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私の好きなものについて

映画 ■■リンカーン■■

2013年04月23日 19時35分44秒 | 映画
ダニエル・デイ=ルイス
アカデミー主演男優賞受賞したし
話題になっていたので
面白そう、と思って観に行きました



映画 ■■リンカーン■■

☆☆☆☆

yahoo映画の評価(2013年4/21現在) 3.52(5点満点)




観終わって
楽しめなかったのは
私の知識不足のせい
事前に予備知識を仕入れなかったから...
と、思っていたけど

時間が経つに連れて
「全然面白くなかった」という方向に
針が振り切ってしまった



アメリカ人にとっては
一つ一つのエピソードや地名や人名が
歴史上とても有名で誰もが知っていることなんだろう

でも、私には
全然なじみがなくて
「?」が飛び交ってた

もちろん、私がバックグラウンドについて
全く無知なのが悪いし

事前に予備知識仕込んでいなかったのが
敗因だけど



これはエンターテイメント?

普通の映画は、座っていれば
映像と台詞がどんどん自分の中に迫ってくるように
すごい迫力で飛び込んでくるけど

この映画は
観る人が意識的に
「見よう」と努力しないと見られないような

「理解しよう」と前のめりになって
台詞を聞かないと
理解出来ないような

文学的な映画だと思いました



結果的にどういう結末になるかは
周知の事実だから
ドキドキハラハラもしないしね
大きな盛り上がりもなく淡々と終わっていった



これは脚本が良くないかな?
スピルバーグを始め
一流の才能ある人たちが結集して
多大な資金が投入されて
どうしてこういう作品が出来てしまうのか、不思議



しかし
黒人の参政権とか
女性の参政権とか考えること自体に
「とーんでもない!!!」
「気が狂っている!!!」
というリアクションを見せる白人男性達

現代の瞳には
なんと古い頭の、良識に欠ける人たち!
と、映る



こうなるまでには
数え切れない人たちが
地道な努力や運動を重ね
たくさんの命が犠牲になってきたんだな
と、思う



かつては「ばかげた理想」と思われてきた
女性や黒人の参政権が
今は、当たり前のように、多くの人に享受されている



リンカーンの時代には
黒人の大統領が誕生するなんて
夢のまた夢の夢だったけど
それを実現できたのだから



現在、まだ残っている差別も
遠い将来
「そんな差別があったなんて信じられない!」
と、あっけらかんと言われる日が来ることを願いました

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