Hulu ■■SAYURI■■

日本を舞台にした
芸者の世界を描いた映画だけど

渡辺謙や役所広司が出演しているけれど

アメリカ人の作家が書いた小説を
アメリカ人の監督が撮ったものなので
リアルな日本の世界とはかけ離れている

特にヘアスタイルは気になったぞ～



アメリカ人が夢に描く
日本の美というものは
こういうものかな～

と、思いながら観ると興味深い



きっと「ベルサイユのばら」も
フランス人が観たら
同じように感じるのであろうと．．．（笑）



Hulu　■■SAYURI■■

☆☆

Yahoo映画の評価（2013年8/31現在）　3.25（５点満点）



男性を目線だけで夢中にさせ
どんな金持ちも
芸者嫌いも
狙った男性は全て
意のままに操ってきた

．．．かのように見えて

実は、本当に好きな人に
正直に思いを伝えることは出来ない
本当に好きな人だけは
思い通りにすることが出来ない



「私は私の人生を歩きたい」
という言葉がとても切実



豪華絢爛で閑麗な世界で
羨望を浴びて生きていているが

それと同じくらい辛酸を舐めてきた



後は、あれね
女の嫉妬、嫉みね
怖いと思った

ある意味
女性の行動の原動力となっているのは
嫉妬なのではないだろうか

ポジティブに作用することもあるけれど
多くの場合
事態をねじ曲げ
「大切なもの」を破壊する
そして、新しい憎しみを生む



そしてそれは
時代が変わっても不変なのではないだろうか

そんなことを思った



第二次世界大戦という
時代に翻弄される「芸者」という生き方も描かれ
興味深いのだけど

全体的に
アメリカ人の、東洋の神秘へのあこがれの世界を
展延させているだけのような

おとぎ話のような
バレエの舞台を観ているような
絵本の世界を覗いているような

もう一つリアリティの感じられない映画で
少し残念でした



あ、そうそう
桃井かおりが、なかなか良かった！