日記帳

北海道昆虫大好き!の日記帳
管理人 SENNSE

久しぶりのお風呂

2009年08月24日 22時25分41秒 | Weblog
最近は暑くて何日もお風呂に入っていませんでした。
と、書くとすごく汚いように思われますが、湯船に浸からないという事で、毎日シャワーをあびていたという事です。

熱いお風呂に入ると、出た後に汗が引かないから。
夜寝る時も妻とは違う部屋で(私は居間)窓を開けて寝ていました。
でも、今夜は少し涼しい感じだったので、久しぶりに湯船にお湯をためて入りました。
多分、帰省した時に函館で温泉に行った以来だと思う。

最初、体が寒かったので、湯船に浸かったら気持ちよかったけど、お風呂を出てみると結局暑くて汗が引きません。

さすがにもう夏も折り返したみたいで、夜の風は涼しく感じられます。
これからもう少ししたら大雪では紅葉でしょうか?

大雪といえば、不思議に思うというか、一体どうなっているんだろう?と思う事があります。
それは何かと言うと、平地では5月から9月までが蝶のシーズンだとしますよ。5月の頭頃春の蝶が舞いだします。
でも大雪ではその頃はまだまだ冬な訳です。少し時期が遅れて平地の蝶が山で舞いだします。
7月に入り、オオイチモンジが平地で見られても、大雪ではまだ見られず、7月中旬から下旬、雌は8月に入っても見られます。この時点でも山の季節は平地に遅れをとっています。
しかし、紅葉はというと、大雪山のほうが早いんですよ。
と、いう事は、大雪山では春から秋までの期間が短いってことだけど、同時に言えるのは、いつの間にか平地の季節を追い越してしまうということではないでしょうか?
平地と山の季節を比べる事自体おかしいのかもしれないけど、冬以外の時期の山の季節は平地より早く進んでいるという事で、どこかの瞬間で平地の季節と山の季節が一致する時があるのでしょうか?(山の季節が平地の季節を追い越す瞬間)
気温だけ比べれば、一定して平地の方が高いんだろうけど。

そんなことを考えながら湯船に浸かっていました。

今週は土日も仕事になりました。それほど嫌じゃないんだけど。代休もらえるかな??

北海道昆虫大好き!

意味無いじゃん!

2009年08月22日 23時39分23秒 | Weblog
本日は久々に用事の無い土曜日でした。
起きるまで寝て、昼間にも昼寝してと、グータラな一日。
でも夜にひとつだけ用事がありました。

大樹町で行なわれたタイキスーパーバンド?だかの定期演奏会を聴きにいくという用事。
妻が、出演する人から券を2枚もらい、「見に来て下さいね」って言われたので見に行こうと誘われ、行く事にしました。

吹奏楽の定期演奏会なんだけど、自分はわざわざ聴きに行きたいというタイプではないです。でも、嫌いじゃないんですよ。
なので、最初は「一人で行ってくれば」って言ったのですが、妻が「帰りに中札内の鳥ふじで焼鳥を食べてこよう」と言ったので一発OKしました。

夜の7時からの演奏会だったのですが、少し遅れて到着。
そういえば帯広でも新型インフルエンザが広まってきているというので、なるべく人ごみの中にいたくないんだけど、コンサートホールだから人混みでしょ。で、マスクをして行きました。

入り口には消毒液が置いてあり、やはり新型インフルエンザの対策が取られています。
消毒液で手を洗い、マスクをしてホールに入りました。

席に座り、妻に「知り合いはどの子?」って尋ねたら、妻はメンバーを確認して「あれ?いない・・・」だって。

結局1時間の演奏会の中で妻の知り合いの子は出てきませんでした。
わざわざ1時間近くかけて大樹町まで来て、応援するはずの子が出ていないなんて、意味無いじゃん!と思いました。
ただ田舎の小さな楽団の誰も知り合いがいない定期演奏会に来ただけ。しかもこの新型インフルエンザが猛威を振るっている時期に理由も無く人混みに入り込むなんて。
曲と曲の間の休憩時間とか、客席のアチコチからゴホゴホ咳をしている音が聞こえて、しかも私達以外誰一人マスクとかしてないんで、とても不愉快ですぐにでも退席したかったです。
妻は、他の観客が誰もマスクをしていないのを見て一度マスクを外しました。「恥ずかしい」とか言って。
でも、あちこちから咳の音がしているのを聞いて、慌ててマスクをしていました。

