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未来の選択 第16話(最終話) 最高の選択

2018-03-31 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第16話(最終話) 最高の選択 

 

Ζ 9時のニュース キム・シンがお届けします Ζ

 

シンの運命を左右する本番が始まった

病室で 固唾を飲んで見守るミレ

シンが選んだ原稿は 予定通りの時事問題だった

失望する後輩たちの視線を感じながら シンは 無表情で原稿を読む…!

 

病院では

 

ナ・ジュヒョンが 2人の謎の男と話している

意識不明の状態では未来に戻れない 無理に戻れば命を失うという…!

このまま この世界で暮らすことは出来ないかというジュヒョンだが

未来でご主人が待っているという…!

 

『亡くなったと聞いてますが…』

『ミレさんが過去に来た直後 息を吹き返したんです

キム・シンさんが 彼女を待っています!』

 

病室では

 

“未来のミレ”が意識を取り戻し 半狂乱で帰りたいと叫んでいる

自分は32歳だと言い張り 自分はオバサンじゃないと…!

診断によれば “未来のミレ”は 逆行性健忘という病気だという

耐え難い苦痛を忘れるため 一部の記憶を失ったのだと

 

“未来のミレ”は 自身を守るため最も幸せだと思う時期に戻った

 

とにかく今は 安静にするしかない

そのタイミングで ジュヒョンとミレは 会長イ・ミランに呼ばれた

ただの食事会だと思ったのに ミランはいきなり結婚をと切り出す

社内とマスコミが 孫の交際相手にうるさいから黙らせるのだと…!

 

シドロモドロになりながら まずは婚約をというジュヒョン

ならそれでもいいと ミランは簡単に引き下がる

ミレは セジュに 会長に呼ばれ 仕事を辞めるように言われたと話す

 

仕事を辞めたら ミレが幸せになれないことを

セジュは 十分に理解していた

 

“未来のミレ”は 2人がいない病室に キム・シンを呼ぶ

32歳の頃に逆行していながら “未来のミレ”の外見は老婆のようになっている

 

シンが経験していない ミレとの出会い

ソ・ユギョンと事故を起こしたが 本当は ミレが事故に遭うはずだった

ケガをして入院したミレを 毎日見舞ううちに2人はつき合うようになる

 

『君は 過去の自分に逃げ 僕は運命から逃げようとしている

でも結局は こうして同じ場所にいるんだ』

『そうね 運命から逃げるってことは結局 運命に縛られてるってことね』

 

NTNでは 加湿器殺菌剤の件を隠蔽し 報道しないことへの批判が高まり

公正な報道を求める抗議行動が過熱していた

その件には関わらないよう 目と耳を塞ぐキム・シン

 

一方 ミレは 制作会社に掛け合い 何とか報道できないかと訴える

しかし 番組を納品するだけの制作会社に そんな力はない

こんな時 彼ならどうするだろう… ミレの心に浮かぶのはひとりしかいない

 

キム・シンは 自分の中の“正義感”と闘っていた

そんなシンの前に ひとりの老紳士が現れる

 

『報道するのか?』

『あなたは?』

『君に人生を壊された者だ 35年先の君自身だよ

もっと正確に言うなら… 最後まで報道しなかった場合の君』

 

“未来のシン”は 35年間 後悔し続けたという

代わりに得たのは地位と名誉だ

キャスターから報道局長 そして報道本部長へ…!

NTNにとどまらず 大臣の地位まで昇り詰めたというキム・シン

 

次の瞬間 “未来のシン”は消えていた

 

いつものように 用意された原稿を読む キャスターキム・シン

しかし 本番の最後 CMが終わり 締めの挨拶の数分間に

シンは禁断の原稿を読み上げる…!

そして 自らの言葉で語り始めた

上からの圧力により これまで報道しなかったことを視聴者に謝罪し

正しい報道が出来るよう 力を貸してほしいと呼びかけた…!

 

放送を観ていた“未来のミレ”は 画面に向かって絶叫する!

自分は 未来で夫を破滅させ 過去の世界でもまた同じことをしたと嘆く

 

ミレは あんな数分間で シンを破滅させたくなかった

この世界のシンは 自分が必ず守ると “未来のミレ”に約束したのだ

 

まずは資料を集め 取材し YBSの兄に掛け合う

ソ・ユギョンとぺ作家にも協力を求め イ・ジェスたちにも頼み込む

大企業と放送局の癒着

真実を伝えようとしたキャスターの解雇

公正な報道の阻止 死を招く商品の隠蔽

そのすべてを暴き報道することで 外側からキムアナを救う…!

 

違約金と借金を負うことを承知で

キャスター生命が絶たれることを承知で

正義を貫いたキムアナを救うことこそが パンドラの箱の希望だと…!

失敗すれば 全員のクビが飛ぶかもしれないが ミレは必死に訴えた

 

しかし…

 

最終的に セジュが企画に反対する

テグクグループは YBSの最大のスポンサーでもある

そのスポンサーを弾劾すれば YBS自体が存続できなくなるかもしれない

 

『テグクの金で 局が運営できていると言っても過言じゃない

社員の給料も 作家の原稿料も… すべてだ

正義感は大事だけど それだけでは企業を運営できないんだ』

 

『……分かったわ』

『キムアナのために?』

 

『いいえ これは私がすべきことだから

あなたなら理解してくれると思ってた あなたは会長とは違うもの』

 

考え抜いた末 セジュは 放送を許可した

この決断が どういう結果を招くのか 知らないわけではない

ミレに言われて セジュもまた 自分がすべきことを貫いたのだ

 

YBSの報道により キム・シンは 一躍時の人となった

“信念を貫く言論人”として 各メディアに取り上げられ

シンを解雇したNTNには批判が殺到した

 

イ・ミランは 孫の愚かさを罵倒し そそのかしたミレを非難する

そして 移籍してまでYBSを裏切ったキム・シンを罵った

 

『それじゃ僕も… 裏切り者ってことだね』

 

セジュは 辞表を差し出し 席を立つ

放送許可を出すと決断した時から 覚悟していたことだった

 

キャスター生命を懸け 正義を貫いたキム・シン

他のみんなも それぞれの道を断たれる覚悟で放送に臨んだのだ

 

辞表を出したセジュは ユギョンに会う

深刻な状況なのに 辞表を出すのは癖なの?とからかうユギョン

リポーターから抜け出たいユギョンのため 司会は?と提案するセジュ

でももう ユギョンは 留学すると決めていた

国費奨学生に選ばれたと 誇らしげに報告する…!

 

『私のことより 今後はどうする? また済州島へ?』

『まあね』

『ミレさんは?』

 

即答できないセジュの様子に ユギョンはすべてを察する

そして もし自分と先に出逢っていたら… 好きになってくれたかと聞いた

その答えがNOでもYESでも 今の状況が変わるわけじゃない

2人は 互いに見つめ合い苦笑した

 

孫の辞表提出に憤慨したイ・ミランは ミレを呼び出した

 

『今すぐ別れてちょうだい!』

『これは セジュさんの意思です』

『別れないなら キム・シンを破滅させる! この業界から追放するわ!』

『そんな脅しに屈しません!

会長 お金や権力で人の心は買えません 失礼します!』

 

ミレは強くなった

大企業と放送局を弾劾すると決めた時から 覚悟は決まっていた

こんな脅しに… 権力に 決して怯まないという思いで…!

 

おそらく行き場のないセジュを ミレは自宅に招いた

手料理を食べながら セジュは 留学して勉強したいと切り出す

どんなに虚勢を張っても 祖母に守られて今の地位がある

御曹司として当然の権利を使い それなりに頑張ってきたセジュだが

やはり勉強不足 経験不足 何もかもが足りないと実感したのだ

 

『したい事じゃなく すべき事に追われる毎日だった

商業的価値を超える 真の意味で“いい番組”を作りたい

僕と一緒に… 留学しないか?』

 

『ごめんなさい』

 

きっと そんな答えが返ってくると どこかで分かっていたセジュ

でも 『このままでは自分がダメになる』という言葉は 思いがけなかった

 

『セジュさんには 与えてもらうばかりで 私からは何もあげられない

あなたは何でも持っているから あげられるものがないの

きっとこのままじゃ 自分で自分が嫌いになる

いつか あなたに何かをあげたい

時間をかけて そんな自分になりたいの』

 

別れの言葉ではなかったが ミレは 受け取った指輪を薬指から外した

待っててほしいなんて言えないと 再び出会えたらまたこの指にはめてと…

 

セジュは受け取らず ミレの手の中に指輪を残す

たとえどんなに時が経っても ミレへの想いが変わることはないと…

 

“未来のミレ”が 帰る日になった

老化が進み いつ命尽きるとも限らない深刻な状況だ

ここに残って一緒に暮らそうというジュヒョン

でも “未来のミレ”は 夫のそばで死にたいという

 

兄妹は 未来へ続く“エレベーター”の前で別れを惜しむ

“未来のミレ”の手に 鍵を握らせるミレ

 

『パンドラの箱の鍵 家の門のそばに埋めておくから

おばさん 過去は変えられなくても 今から変わればいいと思う』

 

ミレが 最後に出した答えに “未来のミレ”は涙ぐんで微笑んだ

そして“エレベーター”は 静かに閉じた

 

私物の箱を抱え NTNを去るキム・シン

抗議団体の一同が 拍手で声援し シンも笑顔で応える

そして 歩いて行く先には ナ・ミレが…

 

『会社を解雇されて さらに10億の借金 今のお気持ちは?』

『応援してくれる人もいるさ』

『じゃあ 私がいなくても大丈夫よね』

 

立ち止まり ミレを見つめるシン

YBSの報道を見て シンの方から会いに行くつもりだった

 

『オバサンは未来へ戻った 未来のキム・シンは 生きているそうよ』

『そうか』

『だとしても あなたとはつき合わない 10億の借金なんて…』

『すべて返済したら つき合うのか?』

『分からない もう 未来を思って悩みたくない

まだ起きてもいないことで… 未来のために今を生きるなんて…』

『成長したな』

 

出逢った頃のように シンは ミレの頭に手を置く

去って行く後姿を見送り シンもまた 別の道を行くのだった

 

 

3年後

 

 

ソ・ユギョンは トーク番組の司会を務めていた

ゲストには 放送作家であり “ベストセラー作家”のナ・ミレ

 

本番を終えた2人は イブについて語り合う

そう 今日は12月24日 奇跡が起こるかもしれないイブなのだ

 

帰宅したミレは コートを脱ぐのも忘れ 赤ちゃんを抱きしめる

ようやく伴侶を得た 兄ジュヒョンの息子ゴン ミレの甥っ子だ

 

キム・シンは 長い裁判で NTNに勝訴した

“信念を貫く言論人”の弁護を務めた弁護士は 誇らしげに握手を求める…!

 

書店で 新刊“未来の選択”を手に取るミレ

背を向けたその時 キム・シンが 同じ本を手に取る

ミレは シンに気づくことなく出て行った

 

- クリスマスには 誰もが奇跡を期待する

- ケンカした友人と和解したり 別れた恋人から連絡が…

 

ミレが去った書店に 今度はパク・セジュが現れる

シンはまだ 新刊のコーナーに佇んでいる

すると 外へ出たミレが 思い直したように再び中へ…!

 

- どんな奇跡が起きても不思議じゃない

- 必ず奇跡が起きるとは限らなくても それでも期待してしまう

 

回転扉を過ぎ 視線の先の人物に 懐かしく微笑むミレ

ミレが再会したのは 果たしてどちらだろうか…

 

未来では

 

門のそばを掘り返し “パンドラの箱”を開けるナ・ミレ

中には 幼子を抱くミレの写真が入っている

愛おしそうに写真を手にするミレ

そして その手を優しく握る もうひとつの手が…

 

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未来の選択 第15話 消せない想い

2018-03-29 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第15話 消せない想い 

 

どうしてミレに 自分が助けたことを隠したのか…

それは 命の恩人としてではなく ただパク・セジュとして会いたかったと

YBSで再会出来て いつか渡せる時が来るまでと 指輪を持ち歩いていたセジュ

 

『今日… やっと渡せる日が来た 僕の気持ち 受け取ってほしい』

 

ミレの左の薬指に指輪が輝き セジュは 優しくミレを抱きしめた

同じ時 キム・シンは 契約書にサインしていた

 

翌朝 キム・シンは NTNに出勤する

YBSとは違う喧騒の社内に 違和感を感じるシン

しかし令嬢は 気にしないでと言い シンを 用意された個室へ案内した

 

YBSでは

 

常務パク・セジュが 全国的な通信網を構築すると提案し

役員たちが 一体 初期費用はどうするのかと噛みつく

会長イ・ミランに出資を依頼するが ミランは条件に

自分が決める人と結婚しろという

 

『セジュ あの子はダメよ』

『僕は ミレさんとじゃないとダメだ! 投資のことは聞かなかったことに』

 

一方 “未来のミレ”は 兄ジュヒョンのもとへ戻り 事態を説明していた

もうミレと自分は別人だと ミレの未来は自分じゃないという

それが本当だとすれば これは“パラレルワールド”だというジュヒョン…!

