さるぶつGOO

宗派や宗教団体の壁をガン無視して、自由な「信仰のある生活」を楽しみたいと思います。

ブログ開設のご挨拶

2020-05-20 16:08:19 | 仏教講座
「さるぶつ」ブログ主の、川村と申します。

仏教を教えております。
寺院、大学、専門学校、カルチャーセンターなどなど。
ここ十年くらいは、「まともな坊さん」が作りたいなどと、柄でもないことを考え、僧侶の教育に携わっておりました。

専門は浄土真宗ですが、「宗学」だ「教学」という宗派意識にうんざりしてしまったので、「親鸞浄土教」と呼んでおります。
僧侶ではありますが、「職業=僧侶」というナンセンスが罷り通っているのがイヤなので、僧侶でご飯を食べないようにしております。

ちょうど、色々と我慢の限界に差し掛かっていたところで、コロナさんがやってらっしゃいました。
それにかこつけて、全力で逃亡を企てたら、研修会も講義もどこかへ行ってしまいました。
それでも、わずかではありますが、私の講義を待っていて下さる方がいらっしゃったので、ご迷惑をお掛けしてはなるものか、と、メールマガジンを発行することにしました。

「見真塾サルブツ通信」通称「さるぶつ」と申します。
勢いで書き溜めたので、今のところ、ほぼ毎日発行しておりますが、不定期です。
僧侶が好き好んで雁字搦めにされている「宗門」ということを忘れたら、思いのほか楽しくなりました。
ついでに、私が作りたい、いや、育てたいと思っているお坊さんは、宗門というピラミッドを歯牙にもかけず、人を信じ、人を愛し、人に揉まれることが嬉しい、そんな坊さんなんだという、当たり前のことにも、気付くことができました。
まあ、自分は棚に上げてますけれども。

そんな坊さんたちと、和気あいあいと、宗教や仏教や、信仰に係るあらゆるものごとを、楽しみ倒しながら、何か、発見できたら幸せだなあ、と、思い始めたのですが・・・・・・・
別に、お坊さんじゃなくても、一緒に楽しめる人なら、誰でもいいじゃん!と、また気付いてしまいました。
日本人の「信仰」は、セクトなど必要とはしていません。
ただ、神様や仏様を大切に思う、敬う心さえあれば、それで充分なんだと思います。

興味があって飛び込んできた人を、ここぞとばかりに捕まえようと待ち構えているのは、神仏ではなく、宗教団体です。
そんなことばかりしているから、怖がられるのです。
敷居が高いとしり込みされてしまうのです。

宗教は怖いものではありません。
怖がるばかりで、知らないと、いざという時につけ込まれてしまいます。
葬儀会社や墓石屋の請求書を見て、恨みつらみを言うことになったり、脅かされて、高い壺を買わされることになったりね。

宗教は楽しいんです。
楽しむなんて不謹慎だと思ってはいけません。
畏まっていなきゃいけない時もありますが、畏まることを楽しめば良いのです。
ふざけていては、楽しめることも楽しめません。
敬虔な態度を求められる場所では、敬虔である自分を楽しめば良いのです。

洗脳されてはいけません。
信者になる必要なんてないのです。
あ、なりたかったらなってもかまいませんが。
神仏を敬う気持ちで、楽しみながら親しんでおけば、無知につけ込まれることもありません。
それに、きっと、心が豊かになるはずです。

上から目線のクソ坊主に、「お前、屑だな」と、自信を持って言うこともできるようになります。
あ、別に、言うことをお勧めしているわけではありませんよ、公式には。
過酷な勧誘ノルマを背負わされたカルト信者が勧誘に来たら、「君はそれでも幸せなのか?」と、自信を持って、言ってあげられるようにも、なると思います。

ま、とにもかくにも、坊さんも、坊さんでない人も、一緒に「宗教を楽しみましょう」というのが、今では「さるぶつ」のテーマです。
よろしくお願い申し上げます。

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