すこっちの、ザックリが好き。

食べる、撮る、感じる、考える、つぶやく。
日々すこっちのザックリ日記です。

終戦月を迎えて。

2016年08月11日 23時44分54秒 | 日記

さて。8月と言えば。

夏真っ盛り、お盆、そして終戦記念日。

1年前に、とある番組を見て思った事を
ここで載せておこうかと。

去年思った事(SNSで書いていた)なんですが、
やはり大切な事なんで。



⭐️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️️⭐️



とある戦争特番を観て考えた事。


多分人間は繰り返す生き物だなと。


前から感じていた事ですが。


今回、特攻隊の息子を見送ることのできた父親の話がありまして。

その息子が両親や弟に、特攻に出る前に出した手紙があり。

父親、母親、弟に手渡された頃に空に飛び立ったのですが・・

飛行機の不具合で戻って来ていた為に、父親に奇跡的に会うことができ、
父親が見送る中、翌朝再び出撃するのですが。

「お母さんは泣いてなかった?」と聞かれ、
「泣くわけないやろ」と答える父親。

本当は泣いていたのに、息子のことを考え、そう言った父。

「自分が出陣出来て嬉しいでしょう?」と息子に尋ねられ、
父は肯定し、彼は安心したように笑顔で出陣、還らぬ人となります。


父親は、その時かけた言葉に後悔や苦悩します。


戦争で日本は負け、父は息子が生きているかもしれんと帰り来る人を見て
探していたそうで。


そんな中、戦後になり月日が経っていくと、それまではお国の為の
特攻隊ですから、名誉な死だったはずでしたが。


戦後徐々に、息子は名誉な死から「特攻隊なんかで死におって、、」と
近所の人から言われたりして、周りの風潮が変わっていきます。

父親は本当に苦悩していたと、弟さんがその当時の事をインタビューで
話されているのを聞き入りつつ。


なんとも言えない気持ちになった。


近所の人の心無い言葉。


いくら戦時中と戦後だからと言え、、少なくともその当時同じ空気の中
生きてきたのに、酷いな、、、と。


しかしよく考えると、極端ではあるが


この言葉こそが、言葉は酷いが、戦中の異常な風潮と比べ、
逆に幾分正常な事なのか、、と。


「正義」と言い見送る親や、「正義」と信じ死に行く子にとって、
身も蓋もない事ですが、


本当は死にたくないだろうし、子供を死なせたいなんて親はいないでしょう。


それを当たり前にさせる、異常な状況を作る戦争は
絶対してはいけないと思う反面。


この話のように、その時々の風潮で右にも左にも
動いてしまう人の心を思えば、


人間は、同じ事を繰り返していく生き物のように、
残念ながら感じてしまう。

もっと一人一人が自分で考え、周りに惑わされず流されず、
根本を忘れずに自分が正しいと思う正義を貫いていければ、、
そんな事を思いました。





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スコッチ)
2016-08-14 13:23:05
世間の風潮に合わせない者を認めない国民性だから、個性的な人間には本当に生きづらい国です。
返信する
Unknown (すこっち)
2016-08-16 07:46:19
最近はまだ個人的な意見が誰でも許される国にはなりましたが、それでも「人と違う」事を嫌う日本人の習性は根強くありますよね。しかし、本当に自分の国が存亡の危機に陥った時、世論を操作して、国民の心を一つにさせる戦術は仕方の無い事なのかも知れません。ただ、その中にあっても、冷静に周りを見渡し「本当は自分はどうなのか」と、そこを考えているのとい無いのとでは、かなり違うように思います。
返信する

コメントを投稿