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映画 ■■ローマ法王の休日■■

2012年08月20日 07時43分35秒 | 映画
予告見たら
すっごくおもしろそうだったんだよな~



映画 ■■ローマ法王の休日■■

☆☆☆☆

日本の Yahoo ムービーの評価 2.91(5点満点)



「ローマの休日」をベースにしているのかな?
と、思わせるタイトル

「その予測は正しい」と更に確信させる予告



この映画は
「ローマの休日」のアン王女のように
世間知らずの法王(候補)が
バチカンを抜け出して
ローマの街で起こすトラブルをコメディタッチで描き

冒険を終えてまたバチカンに戻った法王は
ローマの街で何かを学んで
大きく成長して自分の義務に向かっていく
...という話なのだろう

と、思って観ていました。

実際には、原題は
「新しい法王が決まりました」



どうも、観客を引きつける邦題と予告に
ミスリードされてしまったような気がします。























ネタバレ感想



ローマ法王候補がバチカンを抜け出した後も
「ローマの休日」のようにワクワクした展開もなく
睡魔と戦っていました。



ローマ法王候補だって
ローマ法王だって
人間なんだ
悩むこと、迷うことはあるし
心を病むこともある
完璧ではない...

と、言いたいのかな



バチカンを抜け出して彷徨う法王候補に
なかなか共感できず
ただ、ダダをこねているようにしか見えなかった

そこがヘップバーンとは大きく違う所

最後の決断も、なんだか納得出来ず
無責任さに呆れてしまった



周りの期待を裏切ることが出来ず
プレッシャーに押されて
流されるように引き受けていれば
それは信者達への裏切りであって
最終的には、後に信者からの信頼を踏みにじり
落胆させることになってしまうだろう

だったら「私には出来ない」と
拒否することが
ある意味、責任ある行動なのだ

とも、考えられなくはない



でも、広場を埋め尽くす信者達を
いやいや、世界中に住む信者達を
酷く落胆させる以前に
何か対策はなかったのかな



バチカンはこの映画を観て
どう思ったのだろう
よく公開を許可したなあ...



法王候補だって人間だから
迷うことも精神を病むこともある
選ばれた候補が拒否することだって
ありえる...というのは理解出来る

そして、その苦悩は幾ばくだろうと
想像できる



でも、映画の中の主人公には
気持ちを寄り添わせることが出来なくて

彼のとった行動や決断に納得したり
理解したり、共感したり
全然出来なかったのです

ただ「理解出来ない」

「はあ?」という気持ち...



長時間、「どうなるんだろう?」と引っ張っておいて
最後にあの結末で
「ええええー!?」っと
観客を宙ぶらりんのまま放置して終わるというのが

まあ、ある意味
斬新な映画ではありました

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