 

ミレは YBSの会長室に呼ばれていた

セジュが考えを曲げない以上 ミレと交渉するしかない

イ・ミランは セジュと結婚するなら 放送作家は辞めてと切り出す

過去がどうでも仕方がないが これからは嫁として相応しく生きるようにと

 

『外を駆け回る仕事は辞めて 家庭に入りなさい

それから 我が家のしきたりも勉強してもらうわ』

 

セジュからは指輪をもらっただけで プロポーズもされていない

なのに会長とこんな話をするのは…

戸惑うミレに もちろんセジュには内緒だというミラン

セジュが知ったら それこそ大騒ぎになると…!

 

『このことは セジュには言わないで 2人の秘密にしてちょうだい』

『……はい』

 

キム・シンは テグクグループのユン会長を紹介される

会長の隣りに座っているのは 令嬢の兄

令嬢の兄は ユン会長の娘と結婚しているという

つまり ライバル視されている2つの企業は 親戚同士というわけだ

 

会長がシンを気に入らなくても 企業には“企業の顔”が必要だ

視聴者が つい信じたくなる“人気者”が…

 

『それはつまり 私を利用するということですね』

『機会は私が用意した あとは君次第だ』

 

会長と一緒に帰る途中 YBS会長イ・ミランに出くわす

退職してライバル局に移籍したシンを ギロリと睨むミラン

 

『10年も飼ってやったのに 酷い人ね』

『“飼う”なんて 犬のように言わないでください』

 

ミレは 何かと“常務の恋人”と噂され 辟易していた

まだ婚約もしていないのに 噂だけが独り歩きしている

なら 噂を本当にすればいいと セジュは気にもとめない

 

オフィスに戻ろうとすると 今度はエレベーターでユギョンに会う

 

『8月の連休は済州島へ行ってた? 実は私も行くはずだったの

キムアナと事故って行けなくなった 本当は私がセジュと出会うはずだったの』

 

(だから何? それが私のせい?)

一方的に言われたまま ミレは思うことさえ言えなかった

オフィスに入ろうとすると 中からジェスの文句が聞こえてくる

“チーム長の妹”で“常務の恋人”なんて どれだけ気を遣えばいいのかと…!

次第に 職場で居場所がなくなるミレは とうとう兄に辞めると切り出す

 

セジュが推し進める通信網の構築には 様々な障害があった

1社あたりに割り当てられている通信網は 条項により制限されている

規制緩和に向け 関わる政治家とコンタクトを取らなければならかった

 

その夜

 

帰宅したばかりのミレは セジュから呼び出される

セジュの 一緒に行きたい場所とは セレブが集うパーティー会場だった

これから御曹司の彼女として生きるなら 避けて通れない“つき合い”となる

 

会場には NTNの令嬢も出席し その隣にはキム・シンが…!

 

居心地の悪いミレは セジュに断り 会場の外へ…

そこには 同じ立場のキム・シンがいた

 

『イブの日 彼女にスカウトされたの?』

『始まりはそうだったが 今は見ての通りだ』

『お似合いだわ』

『そう見えるならよかった』

『ではこれで』

 

去って行くミレの薬指を見て シンは泣きそうになる自分を必死に抑える

これが 自分の選んだ道なのだと…

 

ミレもまた 会場に戻り 優しく迎えるセジュを見つめ

これが 自分の選んだ道なのだと思う

帰宅したミレは “未来のミレ”に心から感謝する

キム・シンは 自分といる時よりも ずっと幸せに見えたと…

 

休暇を取ったジュヒョンは 遊びに行くフリをして病院へ向かう

“未来のミレ”は 心配そうに見送るが ミレはまったく気づいていない

病室では キム・シンが待っていた

 

『こんな時に 駆けつける友達は俺だけか?』

『まったくムカつく! もう帰れ』

『未来で病気が治るかどうか 聞けばいいのに』

 

軽口を叩きながらも シンは手術中もずっと待っていた

 

その頃オフィスでは ジュヒョンじゃないと分からない事態になり

ミレが 兄の連絡先を聞きに上司のもとへ…!

そこで初めて真実を知ったミレは 慌てて会社を飛び出す!!!

 

ただの休暇旅行なのに “未来のミレ”が心配そうに見送った理由が分かった

兄は 最初の発病の時も秘密にして たった1人で手術を受けたという

今回もまた 妹の自分だけが知らされていなかったと…!

 

半狂乱で電話してきたミレ

“未来のミレ”は病院へ駆けつけ ミレに知られたと告げる

シンは ミレが来る前に帰ると言い “未来のミレ”が追いかけた

ミレの未来が もう自分ではないこと

シンの未来も変えられていないこと

この世界の未来は別に存在することを どうしても伝えなければならなかった

 

『ミレも 知ったんですか?』

『伝えようとしたけど… あまりに申し訳なくて言い出せなかった』

『じゃあ なぜ私には話を?』

 

今でもまだ シンを忘れられないでいるミレ

そのことをよく知っている“未来のミレ”は 元通りになってほしかった

でもシンは それだけは出来ないと答える

すでに 十分ミレを傷つけてしまっていると

 

『彼女は セジュと生きる方が幸せになれます

この世界は このままでいいんです』

 

駆けつけたミレは 泣き叫んで兄にすがりつく

こうなるから秘密にしたんだと ため息をつくジュヒョン

“未来のミレ”も ずっと知らずに この世界に来て知ったと聞き

なら完治するんだと 大喜びするミレ!

 

事実は ミレ夫婦と疎遠になり 音信不通になるという結末だが

今のミレに 真実を話すことは出来ない2人だった

 

政治家との気が重い会食を終え セジュは 夜の街を歩いた

すると 居酒屋でひとり飲みするユギョンに気づく

そっと近づくと ユギョンは 奨学金のパンフレットを見ていた

リポーターからステップアップをしようと 留学を考えているという

 

『実家の暮らしはどうするの? 僕が援助しても?』

『弟が兵役に就くし 母は叔母のところで暮らす 大丈夫よ』

 

ユギョンもまた ひとりで頑張って道を切り開こうとしている

セジュは 自分だけが苦しんでいるのではないと 思い知らされるのだった

 

病院では

 

手術前に 有名なアナウンサーが付き添っていたと 看護師から聞き

それが キム・シンだと気づくミレ

感謝の気持ちを伝えようと 電話をするが シンは他の女性といるようだ

今はもう シンは遠い存在なのだと あらためて感じるミレ

 

NTN会長とテグクグループ会長のゴルフに同行するシン

その場でシンは 加湿器殺菌剤のトラブルを抱えていることを知る

 

NTN社内の有志が シンに 真実を伝えてほしいと資料を差し出す

しかし 今のシンの立場では 迂闊に関われない問題だった

 

ある日 ミレは 抗議文の看板を首から下げ舗道に立つ男性に気づく

事情を聞くと 加湿器殺菌剤のせいで 息子が肺疾患になり亡くなったという

テグクグループは非を認めず 損害賠償にも応じないばかりか

手を回して報道されないように画策していると…!

 

『俺は 加湿器の掃除を怠って息子を死なせた 酷い父親だと…!

あなたが放送作家だというなら この事実を告発してくれませんか!』

 

移籍した制作会社で 何とかできないかと相談するミレ

しかし 大手が止めていることを 小さな制作会社ではどうにもできない…!

 

再び男性のもとを訪ねると NTNの社員証をつけた人物と話している…

キム・シンというアナウンサーが報道してくれると 大喜びする男性

 

ミレは “未来のミレ”に シンがNTNを解雇される理由を教えてと迫る…!

 

『上が差し止めていた報道を 独断で放送し解雇されたの』

『放送日はいつ? もしかして今日なの?!!!』

『記憶が曖昧だけど… ストライキの初日だった… と思う』

 

どうしても キム・シンに伝えたい…!

ミレはNTNに駆けつけ 今日が破滅の日だと伝える

 

『だから? 破滅しないために 不正に目をつぶれと?

俺にどうしてほしくて そんな話をするんだ!』

『心配してるの そんな言い方しないで

でも 私が間違ってたみたい 余計なことだったわ』

『ああ! もう俺の人生に関わらないでくれ 不愉快だ!』

 

ニュースを観た“未来のミレ”は シンの破滅する日が今日だと知る

どうすることも出来ずにオロオロしていると そこへ謎の男たちが乱入!

半狂乱になる“未来のミレ”を押さえつけ 謎の男が叫んだ

 

『落ち着いて! あなたの夫は生きている! 未来であなたを待っています!』

 

“未来のミレ”は あまりに意外な事実に ショックを受け気絶してしまう

そこへ 帰宅したミレが 謎の男たちに気づき仰天!!!

 

『ミレさんが危険なんです!』

『私が?』

『こっちのミレさんです! いいですか!早く未来に戻らないと!

ここにいる女性は あなたではありません!』

 

“未来のミレ”は 取り敢えず この世界の病院に運ばれた

誰を頼っていいか分からず ミレは 兄とセジュに連絡した

 

同じ時

 

キム・シンは ニュースの本番を目前にしていた

用意された原稿と 正義を貫く告発の原稿

スタジオのデスクに 2つの原稿を並べ じっと“その時”を待つ…!

 

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未来の選択 第14話 タイムマシンの真実

2018-03-27 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第14話 タイムマシンの真実 

 

『俺の放送は 今回で最後になる YBSを… 退職します』

 

キム・シンの突然の発表は 常務パク・セジュさえ知らなかった

スタジオを去るシンを 慌てて追いかけるミレ!

自分のせいで辞めるなら YBSを去るべきは自分の方だと訴える

 

しかしシンは 自分の野望のために去るのだという

セジュの下で働き YBSの顔になっても 所詮はサラリーマンだと

 

自分のせいでなく シン自身の野望のためというなら もう止められない

キム・シンは 目の前のミレに向かって 感謝の言葉を口にした

過去まで来てくれて 自分の死を阻止するため 2人の恋愛を止めたのだ

 

『死に向かうのでなく 別の人生を歩めることになった

パク・セジュと幸せになってほしい 俺の心からの願いだ』

 

互いのためを思い “最も適切な判断”をした2人は それぞれの場所へ帰る

最良の判断をしたはずなのに 少しも笑顔になれない2人…

 

息子の手術が成功し 現場復帰したぺ作家

ミレも 今回の働きを認められ “ナ作家”と呼ばれるようになった

いつものオフィスに キムアナの姿だけがない

 

ジュヒョンは キム・シンと会い 最後に厳重注意をする

新天地のNTNでは 少しぐらい慎むべきだと 長年の友人として忠告した

しかし シンの性格が変えられないことも 十分に承知している

 

『セジュに従えないからNTNに? 転職したってお前は変わらない

NTNにも セジュみたいな上司はいるんだぞ 大丈夫か?』

『忠告 感謝するよ』

 

もう 未来を知っている2人だった

でもだからって 自分を変えられないことも事実

未来を知っても 変えられることと変えられないことが 世の中にはあるのだ

 

就業時間を大幅に過ぎても まだオフィスに残るミレ

そこへセジュが 飲みに行かないかと誘いに来る

 

ミレは そんなセジュに甘え 酔いに任せ やるせない気持ちを吐き出す

まだやってもいない自分の罪で 大切な人を傷つけた

これをどう説明すればいいのか… 確かに未来の自分がしでかすことだが

罪の自覚がないまま その罪悪感で押し潰されそうになる

 

またしてもミレは 自分の前で シンのための涙を流す…

セジュは それでもミレに そっとハンカチを差し出した

 

キムアナが去ったYBSで ミレは “常務の恋人”と噂されていく

 

一方 パク・セジュは 改革に反発する役員と必死に闘っていた

若いトップに不安を感じたJKグループが スポンサーを降りると言い出し

メインが降りれば 他社も賛同しかねない事態に陥っていた…!

 

オフィスでは

 

キムアナの後任となった 若手アナウンサーが ナ作家を批判する

この生意気な新入りに イ・ジェスが釘を刺す…!

ナ作家は常務の恋人だと耳打ちされ 慌てて態度を改める新入り!

 

ランチタイム

 

ミレは オフィスから離れ ぺ作家と向き合っていた

“風灯祭りの中継”以来 ぺ作家から避けられている

あのトラブルで メインの作家が入れ替わったとも噂されているのだ

そのうえ ミレが常務の恋人となれば…

 

ミレに 真の実力がないことは ぺ作家が一番よく知っている

兄や恋人の力でメインになっても いいことはないと

 

“未来のミレ”が 未来に帰る時が迫っていた

でも どうしても気になることがある

なぜ自分には 足の傷跡がないのか

なぜ過去を変えたのに 日記の内容がまったく変化しないのか

 

ここはまだ“過去”だから “未来”に帰れば変わるという謎の男

とにかく もう少しだけ帰る時を延ばしたいという“未来のミレ”だった

 

ナ・ジュヒョンは 新入りのアナウンサーが慣れたら手術するという

どうやら 未来に帰る日までに 手術を受けることは難しいようだ

 

『私が未来に帰ったら 看病する人がいないわ』

『早期発見だから大丈夫さ 手術は簡単に終わる』

 

“未来のミレ”は 夜中まで仕事に没頭するミレを気遣う

ユギョンは ミレが幸せそうには見えないと言った

 

『ねえミレ あなたは今 幸せ? コールセンターの時より幸せでしょ?』

『……うん 幸せだよ

ねえおばさん おばさんが未来に戻ったら もうあの人と夫婦じゃないのね』

 

スポンサーが降りるという事態になり セジュは窮地に立たされている

いくら改革を進めても 金を稼げなければトップじゃない

そのうえ 大手スポンサーのテグクグループからは報道操作を依頼され

ちゃんと処理してくれなければ こちらもスポンサーを降りると…!

