現場は、低層の小規模マンション3F。
遺族に依頼され、部屋に残置された家財生活用品を片づけていた時のことだった。
マンションにエレベーターはなく、荷物を搬出するルートは階段のみ。
私は、処分する荷物を両手に抱えて、階段をひたすら昇降していた。
上り下りを何度も繰り返すうちに、腕はパンパン・膝はガクガク。
汗はダラダラ流れ、息はフーフーと荒れていた。
請け負った仕事は完遂させなければならない。
とにもかくにも、部屋が空になるまで、作業を止めるわけにはいかなかった。
そんな最中、一人の少年が目の前に。
小学校2~3年だろうか、制服にランドセルを背負って、私が下る階段を上ってきた。
〝一人前〟かどうかは別として、私は、いい歳をした大人。
「こんにちは・・・邪魔してゴメンね」
と、こちらから挨拶。
すると、男児は、
「頑張って下さい・・・」
と一言。
神妙な表情で私を見つめながら、通り過ぎて行った。
人は人を支え、人は人に支えられ・・・
その小さな応援に、私の顔と心はホッと笑った。
そして、色んな事や色んな人への感謝の気持ちが湧いてきて、残りの作業に力が込もる私だった。
特殊清掃プロセンター
遺品処理・回収・処理・整理、遺体処置等通常の清掃業者では対応出来ない
特殊な清掃業務をメインに活動しております。
◇お問い合わせ先◇
0120-74-4949(24時間応対いたします)
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上り下りを何度も繰り返すうちに、腕はパンパン・膝はガクガク。
汗はダラダラ流れ、息はフーフーと荒れていた。
請け負った仕事は完遂させなければならない。
とにもかくにも、部屋が空になるまで、作業を止めるわけにはいかなかった。
そんな最中、一人の少年が目の前に。
小学校2~3年だろうか、制服にランドセルを背負って、私が下る階段を上ってきた。
〝一人前〟かどうかは別として、私は、いい歳をした大人。
「こんにちは・・・邪魔してゴメンね」
と、こちらから挨拶。
すると、男児は、
「頑張って下さい・・・」
と一言。
神妙な表情で私を見つめながら、通り過ぎて行った。
人は人を支え、人は人に支えられ・・・
その小さな応援に、私の顔と心はホッと笑った。
そして、色んな事や色んな人への感謝の気持ちが湧いてきて、残りの作業に力が込もる私だった。
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