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瀬川丸のオツボネ日記

なんだかんだと屋形船のある生活は面白い。
★地球の歩き方「東京特派員BLOG」も更新中。

昼の屋形船もよう

2011-09-20 | 屋形船の話
天気の良い昼間の屋形船は、
春夏秋冬、いつも気持ちがいい。

それに船からの景色は、夜景しか見れない夜とは違い、
周りの様子もよく見えるし。




↑今日は結婚式を挙げていたクルーザーを発見。
私が乗っていた屋形船のお客さんも、
「おめでとー!」と、窓越しから祝福コール。
別の船のお客さん同士で楽しそうに手を振り合う姿を見ていると、
見ている私も楽しくなったりします。
お幸せに♪




↑そして天気の移り変わりもよく見れる。
さすがに一雨降るかなと思いきや、いきなり晴れてみたり。
突風が来るのも納得できたりします。




↑そして毎年夏になると、屋形船のお客さん向けに、
海から突然現れるアイスキャンディー売りのおじ様の顔もよく見える。

屋形船スタッフの特権・・・


タダで3本もらっちゃいました♪


たしか去年、もらい損ねて食べれなかったので、
嬉しさのあまり思わず記念写真。
小さなボートですが、屋形船とおそろいの提灯があるのも素敵。
屋形船の上で食べる夏のアイスキャンディーはうまい!
もし見かけたら、買ってみて下さいませ。
おじさん、ごちそう様でした♪




↑そして永代橋の向こうに見える東京スカイツリー。
ライトアップされた夜ではなく、昼でも十分楽しめたりします。


昼の屋形船もやっぱりいいな。


そんな事を思いつつ、本日一番驚いた出来事。


実は今日のお客さん、どこかで見たことがあると思ったら、
私がよくお世話になってた味噌汁家 銀座店の店員さんご一行様だった。


どうやら店の名前ではなく、幹事さんの名前で予約をしてたようで、
何も知らない私は、乗船してきた店長さんを見つけて驚いたわけです。

店長さんは店の名前で予約をしていると思っていたようで、
当然、私が知っていると思っていたのか、
驚くほどの事でもなかったわけで・・・。


今日乗っててよかったっ(汗)


今年で3年連続のご乗船、
ありがとうございました。

お酒を扱う仕事をされているせいか、毎年、船が到着すると、

「グラスに入った飲み物は、ちゃんと空けてから帰るように!」

と、今年も店長の〆の言葉が聞こえました。

屋形船は飲み放題なので、無駄な飲み残しがよくあるわけですが、
こういった店長の姿勢を見ていると、


粋だね~


なんて思います。

みんないい人ばかり。
奥様たちも礼儀正しい人ばかりだった。
私も美味しい味噌汁を飲みに、店にお邪魔しなくっちゃ。
行くときは、いつも酔っ払ってばかりなので、
お酒はほどほどにして・・・(汗)


そんなこんなで、
今日は楽しい昼の屋形船でした。




屋形船 瀬川丸
■〒135-0045東京都江東区古石場3-6-6
■電話予約受付時間:8:00~22:00
■03(3641)9629
http://www.segawamaru.com/

屋形船とアイスキャンディー

2010-09-14 | 屋形船の話
お台場で屋形船を停泊していると、
ボートで串アサリ(アサリの佃煮)を売りに来ます。




↑いつも売りに来る内藤丸のおじさん。
こんな感じで登場。




↑窓越しにボートを寄せて、お客さんに販売。

この風景はよく見るんですが、
先日は見たことのないボートが接近。

なにかと思えば・・・




↑アイスキャンディー販売


長いこと屋形船に乗っていますが、
こんなの初めて見ましたよ。


しかも、


キーホルダーまで売ってます


これは売れてるのかどうか不明ですが・・・


考えたもんだな~~


妙に関心してみたりして。


珍しいので、おじさんに声をかけて、
いつから販売しているのか聞いてみたところ、
去年くらいから夏場だけ始めてるとのこと。

この日は私の知り合いのお客さんを乗せていたんですが、
小さな子供もいたので、かなり評判がよかったです。

でもこれは子供だけじゃなく、
大人でもついつい買ってしまいそうですよね。

おじさんが去った後、一緒に働いていた男子に、


アイスキャンディー売り、知ってる?


