先週の木曜日、常連のお客様(Fさん)から電話がありました。
「音楽の先輩から、マーチンD-28 Murquisのギターを貰ったけど、長い間弾かれていなかったようで、調整をしたい」との事でした。
そこで柾目ウッドメーカーさんへ車でご案内です。
柾目さんは一目見て、「良いギターやなぁ」との声でした。
今でも70万円くらいで売られていますから、D-28としてはかなり高額なギターですよね。
一週間程度の入院が必要との事でしたが、一昨日退院して来ました。
普通のハードケースの二倍くらいの重さだそうで、車に積むのも手伝って頂きました。
で、その日のうちにFさんが取りに来られて、弾いておられましたが、凄い迫力の音です。鳴りが違うと感じました。Fさんの弾き方がそうだったのかも知れませんが、低音の迫力が凄かったです。
その時代の方は、アメリカンフォークやカントリーが盛んな時代に音楽をされていたのだろうなぁと思います。
そして、殆どがマイク取りだったと思います。音がごまかせないですよね。
良いご縁で、良いギター・・良い弾き手が弾いていたギターは、やはりそれなりの音がするのだろうと思います。
昨日、実はギブソンが破産申告しました。
正に昨日です。今後は負債を減らし、経営再建をするそうですが、ギブソンが何故破産??
憧れのギターで、とても響くギターですよね。
山田さんもギブソンを弾いておられますが、皆さんから「良い音」と言われています。
最近はギターの質が落ちていたとの評判もあり、他の事に手を出したからとのコメントも出ていました。
良いギターだけに本当に残念です。
音楽は不滅です。部屋で手に取って弾けるギターはその価値があるはずです。
ギターを誰も買わなくなる時代なんて来るはずはないと思っています。