 

綺麗事だけで企業の運営は出来ない

ずっと祖母のやり方を批判してきたセジュは 多くの決断を迫られる!

 

傷心して執務室に戻ると ソ・ユギョンが待っていた

オーディションに落ちそうだから “コネ”を使いたいという

 

『実力だけで選ぶんじゃなかったの? オーディションは“出来レース”で

もう合格者が決まっているそうよ だったらあなたが私を合格にして

改革すると言葉で広めても 実際には何も変わってない

あなたってやっぱり… お坊ちゃんね』

 

ユギョンの言葉に 何も言い返せないセジュ

たまらなくなり ミレに連絡するが 社内では会えないというミレ

“常務の恋人”と言うレッテルが 社内でミレを苦しめているのだ

 

それなら… と セジュは ミレの自宅を訪問する

思いがけない来客に “未来のミレ”は大慌てでもてなした

 

何も特別な用意が出来ないと言いつつ 手の込んだ料理がズラリと並ぶ

セジュにとって こんな家庭料理は久しぶりだ

和やかな夕食を終え セジュは ミレの部屋でくつろぐ

するとミレが 会社を辞めるつもりだと切り出した

 

YBSでは 兄とセジュの助けで 何とか一人前に扱われているが

そんな“コネ”のない小さな制作会社で 自分の力だけでやってみたいと話す

 

セジュは ミレの希望を理解して了承した

以前のセジュなら どんなことをしてでも引き留めようとしただろう

でも今は ミレが望むなら… ミレがそれで幸せなら応援したかった

 

祖母の叱咤や 役員たちの批判 そしてユギョンからの厳しい言葉

辛い一日を ミレに会って癒してもらおうと 自宅まで押しかけた

ミレの部屋のベッドは 何とも寝心地よく セジュは睡魔に襲われる

すぐに寝息を立ててしまったセジュに そっとコートをかけるミレだった

 

NTNに正式な移籍をするまで 自由の身になったキム・シン

自由と言っても 別にしたいことがあるわけじゃない

本当に 会社と自宅を往復するだけの日々だったと 今さら実感するシン

 

久々にジュヒョンを呼び出すと ジュヒョンもしばらく休むという

ガンの再発で手術すると聞き そもそも最初の発病を知らないと驚くシン!

早期発見で発病を知ったジュヒョンは 妹にさえ言わず手術していた

今回もまた 誰にも秘密に再手術するつもりだったのだ

 

移籍後の シンの衣装を決めようと NTNの令嬢がブティックに連れ出す

同じく ミレに服を買ってあげたいと連れ出したセジュが

そんな2人の姿を目撃し ミレに気づかせないようその場を離れた

セジュは どんな時でもミレの笑顔を守りたかったのだ

 

“未来のミレ”は いつまでも独身の兄のため 見合いをセッティングする

この世界に 心残りを残したくなかった

そして最後に もう一度キム・シンと会う

 

『NTNには行かないで 副会長は本当に意地悪な“男”なの』

『副会長が“男”?』

『そうよ あの“会長の息子”は本当に…!』

『ミレさん もう大丈夫です 私は変わります

皆が 僕は変われないと言うが 絶対に変わってみせます…!』

 

“未来のミレ”は 自分が過去に戻った本当の理由を話す

自分たちはいい夫婦じゃなかったが シンはとてもいい人だったと

ミレのために結婚を止めに来たのではなく すべてはシンのためだと…

 

セジュから服を買ってもらい 大荷物を持って帰宅したミレ

その中には 兄と“未来のミレ”へのプレゼントも入っている

嬉しそうにバッグを受け取り “未来のミレ”は 家族写真を撮ろう!と言う

ミレを怒らせたまま 別れの時を迎えるのは忍びなかった

 

キム・シンは 令嬢同席のもと NTNの会長に会う

しかし 聞いていた話とは違い 会長は シンの移籍には反対だと言い放つ

我儘な令嬢は そんな父親を無視し 契約書を差し出した

最後の項目までしっかり目を通すと “損害賠償”の項目が書かれている

 

これが “未来のミレ”が話していた 違約金と借金にまみれる原点だ…!

 

ある日 ぺ作家がミレを呼びだし 自分は他のチームに異動するという

辞めるべきは自分だからと いくら言っても もう決めたことだと…

 

ぺ作家とミレの送別会が行われ キム・シンも参加し

セジュも その時だけは “一介のカメラマン”に戻って参加した

久々に楽しい飲み会の帰り道 “未来のミレ”から着信が入る

 

〈あなたに パク・セジュを引き合わせたこと 私は後悔したりしない〉

〈ちょっと何? どういう意味?〉

 

通話は一方的に切られ 何のことか分からないミレ

その電話がきっかけになり ミレは “おかしなオバサン”の話を始める

 

あの頃はまだコールセンターで働き 会社の一発芸大会に出場し

オバサンの言う通りにしたら 優勝できた

その賞品こそが あの済州島旅行だったのだ

 

『済州島で 夜の海で泳いだの でも海に入った記憶だけ

どうやって出たのか… ホテルの人は 男の人が助けたとしか教えてくれない

結局 どこの誰が助けてくれたのか 分からないままなの』

 

その人物こそ僕だと セジュが ミレに告げる頃

そして キム・シンが NTNとの契約を承諾する頃

 

“未来のミレ”は 謎の男と共にタイムマシンに乗る

 

一見して 廃墟の古びたエレベーター

中に乗り込むと 謎の男は いちいちメモを頼りに操作している

頻繁にやり方が変わるからと 必死にメモを見る男

“未来のミレ”は 一瞬の隙を突き 男からメモを奪う!!!

 

『何をする!』

『なぜ私の足に傷痕がないか聞いたのに! 本当に未来は変わるの?!』

 

メモを破る!と脅され 謎の男は真実を話し始める

 

たとえ過去を変えて未来に戻っても 未来が変わることはない

過去を変えたら “もう一つの未来”が出来るだけのこと

つまり これから戻る未来は そのままだというのだ…!!!

 

『あんたのしたことは 全部無駄ってこと』

『いやあぁーーーっ!!!!!』

 

引き裂いたメモを投げつけ 慌てて外へ出る“未来のミレ”!

エレベーターは 謎の男だけを乗せ ドアが閉まる…!

 

パク・セジュは ミレに指輪を差し出し

キム・シンは 契約書にサインをしようとしていた

“未来のミレ”は 謎の男に追われながら 必死に走る…!!!

 

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未来の選択 第13話 キム・シンの決意

2018-03-18 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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6話より〈gooブログ〉からの公開となります

 

 未来の選択 第13話 キム・シンの決意 

 

突然に現れた若者が “新しいYBSの顔”と紹介され

中には 失笑する役員もいた

その状況で セジュは YBSを必ず成長させると宣言する

 

『最終的に “世界レベルのメディア帝国”を目指します』

 

ミレは ひと晩中泣いても気持ちを晴らすことが出来ないでいた

涙をどうやって止めたらいいのか分からず 会社の洗面所にこもっている

 

会議を終えたセジュは いつものようにオフィスへ向かう

明らかに恰好が違うのに イ・ジェスは気づかず

突然辞めて何のつもりだ!と毒づく

 

SPが止めに入ろうとするが 敢えてそれを制止するセジュ

そこへ 本部長を先頭に役員たちが現れ 驚いて飛び上がるジェス!

 

『おいセジュ! コーヒーを入れろ!!!』

 

慌ててジュヒョンが駆けつけ ジェスの無礼を謝罪する

まだ 事態が理解出来ていないだけだと…!

 

『チーム長 そこまでかしこまらないでください』

『常務! 私に対して敬語など使わないでください』

 

ジェスは 自分が何をしでかしたか ようやく分かり始める

それでもまだ ドッキリではないかと半信半疑で 次第に蒼ざめていく…!

 

そこへ やっと涙が渇いて戻ったミレ

ジュヒョンは これ以上の無礼が続かないよう 慌ててミレを制止し

“新常務パク・セジュ”に 挨拶をお願いします!と促した

 

この数カ月 現場で視察し 局に必要な人材が分かったと切り出し

まずは 影ながら苦労を厭わず働く者の大切さを説く

そして 夢を諦めずに頑張る者の情熱を称賛し

それらの人材を率いる リーダーの任務がいかに重要かと

 

身分を明かしたセジュは ようやくミレと向き合う

もっと早く身分を明かすつもりだったのに どうしても言えなかった

立場は変わっても 気楽に接してほしいというセジュに

ミレは 元気なの?と心境を気遣う

 

そんな2人のやり取りを 遠くから見つめるシン

セジュに愛されるなら その方がミレのためだという思いがあった

 

常務に就任したセジュは さっそくYBSの改革に乗り出す

その手始めとして まずは“人事委員会”を立ち上げ

今後は 個人の独断で懲戒や異動が出来ないようにし

作家 リポーター カメラマンなどの待遇を改善するという

それはまさに “ワンマン経営”と称された祖母の君臨から脱却する改革だ

 

イ・ミランは 間接的に会長批判をした孫に

これで赤字になったらどう対処を?と迫る

しかしセジュは怯まず もう時代が違うと言ってのけた

 

首脳部の葛藤など関係なく ジュヒョンのチームは企画会議を行う

次のテーマは ミレの提案で “風灯祭りの中継”に決まった

ところがリポーターに指名したいユギョンは 休暇を取っているという

 

ユギョンの住所を調べ 自ら会いに行ったのは常務セジュだった

そこは 貧困層が暮らす住宅街 ユギョンの家も貧しいボロ家

セジュは言葉を失い 全てを見られたユギョンは もう居直るしかない

 

まずは 祖母に呼び出されたというユギョンを気遣う

ユギョンは ミレがセジュの相手に相応しくないと告げ

だからって自分も セジュには相応しくないと 一蹴された話をする

そして ショックは受けたが 会長の言葉で目が覚めたと

 

『祖母は遠慮がないから』

『リポーターが休んだくらいで訪ねて来るの? 勘違いするわよ』

 

相変わらずのユギョンの言葉に苦笑しながら

もう 仕事を取るために愛想を振りまいたりしなくていいと

役員に媚びを売って ホステスのような真似もしなくていいと告げに来た

セジュは 正当な評価をするからと 約束しに来たのだ

 

一方 ミレは

 

どこまでもよそよそしいキムアナの態度に ぺ作家まで気づき出し

イブの一件を打ち明け 相談に乗ってもらっていた

 

『社内恋愛が破局すると いつも損するのは女なの!』

 

キム・シンは NTNの副会長と再び会うが なかなかOKの返事が出来ない

すでにニュース番組を下ろされた立場で なぜYBSにこだわるのか

それでもまだ シンは心を決められなかった

 

ビジネスで会っているだけなのに 副会長があまりに美貌で

周囲からは デートシーンにしか見えない

2人の姿はたちまちネット上に流出し ニュースにも取り上げられた

 

Ζ 財閥令嬢との逢瀬を楽しむ人気キャスター キム・シン! Ζ

 

常務パク・セジュは キムアナをニュースキャスターに戻そうと考え

本人を呼び 新しいYBSの顔になってほしいと告げた

 

『放送も商売だと あなたは言った 僕は儲かるんですか?』

『商品としては最高ですよ 別に断っても構わないが

あなたはそこまで感情的な人間ではないでしょう?』

 

ニュースを観たセジュは 真っ先にミレのもとへ向かう!

どんなに気にしないと 自分に言い聞かせても ミレのショックは大きい

駆けつけたセジュの姿を見た途端 堪えていた涙が溢れ出す…!

 

『どうしてなの? あなたは… 優し過ぎる…! あなたに申し訳ないわ』

 

ミレの涙は シンのため…

目の前にいるのは自分なのに ミレの心は セジュのものではなかった

それでもセジュは 泣きじゃくるミレの肩をさすり ただ寄り添う

 

会長室に “未来のミレ”が呼ばれていた

《ミレと結婚しなければ セジュは早死にする》

ミランは インチキだと怒鳴るが “未来のミレ”は話を続ける

 

確かに セジュと結婚するのはあのソ・ユギョンだが

そうなれば ユギョンはセジュを操り 会社のすべてを牛耳ると…!

 

『そんなバカな!』

『ユギョンがただ者じゃないことは 見て分かったはず!』

『……』

『あなたが決めて ユギョンにすべてを奪われるか ミレを選ぶか』

 

そんな2人の会話を知るはずもないのに

ミレはセジュと ユギョンはシンと会っていた

 

セジュは ミレに対し あらためて心から告白し

ユギョンは シンを相手に どうしてもセジュに想いは届かなかったと話す

 

自分の失恋話はそこまでにして シンのスキャンダルを心配するユギョン

あの令嬢がNTNの副会長だと知り 受ければ“未来のミレ”の言う通りになると

シンは無表情のまま そうはならないと答える

もう自分にはミレがいないから その通りにはならないのだと…

 

未来のミレを守ろうと シンは覚悟を決めたのだ

自分の想いより ミレの人生を守ろうとするシンだった

 

ユギョンは憤慨し “未来のミレ”に会いに行く!