と聞いたところ、
おじさんから瀬川丸へのご挨拶代わりだったのでしょうか、


昨日、タダで4本もらいました


って、


ずるいっ ( ̄▽ ̄|||)


前日の屋形船に乗船していなかった私は、
おじさんに声までかけて、
1本200円のアイスキャンディーがもらえず、
本気で悔しがったのでありました。


我ながら恥ずかしいわぁ・・・(--;)


今後、屋形船が集まるお台場海上は
このような販売が増えていったりして・・・。


私もやっちゃおうかしら。


って、


無理っ ( ̄▽ ̄|||)


なんだかんだと屋形船

2010-08-23 | 屋形船の話
「潮時かなぁ・・・」なんて言っていた屋形船。
しかし先日は、
船頭のおやっさんと二人だけで屋形船を出動させるという


むちゃぶり。


そのうえ、おやっさんは手を怪我したらしく、
仕事の7割以上は私一人でこなすハメになるわけです。


・・・


私をコロス気かっ ( ̄▽ ̄|||)


ま、まぁ、操船には問題ないようなので、
それ以上の仕事ぶりは望みませんけど。

ただいまバイトの大学生は夏休み真っ盛りでして、
実家に帰ったり、部活の合宿に行ったりと、
なにかと忙しいらしくてお休み続出。

イコール、


人手不足。


毎年ながら、この時期は仕方がありません。

それにしても何が寂しいかって・・・

いつもなら、出船前の準備が一段落すると、
バイトを集めてビールを片手に、
「今日も1日よろしく!」の


気合の一杯


ここからスタートしてテンションをあげるわけですが、
この日、私が乗る屋形船には私一人だけ・・・。

仕方ないので、




↑一人でも気合の一杯


ずいぶん寂しいじゃないの・・・(--;)


こうして一人テンションをあげつつ、
屋形船は出船。

お台場に船が到着しても、手を負傷してたおやっさんを気遣い
一人で動き回っていたわけですが、
気づけばそんな私の苦労など気にもせず、

おやっさんったら・・・




↑浴衣美人に囲まれ、
楽しそうに夜景見物中。


こぉらぁ~~~~~!!


天ぷらを揚げつつ、後ろから叫んでみたところ、
「怒られた~!あははー!」と、
浴衣美女に助けを求める我が船頭・・・。


楽しそうだこと。


そんな一コマもありつつ、
風にあおられる船を警戒している姿はさすがですけど。


この日は朝から動き回っていたので、
夜の屋形船が終わる頃には疲れきり、


気絶してるかも。


そんな心配をしてみましたが、(←おおげさ)
意外となんとかなるもんだ。


なんだかんだと屋形船


無理しない程度にがんばろっと。


まだまだ汗をかく暑さは続いていますが、
あと一ヶ月もすれば秋の名月。
夜空も秋っぽく感じてきました。




いい眺めだ~。

そろそろ潮時かねぇ・・・

2010-08-17 | 屋形船の話


この夏で屋形船暦19年。
働き出した年に産まれた友達の子供が、
まもなく成人式を迎えるという年月が過ぎてしまった・・・。


そりゃ私も歳をとるわけだ


そのせいか先日の東京湾花火で、
ちょっと衰えを感じてしまった。


船酔いはもともとしない体質なので、
船が嫌~な揺れ方をしようが、
お客さんが目の前で吐いていようが、
つられて酔うことはまったくなし。

しかし・・・
味噌汁を大量に運んでいる最中に、
船の揺れに足がとられ、ちょっとよたってしまった。


まじでっ? ( ̄▽ ̄|||)


本人もビックリ。


もちろん倒れることはしませんが、
もし倒れてたら、お客さんの頭上に味噌汁をこぼす事になったわけで・・・。


これは絶対にまずい。


今まで船の揺れに足を取られることもなかっただけに、
静かな動揺がおこった。


そしてもう1つ。


地球の歩き方BLOGにも書いたんですが、
船が桟橋に着く際に、ちょっとしたトラブルが起きまして、
船の先端でバタバタ動いていたところ、
ロープが足に引っかかって転んだ・・・。


まじでっ? ( ̄▽ ̄|||)


今まで船のロープに足を引っ掛ける事など無かっただけに、
またもや静かな動揺がおこった。

ただし、そんな自分があまりにもおかしく、


その場で大爆笑しましたけど。


昔から転ぶのは人並み以上に経験していると思っているので、
転んだ時に打った膝の痛み具合で、
だいたいのキズ加減は想像できていたんですが・・・




↑想定外です。


予想以上の怪我に、


普通に動揺っ ( ̄▽ ̄|||)


現在、熱がもっている状況ですが、
そんなことは毎度のことで気にならないんですが、
船の揺れに足が取られたり、船のロープに足を引っ掛けたり、
今までそんな事がなかっただけに、