BSEの問題が起きた時なんか、安全な部位でさえみんな食べなかったのに、何で新型インフルエンザには無頓着というか、それなりの対策をしないんだろうか?と疑問です。
新型の患者が初めて出たときなんか、あれだけ大騒ぎしていたのに、流行しだしたり、集団感染が出ているというのに、ニュースで少しやるだけで。

色々あるんだろうけど、例えば今日のように人が大勢集まるようなものは中止するとか、何か予防をしないと、集団感染とか、感染の拡大が起きてからでは遅いのではないでしょうか?

で、話は戻りますが、定期演奏会自体はとても良かったです。
和太鼓とのコラボとかあって。
最初に書いたけど、嫌いでは無いんです。むしろ、どちらかと言えば好きなほうだと思うんだけど、わざわざ足を運ぶほど好きなわけではないという感じ。
だから、いざ行って鑑賞すれば楽しく時間を過せました。
一人でいくつもの楽器を使っている人もいたし。

定期演奏会を聴きながら、職場のMさんの事を考えていました。
Mさんはクラリネット奏者で、吹奏楽の話とか、クラリネットの話しをたまにしてくれます。
私はほとんど無知なので、他人事の話として聞いているのですが、今日演奏会を聴いていて、みんなで作り上げる音楽というか、そういうのも素晴らしいなぁ~と感じました。

たまたまクラリネットのソロが多い曲もあったので、「あ、この音がクラリネットなのか」とか思いながら聴いていたのですが、みんなでリズムを合わせてチームワークでひとつの曲を作り上げていくわけです。
私も趣味が多いほうだとは思うんだけど、考えてみると個人で楽しめるものばかり。
楽団の一員として練習に参加したりしている話しをMさんから何度か聞いたのを思い出し、なんだかちょっと羨ましくなりました。
まぁ、今から楽器を始めたとしても、出来るわけ無いし、「何か他に集団で何かを作り上げるような競技というか趣味は無いかなぁ~、しかも今からでも始められるような」
なんて妻に言ったら、「カーリングなんていいんじゃない?」なんて言われました。確かに4人一組でやるんだけど、投げる時は一人だし、ちょっと自分が思っているチームワークでやるのとは違うかなぁ~?と思いました。
でも、今あらためて思うと、投げた石をみんなでホウキみたいのでコスコスしてやるから、かなりチームワークがいる競技かな?
でもあれ、石が凄い高いらしいですよ。

「カーリングはちょっと違う」と言うと、「じゃ、弓道は?」だって。
あれこそ個人じゃん!
「でも団体戦もあるんだよ」と妻が言いましたが、やっぱり違うでしょ。

メンバーみんなが集まって、チームワークを発揮しながら競技したり何かを作り上げるような事をちょっとやってみたいなぁと思いながら、中札内の鳥ふじで久しぶりに美味しい焼鳥を食べて帰って来ました。
(鳥ふじの焼鳥の味、ちょっと変わったかも??)

北海道昆虫大好き!

メロン天国!