未来から来て 人の人生を操るなんてあり得ないと!!!

 

『私はただ ミレが幸せに… そして周りの人も…』

 

『今のミレが幸せだとでも?! 私は愛する人を奪われたのよ!!

自分の幸せのために 他人を不幸にしてもいいの?!!!』

 

同じ会社にいれば 嫌でも顔を合わせてしまう

ミレは どんなに辛くても シンと顔を合わせてしまうのだ

 

『気まずいですよね やっぱり』

『俺は違う』

『ぺ作家が言ってました 社内恋愛が破局すれば気まずい方が消える

私が消えればいいってことですよね?』

『君とは付き合ってない 恋愛じゃなかった セジュに異動を頼めば?』

『……そうですね』

 

会社の昼休み

 

ミレは ある覚悟を持って制作会社の人物に会い 履歴書を渡す

そしてシンもまた NTNの副会長に会い 今日中に返事をするという

 

一方 ナ・ジュヒョンは “未来のミレ”に付き添われ 病院で検査を受ける

ジュヒョンは 胃がんの再発を告げられたが 極めて早期発見だという

あの時 胃けいれんで入院していなければ 発見できなかったと…!

 

皮肉なことに ジュヒョンの胃けいれんの原因は“未来のミレ”だった

そして 早期発見出来たのもまた “未来のミレ”のおかげだった

兄に感謝され 突然に泣き出す“未来のミレ”

 

過去に来て みんなに迷惑がられ ミレ本人にも嫌われている

感謝されたことなど 一度もなかったと…

 

ジュヒョンがオフィスに戻ると ぺ作家が取り乱し泣き崩れている

息子がケガをし 病院に運ばれたというのだ…!

“風灯祭りの中継”が 目前に迫っている

 

ジュヒョンは ぺ作家に病院へ行けと命じ すぐに対策を練る!

ぺ作家をアシストしていたミレが すべてを取り仕切るしかないのだ

 

奔走するミレを見つめ シンは 常務パク・セジュのもとへ

ニュースに復帰するのと引き換えに ミレから離れろと?

シンの質問に そんな幼稚な考えはしないと答えるセジュ

それより この起用を受けるのかと 反対に詰め寄られるシンだった

 

修羅場のようなオフィスから解放され ようやく帰宅するミレ

すると 兄と“未来のミレ”の会話が聞こえ 立ち尽くす

 

キム・シンは ミレから離れたと話す兄

“未来のミレ”は だったらあんなことまで 本人に話さなくてもよかったと…

 

『まさかあの人が 私のせいで死ぬなんてこと…』

 

玄関の物音に気付き 驚いて立ち上がるジュヒョン!

すべてを ミレに聞かれたようだ

“未来のミレ”は もうすべてを話すしかないと覚悟を決める

 

夫婦の仲が冷え切ったまま 20年も暮らしたある日

“未来のミレ”は ここから出て行って死んでほしい!と叫んでしまう

物悲しく微笑んで 夫キム・シンは出て行った

そして 帰らぬ人になったのだという

 

『なんて酷いことをしたの! いえ… 私がやったのよね』

 

シンも このことを知っていると聞き 泣き出すミレ

どんなにか悲しく 辛かったことだろうと…!

 

あまりに悲惨な未来を変えようと 過去に戻った“未来のミレ”だが

過去の自分自身に拒絶されてしまう…!

ミレは 夫を死に追いやった未来の自分を どうしても許せなかったのだ

 

同じ時 キム・シンは NTNの副会長と会う

返事をする前に なぜネットに写真を流出させたかと問う

それはファンの投稿ではなく 明らかにNTNの仕業だった

 

『あなたの商品価値を上げただけです あなたの価値はNTNの価値ですから

早く決心して そんなに長くは待てないの』

 

“未来のミレ”は ミレの足に傷痕を発見する

この傷痕は 幽霊屋敷の取材でできた傷だが

“未来のミレ”の足に その傷痕は残っていない

自分の日記を確認するが 何も変化していない

慌てて謎の男に会う“未来のミレ”

 

『教えてちょうだい 一体私は何を見落としてるの?!!!』

 

風灯祭りの当日 ミレは ぺ作家の代役を完璧に努めようと必死だった

中継先のユギョンは 敵意を引っ込め ミレを励ました

スタジオ入りしたキムアナも ミレの挨拶に短く応える

 

シンの冷たい態度の理由が分かった今 ミレにはもう不安はない

 

いよいよ本番がスタートした

2人のゲストを紹介し キムアナが 中継までの時間を繋ぐ

 

しかし 中継先では問題が発生していた…!

ユギョンのもとへ スタジオの声が一切届かないのだ

インカムの故障だと判明したが 本番中の今はどうにも出来ない!!!

 

中継先のユギョンは パニック状態だった

間もなく 風灯が夜空に飛ばされる瞬間を迎えるのに どうすればいいのか!

 

咄嗟に ミレは 自分の携帯をユギョンに繋ぐ

スタジオのキムアナと ユギョンの会話を 携帯で繋ぐ考えだ

ユギョンのコメントをフリップに書き キムアナに伝える

そしてキムアナの言葉を 携帯でユギョンに伝えるのだ

 

その事態を インカムで把握したキムアナは 番組を進行しながら

(それで行こう!)というOKサインを ミレに送る

トラブルの気配を微塵も感じさせず キムアナは進行していく

 

〈会場のユギョンさん〉

〈はい イベント会場のソ・ユギョンです〉

〈沢山の人の願いが込められた風灯が 間もなく夜空に飛んで行きます〉

〈みなさん願いが届くといいですね 会場の雰囲気はいかがですか?〉

〈物凄い熱気です スタジオまで伝わっているでしょうか?〉

〈こちらも温かくなるようですよ みなさんにお話を聞けますか?〉

 

穏やかに 何事もなかったように中継は終了した

トラブルに居合わせた局長は ミレの咄嗟の判断を称賛し満足そうだ

ずっと見守っていた常務パク・セジュも ミレの奮闘を称える

 

『初めてメインになったね おめでとう!』

『ありがとうございます』

 

しかし 何よりも称賛されるべきは キムアナだった

誰からともなく拍手が起こり ゆっくりと席を立つシン

 

『俺の放送は 今回で最後になる YBSを… 退職します』

 

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未来の選択 第12話 二つの別れ

2018-02-20 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第12話 二つの別れ 

 

レストランに キム・シンを呼び出したジュヒョン

シンに 1通の封筒を渡し その場に“未来のミレ”を残し出て行く

封筒の中には “DNAの検査結果”が入っていた

 

『キム・シンさん 私は“未来から来たナ・ミレ”です

今から24年前 私とあなたは結婚した』

 

同じ時 パク・セジュも ナ・ミレに告白していた

友達でいようと言ったのは 友達としてでもそばにいたかったから

正直な気持ちを話すセジュに ミレも 本心を語る

 

セジュの気持ちに気づいていたのに その優しさが心地よく

気づかないフリをして 優しさに甘えていたと…

本当は 友達としての申し出も 断るべきだったのにと謝罪した

 

セジュは “未来のミレ”のことを聞いて知っている

そのことに縛られて ミレは シンを好きになろうとしているのではないか

未来なんて信じる気にもなれないが なぜミレがキムアナを好きなのか

どうしても納得がいかないセジュだった

 

一方 “未来のミレ”は キム・シンの未来について話し

シンは じっと話に聞き入っている

 

YBSを退社したキム・シンには たくさんのスカウトが群がった

特に積極的で 10億ウォンの契約金を提示したNTN

シンはすぐに移籍し 自信満々だったが すぐに経営陣ともめ辞職したと…!

 

『あなたに残されたのは 多額の違約金と借金だけ』

『あなたが言う“破滅”とは そのこと?』

『ええ だけどそれでも私たちは まだ幸せだった』

 

愛する息子 ゴンの存在があったから 2人は貧乏でも幸せだった

でも兄ジュヒョンは 子供のためにも稼げとシンに迫る

プライドを捨てて イベントに出演してでも稼ぐべきだと…!

 

それに反対したのは シンではなくミレだった

人気キャスターを誇る夫が 落ちぶれる姿を見たくなかったのだ

それでも “貧乏”は 次第に人の心を蝕んでいく

酒に溺れる夫に 腹が立ち始めるミレ

 

舗道の真ん中で口論になった夫婦

1歳9か月の息子が 歩き出すのにも気づかなかったと…!

 

目の前の “母親”のような歳の女性が自分の“妻”で

自分たちの“息子”が 自分たちの口論のせいで…! と聞き

実感がないまま 茫然とするシン

 

公園では

 

諦めきれない想いを どうすることも出来ないセジュ

ミレが幸せだと確信できた時 気持ちに決着がつくと…

 

セジュと別れ帰宅したミレは 家に入れずにいた

出て行け!と怒鳴ったジュヒョンの気持ちは本気だった

ミレが入れないように 玄関ドアの暗証番号が変えられていた…!

 

ようやく戻ったジュヒョンは 憔悴し切った“未来のミレ”と一緒だった

一体 “未来のミレ”は キム・シンにどこまで話したのか…

兄ジュヒョンは どこまで知っているのか…

 

翌日から ミレは シンに対し積極的に行動する

自分の独り立ち記念を祝し ランチをご馳走したいと シンを食事に誘った

 

『“おめでとう”くらい言って』

『何か贈る? 何が欲しい?』

『無神経な人ね 普通そういうのはサプライズでしょ?』

『考えておくよ』

 

ミレは正直になりたかった

未来がどうなるからと行動するのではなく 今の心に正直に…

皆の前で告白してくれたシンに 応えたいと思うミレ

いつどんな時も ミレを庇い 励まし 教えてくれた

口では意地悪な言葉を並べながら 常に守ってくれたのはシンだったと

 

その時 ミレのそばで 幼い男の子が転んでしまう

すぐに駆け寄り 男の子を抱き上げるミレ

その姿は 昨夜の “未来のミレ”の話を思い出させた

そんなシンの携帯に NTN秘書室長から着信が入る

 

会いたいという申し出に シンは動揺する

“未来のミレ”の話が 現実に動き出しているのだ…!

 

夜になり

 

セジュは いつもの高級カフェバーに ソ・ユギョンを呼び出す

そして カメラマンは今日で終わりにすると話した

今の仕事を終えたら しばらく旅に出るというセジュ

行き先は済州島の別荘で 前にも行ったと聞き

自分も夏に行くはずだったのに キム・シンの車と事故になり…

そこまで話しかけ ハッとするユギョン!

 

『それはいつのこと? 8月15日前後のことじゃない?』

『そうだよ』

 

ミレの日記には “事故りそうだった” とあった

ユギョンは 今後もいい友達で… というセジュに

友達では嫌だと はっきり告げて席を立つ…!

 

夜遅くに帰宅したミレは 自分のベッドで眠る“未来のミレ”に気づく

まるで病人のような疲れた顔…

そんな未来の自分を見つめ ミレは 絶対に幸せになると誓う

わざわざ未来から来なくていいように 精一杯幸せになると…

 

翌日

 

パク・セジュが欠勤するという

イ・ジェスは 下っ端が偉そうに!と舌打ちする

体調が悪くても まずは出社してから帰るべきだと!

すると今度はキム・シンが 休暇を取ると連絡してきた

 

シンの休暇は NTNの秘書室長と会うためだった

新設する報道局の専門チャンネルに 看板アナウンサーとして迎えたいと

ことごとく 聞いた通り進んでいく事態に ただ茫然とするシン

 

一方 ソ・ユギョンは 会長室に呼ばれていた

これは 真実を明かすチャンス!

この会社の清掃員を装う“未来のミレ”は ただの占い師ではなく

25年先の未来から来たナ・ミレなのだと…!

 

しかしイ・ミランにとって そんな“不思議”に 驚く必要も暇もない

すべては自分にとって 利用価値があるかないか それだけのことだと…!

 

『何がどう転んでも これだけは言える

つまり セジュとミレがうまくいかなくても

だからって あなたとセジュがうまくいくことはない』

 

『あ… アハハ! 誤解です セジュさんとは友達ですから…!』

 

セジュは 済州島の浜辺で あの時のミレを思い出していた

魚を追いかけ 夜の海へ入っていくミレに見惚れ 思わず撮影した

あの時から始まっていたのに 自分が先に好きになったのに…

今は 思うことすら許されないセジュ

 

キム・シンは あらためて“未来のミレ”に会う

なぜ事故の日に戻り 愛する息子を救わず この世界に来たのか…

それは 息子の死より大変な事態が起こるということか 聞きたかったのだ

 

休暇を取ったシンに いくら連絡しても返信はなかった

ミレは焦り 直接シンに会いに行くが シンは無視し行ってしまう

そんなミレに セジュからメールが届く

セジュの カメラマンとしての最後の仕事

クリスマスの企画について あくまでも内容は 仕事の連絡事項でしかない

 

済州島で心の整理をつけたセジュは いつもの笑顔でミレと向き合う

“1人で過ごすクリスマス”の企画 セジュは レポートするミレを撮る

1人映画や1人遊園地 1人ショッピングを楽しむミレ

予定の撮影が終わり 夜の漢江公園で ふいにミレを抱きしめるセジュ

絶好のタイミングで花火が上がり 1週間早い“メリークリスマス!”を…

 

『ミレさん さよなら』

 

翌日 オフィスのジュヒョンのデスクには セジュの“辞表”が置かれていた

こんな去り方がアメリカ的か?! と憤慨するジェス!