屋形船の仕事も・・・


そろそろ潮時かねぇ・・・


なんて思ってみたりして。


きっと普通に考えれば、船の揺れに足が取られたり、
ロープに足が引っかかったりするのは
よくある話なのかもしれませんが、
大事なお客さんを乗せている屋形船では、
働いている乗船員がこれじゃ、やっぱり駄目だなぁ・・・
なんて自分を責めるわけです。


それに考えてみたら、
私と同期で乗船した女子で残っているのはたったの一人。
屋形船が大好きなそんな彼女も、今となっては船には乗らず、
料理の仕込を手伝う裏方のお手伝い。


これが普通だよな~


なんて考えてしまう。


それでも船上の現場がやっぱり好きな私としては、
もう少し乗っていたいかな・・・と思う気持ちもチラホラ。


まいったね、これは。


しかし、昔と今とでは仕事のやり方も変わり、
今風に染められた現場で続けるのも限界もある・・・。


これが世代交代ってヤツですかね。


確かに今後のために、最近では自分で天ぷらを揚げず、
今の世代にガンガン揚げてもらって、
どんどん上手になってほしいな・・・と願っている自分もいたりするわけで、
これは止められないし、逆に良い事だと思いますが、
屋形船の古き良き歴史だけは、
今を働く人たちが守っていってほしいな・・・と、
オツボネは思うのでした。


なんて・・・


まるで明日にも屋形船から足を洗うような話をしておりますが、
この夏は、まだ出船の予定も残っておりますので、


乗っちゃいますけどね。


実は自分で分かっているんです。

船上で弱っている理由は歳のせいだけではなく、
太って動きにくくなっただけ・・・。


ぷぷぷ。


来年も現役で乗ると決心がついた暁には、
真面目に体を絞ろうと考え中。


でもまぁ、私がそんな努力をしなくても、
瀬川丸には頼りになるバイトの若者がいっぱいます。





↑いい笑顔だ!


青春ど真ん中のこの後輩軍。

みんな大学で乗船訓練を受けている子達なので、
頼もしい限りです。

こんな若者達がいてくれるので、
私もあともう少しだけ・・・

オツボネ根性でがんばってみますかね。


久しぶりのBLOG

2010-04-06 | 屋形船の話


なんだか最近、いろんな出来事や、
いろんな事に手を出しすぎてるせいか、
自分の時間を持つという事を忘れつつあり、
すっかりmixiやBLOGから離れつつあった感じです。

しかし落ち着いたら無性にBLOGが書きたくなったから面白い。


とりあえず花見ですから、


やっぱり屋形船?


ここ週末は例年のごとく、屋形船の仕事でお花見コース。
働いているのでノンビリ桜見物とはいきませんが、
やっぱり船の上から見る桜は格別。


先日は夕方から出船したため、ライトアップには早いし、
昼のように綺麗に桜を見ることもできず、


びみょ~な桜景色


ちょっと雲行きも怪しかったので、
一雨降るかな?と心配していたんですが、
案の定、ポツポツと雨も降り出したりして。

まぁ、雨は仕方ないとしても、驚いたのは急な突風。
船は風に左右されるので、急な突風は慌てるわけです。


なにごとだっ!! ( ̄▽ ̄|||)


船は突風にあおられ、
アンカーロープを中心に向きが変わるため、
近くの船同士がぶつからないように気をつけるわけですが、
変わった先が悪かった・・・。


船じゃなくて堤防かいっ!! ( ̄▽ ̄|||)


仕方ないので久しぶりにやりました。

両足は堤防の囲いの木、そして両手は屋形船。


力ずくで船を押します


そして伸びてきた両手・両足、
下に向いた私の顔の真下は隅田川・・・。


あれ?


「そろそろ船に飛び乗って下さい!」と、心配した男子スタッフの声。
「まだ大丈夫、大丈夫♪」と、この状況は何度か経験してるので、
いちお冷静な声を出したものの、いつもと何かが違う事に気づきます。


なぜか重さを感じる・・・


そういえば私、


太ったんだわーーーっ!! ( ̄▽ ̄|||)


夜型生活が続いたせいで太ったことをスッカリ忘れており、
いつもの感覚で体制を維持してしてしまったもので、
少々危険な状況に追い込まれたわけです。

しかしここはオツボネ魂。
とりあえずは冷静な顔をして無事に船に飛び移りましたが、

内心はというと・・・


やっぱり落ちる?


ねーねー、やっぱり落ちる?


