海狼雑記

副隊長の思いつき

子役って不幸

2007-01-27 | Weblog
暇にまかせて子役の書いた半生記を読みました。ケンちゃんこと宮脇康之「101回信じてよかった」と高峰秀子「わたしの渡世日記」。

ケンちゃんの本はただ芸能界のダークサイドをマイルドに告発した平板な内容でしたが、高峰秀子は子役からの脱皮に成功し名女優になった人なので、文章も深みがあって非常に読み応えがありました。「血染めのブロマイド」という章などは当時の時代背景が描かれて涙が出そうになったくらいです。

感想ですが、子供がお金を稼ぐと碌な事にはならないんですね。家族は崩壊、親族はお金の無心、本人は学校に行く暇さえ与えられずに働いて学歴コンプレックスを抱え込んでいく。ホームアローンのマコーレカルキンなんかも同じ状況だったんでしょうね。ハリウッドでも多くがドラッグ依存などに陥り、子供の頃の可愛さなど欠片もない姿が公表されて驚かされることが多いです。

可愛いお子さんを持った親御さんはお気をつけください(笑)。

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