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いつかの感想☆彡

2012年03月14日 21時41分06秒 | Book
半年以上前に書いたブログの下書きを発見したので、


せっかくなのでアップします(o^∀^o)



この漫画はめっちゃ面白かったのでオススメです





『人形の墓~美内すずえ作品集~』





美内すずえさんと言えば、かの有名なガラスの仮面の作者



他の作品は読んだ事なかったのですが、



これがね~めっちゃ面白い





こちらは1974~1977年に描かれた4つの短編を集めた漫画文庫で、



ホラー&サスペンス系の作品。





『黒百合の系図』は、



黒百合が咲いたある日、母が突然亡くなり



不快な死を探ろうと、謎に包まれた母親の過去を探しに旅をする女の子が主人公。



恐ろしい伝説と呪われた自分の系図を知る~そんな話。





『泥棒シンデレラ』は、



平凡な主人公がある日、事故に遭って以来、



美貌やお金や頭脳、他人の羨ましいモノが



欲しいと思えばどんどん手に入ってしまうという不思議な話。






『人形の墓』



孤児院で育った少女があるお屋敷に引き取られるのですが、



そこの婦人は娘を亡くした寂しさから車椅子に人形を乗せ、



まるで我が子の様に可愛がっているのです。



次第に婦人は少女に心を開いていくのですが、



心を持った人形が少女に嫉妬をし殺そうとする…そんな話。






『孔雀色のカナリア』



暗く惨めな人生を生きてきた主人公は、



母が死ぬ間際に双子の妹がいる事を知らされます。



瓜二つの顔の妹は財界人の娘として何不自由なく育ってきたと知り、



妹の生活を乗っ取ろうと計画し、



妹を殺しその遺体をあたかも自分が自殺したように見せかけ、妹になりすまします。




計画は上手くいった様に思われたのですが、



自分の正体がバレやしないかと怯えながら生きていく…



なんとも悲壮感溢れる話。






4つとも面白かったけど、特に『孔雀色のカナリア』は面白い



時代を感じる古い絵が、なんか恐さを引き立てているように感じます。



2時間のサスペンスドラマになりそうな作品だなぁ~と思いました(・∪・*)




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