2009年08月19日 22時27分51秒 | Weblog
今年、職場の同僚Mさんのお父さんから、鹿の頭の骨を頂きました。
私が油絵を描くモチーフとして鹿の角を探していたのです。
阿寒とかのお土産屋さんも探したのですが、高くて買えなくて。

以前には鹿の絵を描くときにMさんのお父さんから写真を頂いたり、色々お世話になっています。

それで、函館の実家に帰ったときに鹿の角のお礼をと思い、朝市で海産物を買って贈りました。

そしたらちょうどMさんが実家に帰っていたようで、メロンをお土産にもらってきてくれました。(今日の写真)

鹿の角等のお礼に送ったのに、逆にメロンを贈られるなんて恐縮です。
しかも、6個!
うちには近くに親戚もいないし、おすそ分けするような人も近くにいないので、私達だけで食べる事にしました。
それにしても6個とはメロン天国です。
毎日半分ずつ二人でいただいても12日間も食べられます。

Mさんのお父さん、逆に気を使わせてしまい申し訳ありませんでした。そして、どうもありがとうございました。美味しくいただきます!

北海道昆虫大好き!

インフル怖い

2009年08月18日 23時28分48秒 | Weblog
新型インフルエンザがまた流行してきたというニュースを見ました。
北海道にいた日本ハムの選手もインフルエンザに感染したとか。

これまでのインフルエンザって、1月から3月位に流行するのに、8月の今の時期に流行するなんて。
この新型インフルエンザの特長とかよくわからないけど、インフルエンザって寒くて乾燥している時期に流行すると思っていたので、この後だんだん冬に近づいてきたら一体どうなるんだろう?と思うと、かなり怖いです。

仕事柄、たくさんの人が集まるような場所にいることも多いので、集団感染に巻き込まれないだろうか?
新型インフルエンザが出てくるずっと前から「俺はインフルエンザにかかったら死ぬかもしれない」と職場の人たちに訴え、手洗いやうがいをしたり加湿器をかけてもらったり、「風邪をひいたら移ると困るので休んでください」と言っています。
ヴィールスが目に見えないだけに恐ろしいです。

どうにかならないでしょうかね。

北海道昆虫大好き!

帰省していました

2009年08月17日 22時48分28秒 | Weblog
お盆中、函館に帰省していました。
父の命日も14日にあったし。

福島や知内のお祭りに行ったりして楽しかったです。
実家で飼っているトイプードルの「プー」も元気でした。

色々書きたい事もあるのですがもう忘れたことも多いので、覚えている事として一番感じたのは、帯広~函館までの移動時間です。
高速1000円を利用して、ほぼノンストップでジャスト6時間でした。

高速でタラタラ走っている車があったりした時もあったけど、平均してまずまず快適に走れたと思います。

11月に道南虫の会でまた函館に行くと思いますが、その時には高速道路が延長され、八雲~落部、トマム~占冠が開通していると思います。
これで30分短縮されるかな?そしたら5時間半です。
5時間半だったら私が子供の頃、函館から札幌位の時間です。

距離もまずまずあるし、時間もかかるし、大体実家に帰るのはお盆と正月の年2回。虫の会の懇親会に出席する時には11月にも帰省しますが、それでも年3回です。
特に実家に用事があるわけじゃないんだけど、本当はもう少し頻繁に帰省したいというのが本音なんです。
年5回くらいは。
難しいかな??

写真は帰省中に撮影したミヤマカラスアゲハ

北海道昆虫大好き!


帯広は天気いいんだけど

2009年08月10日 21時12分33秒 | Weblog
本州の方では大雨による被害が起き、亡くなった方も大勢出ているようです。
ここ数年、ゲリラ豪雨だとか言って、熱帯のスコールのような大雨が局地的に短時間で降る事があります。

土木関連の事で言うと、排水などの施設設備は、大量の水を一度に排水できるように作ればいいんだけど、そうなると無限にお金がかかります。
で、設計段階で10年に1度の大雨とかを基準にして、それが降った時にも排水できる設計にします。
だけど、ここ数年のゲリラ豪雨などの報道を見ていると、観測史上最大の雨だとかいうのをよく耳にします。
10年に最大の雨どころか観測史上最大の雨では都市の排水も耐えられるはずがありません。
こうなると河川の決壊とか、排水の許容量を超えて洪水とかになってしまいます。

