山裾にひろがる「山つつじ」！

　　　　　　　　　　　　　　【これがオレンジ色のにくい奴】

南伊豆にあります、オレンジ色した「山つつじ」です
南といっても結構標高がありますので、満開には程遠いです
あと、１、２週間掛かるでしょうかね

山裾からオレンジが伸びて、円形広場までの広大な土地に
群生が広がり見る人の息を飲ませます
小室山の鮮やかなピンクや紅色も良いですが
派手なネオンに比べるとこちらは赤提灯
日本的に楚々とした淡いオレンジ色の群落に遭遇すると
人知れず咲いているのね、けなげねと思ってしまいます
まあ、「山つつじ」なんて雑木林にいくらでも咲いている
と言ってしまえば、みもふたもありませんが
ここは何万本の群生ですから迫力が違います！


場所の目安は波勝崎方面、天神植物園（個人でやってます）から
入るのが妥当でしょう、バイクだと違った道があります
昨年当たりから、町のほうで「山つつじ」を観光目玉にしようと
公園造成をしましたから、駐車場もトイレも完備し
簡単に車で行けるようになりました

何しろ伊豆のチベットですから
標識に従い、山間部のうねうね道、一方通行です
「山つつじ」を堪能した後は小山をぐるっと一周で戻ります
逆送したら大変、離合ができなくなりますよ！


「山つつじ」付近は山菜の宝庫、まさに「わらび田」状態
入園料など取りませんので皆さん取りまくっております
本当の宝庫は上の広場でなく、下の何気ないコーナーに生えているのにね
「わらび」は上から眺めるのではなく、しゃがんで横からにらんで
探してくだされ！

まあ、一生懸命、か細い「わらび」をゲットしても
無人販売所で一把１００円ですから、
そんなに夢中にならなくてもいいですよ！

ここは密かなる僕のビューポイントでした
また伊豆の秘境が観光地化されてしまいました
車が入れるようになって残念
車は一旦駐車場に止めて、見物は歩いて回りますから
景色的には変わらないですが
今までの道から「山つつじ」を眺めていますと
「○○ちゃ～ん、どこ？」等の声が下のほうから身近に聞こえて来ると
風情っていうもんがなくなりますよね