道ライドやトレッキングを回想し、自然と言うか必然と言いますか…ついつい黄昏ながら歩を進めます。
文化庁の「歴史の道百選」にも選ばれている本道は、敷石の峠道です
よ～く見て進んで行くと、敷石に彫り絵があったりでホッコリします
所々雪もあり路面もツルツル滑り易いですがその景観に癒されてしまいます
明治初期に小国新道(現在の国道113号線)が整備されてから、人の往来が無くなってしまったそうです…。
途中途中の整備具合から見ると、わりと控えめな黒沢峠頂上でした
下りは登りルートより敷石区間が若干減りますが、滑りながらでも快適です。そして、やはり今回もありました…古道ルートお約束の沢越え。
下り切ると市野々側入口です…伐採地となっており、せっかくの良いムードが少々
舗装路を更に先へ進むと行き止まりで、目の前は完成してわりと年月の浅い横川ダムでした。本来のその先の古道と、元々あった市野々地区は廃村になり、今はダム底へ沈んでしまったそうです。
復路は舗装路で少々距離を稼いで帰ろうと気温1℃の冷たい雨が降る中、寒いわりには快調に進みますが…記憶していた道路と実際は異なっており、少々想定以上に遠回りしてしまいました(苦笑)
米沢～越後へと続く本ルートは、今回の黒沢峠を含めて『十三峠』と呼ばれる大小の峠がある事も確認できでいますので、いつか機会があれば全峠を走破してみたいあなぁ…と。
結局、古道(オフロード)区間:3km/舗装路:27km=30kmほど走ってしまう事になり体も冷えましたが…ここにしかない特異な情緒を今回も堪能できましたので結果オーライかと
今シーズンのマイワールドな古道ライドは、完全にやり尽くした自己満足感いっぱい(笑)で終了する事ができました
手術して、退院して、動けるようにはなったけど治ってはいなかったり…良いことも、そうでない事もたくさんありますが、これも含めて全てが人生なんですね…きっと。
