琴棋詩酒

いろいろ

マジンガーとトランペット

2013-06-22 21:55:17 | トランペット
マジンガーZと言えば、主題歌の水木一郎の歌が思い浮かぶ人も多いかと思いますが、では作曲者は誰か、というとマニアックな世界になってきます。

それは渡辺宙明です。先ほどウィキで確認しましたが、御年87歳!です。生きてて良かった。
私が渡辺宙明に興味を持った理由は、曲中のトランペットの格好良さです。

宇宙刑事ギャバンの登場シーンに流れるトランペットのハイノート。プレイヤーは不明ですがしびれます。
記憶では、渡辺氏は元はトランぺッターとのこと。さっきウィキで見たら東大卒だそうで、格好良すぎますね。

1970年代のアニメ世代でもある私は、色んなアニメ・特撮など見てきましたが、調べてみると、当時のアニメの作曲は、この渡辺宙明と菊池俊輔がほとんどを占めているんです。

ファンの間では宙明節とか菊池節とか言って、その独特の旋律を愛好し、人気を二分しているんですね。

私は菊池節はキャシャーンに代表されるように、悲劇的なイメージの曲が多いのでちょっと、って感じです。
いや、でもすごく格好良いとは思います。

でもトランペットで吹くならと思うと、宙明節になる訳です。もう、とんでもなくヒーロー的なので。
と言って仲間がいないので一人でコピーしてるんですが…

好きな曲は、大鉄人17のオープニングですね。さえ渡るトランペットの音色は、ヒーローの登場って感じ。ヒーローの孤独や格好良さを寂しげな旋律が盛り上げます。歌は水木一郎です。間奏の部分は、ニッセイのおばちゃんが自転車で出てきそうで泣けてきます。

最近頑張ってコピーしている曲はスパイダーマンです。洋画じゃなくって、巨大メカのレオパルドンが出てくるヤツ。
あのトランぺッターは素晴らしい!(って素人が何言ってんだか…)あんなハイDがコンスタントに出たらいいなぁ。

曲中、勢い余ってハイEが出ちゃうトコなんか、ライブの熱気みたいでもう最高
プロって、そこまで気合入れて吹いてんだ、みたいな気迫が伝わってきます。

古いけどグレートマジンガーなら、何とかコピー出来ます。Fから始まってF、F、バンバンババン(繰り返し)
ハイB、ハイB、バンバンババン、スクランブルー♪ハイC(タタータータタ)ダァーシュ。

あの曲も燃えますね。トランペット吹きなら、その難易度が分かるでしょう。そのエキサイティングさも!

鋼鉄ジーグは…ちょっと音高すぎます。前奏がいきなりハイCで始まり、ハイEも要求される。曲を良ーく聞くとプロでも外してる。オレ無理

でも。でもでもいつかは、って思って練習してます。マイペースで…



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FLEX TONGUE BUILD

2013-06-15 02:22:06 | トランペット
長年、トランペットを吹いてきて色々な事がありました。
うまくなりたいという一心で練習しても、なかなか上達せず試行錯誤をしたものです。

ラッパ吹きなら、誰もが憧れるハイトーン。最近ではエリック宮城さんが有名ですね。私、生で彼の音を聞いた事がありますが、フォルテシモは、まるで小さな爆発が起きたかのようなインパクトでした。(←これ誇大表現じゃ無いです。ライブで聞くと分かります。)

ある時、FLEX TONGUE BUILDなる教本に出会いました。そんな時出会ったのがコレ的な広告じゃないですがね(笑)

最初はコツが分からず、要領を得ませんでしたが、毎日続けるうちに何だか上達
天から光明が差した様でした。

要はこの教本、舌の動きに重点をおいて音程をコントロールするというメソッドです。勿論、息のスピードも関係しますが。口笛とよく似た動きを舌にさせるのだと解釈してます。

以前は、ハイBくらいが限界でしたが、ハイEまで出るようになりました。
唇の事は忘れようみたいな事が書かれていたような気もしますが、私はちょっと違うと思い自分なりにアレンジしました。

自分の過去の奏法を、ざっくり分析すると、唇を緩め過ぎでした。そのため、疲れやすく本番でスタミナに大きな不安がありました。長年染みついた悪い癖だったと思います。

つまり、唇に頼り過ぎて音を出していたせいで、どうしてもアパチュアが大きくなり、その状態をキープすれば疲れるのも当然だった訳です。ウォームアップにあまり時間を掛けていなかったせいもありました。

 FLEX TONGUE BUILDを始めて、舌の動きで音程をコントロール出来るようになったおかげで、アンブシュアを巻き気味にする事が出来ました。上級者は皆そうなのかな?とか思います。

 巻いたアンブシュアでも、舌を使えば低い音が出るし、そのうちアンブシュアの形を変えずにリラックス出来るようになると音質も良くなりました。

 一つ改善すると、色々と波及効果がありますね。今ではたまにしか吹かないのですが、技術をキープ出来ています。
いくら唇を鍛えたところで限界があるし、プロだって同じ人間なのだから唇の材質は変わらないですもんね。

あとは披露する場があるといいなと思います。良い仲間と出会えるといいな



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