 

昨夜 セジュが言った“さよなら”の意味を考えながら

ミレは シンにメールする

イブはシンと過ごしたくて レストランを予約しているのに

直接本人に伝えることが出来ないままだった

そして 待ち望んだシンからの返信が イブのギリギリに届く…!

イブは一緒に過ごそうという たとえ短い返信でも

踊り出したいほど嬉しいミレだった

 

12月24日 イブの当日

 

念入りにお洒落して 約束のレストランに向かうミレ

するとそこには 見知らぬ女性と向き合うシンの姿があった…

 

一方 ソ・ユギョンは

 

局長に連れられ セレブが集うカフェバーで セジュに出くわす

まだ御曹司捜しを? セジュの嫌みに居直るユギョン

明らかに 局長の接待係として利用されている

酒を注ぎ カラオケを歌わされ 役目を果たして店を出るユギョン

見かねたセジュが追いかけると 歩道に座り込み泣いている

 

セジュの前では 自分を取り繕ってきたユギョンだった

でももう関係ない どう思われようが構わないと言い捨て去って行く

ユギョンに同情する気持ちはあっても 呼び止める気持ちにはなれなかった

セジュの心にはもう ミレしか映らず その想いを届けることも出来ないのだ

 

レストランのミレは

 

運ばれる1人分の料理に耐え切れず 他の女性と話すシンに電話する

シンは なり続ける携帯をそのまま無視した

傷ついて席を立つミレ!

それを視線で追いながらも シンは席を立とうとしない

 

目の前の女性は 若いながらNTNの副会長だった

シンとの契約の詳細を話し合うため

それ以前に キムアナのファンとして会いたかったという

 

いたたまれない気持ちで帰宅したミレ

家には 兄も“未来のミレ”も不在で 暗闇にツリーのライトが点滅している

たった今まで そこにいたはずの家族は 飲みかけのグラスを残したまま…

 

ナ・ジュヒョンは “未来のミレ”に付き添われ 病院のベッドに横たわる

 

『驚いたろ?』

『何も気づかなくて… どうして隠してたの?』

『ミレには 言わないでほしい』

 

兄の異変を知らないまま ミレは 1人で“クリスマス企画”を観ていた

幸せなディナーを楽しんで シンと一緒に観るはずだったのに…

 

翌日 ミレは シンを問い詰めた

なぜ他の女性といたのか… なぜ電話にも出ないのかと

 

『お前 鈍過ぎる あの状況で気づくだろ普通』

『……合宿での告白は?』

『あれは勢いだ』

『じゃあ… これまでのことは全部… 私の勘違い?』

 

みるみる涙がこぼれそうになるミレを じっと見つめたままのシン

無表情を貫いたまま ミレの泣き顔から目をそらさず話し続ける

 

『本当に好きなら こんな仕打ちするか? お前を… 好きじゃない』

 

言葉もなかった

ミレは それ以上何も言わず 逃げるようにその場を離れる

 

すべての“整理”を終えたキム・シンは 役員会の場で進行役を務め

YBSの新しい顔として “新常務パク・セジュ”を紹介する…!

 

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未来の選択 第11話 潜入取材

2018-02-05 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第11話 潜入取材 

 

『その前に… …… …… 俺はミレが好きだ!!! …お前は?』

 

キムアナの 突然の公開告白に その場が凍りつく

ジュヒョンは 思わず『俺も好きだ!』と叫んだ

それに倣い ぺ作家もイ・ジェスも みんなが好きだと言い出した…!

 

キム・シンの真剣な告白は たちまちジョークになってしまう

うろたえたミレはその場を離れ すぐにシンが後を追う

あんな場所であんなことを言ったら 誰だってジョークだと思う

ミレは 嬉しいどころか怒りモードでシンを責め立てた…!

 

『あなたは女心を分かってない 私をバカにしてるの?!』

『俺が悪い? あれはお前の兄貴がしたことだ! 俺は真剣に…』

『あなたの真剣さが… 伝わってこない』

 

堂々としてと言われたから 堂々と告白したのに

シンには 何が悪いのかさっぱり分からなかった

ミレは 涙が止まらなくなってその場にいられなくなる

 

セジュは 茫然として暗闇のベンチに座っていた

そんなセジュを気遣い ユギョンが隣りに座る

 

『いつから… 僕を好きになったの?』

 

今の セジュのショックを察することは出来るが

それでもユギョンは どこまでも女心に疎いセジュに苛立ち 去って行く

 

ぺ作家が 放心しているミレのもとへ行き やさしく肩を抱く

そして キムアナが無神経過ぎると怒るミレの態度に

本当に好きなんだね と 気持ちを察する

 

『好きだから腹が立つ どうでもいいなら どこで告白されても平気』

『とにかく今は 夢中で仕事をしたいです』

『そうよね それがいちばん楽だもの』

 

傷ついた心を 仕事で癒すのも悪くない

ところで 今回の潜入取材の企画意図は?

話題を 仕事に切り替えるぺ作家

“この生きにくい世の中で 希望の光を見つけよう”

身の危険を冒してまで 潜入取材をするミレに

ぺ作家は 番組の企画意図を明確に思い出させるのだった

 

いよいよ潜入取材が始まり セジュは客として潜入しミレを見守る

潜入先のミレの場所を 誰もキムアナに教えようとしない

公然とミレに告白したキムアナが知れば 潜入取材が失敗するかも…!

誰もがそう思い 頑なに口を閉ざしていた

 

するとぺ作家が カラオケバー“グレース”だと教える

アルバイトの偽名は“キム・ヒジョン”だと…!

 

さっそく 店のそばまで行くシン

すると 休憩中の男性スタッフが キムアナに気づきファンだという

従妹がここで働いてるから気になって… とつぶやき

ヨロシクと言って名刺を渡す これだけで効果は絶大だ

男性スタッフは 責任をもって自分が守ります!と感激する…!

 

店が見渡せる向かいのカフェに入り シンは セジュを呼び出す

 

『カミングアウトはいつ?』

『まだ決めていません』

『俺はいつクビに?』

『…は?』

『こっちの転職も そっちの後任決めも時間がかかる

解雇するなら 事前に時期を知らせるべきでは?』

 

セジュは呆れたように そんな心の狭い男だと? と笑う

それでもシンは ちゃんと教えろと迫る…!

途端に真剣な表情になり 身を乗り出すセジュ

 

『僕は 仕事に私情は挟まない

それに 局内でも最高の“商品”を 簡単に捨てたりはしませんよ』

 

カラオケバーでは

 

ヒジョン(ミレ)が キムアナの従妹だと すぐに広まってしまった

たった今 本人が来ていたと聞き うろたえるミレ!

 

一方 ナ・ジュヒョンは

 

DNA検査の結果報告が届き 茫然としていた

まさか そんなことがあってはいけないのに…

妹と 未来から来たという“年上の妹”は 同一人物だと判明した

 

ジュヒョンが 真っ先に連絡を取ったのは “未来のミレ”だった

これまでの非礼を詫び 是非 顔を見て話したいと…

 

母親のような年上の人に 妹のように話すのも 何だかぎこちないが

妹だと分かった以上は やはり兄として接したいジュヒョンだった

 

“未来のミレ”は 25年後の兄妹仲について 20年は会ってないという

すべては 反対を押し切ってまで結婚を決めたからだと

 

“未来のミレ”が話す未来に ひとつ不可解なことがあった

このままいけば 身近に死ぬ人間がいるという

一体 それは誰のことなのか…

 

カラオケバーでは

 

キムアナの従妹ということで 仲良くなったパートのおばさんが

ついつい標準語で話すミレを注意する

 

(慶尚洞(キョンサンド)から来たフリしてんのに 標準語じゃダメでしょ!)

 

まさか ミレが潜入捜査をしているとは気づかないが

有名人の従兄を持ち バレないように身分を変えていると思っているようだ

 

やがて2人は 偽洋酒作りを手伝わされることに…!

 

おばさんは ミレが関わらなくていいようにと庇うが

絶好のチャンスを逃がすまいと ミレは自分からやりたいと手を挙げる!

しかし セジュから教わった撮影方法にこだわり過ぎ 疑われてしまう

メガネ型の盗撮カメラはすぐにバレ ミレは縛り上げられてしまった…!

 

おばさんを庇い ミレは 自分一人でやったと言う

倉庫から蒼ざめて戻ったおばさんに気づき 男性スタッフがキムアナに連絡!

シンは ジュヒョンにも連絡し カラオケバーへ向かう!

 

自分だけ難を逃れたおばさんも黙ってはいなかった

厨房にあったミレの携帯で 適当に発信履歴で電話する…!

そして偶然にも出たセジュに ミレの身に迫る危険を伝えた!

 

セジュは もちろん自分でも戦うつもりだが

自分を守るSPにも すぐに仲間を集めろと命令する

ミレの命を守ろうと 万全の態勢を整えるセジュだった

 

倉庫の中では 縛られながらも気丈に振る舞うミレ…!

自分がどうなろうと ここで偽洋酒を作っていることはテレビ局が知っている

どの道 捕まるのがオチだと 恐怖を隠して強気に説得する

 

偽洋酒を製造する仲間たちは 証拠隠しに奔走し

倉庫の外には 威勢のいい見張りたちが SPと睨み合っている

しかし 当のセジュは車の外へ出してもらえなかった

SPたちの本来の仕事は セジュを守ることなのだ

開かないドアに苛立ち 悔しがるしかないセジュ…!

 

ミレを見張るのは2人の男

すると 外へ様子を見に行った1人が戻って来ない

残る1人も 後ろからフライパンで殴られ失神してしまう…!

ミレを助けたのは あの厨房係のおばさんだった!

 

『見捨てようとしてごめんなさい…! 息子の学費のためにお金が欲しかった

でも このまま見て見ぬフリをしたら 息子に怒られるわ!』

 

警察が到着し セジュは ようやく車の外へ!

おばさんと抱き合い 倉庫から出てきたミレのもとへ駆け寄る!

 

セジュに付き添われながら ミレは 誰かを捜すように辺りを見回す

警察官たちの向こうに キム・シンの姿を発見し ホッとするミレ

 

すべてが解決したところで 早く映像の編集をと焦るジュヒョン

盗撮用のメガネは壊されたが もうひとつ ペンダント型は見つからず

無事にすべてを盗撮することに成功したのだ

 

しかし ぺ作家は原稿を書かないと言い張る

自分ではなく ナ・ミレの方がいい台本を書くだろうと

ジュヒョンも今度ばかりは反対せず ミレをひとり立ちさせようという

そしてミレに チーム長として指示を出した

 

『うちは 告発番組を取り扱ってるんじゃない 希望を伝えなきゃ!』

 

兄の言葉は ミレの胸に深く突き刺さった

潜入取材を強行し 命からがら成功したものの

その喜びに夢中で何も見えていなかった

 

この取材には 肝心のテーマがない

 

ニュース報道なら スクープで行けるし大手柄だ

しかし 視聴者に希望を伝えるには あまりにも中身がなかった

 

ミレの悩みは チーム全体に影響する

台本が完成しなければ 番組が成り立たなくなるのだ

 

ここでキム・シンが ある提案をする

まずは報道に映像を渡し スクープさせるというのだ

警察が突入するショッキングな映像だけを渡せば 十分事足りる

番宣にもなるし 何より 報道局側からの申し出だという

でも すべてが順調なのに 1人だけ反対している人物が…

シンは チラっとセジュの方を見た

 

『ミランダだ』

『バカじゃないのか! どうして会長が?!!! あのババア!』

 

ジュヒョンの激怒を無視し セジュとシンは会長室へ…!

キムアナを前に イ・ミランは 一介のカメラマンが!と怒鳴る

 

『もうバレてる』

『…え?』

『とても優秀なお孫さんで』

 

反対するのは ナ・ミレのせいかと詰め寄るセジュ

それは誰?と とぼけるミランダに シンが

 

『私が可愛がっている 見習いの放送作家ですよ』

 

(ミレが好きだというのは この男なの?)

 

『会長のような寛大な方が たかが見習い放送作家のために

反対したりはしませんよね?』

『いいえ お祖母様は寛大じゃない 器の小さい人物ですよ』

『何を言うんだ 君のお祖母様に向かって 会長は実に偉大なお方だ』

 

突然笑い出すミランダ!

ひとりの見習い放送作家のため 2人の男が小芝居してると…!

 

『それで? この下手な芝居の結末はどんな風に?』

 

偽洋酒事件は スクープとして報道された

その録画を見て 台本作成に頭を抱えるミレ…!

