のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲

2014-11-27 | 『音楽のはなし』
親戚のクラシッカーSおじさまが、聴いてみなさい、と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の第1番から第5番までくれました。

全部聴いたのは初めてでした。
ベートーヴェンワールドの輝き‥
古典の端正さと、ダイナミズム、節制と自由のせめぎあい‥
すてき~!

わたしは第3番が一番好きになりました。
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37は、1800年に作曲されました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中、ゆいいつの短調です。

でも、2番や1番も古典色が強く、爽快な快活さがあって、好きになりました。
 なぜか、2番なのに、1番より先に作曲されたそうで、なぜに2番なのかしら‥

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糸を紡ぐグレートヒェン

2014-11-27 | 『歌あれこれ』
いとをつむぐグレートヒェン

せつない…

Franz Peter Schubert 【Gretchen am Spinnrade/D118、1814年10月】

親戚のクラシッカーSおじさまが、シューベルトの歌曲のCDをくれました。
鮫島有美子さんの歌う『糸を紡ぐグレートヒェン』が入っていて、そうそう、この曲、好きな時があったなあ、と、思いだしました。

そして、そうだ~、来年うたおうー、と、思いました。


糸を紡ぐグレートヒェンは、ゲーテのファウストのなかの一部が詩になっています。

ご存知のように、ファウストが悪魔と出会い、魂の服従を交換条件に、現世であらゆる人生の快楽と悲しみを体験させるという約束をするストーリーです。
ファウストは清純で無垢な少女マルガレーテ(グレートヒェン)と恋をし、身ごもらせ、マルガレーテにいくつかの不幸をもたらします。でもマルガレーテは愛欲に夢中になります。
ファウストが魔女の祭典に参加している間、マルガレーテは自分は彼に捨てられたと思い、この絶望の歌を歌います。

『彼がいない場所は墓場、彼の笑顔、彼のくちづけを思い出す‥彼を抱きしめたい‥わたしは狂ってしまった』

その後、マルガレーテは自分の赤ちゃんを殺し処刑されます。
天は最後に「彼女は救済された」といいます。

 この曲はピアノが糸を紡ぐ動作を表現していて、とても美しいです。

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ジャパンホーム&ビルディングショウ

2014-11-27 | 『毎日のこと』
11月12日~11月14日に東京ビッグサイトで開催された『ジャパンホーム&ビルディングショウ』へ行きました。




普段、家に関係した事案にも関わらせていただいていますので、勉強のために行きました。

『ジャパンホーム&ビルディングショウ』には、約700社が参加しており、アメリカ、イタリア、カナダ、ドイツ、中国、韓国など海外からの出展も多いです。

種目は多岐にわたり渉り、壁紙やドアはもちろんのこと、建材部材、断熱、免震、金具、管理システム、メンテナンス各種、空調設備、太陽光、HEMS、LED、インテリア、エクステリア、ガーデニング、絨毯、カーテン、等です。

イランから技術者が来て実際にペルシャ絨毯を織っている様子は刺激的でした。
ペルシャ絨毯って、そうやって作るんだ~!、と、感動。
なんと、毛を1本1本結わいては切る、を繰り返して、絨毯を作っていました。

はやくも来年の予告ももらいました。





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波の会日本歌曲振興会定期演奏会『新作歌曲の夕べ』

2014-11-27 | 『演劇・舞台』
11月6日、千駄ヶ谷の駅前にある津田ホールで、波の会日本歌曲振興会定期演奏会『新作歌曲の夕べ』がありました。



いずれの歌手の方も日本語をとても丁寧に、そして伝わるように歌われていて、心に響くものがありました。
それぞれの曲の世界観をかみ砕き、消化した歌で、1曲1曲に引き込まれました。


作曲家の吉本隆行先生(信州大学名誉教授・東京芸術大学出身)も、「水澄める」という新曲を発表しました。
『水澄める』は、信州の安曇野を表現した曲となっています。
この曲の詩を書いた太田眞紗子さんも東京芸術大学ヴァイオリン科を卒業され80歳近いのですが、精力的に創作活動をされている、とのことでした。

吉本先生とは、20数年ぶりに再会することができ、とてもうれしかったです。
わたしは吉本先生にピアノとソルフェージュを習っていました。

水澄める、は、とても素晴らしい曲でした。
身体の中が浄化されました。
アルプスの雄大な景色から始まり、水の戯れ、せせらぎ、躍動、清涼、透明、自我、
魚が跳ねる様子、跳ね返る光、猿が水辺へ近づく様子。
雪解けの水、光あふれ、葉の間を通りぬけ、またたき、またたき‥

変わらない力強さ、変わり続ける逞しさ

長野、安曇野の恵みのシャワーを浴びたようでした。

吉本先生の清純と品格 、剛健を感じました。

すてきな曲でした。



波の会は、1966年(昭和41年)に発足したようです。
美しい日本語による芸術歌曲の創作と発表・普及を行い、詩・作曲・声楽の三部門の連携による活動を継続しているそうです。
 

中学生のころに憧れていた秋山恵美子先生の歌を聴けて、とてもうれしかったです。美しいままでした

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ソプラノ赤池優さん

2014-11-27 | 『演劇・舞台』
池袋・東武デパートで『ジュネビビアンのドレスショー&ミニコンサート』がありました。




ソプラノの赤池優さん、フルートの赤木香菜子さん、ピアノの下田望さんのドレスショーと歌、フルートの演奏を聴きました☆


ドレスはひとり2着ずつご紹介くださいました。


赤池さんと赤木さんの演奏、曲はドリーブの花の二重唱(オペラ「ラクメ」より)から始まりました。

赤池さんの歌は‥
カッチーニのアベマリア
グノーのオペラ「ロミオとジュリエット」『 Ah! Je veux vivre dans ce reve / 私は夢に生きたい』
ミュージカル『レ・ミゼラブル』からエポニーヌの『On my own オン マイ オウン』
赤とんぼ、もみじ、など、秋の歌メドレー



フルート赤木さん独奏は‥
ショパンのノクターン
クライスラーの愛の喜び

でした。

お客様も美しい音色にどんどん集まってきました。

 ドレスも演奏もすてきでした。



赤池 優さん





熊本県出身。
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
日本声楽アカデミー会員。
名探偵コナンの劇場版「戦慄の楽譜」で、ソプラノ歌手秋葉怜子役の歌を担当(アメイジンググレイスなど)。
オペラでは「オルフェオとエウリディーチェ」アモーレ 、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、ツェルリーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、 「魔笛」パミーナ、パパゲーナ、童子Ⅰ、「カルメン」フラスキータ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「愛の妙薬」アディーナ、「こうもり」等を演じる。
ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」他ペルゴレージ、バッハ等の宗教作品でソリストを務め、韓国やスロヴァキア等の海外においても現地のオーケストラと共演している。
 岩津整明、故木村宏子、高橋大海、オリヴェラ・ミリヤコヴィチの各氏に師事。

※写真掲載はご本人の許可を得ています。
※プロフィールは日本声楽家協会ホームページ、赤池優さんツイッターから引用させていただきました。

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