テンポよし 『バンテージ・ポイント』

『バンテージ・ポイント』　’０８米　　Vantage Point（有利な見地）

「大統領を撃ち抜いた１発を、あなたは８回目撃する」…チラシコピーより

「羅生門」のような映画かと思ってたら、ちょっと違いました。
事件をそれぞれの場所、立場から映し出しながら、真相に迫っていくというストーリー。
心理描写もあっさりとしてて、シークレットサービスのデニス・クエイドと、
ビデオ片手の旅行者のフォレスト・ウィテカーの内面が少し描かれる程度。
前半はサスペンス仕立てでかなり引っ張りましたが、後半はアメリカ的御都合主義の普通のアクションでした。
でも９０分という長さなので、特に文句もなく楽しめると思います。

【作品解説】　<ｇｏｏ映画より>
米大統領暗殺・爆破テロ事件の謎を追う、緊迫感あふれるサスペンス・アクション。
1つの事件を異なる8人の視点から何度も映すことで、少しずつその全容を明らかにしていく。
ある視点では解決しなかった疑問が、他の視点から見ることで解決する――
その視点の変更とトリックの種明かしの連続が、非常にテンポよく心地いい。
その中で観客は“9人めの視点”として作品へと巻き込まれていくことになる。

監督　ピート・トラヴィス

出演　デニス・クエイド　（１９５４－）
　　　　マシュー・フォックス　（１９６６－）　TV「LOST」シリーズ
　　　　フォレスト・ウィテカー　（１９６１－）
　　　　シガニー・ウィーバー　（１９４９－）
　　　　ウィリアム・ハート　（１９５０－）
　　　　エドガー・ラミレス　（１９７７－）
　　　　エドゥアルド・ノリエガ　（１９７３－）　’97『オープン・ユア・アイズ』