で、思うのは10年に一度の大雨などという設計基準を根本的に見直さなければならないのではないか?という事です。
日本の気候が変動しているということを考え、これからは「今までの最大雨量の120%とか200%」の雨が来ても耐えられるような設計基準にしてインフラ整備をしていかなければならないような気がします。
もちろん、お金がかかります。税金が使われます。しかし、今回のようなたくさんの人命が奪われる災害を目の当たりにするとそういう事を考えてしまいます。

私が住んでいるアパートのすぐ横にもウツベツ川という小さな川が流れています。普段は草に覆われていて川が流れているんだかどうだかもわからないような小さめの川なんですけど、短時間に集中的に雨が降ったときには表情が一変して濁流が流れます。
ここに引っ越して5年か6年くらいになると思うけど、10年に1度の大雨や、それ以上の雨が降ったときに一体どうなるのか、本州の大雨災害が他人事では無いと感じました。

北海道昆虫大好き!

結婚記念日

2009年08月09日 22時19分40秒 | Weblog
今日は5回目の結婚記念日でした。
「上士幌のお寿司屋さんでお寿司を食べたい」と妻が言うので、行く事にしました。
でもどうせ上士幌まで行くなら、高原温泉に絵を返しに行こうと思いました。

高原温泉で飾らせてもらっている私の絵ですが、ひとつだけ展覧会に出品するために高原温泉から返却してもらっていたのです。
その展覧会が終了して絵が戻ってきたので、高原温泉に運ぶ事にしました。
F50号の絵で、額もあるので、私の車にしか積めず、燃費は悪いですが私の車で行きました。

高原温泉まで行くなら最後の最後でオオイチモンジが見たいと思いました。
ただ、家を出たのが遅くて、高原温泉の林道付近に到着したのが既に午後2時を過ぎていました。
さすがにもう採集の人はいないのかな?と思ったけど林道はたくさんの採集者で賑わっていました。まだ採れるのかな??
オオイチモンジのポイントは採集の人が多くて行けないから、自分で車を走らせながら、なんとなくオオイチモンジがいそうな場所で車を止めて少し歩いて・・・。
見れたのはボロのオスとメス各1頭。
もちろん普通のオオイチモンジでした。
やっぱり黒いオオイチモンジには出会えませんでした。ボロでもいいから真っ黒の大きなタテハが飛んでいる姿を見たかったなぁ~。

その後高原温泉に行き絵を置いて、お風呂に入って上士幌のお寿司屋さんに行きました。
安くて美味しいお寿司を食べ満足しました。(私はそこで出てきた牛のタタキが一番美味しくておかわりしちゃったんだけど)

実は昨年の今日もここのお寿司屋さんで結婚記念日のお祝いをしました。2年連続です。恒例になるかも。

そう言えば、昨日はトムラウシ温泉に行きました。
トムラウシ温泉のお湯はトロトロしていて好きです。高原温泉のお湯は硫黄みたいな感じで好きです。
こんな、2日連続で温泉なんて、お肌スベスベになれそうです。

北海道昆虫大好き!

あぢー

2009年08月07日 20時35分16秒 | Weblog
今週は暑かったです!
これまでの曇りや雨が嘘のように晴れ上がり、気温も高くて湿度もけっこう。
仙台に住んでいた時の湿度とは比べ物になりませんが。
昨日も今日も30℃を超え、真夏日です。

おかげで真っ黒に焼けました。
5月に台湾に行った時から焼けていましたが、それに輪をかけて焼けて、特に腕が真っ黒。
顔も真っ黒。でも頭にタオルを巻いていたら、おでこに焼けたところと焼けなかった所の境目が出来たのと、数年ぶりに髭を全部切り落としたら、髭があった場所が焼けてなくて青くなり、妻に大笑いされました。

何年か前にクーラーを買ったので、年に何回かしか使わないんだけど、ここぞとばかりに使っています。
さっき、クーラーをずっとONにしていたらだんだん寒くなって、タオルケットを体に巻いてテレビを見ていて、妻に「バカじゃないの?」って言われちゃいました。
環境の事考えたらなるべく我慢なんだけど、自分は寒いくらいの感じが好きなので、ついついやっちゃいます。
寝る時も部屋をキンキンに冷やしながら布団をがっちり掛けて寝るのが好き。
でもさすがにそれは自粛して、窓を開けて寝ます。
でも、昨晩は寝るまでクーラーを付けていたので部屋が冷えすぎて寒かったので、窓を開けないで寝たら、朝には部屋がモワッとしていたそうです。

