セカイの周縁

世界の中心から遠く離れた縁っこで、細々と生きている―そんな日常の中でアンテナにひっかかったモノゴトを。

義経 第八回 「決別」

2005-02-27 23:56:05 | ドラマ
大河ドラマは、他のシーズンごとのドラマと違って、
ストーリー展開がゆっくりなので、
とくにこれといった事件が起きない限りは、
そのままホゥ~と漠然と観ているうちに終わる、という回が多い。

でも今回は、親子の再会と別れのシーンがなかなかよいなぁ~、と思った。

遮那王が母・常盤に、「子どもの頃は、自分は鞍馬寺に捨てられたのだと思っていた」と
当時のつらかった気持ちを率直に語る。
それに対して、つらい思いをさせて悪かったと素直にわびる母。

「でも、成長するに従い、母の生き方が、自分たち子どもの命を守るための
捨て身の生き方であったと思うようになった」という遮那王の言葉で、
今度はこれまでつらい思いをしてきた母の心が救われる。

罪悪感とかそんな余計なものにとらわれず、
自分の感情の本音の部分で話ができる者同士の会話って、
建設的でいいよな~、と観ていて気持ちよかった。

平家の手前もあり、「遮那王を出家させよ」という圧力がかかれば、
鞍馬寺へ使いを出して出家を促していた母であるが、
実はひそかに、遮那王の成人用の衣を縫っていた、なんて、
泣かせる親心ではないか
親子の心の通い合いが、なかなか感動的なシーンだった。

しかし、気がつけばもう8話。
途中、何話か見逃してるけど大河をこれだけ観続けているのは
何年ぶり…いや何十年ぶりのことだろう?
とくに夢中で、ということもなく、ただ、淡々と成り行きを見守っている。
このまま1年持つのだろうか…?

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