そんなミレのもとへ 小さな小包が届いた

あの厨房係のおばさんから 万年筆の贈り物だった

ミレが 見習い放送作家だと知り 応援していると 手紙も添えられている

 

放送は キムアナが この番組のテーマ「希望」について

この事件が相応しいかどうか 富裕層だけの問題ではないか危惧したと切り出し

最後に 偽洋酒の特別法案が上程されたことに触れる

庶民にとっては これが唯一の希望になると…

 

Ζ 希望は 天から授かるのではなく 自身で見つけるものです

たとえ暗闇に隠され見つけにくくても 我々は諦めず 希望を追い続けます Ζ

 

エンドロールに “作家ナ・ミレ”と表示された

たった数秒間のスクロールだが ミレは誇らしかった

 

本番終了の瞬間 キムアナは ミレの姿を捜す

ミレは セジュと携帯を覗き込み 裏番組のチェックをしていた

御曹司と見習い作家… いや一人前の放送作家が よく似合っている

 

ミレが顔を上げ シンの姿を捜した時

シンはすでに スタジオを後にするところだった…

 

キムアナの突然の告白は セジュに対する“宣戦布告”だと気づくユギョン

だとすれば キムアナはセジュの正体を知っているはず

ミレだけが真実を知らないのはおかしいと セジュに詰め寄る

 

ありのままの自分を愛してもらいたい それを望むなら打ち明けるべきだと

これまで お金目当てで近づいてきた女性たちが多かったからこそ

家柄を知っても好きだと言ってくれなきゃ 全部ウソになると

 

『今夜 話すつもりだよ 僕が何者か… なぜ隠し続けて来たか』

『あなたって… 残酷ね』

 

どんな角度から揺さぶろうと セジュの愛はブレない

もう自分には望みがないと知り 涙ぐんで立ち去るユギョンだった

 

その夜 ジュヒョンとミレの兄妹は 自宅近くの公園で語り合う

 

ミレは ぺ作家に『原稿を直してやったのか?』と聞いた兄をからかう

そう思えるほどに ミレの台本は完璧だったということになる

 

『私が誇らしかったでしょ?』

『ギリギリで法案の上程があったから 成り立った企画だろ?』

『…先に報道局が取り上げたから上程されたのよ』

『ああそうだ お前だけの力じゃないさ お前がしたのは隠し撮りだけ!』

『ひどい! 私だって苦労したのに…!』

 

ミレの携帯に セジュから着信が…!

でも 携帯は自宅のリビングに置き忘れられ 出たのは“未来のミレ”

ミレは散歩に出ていると聞き 公園に向かうセジュ

すると 暗闇の向こうから 兄妹の会話が聞こえてきた

 

『私 キムアナが好きなの』

『やっぱりか! あぁっ! 絶対に反対だ! くそっ! あいつはダメだ!』

『不満なのは分かる! 性格も悪いし… でも私だって問題ありでしょ?!

彼のおかげで変わることが出来た!』

 

『ダメなものはダメだ! どうしてもと言うなら出て行け!!!』

 

ミレを置いて さっさと帰るジュヒョン!

電話でキム・シンを呼び出し その場に“未来のミレ”を連れて行く

兄が何をしようとしているのかも分からず ミレは公園に取り残され

理解しようとしない兄への不満でいっぱいだった

 

『俺は席を外す この男にすべてを話してやってくれ…!』

『おい 一体何なんだよ 突然呼び出して!』

 

どうしてこうも自分を苦しめるのか

シンは “未来のミレ”を前に またか!という表情でため息をつく

“未来のミレ”は ジュヒョンに言われるまでもなく すべてを告白すべく

涙ぐみながら話し始めた

 

『あなたとミレは結婚し 2人の間に 子供が1人授かります』

『涙が出てるけど… 大丈夫?』

『その子は “ゴン”という名前です 私が… 世界で一番愛する息子

この私こそが… あなたと結婚した“ミレ”だから…!』

 

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未来の選択 第10話 波乱の賞金合宿

2017-12-12 12:00:00 | 未来の選択 あらすじ

“散る花と咲く花がいつもここにある”のブログより移行しています

1話~5話はこちらで公開しています

6話より〈gooブログ〉からの公開となります

 

 未来の選択 第10話 波乱の賞金合宿 

 

キム・シンが パク・セジュの正体を知ってしまった

なぜ カメラマンに? その答えを聞こうとしたその時

シンの携帯に セジュから着信が…!

 

〈驚きましたか? 僕も驚きました まさかここで会うとはね〉

〈ミレも… 知ってるんですか?〉

〈どうでしょうね …なぜ急に敬語を?〉

〈……〉

〈この件は秘密です〉

 

自分は実力派の人気アナウンサーだと自負し 新米カメラマンの分際で!と

これまで パク・セジュをコケにしてきたのだ

“未来のミレ”が予言する 自分の成れの果ては こんな風に始まるのかと

シンはもう 呆れて笑うどころか 涙目になっている

偶然同じ店に入り 出くわすなんてあり得ないと

すべては仕組まれたことかと “未来のミレ”に詰め寄るシン!

 

『結局はパク・セジュに解雇され 他局でも相手にされない それで破滅?』

『それは違います』

『私を追い詰めて面白い? 私があなたに何かしましたか?!』

 

中華料理店のミレは

 

セジュの恩人として同席する 会長イ・ミランと話す

ミランは ミレの年齢を指摘し 玉の輿で楽したくない?と聞く

あまりに唐突で 失礼な質問をする祖母に セジュは気が気ではない

 

でもミレは 大して傷ついた様子も 気分を害した様子もない

そんな家は自由がなく 息が詰まるから嫌だと即答した…!

 

『裕福に暮らせるのに? 女性は誰でも憧れるんじゃない?』

『では 会長は今お幸せなんですか? もっと違う夢を見たことは?

女性の誰もが 玉の輿に乗りたいわけじゃありませんよ』

 

聞かれたから 正直に答えただけなのに…

それでもミレは 無礼を謝罪した

あっけにとられたミランは 次の言葉が出てこない

予想外の答えを出した 予想通りのミレに セジュは満足そうに苦笑する

 

同じ時 “未来のミレ”は

シンに対し どう説明しようか戸惑っていた

シンはシンで なぜこんなに追い詰められているのか理解できない

“未来のミレ”は そんなシンに 一度だけ セジュに謝罪してほしいという

絶対に勝てない相手に 一度だけ頭を下げれば 未来は変わると…

 

『頭を下げるにしろ 土下座するにしろ それは自分で決めます!!!』

 

一方 談笑が続く中華料理店の3人は…

言葉の端々から ミレには 他に思う人がいそうだと気づくミラン

店を出て ミレと別れた後 ミランは『情けない!』と嘆く

 

『全然 脈がないじゃないの! そんな子を追いかけて…

あなたのプライドはどこへ行ったの?!

孫の恋人が“見習い作家”ってことも嫌なのに 片想いだなんて…!』

 

それより… と話をはぐらかすセジュ

ミレが言ってた 祖母の夢は何か知りたくなったのだ

まさか 財閥になりたいってことが 夢ではないだろうと

 

『本当の夢を聞かせてよ』

『……』

『ハハハ… またね!』

 

財閥の御曹司が歩いて帰るだなんて… ミランは呆れてため息をつく

用意した車を無視し セジュは 祖母に手を振り立ち去った

 

自分のロッカーに戻った“未来のミレ”

 

そこには 古い日記を手にするユギョンが…!

苦しい言い訳をする“未来のミレ”だが 疑わしくても追及できないユギョン

問い詰めるには あまりに不可解過ぎる日記だった

 

自宅に戻ったミレを 『遅い!』と叱りつけるジュヒョン

ミレは シンでなく セジュに会っていたと話す

セジュは 援助を受けて学校に通っていた苦労人だと

 

そして どうしても局に残りたいと懇願するミレ

キャリアがないと言うなら これから経験を積むと…!

 

『お前の得意なジャンルは何だ?』

『何… かな?』

『このバカ!!!』

 

ミレは 兄に聞かれたことを あらためて考える

自分の得意分野は何なのか… 一体自分は どんな作家になりたいのか…

漠然とした思いだけで 具体的な展望など何もないのだ

 

翌日

 

ソ・ユギョンは オフィスでひとりになるチャンスを使い

ミレのデスクを物色し 日記帳を見つける

昨日見たのと同じ日記なのに なぜかこっちは新しい

 

読んでみると…

 

自分が交通事故に遭った日 “危うく事故りそうだった”と書かれている

そして “変なオバサン”のことも…

ユギョンは 日記の 気になる部分の写メを撮る

そして 昨日破り取った 古い日記の1ページと写メを

知り合いの博士に送り分析してほしいと頼む

この2つの日記の関連性を調べれば きっと何かが見えて来ると…!

 

そこへ ジュヒョンとジェスが入って来た

地下鉄事件の取材が 受賞するかもしれないと興奮している…!

 

一方 ミレは とにかく目の前の仕事をこなすことに集中していた

将来の展望も大切だが 今は番組のネタを探さなければならない

 

過去の新聞に目を通し “偽洋酒事件”に注目するミレ

さっそく警察に出向き 当時の捜査について聞き取りをする

刑事が言うには “清澤洞(チョンダムドン)のグレース”が怪しいという

そのカラオケバーでは 販売だけでなく製造もしているというのだ

 

『もっと若かったら 潜入捜査でもするんだがな』

 

その言葉に さっそく隠し撮り用のカメラを買いに行くミレ!

迷った末 メガネ型のカメラを購入し 求人広告を見て面接へ…!

 

夕方の会議に遅刻したミレは 遅刻の言い訳をする時間も惜しく

“偽洋酒事件”の潜入取材を提案する

ターゲットの店には すでに調理補助として雇ってもらい

そのために 髪型まで変えたミレ…!

 

偽洋酒の製造過程を隠し撮り出来たら 大変なスクープだと興奮するジェス!

セジュは バレたらどうなるのかと心配でたまらない

突然に怒り出し『妹を危険に晒せない!』と怒鳴るジュヒョン

やらせればいいというジェスを睨みつけ ミレを外へ連れ出す

 

一瞬 軽く聞き流したが…

『今 妹って言ったか?』と興奮するジェス

プロデューサーの妹だなんて… 作家交代までさせてしまったと…!

 

潜入取材は危険だし それに 偽洋酒を暴いてどんなメリットが?

とにかく反対だというジュヒョン…!

そこへセジュが現れ 良心的な店の良質な洋酒と比較しては?と提案する

そして ミレの取材に危険が及ばないよう 自分が客になって見守るという

見かけはひ弱そうだが テコンドー3段 合気道3段 剣道4段だと言われ

ジュヒョンは セジュの申し出を 反対する理由がなくなってしまった

 

話を聞き 遅れて駆けつけたキム・シンは 3人の中に入れない

セジュの正体を知ったばかりに 嫉妬心でセジュを攻撃できなくなったのだ

 

晴れてジュヒョンの許可をもらい ミレを守る役に就いたセジュは

さっそく 隠し撮り撮影のやり方について ミレに教えることにする

遅くまで一緒にすごし ミレを車で送る

どこまでも優しいセジュに感謝しながら ミレは シンのことを思っていた

あれ以来 何の連絡もない

 

すぐには家の中に入らず 携帯の着信を確認するミレ

“幽霊屋敷”の企画以来… 正確には セジュの正体を知って以来

シンは ミレに連絡できなくなっていた

その姿を 離れた場所に車を停め じっと見つめるシン

 

セジュに対し 嫉妬心はあるが

今はただ ミレを守ってくれることがありがたかった

ミレの心はまだ シンのものなのに…

 

その頃 “未来のミレ”は イ・ミランとの関係を断とうとしていた

孫セジュの未来も十分に伝えたし もう自分の役目は終わったと

2人が会っているのを ユギョンが目撃する

シンとセジュとも親しく 会長とまで会う仲とは… 一体何者?!

 

その後 キム・シンとの思い出の場所を訪ねて歩く“未来のミレ”

互いの存在があれば それだけで幸せだった頃

待ち受ける不幸など 考えもしなかったあの頃

 

想い出の店でカクテルを注文し 思いにふける

不幸な未来を変えたくて 過去の自分に忠告に来たのに

ミレは自信たっぷりで 未来の自分が間違っているとでも言いたげだ

キム・シンには なぜ苦しめるのかと責められ 深く落ち込む“未来のミレ”

 

ずっと尾行して来たユギョンは 怪しげな男の存在に気づく

どうやら 自分と同じターゲットを尾行しているようだ

男は ユギョンに追いかけられ慌てて逃げていく…!!!

 

やっとのことでユギョンから逃げ切った男は 誰かと交信している…!

 

〈こっちの人はみんな怖過ぎる! 早く交代してくれ!

もうこの時代にはいたくない! 耐えられませんよ!!!〉

 

(時代って… 何?)

男に追いついたユギョンは 不可解な会話がどうにも理解できない

そんなユギョンの携帯に 日記の分析結果を知らせる着信が入る

 

報告によれば どちらの日記の筆跡も同一人物と判明

しかし 紙質は同じなのに 片方は約25年前のものだという…!

ソ・ユギョンは この事実を真っ先に伝えようと パク・セジュに会う

 

『日記の内容も 8月14日まではまったく同じなの

そして 事故が起きたその日 あのオバサンが未来から来たの!』

 

あまりに突飛な話で セジュは笑うしかない

その笑い声は オフィス内に響く歓声にかき消された

“幽霊屋敷”の企画が とうとう“国際放送連盟”の特別賞を勝ち取ったのだ!