私は寒いのが好き。妻は暖かいのがすき。私は肉がすき。妻は魚が好き。好みが全然合わないんだけど。
だから最近は妻は寝室で寝て、私は居間で寝てます。妻と一緒の部屋なんて暑くて寝てられない。黙っていても汗が出てくるから。

ちなみにクーラーを使うと電気の使用等により二酸化炭素の排出が増えます。
電気もかなり使うので、食器洗い機やアイロン、ドライヤーなどとの併用はできません。ブレーカーがあがっちゃいます。

明日はFieldさん達と中札内で蝶と遊んで、夜は中札内のキャンプ場で焼肉という計画だったのですが中止になりました。
さて、何して遊ぼうかな。
この時期、夏も盛りになってくると山に行っても楽しいんだけど、大きなアブが出てくる時期でもあるんですよねー。

でも明日も天気がいいみたいだから、やっぱりどっかに行くと思います。

そういえば、是非今年対面したかったクロオオイチ、ギブアップです。
来年またチャレンジします。

北海道昆虫大好き!

蜂に刺されて痒い

2009年08月06日 21時06分30秒 | Weblog
数日前、久しぶりに蜂に刺されました。
右腕の手首から5cm位上の所。
そこに蜂がいるなんて知らなかったのですが、いきなり激痛が走りました。
数年前にも腕を刺された事があったのですが、その時の痛さと比べたら弱かったので、そのままにしています。
痛さも数時間で引き、大丈夫だと思ったのですが、昨日くらいから腫れて来ました。そして痒いんです。
やっぱり蜂の毒は蚊やアブに比べて強いみたいですね。
消炎のための湿布を貼っていますが痒いです。
赤く貼れて硬くなっています。

蚊に刺されたり、アブやダニに噛まれたり蜂に刺されたり。
そんな事があるけどやっぱり蝶を探して林道を歩くのは楽しいです。

北海道昆虫大好き!

罪悪感が・・・

2009年08月05日 23時28分40秒 | Weblog
昨年か今年くらいから、北海道の蝶の写真撮影にちょっと飽きてきて、また撮影したいという気持ちになるまで蝶の採集をしようかと思い、最近は網を持って山を歩いています。
なんか、道路で網を持って昆虫採集をしていると、通る車からジロジロ見られて、悪い事をしているような気持ちになることがけっこうあります。
そんな事はどうでもいいのですが。

以前、写真撮影に熱中していた時には採集の人と同じ場所にいると自分は撮影したいし、網を持っている人は採集したいしと、目的が違うので共存しずらいと書いたことがあったと思います。それに、網で採集するのに比べて、写真撮影は目にピントを合わせたり、背景を考えたりと、写真撮影のほうが難しい事をやっていると書いたこともあったと思います。それは今でも同じ気持ちです。

ただ、いつから昆虫採集が悪い事になって来たのかと最近思います。
自分の昆虫(蝶)との付き合いはもう20年になります。
最初は採集から入って、その後写真になって、昨年か今年くらいからまた採集しています。
20年の中で、オオモンシロチョウが北海道で見られるようになったり、それに伴ってモンシロチョウが激減したり、他の蝶でも種類によって分布や個体数が大きく変わったような気がします。

これらの変化に気が付いたり、ここまで蝶の分布や個体数の変化などが詳しく調べられているのは間違いなくアマチュア愛好家の方たちの研究や日頃の活動が元になっていると思います。

そんな中で、デジカメやパソコンの普及に伴い、ここ最近蝶の撮影を始めた方たちがブログなどで網を持った採集者達を批判している記事を目にすることがあって、なんか複雑な気持ちになります。

