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春夏秋冬

特掃隊長のひとり言

ヒグラシ

2009-07-17 17:04:47 | 日記
暑さに気をとられているうち、いつの間にか、街の街路樹に蝉が鳴き始めている。
そして、夕方には蜩も。

いつの頃からか、私は、蜩の鳴く声が好きになっている。
暑い一日を終えた夕暮時、涼しい風が吹く頃になって鳴き始める蜩には、独特の癒しと風情が感じられるから。

〝その日暮し〟って、よくない生活を表す言葉として使われることが多いけど、果たしてそうだろうか。
過去を悔やみながら、未来を憂いながら生活するより、よっぽどいい生き方だと思う。

皆、明日の不安に苛まれて、その日暮らしができないから、苦労する。
命がなくなるなんて思わないから、生きることに苦悩する。

備えは大切だが、余計な思い煩いは、必要ない。
短絡的な〝その日暮らし〟はいけないが、建設的な〝その日暮らし〟なら、いいのではないだろうか。

蜩だって、昨日を悔いて・明日を憂いて鳴いている訳ではないだろう・・・
その鳴き声は、きっと、短い生涯を懸命に生きようとしている、今を必死に生きている証なのだと思う。

この夏の夕、蜩の鳴く声を聞く度に、今日をキチンと生きたかどうか、自分に問いただしてみようと思う。






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