 

授賞式は オフィスで行われたが トロフィーは正社員の分しかない

ミレとセジュの分は 用意されていなかった

気まずい雰囲気が流れると ジュヒョンが 賞金で旅行に行こうと言い出す

海外にでも行きたいところだが 金額的には研修施設での合宿が限界だ

それでも皆 大乗り気で 是非行こう!と賛同した

 

研修施設に到着すると さっそく無邪気に遊ぶ一同

その輪の中には入れないキム・シン

それでも 自分がいないことに誰か気づけよ! と不満げだ

 

掃除係に買い出し係 研修施設での役割は ゲームで決めるというジュヒョン

これは幼稚園の遠足なのか?! と ここでも文句を言うシン

バカバカしいことはしたくないが 仲間外れも心外だ

何とも扱いづらいシンに ジュヒョンは勝手にしろ!と無視を決める

 

他のスタッフに促され 渋々ゲームに参加した結果

シンは薪割り係 セジュとミレは 野菜洗い係になった

あっという間に野菜が洗い終わり セジュはバーベキューの肉を焼く

時間が出来たミレは 薪割りをするシンのもとへ…

 

潜入取材はやめろと 頭ごなしに否定するシン

今度ばかりは無駄骨じゃなく 命の危険もあると…!

“幽霊屋敷”の取材が無駄骨と言われ 心外なミレ

作家交代になったんだから 十分に無駄骨だと決めつけるシン

 

『そんなに放送作家になりたい? それが夢?!』

 

『この世の中には ミレと同じような… たくさんの“ミレ”がいる

コールセンターで働いたり お見合い結婚したり…

結婚して2人の子持ちの もう人生を諦めちゃった“ミレ”もいる

私は やりたいことを見つけられて 本当に自分が誇らしい

自分の将来も 好きな人のことも 自分の心のままに決めたい』

 

真っ直ぐに見つめられ 気まずいシン

そんなシンに対し お願いがあるというミレ

 

『私から わざと距離を置かないで

もしも私が嫌いじゃないなら 私を避けたりしないでください』

 

同じ時

 

セジュは ユギョンと話していた

ミレを 祖母に紹介したと…

 

『それと… 彼女が見当たらないんだけど ここへ呼んでくれる?』

『……嫌よ 何で私が彼女を呼ぶの? 何のために?!』

 

あんなに協力的だったユギョンが 突然に態度を変え 戸惑うセジュ

 

『私を“恋のキューピット”だとでも? 私のことバカにしてる?!』

『そんなこと思ってないよ だって君は僕の… いい友達だ』

 

ユギョンは “友達”と言われ さらに逆上する

もう “好きな人”から相談されるのは嫌だと叫ぶ…!

 

恋に疎いセジュに 何くれとなくアドバイスしてきたユギョン

その本心を知り あまりにも鈍感過ぎた自分に気づくセジュだった

 

賑やかにバーベキューを楽しみながらも 4人の心境は複雑だった

ミレは シンとの会話を思い返し 浮かない表情を隠し笑顔を作る

そんなミレを見つめ 言われたことの意味を考えるシン

ユギョンは 誰と離すこともなく ビールを飲んでいる

セジュは そんなユギョンを見つめ じっと考え込んでいた

 

ここでジュヒョンが 研修らしいこともしないと… と立ち上がり

番組について 互いに意見を言い合おうと提案する

まずはぺ作家から… と進行するジュヒョンを 唐突に遮るシン…!

 

『その前に… …… …… 俺はミレが好きだ!!! ミレ…お前は?』

 

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未来の選択 第9話 兄の心妹知らず

2017-10-31 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

“散る花と咲く花がいつもここにある”のブログより移行しています

1話~5話はこちらで公開しています

6話より〈gooブログ〉からの公開となります

 

 未来の選択 第9話 兄の心妹知らず 

 

『お兄ちゃん… 私は 2038年の“未来のミレ”よ!

未来から来たあなたの妹 ナ・ミレなの!』

 

今度は何の妄想だと まったく取り合う気のないジュヒョン

“未来のミレ”は 兄妹の間でしか知り得ない 傷痕の話をする!

そう ミレの肩に残る醜い傷痕は ジュヒョンがスープをこぼしたせいだ

 

この後 妹の結婚式直前 ジュヒョンは 真実を告白することになる

兄妹の中が悪くならないよう その傷跡が兄のせいであることは隠された

この時のジュヒョンは もちろん妹に告白しようとは思っていない

 

しかし今は なぜそれを知っているかの説明をする時間はない

このまま2人を結婚させないよう 兄妹で協力しなければ…!

それでもジュヒョンは信じられなかった

目の前の中年オバサンが 自分の妹だなんて…!

 

同じ時 幽霊屋敷のミレとシンは…

 

思わずミレを抱きしめ キスしそうになるシン

受け入れようとして 寸前で顔を背け拒んでしまうミレだった

 

互いに気まずい空気を打ち消そうと 撮影に集中する2人

すると2階の窓際に ウエディングドレスを着せられたマネキンが…!

どうやら 満月の夜に見えた人影の正体は このマネキンのようだ

 

飾られている写真を見ると この家に住んでいたのは夫婦のようだ

男性の方は病気を患っているらしく 本棚には癌に関する著書しかない

本の間から見つかった1冊の日記帳

それによれば 末期癌の痛みに耐えかねた夫は 妻を遺して自殺し

この世では添い遂げられなかったが いずれ海の露となって再開しようと…

苦しむ体で妻に書き宛てた 走り書きの遺書が見つかる

 

すべての事情を知ったミレは 幽霊屋敷ではなく 夫婦の物語として

この家を紹介したいと言い出す

 

この日撮られたビデオを パク・セジュが仮編集することに

2人の姿が何度も出てきて 不快になるセジュ

そこへシンが現れ 編集なら自分でやると言い出す

セジュには それをいちいち断る理由もなかった

憮然として作業室を立ち去り 駐車場へ行くと そこに“未来のミレ”が…!

 

『一体 あなたは何者なんですか?! 誰の味方なんだ!』

『それは100% あなたの味方よ!』

 

本当の兄は とうとう信じてくれなった

“未来のミレ”は 思い切って セジュに真実を打ち明ける

自分はミレの未来の姿で 将来の夫はキム・シンなのだと…!

 

思わず吹き出してしまうセジュ!

とても 中年女性が思いつくジョークではないが

信じるか信じないかではなく もうミレの心はシンにあるのに

今さら自分が何をしても遅すぎると言い 立ち去ろうとする

 

一方 ミレとシンは

 

すでにホラーの企画で準備しているんだと 不機嫌なイ・ジェスを

何とか説得しようと苦労していた

ミレは ジェスを満足させるナレーションを書こうと必死になる

 

その夜 帰宅したジュヒョンは“未来のミレ”と向き合う

DNA鑑定をしようと 髪の毛を1本要求する

そして 未来の夫が貧乏だからと 過去を変えに来たなんて…

妹は金に執着する人間じゃないと…!

 

“未来のミレ”は 自分よりはるかに若い兄を見つめ涙ぐむ

そして ミレにも話せなかったことがあるのだと 語り始めた

 

ジュヒョンは この話を聞き すぐさま行動に出る

台本の仕上げに忙しいミレを呼びだし 知り合いの制作会社へ移れと言う

突然に言われ動揺したミレは メールでシンを呼び出す…!

しかし シンがミレのもとへ行く前に ジュヒョンが呼び止め遮った

そして初めて ミレが自分の妹だと明かす

 

いくら苗字が同じとはいえ あれだけミレを苛めていたのに…

しかし 兄だからこそだと言われてしまえば それも納得するしかない

妹に構うな…! というジュヒョンの言葉が シンの心に深く突き刺さる

 

その足で ミレが待つ公園に行くが やはりもう以前のようには出来ない

テレビ局で作家を目指すより 制作会社で作家になる方が近道だと

ジュヒョンが言ったとおりの言葉を繰り返すシン

 

ミレはショックだった

行くな…!と 引き止めてくれるとは期待しないまでも

もっと ミレが望みを持てるような背中の押し方もあるのにと…

涙ぐんで立ち去るミレを シンは 追いかけることすら出来ない

 

そんなミレを追いかけたのは パク・セジュだった

行かないで! とストレートな言葉で引き止めるセジュ

ジュヒョンから ミレが辞めると聞いて すぐに駆け付けたのだ

 

『僕はこのまま ミレさんと仕事がしたい 行かないで!』

 

本当は キム・シンに言ってほしい言葉を 代わりにセジュが言ってくれた

嬉しくもあり やっぱり寂しいと感じてしまうミレ

 

コンビニのイートインでカップ麺をすすり 冷えた体を温める2人

そんなミレとセジュを ソ・ユギョンが目撃してしまう…!

 

『これからは 友達として気楽に話さない? この前のことは忘れて

今日からはまた いい友達に戻って始めよう』

 

心から和解して オフィスに戻る2人

するとミレの作業室で イ・ジェスが新たな台本を書いている

ホラーで準備していた通り “幽霊屋敷”の企画で進行するというのだ

いくら真実でも 夫婦の物語では視聴率が稼げないと…!

 

これにすかさず反論したのは ミレ本人でなくセジュだった

しかし下っ端のセジュは ジェスに怒鳴りつけられてしまう

一介のカメラマンなんか ディレクターである自分のひと声で

いつでも辞めさせられるのだと…!

 

『アメリカの映画学校を出た?! ビデオジャーナリストになりたい?!

でもここじゃ 単なる下っ端のカメラマンだ! 身の程を知れ!!!』

『身の程… ですか』

 

ミレが作家を降板するすることを知り 激怒するシン

ジュヒョンは そんなシンを追いかける

いくらシンが本気だと言っても 不安で仕方ないというジュヒョン

まさか 未来の妹が 過去を変えにやって来ているとも言えず…

 

『あの占い師の話が頭から離れなくて… 不安なんだ』

『まさか 俺が本当に破滅するとでもいうのか?』

 

その頃 ミレは セジュに付き添われて病院にいた

化膿してしまった足の傷を手当てしてもらう間 ずっと寄り添うセジュ

そして セジュと共にオフィスへ戻る

 

ペ・ヒョナが ミレの方へ椅子を差し出し 心配そうに見つめる

番組は ディレクターイ・ジェスの進行通り 順調に進められた

しかし 後半になり 突然にキムアナがナレーションを変える…!!!

 

幽霊屋敷の企画で 恐怖を煽りつつエンディングへ向かうはずだったのに

『そこに幽霊はいなかった』と 断言してしまった!

 

〈ひどく苦しんだからこそ その分だけ互いを愛し抜いた

悲しい悲しい 夫婦の物語があったのです〉

 

それは ミレが書いた台本そのままだった

 

ミレはすぐにシンのもとへ…!!!

痛む足を引き摺って 必死に局内を走る!

入れ違いに出て行ったと告げられ 電話をするが シンは出ない

 

ジュヒョンに言われた言葉が シンの頭の中でリピートされた

 

破滅してもおかしくない生き方は 独身なら本望だろうが

結婚したら 相手だけが苦労すると…

 

だからこそミレを愛せない 愛してはいけないのだと

シンは 鳴り続ける携帯を無視し 車を走らせた

 

翌日 視聴率の発表記事を 恐る恐る開くジュヒョン

1階で9.8%にうなだれる兄と 2階で10.2%に歓喜する妹!

首都圏と地方で 微妙に視聴率が違っていた

 

同じ時 パク・セジュは 祖母ミランダと交渉していた

出来れば両方10%超えしてもらいたかったが…

メンバーを交代させる条件で 存続を許可するというミランダ

そんな祖母の決定に失望し YBSを継ぐ気が失せたと言い放つセジュ…!

 

『社員もやる気が出るわけがない 企画を考えるより保身が大事

そりゃ視聴率も下がるわけだ…! 何よりこの会社の会長がセコ過ぎる

アナウンサーや見習い作家に怒るくらいにね』

 

孫の逆襲を受け ミランダは決断を翻す

火曜夜11時のレギュラーとして 番組は存続することになる

 

決定の電話に沸き立つオフィス

喜びを分かち合う場に 下っ端カメラマン パク・セジュだけがいない

セジュは 存続決定の交換条件として 祖母の要求を飲むことにした

1か月後には 15階へ復帰することになる

 

正式に ミレを紹介してほしいというミランダ

紹介してもいいが まだ自分の身分を明かさないでというセジュ

 

『世間には 僕らと違う人種がいっぱいいるんだ』

『それ どういう意味?』

 

セジュは “未来のミレ”に連絡し ある頼みごとをする

そのやりとりを背後で聞いていたソ・ユギョン…!

セジュとも連絡し合うなんて 一体 何者なんだと迫る!

“未来のミレ”は取り合わず セジュは諦めろと言い捨て行ってしまう!

 

キム・シンは 知り合いに ヨンゴングループについて聞く

特に 28歳独身で 海外にいて顔が知られていない人物がいるかと

さらに聞き込みをと続けていると “未来のミレ”からメールが…!

 

今夜 重大な話があると 一方的な呼び出しの連絡だった

シンと“未来のミレ”が待ち合わせた中華料理店では

たった今 セジュとミレが 個室に入ったばかりだった

そこへ 偶然を装い イ・ミラン会長が登場する

セジュはミランダを 学費援助してくれた恩人だと紹介した

 

同じ時 ソ・ユギョンは “未来のミレ”のロッカーを探っていた

その正体を突き止めようとして 古い日記を発見する!