本州から北海道に蝶の写真撮影で来られた方のブログを偶然目にしました。
本州では珍しくて稀少なある蝶の、北海道での採集に関して、北海道のある採集者をボロクソに書いてありました。
その蝶の北海道での分布や個体数について何を知っていて文句を言っているのかと思いました。
北海道では普通種です。本州で珍しいからと言って、それをそのまま北海道に当てはめられても困ります。
ボロクソに書かれていた北海道のその採集者の方のほうがよっぽどその蝶の個体数の増減や分布などについては調べていると思うし、趣味の愛好家としては考えてやっていると思います。
普通種で珍しくもなんともない種類ですけど、たとえそれが珍しい種だったとしても、仮に採り過ぎて絶滅したとすれば、次の年から楽しめなくなるわけだから。

蝶の写真撮影をする人の中にも、それ以前は採集をしていたという人も多いと思います。そういう人の中に採集を完全に否定する人がたまにいる事も気になります。
自分は既に大量の標本箱を保有していて、「採集はするな、写真にしろ」と言うのは、ちょっとスジが通らないというか。
やっぱり蝶を愛好する人はまずある程度標本を保有して、翅の綺麗さとか種や個体による変異を見たり、飼育したりするのも通り道のひとつだと思うから。

単に蝶を趣味とするとしてもアプローチの仕方は人それぞれ。写真の人もいれば採集の人もいれば飼育の人もいれば研究の人もいる。それらが複数になっている人もいます。
だけどみんな蝶を好きなんだからそれぞれの蝶に対するアプローチの仕方を認め合い、仲良くやればいいのに。

ここまで長々と書きましたが、今日の日記の題名「罪悪感が・・・」と言うのと、これまでの話は全く別です。

何に罪悪感を持ったかというと、この前、蝶の採集をしていたときに、ある蝶が交尾をしている所に出くわしました。
その時私は「お、しめしめ。Wゲーット!」なんて思って網を振り、採集した蝶を三角紙に納めたのです。
何も考えず「ラッキー」位の気持ちだったのですが、その瞬間、凄い罪悪感が沸き起こってきました。
遥か昔から延々とつないできた命です。その命がまた次の世代へ繋ぐべく交尾をしていたとことを何も考えず採集してしまった自分。
この2頭の蝶だって、親がいて卵を産んで色々な外敵や厳しい環境を生き抜いて、ようやく交尾するとことまでたどり着いたわけで、それを簡単な気持ちで採集して、未来に残っていくはずだった命も奪ってしまった。
蝶を採集するという事はそういう事なのかと。

だけど我々人間は、生きていくためにたくさんの命を奪っているわけだし。
生きていくために最低限の命しか奪っていない人なんていないと思う。美味しく食べるために命を奪ったり、車で早く移動するために、わざとではないにしても飛んでくる虫をひき殺したり、野菜を食べるために農薬で虫を殺したり、気持ち悪いと言う理由だけでワラジムシを殺虫剤で殺したり。
「蝶を採集して殺すな」という人だって、そういう事してるわけです。
蝶の撮影に山に行く時、もしかしたら知らず知らずに絶滅危惧種をひき殺しているかもしれない。
そういう事を棚に上げて「昆虫採集は悪だ」みたいに思われたら、それはちょっと違うような気がします。
昆虫採集は昆虫の命を奪うけど、それは愛好家の方たちが豊かに生きるためであり、美味しいからとシラスを丼にたくさん入れてたくさんのシラスの命を奪うのと大して変わらないような気がします。別にシラスを食べる事が、生きていくのに必要不可欠なことじゃないんだから。

かなり長い日記になってしまいましたが、これはあくまでも私個人の意見であり、自分で自分の気持ちに整理がついていません。
文章に書いてみれば何か整理がつくかな?と思ったんだけど、やっぱりダメでした。
この事についてはたくさんの意見があり、論議になる話題かもしれません。
しかし、誰かと論議をしたくて書いたわけではないので、ご理解下さい。

最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

北海道昆虫大好き!