お茶の花です。
白い花が素敵です。
質問にお答えしました。
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卒乳後は乳房処置必要ですか?
タンデムで育てました。
いまは二人目のみになりました。
辛い時もありました。
上は6歳すぎまでのみ、下は今3歳です。
処置しないと乳管拡張症になりやすかったり、乳癌になりやすかったりと聞きました。
検査で乳管拡張症と診断されました。
やはり処置は必要ですか?
なるべく病院などには行かず処置したいです。どのような処置が必要か知りたいのです。
回答 渡辺眞史先生(小児科医)
タンデムを続けているお母さん、素晴らしいですね。
自然に卒乳するときには乳房処置はいりません。
子どもたちは時にはしっかり飲んでお腹を満たすことがあるでしょうが、多くはおっぱいを含むことで安心をもらっています。
だんだんと母乳分泌量が少なくなり、子どもが飲んでくれなくなっても乳腺炎になるなどの卒乳後のおっぱいのトラブルは少ないです。
授乳中は母乳がつくられるため乳管内に母乳がたまり乳管拡張状態になりますが、授乳が原因で拡張症になることはありません。
授乳を続けているための拡張なのか、拡張症なのかわかりませんが授乳中の拡張を拡張症といわれることがあります。
汚い分泌物など特に症状がなければ授乳を続け経過を見ることでよいと思います。
医師の中には卒乳に理解がなく、すぐに授乳をやめるように言われることがあります。
受診するときは、授乳に理解のあるかかりつけの先生に相談してください。
母乳を長く続けたお母さんは、閉経前の乳がんになりにくく、また、エストロゲン(女性ホルモン)依存性の卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げ、骨粗しょう症になりにくくしてくれます。
卒乳まで母乳育児を続けることは、子どもにとっても、お母さんにとっても良いことがたくさんありますから、心配しないで、ゆっくり授乳生活を楽しんでください。