草莽の記     杉田謙一

教育・防衛・慰霊・エネルギー・歴史についての意見

北京オリンピックの危険性 侵略の免罪符を与えるな

2008-03-11 01:09:36 | Weblog
それでも北京オリンピックに協力するのか
    
 オリンピックを平和の祭典として近代に復活させたのはクーベルタン男爵。大いに結構。平和の祭典ならば。しかし果たして中国政府の悪行は平和の祭典たるのか。
 中国のごり押し政策はとどまる事を知らない。食の安全確保に必死になる日本人を尻目に、日本は数年後存在がなくなるとばかりに揶揄し、毒入り餃子や冷凍商品を出荷し、毒は日本が入れたのだと嘯き、損害賠償を計画中と報じる。台湾にすぐさま武力攻撃をかけよと軍の幹部が意見書をだし、御皇室に北京への御幸を願い出るのも政権維持のため。

遂に英国皇太子は一切の参加を拒否しスピルバーグ監督も協力を拒絶。そしてここに来てアメリカ議会は米職員の公費での北京オリンピック参加を禁じる法案が提出されることになった。

 その人権意識を備えた議員の名はウルフ。スーダン国内でのダルフール地区においてアラブ系住民がアフリカ系住民を大量殺戮していることへの中国政府の露骨な支援に対しての批判。ダルフールでの大量虐殺は、すでに二十万ほどの犠牲者を出している。中国政府はスーダン政府に膨大な武器を売りジェノサイド(大量殺戮)を支援しているのが中国政府。資源競争になりふりかまわぬ醜態振りを発揮しているのだ。

 チベットの侵略もとどまる所を知らない。インドに亡命政府を樹立しているダライ‐ラマ政府やその支援者国民に対しての弾圧もやむことはなく実効支配を強調し侵略の固定化を推し進める。果たしてベルリン五輪にフランクリン・ルーズベルト出席の愚を再現するのか。米国は歴史に学び始めているのだ。

奇麗ごとで侵略を容認させてはならない.日本も断固たる姿勢を貫かねば大東亜の先人に申し訳が立たぬ。アジアアフリカの正義と権利の擁護こそが国是である。