いったい誰に問いかけていたのかは分かりませんが、
我を忘れた一瞬。

太ったせいなのか、実は歳のせいで鈍ったのか・・・。
どっちにしても少々びびった出来事。

ま、まぁ、お客様に迷惑をかけることはないので
良しとして。

この日、船長と話をしている際に、
メキシコ生活がなければ、私の屋形船暦は19年目になる事が判明。


メキシコ生活があっても長すぎっ ( ̄▽ ̄|||)


「そりゃ、お互い歳をとるわけだ・・・。」




↑そんな話をしつつ、夜桜に変わった隅田川を横目に、
桟橋へ向かったのでありました。


寂しいような、


逆に笑っちゃうような


まだまだオツボネはがんばりますわ。


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4/5更新 : お花見2010 〜隅田川の桜〜

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蟹の味噌汁

2009-09-14 | 屋形船の話


昨日の大雨にはまいった。

ちょうど屋形船でお台場に停泊中、
お客さんが屋根に上がるための手すりを準備している際に、
本格的な雨がザーザーザーザー降っちゃって・・・


ずぶ濡れ


雨が降ったうえに昨日は涼しかったので、
やたらと寒さが身にしみる。

そこで久しぶりに屋形船で出している味噌汁を飲んでみた。




瀬川丸の蟹の味噌汁でございま~す


蟹のダシがきいてて、やっぱりうまい。
これからどんどん寒くなってきて、
船上では味噌汁が重宝してくれる。

たまに勢いよく飲んでしまい、
火傷したりしますけどね・・・


ドンマイ。ドンマイ。


一時だけ雨もやみ、星も見えた帰り道。




秋の気配を感じた屋形船でした。


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9/23更新 :東京湾でアジ釣り
9/19更新 :恵比寿麦酒祭

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くつろぎの場所

2009-09-09 | 屋形船の話


いつも屋形船の仕事が終わると、
お店に戻ってくつろぎタイム。

テーブルの上には、船宿のおかみさん、
お手伝いのおばさんが用意してくれた軽食や、
時には「鍋」なども出てきたりする。

ただでさえ仕事の終わり時間が遅いのに、


今から宴会かいっ!!!


そんな日もあったりして。

店の中は、まるで我が家のよう。

勝手に冷蔵庫を開けて飲み物を出し、
テーブルにあるものは食べつくし。


それを見ている船長やおかみさんは、
何を言うわけでもなく、気にするわけでもなく、


ただただ野放し


それどころか、


「お腹空いてないのかー?」

「ごはん食べていきなさーい!」

「これ余ったから、持って帰りなさーい!」

って、心配してくれる。


アルバイトの男子はというと、
ほとんどが学生寮に入っているので、
親代わりみたいな存在なのかも。


ちょっとした相撲部屋


そんな匂いがする瀬川丸。





そして今日も元気に出船



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大潮は渋滞

2009-09-03 | 屋形船の話



先日、昼と夜の屋形船に連続で乗船。

朝から晩まで、

汗とごま油にまみれること約11時間。


吐くかと思ったぜ


やはりオツボネ。
我ながら弱くなったもんだ。


さて。

潮が高くなると、屋形船は橋をくぐれなくなってしまいます。

そんな時は・・・

出船時間よりも早く桟橋を離れなければなりません。

満潮に合わせて橋から脱出する屋形船たち。


屋形船の渋滞です


出船時は先手を打てていいのですが、

戻ってきた時に潮が高いと、橋をくぐるには

ギリギリだったりするわけです。

こんな時は船頭さんの腕の見せ所。


屋形船の屋根と橋の隙間、わずか数センチ


桟橋に戻ってきた屋形船の順番に、


橋にアタック


いや、ぶつけるんではなくって、

橋の下をくぐることに挑戦するわけです。


ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり通過・・・


こんな時、船頭さんも顔など出してはいられませんから、

前方なんて見えてやしません。

そんな時は・・・





長年の感だけで操船するわけです。


屋形船の構造によって状況は変わるものの、

やっぱり船頭さんはすごいなと思う瞬間。


そしてこんな時もまた、

屋形船はアタックの順番待ちで渋滞したりして。


自然の潮の満ち引きには逆らえず、

時間通りに事は運ばず・・・


何かと大変な満潮時ですが、

船頭さん同士が手をあげて合図をしている姿とか、

橋をくぐった後のお客さんの拍手とか、

狭い川の中で繰り広げられる、ほんの小さな一コマが、

私は好きだったりします。


9月に入り、屋形船も少しだけ一段落。

ちょっと気が抜けた今日この頃。




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9/3更新 : CANAL CAFE

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天ぷら

2009-08-28 | 屋形船の話


天ぷら揚げるのって、
なんでこんなに難しいのだろうか。

今まで嫌というほど屋形で揚げといて、
今更言うのもなんですが、
「花を咲かせる」という作業も今でも難しい・・・。

※「花」とは衣の周りにクシュクシュとついてる天カスのこと。
↑これで伝わるかしら・・・(^_^A)

