泡 music.

某黄色いCDショップ元バイヤーによるNo Music No Lifeなブログ♪

waxpoetics JAPAN

2009-03-28 23:33:33 | Weblog
今回はコアな音楽ファン必携の素晴らしい読みもの『waxpoetics JAPAN』をご紹介
2002年にアメリカで創刊された『waxpoetics』は、Hip Hop,Jazz,Funk & Soul etc…っつーまさにおれ好みな内容で、ビッグネームから影の功労者的な人たちまで様々なアーティストへの貴重なインタビューから成り立ってます

で、昨年10月、晴れてこの日本版が誕生したわけです一応隔月なんですけど最新のNo.3はちょっと遅れて今月中旬に出ました基本USの『waxpoetics』のインタビューの翻訳と、日本オリジナル記事で成り立ってますではNo.1からざっくり内容をご紹介

記念すべき創刊号出てほんのちょっとしてから存在を知って慌てて買いに行きました
目玉はPete Rock、DJ Spinnaといった現在のトップ・クリエイターのほとんどがその影響下にあるMizell Brothers音源のMixをリリースする直前のMUROインタビューその流れでMUROはじめ多くのHip HopでネタとしてサンプリングされまくりのBobbi HumphreyRoy AyersHerbie Hancockといった偉大なアーティストのインタビュー、さらにGilles PetersonKon & Amilのヴェテラン、中堅DJによるレコ紹介、ニュー・ソウルの立役者Donny Hathawayの軌跡etc…充実のラインナップで大満足

waxpoetics JAPAN No1 (1)

サンクチュアリパプリッシング

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↑から2ヶ月後の12月末に出たNo.2は「Children's Story」でオナジミZeebraにも影響を与えたラッパーSlick Rick、サンプリング・ネタとしても有名な昨年亡くなられた『Shaft』のサントラでオナジミ、Soul Musicの巨匠Isaac HayesMadlibにも大きな影響を与えたフリー~スピリチュアル・ジャズの偉人Sun Ra、ファンキーなギター・プレイで人気のGrant Green、最強のHip Hop Breaks「Apache」のIncredible Bongo Band裏話、レゲエの超名門レーベル《Studio One》、その流れでPrince BustereJackie Mittooetc…だいぶコアな感じ

この号から和モノ・ブームの火付け役MUROによる和モノ・セレクション連載《ヴァイナル駅伝》スタート記念すべき第1回は“Made In Japanのサウンドトラック”

waxpoetics JAPAN No2 (2)

Grunt Style

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で、本日ようやくGetしたNo.3なんつっても超待望のソロ・アルバム&ATCQ20周年で時の人Q-Tipインタビュー時期は去年の春先みたいですがアルバムについてのことやらATCQ、Jay DeeとかたまりませんそしてMadlib系ファンから絶大な支持を得るMF Doomさらに日本オリジナル、世界的クラブジャズ・バンドquosimodeのJazz話 インタビュアーはKyoto Jazz Massiveお兄ちゃん沖野修也 & ルパン、犬神家でオナジミ大野雄二メロウ&ドリーミー&スピリチュアルなフェンダー・ローズの名曲「Sometimes I Cry」で人気のLes McCann、リエディット大王Danny Krivitとか今号もサイコー

 《ヴァイナル駅伝》はインタビューでも登場した“大野雄二ワークス”

waxpoetics JAPAN No3 (3)

Grunt Style

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百聞は一見にしかずっつーかこんだけの読みものの魅力を伝えきるのは不可能ぜひ一度手にとって読んで欲しい素晴らしいMusic Historyの数々