以前、2日で120人前(約970点)の天ぷらを揚げ終えた夜。
夢の中に出てきた私は、


あはははーー♪


なんて笑いながら、


ごま油のプールで


エビと戯れておりました


壊れてます・・・。


こんな夢にまで出てくるほど揚げているのに、
毎回毎回、同じように揚げるのは難しい。

「カンタン天ぷら粉」でも使えば、
同じように揚げれるのかもしれないが、
それは許されないのがこだわりなのか。


その昔、今は引退した「梅さん」というおじいちゃん船頭に、

「うまく揚げれる日と、イマイチな日がある」

と相談したところ、

「季節によって油の温度や衣の具合をみないといけないぞ」

なんてことを言われたっけ・・・。


また難しいことをっ ( ̄▽ ̄|||)


そんな話を聞きいた、とある日のこと。
銀座の高級天ぷら店に連れてってもらう機会がありました。

お客さんの前で1つ1つ丁寧に揚げられる天麩羅たち。

1つ揚げてはお皿に盛ってもらい、
1つ揚げてはお皿に盛ってもらい・・・


すげーーーーっ!! ( ̄▽ ̄|||)


きっと気をつけてることは一緒なのに、
あまりの丁寧さにビビったものです。

しかしあれから10年以上たった今、
私にもマメ知識ってものがついてきたのでありました。

屋形船で揚げる天麩羅は、高級店とはちょっと違う、


漁師揚げ


なんだと。

江戸時代の屋形船では、釣り人たちが釣った魚を
その場で揚げて食べさせた事から、
「漁師揚げ」と言うんだそうな・・・。(←本当なのか?)

そう聞くと、確かに店で出される天麩羅とは違い、
船頭さんが揚げる天麩羅はダイナミックな気がする。
お鍋に勢いよく放り込むあの感じ・・・。


江戸前はうまいぞー!


腹減ったろーー?


ガンガン食え~~~っ!


みたいな。


これが、うんちくよりも行動派の江戸っ子たちらしい
揚げ方のような気もする。

どこの船宿もやり方は違ったとしても、
きっとこの「漁師揚げ」が基本なのかもな。(←勝手な解釈)

でもまぁ、高級であれ、屋形船であれ、家庭であれ、


揚げたてが1番


これだけは絶対に間違いない。


屋形船で天麩羅を揚げ始める時、油の温度を測るために、
溶いた小麦粉を箸でピシャっとゴマ油の中に飛ばすんですが、
その音が勢いよく、


シャーーーーーーーーーッ!!


と聞こえた瞬間。




今宵も屋形船の時間がやって参りました


そんな風に思うのでありました。


天ぷらかぁ・・・


奥が深いのぉ~


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続・新人の君

2009-08-21 | 屋形船の話


この夏、もう1人の新人君がやってきた。

大学4年生の若さではあるが、

やけに落ち着きのある新人君。


そんな彼と初めて組んで屋形船に乗った日のこと。


どんな乗組員よりも


声が大きく


どんな乗組員よりも


接客がうまく


そして、どんな乗組員よりも


年上に見えた新人の君


正直なところ、初めて横をすれ違ったとき、


新しい船頭でも来たのかと思った


「学校でも先生に間違えられる事がある」というのも納得。


そんな第一印象を持ちつつ、

わりと早めに次の屋形船で一緒になった新人君。


船の仕事はまだまだ大変そうだったけど、

やはりズバ抜けて接客がうまい。


ナイス笑顔


先日、この勢いはどこで習得したのか聞いてみた。


どうやら、この新人君。

とある飲食チェーン店の何店舗かを、

統括して面倒みていたらしい。


あまり詳しくは聞かなかったけど、

学生でそんな事ができるほどのやり手。


そりゃ、接客がうまいわけだ


しかしその仕事をしている間、

睡眠を取る時間もないくらい忙しかったらしく、

今は辞めてしまったようですが、

今まで得た経験をしっかり肥やしにしている

しっかりものの新人君。


あっぱれ♪


今年の新人君たちは、がんばってくれるな。

私も見習わなくっちゃだわ。


それにしても会社を辞めて夜型の生活になり、

体重増量中の今日、この頃。


夏だって言うのに・・・


やせないなとはね


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