交通事故に遭ったのは自分なのに シンの事故の被害者は ミレになっている

そして 見舞いに来るシンを 次第に好きになっていくミレの心情が…

 

さらに読み進めていくと 自分がパク・セジュと結婚するのだという…!

この日記の中の“ナ・ミレ”は シンに惹かれながらも

セジュと結婚するユギョンが羨ましいと綴っている

 

キム・シンは 個室に案内される途中 偶然に開いた扉の向こうを見た

正面に座っているパク・セジュに気づいたその時 メールを着信する

ヨンゴングループの28歳独身 世間に顔を知られていない人物とは…

“ミランダの孫であり後継者” YBSの次期会長なのだと…!

 

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未来の選択 第8話 幽霊屋敷のロマンス

2017-09-15 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第8話 幽霊屋敷のロマンス 

 

『では… 立場が変わったとしたら? どうします?

もし僕が有名人だとか もしかして… YBSのオーナーだとしたら?』

 

キム・シンは 冗談にも程があると失笑し

だとしたら 土下座でもしましょうか?という態度に出る

一介のカメラマンには威嚇し オーナーには土下座を?

 

パク・セジュの言い草に呆れ果て

妄想癖があるなら いいクリニックを紹介するというシン

セジュは引き下がらず “落ち目”になったと認めず

スター気取りも 十分に妄想癖だと言い放った

 

いずれはYBSを担う後継者のセジュ

頑固な祖母から 全社員を守ろうという考えは

現場で働いてみて 少しずつ変化しているようだ

そして もうカメラマンとして身分を隠すことをやめ

復帰を早めようと 秘書に連絡するのだった

 

帰宅の途中 シンの中に まさか…と不安がよぎる

もし あれがパク・セジュの妄想ではなく真実だったら?

 

そんなシンを待ち伏せたかのように “未来のミレ”が現れる

元々の事の起こりは “未来のミレ”の嘘から始まった

すべてはミレの 計算高い画策だと主張され 敢然と否定するシン

そんな嘘を画策できるほど ミレは まだすれていないと…!

 

“未来のミレ”は 少しだけ傷ついた

同一人物だと 今はシンに明かせないが

もう自分は すれてしまったのだろうかと…

 

『人は変わります ミレだって… 幸せになりたいならミレには会わないで!』

 

翌朝 ミレは 通勤途中のセジュを待ち伏せた

ソ・ユギョンに あんまりだと責められ 直接謝ろうとするが

セジュは 寂しげな表情で挨拶し 通り過ぎていく

 

エレベーターに乗り合わせるシンとミレ

閉まりかけたところへ ユギョンが飛び込んでくる…!

何とも気まずい空気のまま扉が閉まった

 

2人が仲違いするのは ユギョンにとって最悪のパターンだ

シンを追いかけ すべては誤解だと説明するが…

どうやら シンは事情を察している様子で『仕返しなんだ』とつぶやく

 

この日は会議が行われ 視聴率アップのための企画について話し合う

作家ペ・ヒョナから 世の中にある“希望”を探すという企画が提示され

テーマは“家”に決定し それぞれが取材に走る…!

 

ナ・ジュヒョンは 再開発の立ち退き問題

ミレは 建設現場の作業員に聞き込み取材

そしてペ・ヒョナは 建築大賞に輝いた豪邸を取材することに

しかもその屋敷は YBS会長の自宅だと…!

 

一方“未来のミレ”は

YBS会長のお供で ゴルフにつき合っていた

 

するとそこへ ミレから連絡が入る

未来の建築について聞き出そうとするミレ

そんなことよりも! と ミレを説得したいが 聞く耳を持たない

ホテルの “未来のミレ”の部屋には 隠しカメラが仕掛けられ

YBS会長によって すべての会話が盗聴されていた

 

自分がナ・ミレなのに なぜ電話の相手に『ミレ!』と呼ぶのか…

秘書が 孫のセジュが働くパイロット班に 同姓同名の者がいると報告する

その見習い放送作家とセジュが いつも一緒にいるようだと…!

 

怒り狂ったミランダは すぐに“未来のミレ”を詰問し

同時に ナ・ミレの履歴書を取り寄せ セジュにも問いただす…!

 

『三流大学出身?! 30過ぎ?!! 見習い作家?!!!』

 

さらに怒り狂ったミランダは ゴルフを中断し ミレに会いに行く!

バス停でバスを待つミレは そうとも知らず…

 

突然現れたゴージャスなサングラスの夫人が バス乗り場を聞いてきた

ミレが 親切に乗り場を教えてやると その夫人が『ご両親は?』と聞く

それがミレに聞こえたのかどうか…

 

『バスが来ましたよ!!!』

 

ミランダは あっという間に 混み合うバスの中へ押し込められた!

『バス代がない!!!』と絶叫するミランダ!

ミレは 扉が閉まる寸前で自分のICカードをタッチ!!!

 

最強の親切だが ミランダにとっては災難でしかない

次のバス停で降りたミランダ! 側近の車が慌てて駆けつける…!

 

孫が好きになったという“三流年増女”

ミレは ミランダによって追い出されるかもしれないことも知らず

放送作家ペ・ヒョナに 手伝わせてほしいと懇願していた

 

企画を練り 取材し 撮影と構成 そしてナレーション!

ヒョナひとりでは回らないことも事実

そして32歳のミレが 一刻も早く一人前になりたいのも事実だった

是非ともナレーションを書きたいというミレ

 

猛反対するのは プロデューサーの兄ジュヒョン

行き詰った自分に “幽霊屋敷”の企画を提案したのはミレだというヒョナ

そして その企画を絶賛したのはジュヒョン自身だと…

妹に対して辛口すぎるジュヒョンを ヒョナが説得したのだ

 

ジュヒョンは 何も頭ごなしに妹を否定しているわけではない

こんな寒い季節の 幽霊屋敷の取材にと ダウンジャケットを買ってやる

つまりは 山の中にある幽霊屋敷の取材に OKを出したのだ

 

一方 キム・シンは

 

仕事そっちのけで ヨンゴングループについて 徹底的に調べていた

パク・セジュの履歴書と照らし合わせながら 不安要素を埋めようとする

 

グループの創業者はパク・ヨンゴン

その家系図を辿っていく… ヨンゴンの3人の息子

そしてさらに… と辿る途中で邪魔が入る

妹のひとり立ちについて ジュヒョンが相談に来たのだ

 

やがて “幽霊屋敷”の撮影についての会議が開かれる

夕方4時から翌朝6時まで 幽霊の撮影を試みるという

その“チーム”に選ばれたのは2人 ナ作家とキムアナ…!

つまり ミレとシンだ

 

デリケート?な幽霊を撮影するのに もちろん照明はいらない

出来るだけ少人数で 幽霊を刺激しないように!

ミレは 作家としての初仕事だからと やる気満々だが

素人の撮影なんて…! と反対するシン

 

しかしここで 意外にもミレの撮影を推すイ・ジェス

素人の撮影の方が 臨場感があるというのだ

 

そこへ パク・セジュが通りかかる

いくら素人の撮影がいいといっても 撮影技術を学ぶ必要がある

ジェスはセジュを呼び止め ミレに教えてほしいと頼んだ

 

『俺が教える!』と言いたいシンだが ジェスがそれを許さない

機械音痴のシンは スマホを使いこなすのに1か月もかかったと…!

 

公園のベンチで カメラの使い方を説明するセジュ

ミレはまず 先日のことを心から謝った

セジュは 自分が先走っただけだとつぶやく

 

イギョンから厳しく言われたことを思い出し

残酷な思わせぶりをせず セジュに期待させないで本心を語るミレ

でもセジュは どうしても納得できなかった

性格も横暴!口が悪くて自信過剰!

なのになぜ?! なぜキムアナが好きなのか…

 

ミレは セジュの知らないシンの一面を話す

それに… 未来を予言したあの“占い師”が シンは自分の未来の夫だと…

バカバカしくて それ以上聞く気にもなれない

セジュは 暗示にかかっただけだと一蹴し カメラの説明に話を戻す

 

それでもミレが なぜシンを好きかと話し始め セジュは苛立つ…!

誰かの“予言”で始まった愛なんて…! と

 

翌日 張り切って取材に出かけるミレ そしてシン

別の取材で セジュはユギョンと一緒のチームだが まったく態度が違う

完全に ミレへの気持ちをシャットダウンさせたセジュは

ユギョンに対しても 心を閉ざしたようだ

 

幽霊屋敷がある山中の村

 

周辺の聞き込みには イ・ジェスたちも同行している

懸命に村人らの証言を集めようとするミレは

焚火の中に足を突っ込み 火傷してしまう…!!!

 

そして夕方

 

約束の場所に 遅れて現れたミレは 足を引き摺っている

火傷したうえに くじいてしまったようだ

それでも 幽霊屋敷の取材を夜通しやり切って 幽霊を激写しないと

この企画自体が台無しになり ミレのひとり立ちもなくなってしまう

 

その頃 パク・セジュの取材チームは

 

ジュヒョンとヒョナが 頭を抱えている

貧しい家庭の家をリフォームし 感激する様子を取材するという企画だが

その家族が ここぞとばかりに礼服を着ているのだ

 

セジュに 説明して来いというジュヒョン

それを引き止めるユギョン!

御曹司のセジュが… サプライズの気遣いも出来ないセジュが

まさか 貧しく見えないからボロ服をお願いしますと ストレートに…!

 

案の定セジュは そのまま伝える気で それがなぜダメかも知らない

これは慈善事業じゃない 商業放送だから視聴率を稼がなきゃならないし

そもそもあの家族は 番組でリフォームしてくれることを条件に

貧しさを公表するという恥辱を無視し 自尊心を捨てて得を選んだのだと…!

 

あまりな言い方に ジュヒョンも 言い過ぎだと口を出す

 

ユギョンは セジュの“商売人”としての一面に失望し

この件は 自分が何とかすると言い出す

ボロ服に着替えさせたりせず なぜこの服を選んだのかとインタビューする

聞いてみると 両親の服は 結婚式に着た服だという

 

何を着てテレビに映ろうかと 家族で話し合ったものの

貧しい家庭では どれもこれもみすぼらしい服ばかり

唯一 豪華な衣装といえば 冠婚葬祭用の礼服しかないのだと…

 

そんな事情で着ていた場違いの服を ユギョンはトークで盛り上げた

セジュは なぜユギョンが怒ったのかが分かり 後悔の表情になる

 

幽霊屋敷では

 

ミレとシンが 互いに自分の恐怖心を隠しながら 取材を続けている

そこへ セジュからメールの着信が…

自分の気持ちはまだ確かめてないけれど セジュの考えも分かると

ミレは 理解を示す返信をした

 

取材が終わったユギョンは セジュを居酒屋に誘う

自分の間違いを 素直に謝罪するセジュ

人の心と視聴率の どちらかを選ぶのではなく

どちらも尊重する選択があることを ユギョンから教わったと

 

ミレに はっきり シンが好きだと言われたが

それでも諦めるつもりはないと話すセジュ

そして もう一度ユギョンに協力を求め ユギョンも快く引き受けた

 

暗闇の幽霊屋敷では

 

ウエディングドレスを着た女性の幽霊が 朝5時に出るという

シンが 屋敷を隈なく歩き回り 小さなライトを頼りに ミレが撮影していく

ぎこちない歩き方をするミレに気づき 立ち止まるシン

 

そこでようやく ミレの足から血が流れていることに気づく…!!!

 

取材をやめて病院へ!というシンだが ミレは続けると言って聞かない

32歳の崖っぷち このチャンスを棒に振れば いつ巡って来るか分からないと

 

傷の手当てをしてもらいながら ミレは 誤解だからと繰り返す

全部分かってるというシンの言葉に 心からホッとするミレだった

 

同じ時

 

セジュと別れたユギョンは 泥酔して“未来のミレ”に電話していた

慌てて駆けつけた“未来のミレ”は 上司のナ・ジュヒョンを呼ぶ

取材の時から ユギョンとセジュは険悪で

今度は泥酔か!と文句を言うジュヒョン

そして シンとミレも 険悪なまま泊まり込みの取材に行ったとつぶやく

 

“未来のミレ”は あの2人を近づけちゃダメ!と叫んだ

まったく理解しようとしないジュヒョンに

『お兄ちゃん…!』と呼びかけ ついに正体を告白する決心を…!!!

 

自分は 2038年の未来から来た“ミレ”なんだと…!

 

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未来の選択 第7話 すれ違う心

2017-07-25 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第7話 すれ違う心 

 

居酒屋の入り口の前

ベンチに座るミレとセジュが 仲睦まじく見えてしまうシン

それでも気にしない素振りで 中へ入ろう!と促す

 

セジュは ミレのために自分の隣の席を確保した

するとシンも ここがいい!と隣りを確保!

さらにその隣では 兄ジュヒョンが ここへ座れ!と厳しい表情に…!

 

誰を選んでも角が立つ…と ミレはイ・ジェスの隣へ逃げた!

 

どんなに離れた席でも 3人の攻防は続く

酒は?つまみは?と世話を焼き 間に挟まれたユギョンは完全無視状態…!

 

そこへ 報道局長から電話だと言って 席を立つジェス

お祝いの電話だろうと みんなに聞こえるようにすると…

お手柄を賛辞するどころか なぜ事前に報告がないのかという抗議の電話だった

事件なら報道局が扱うべきだし もっと他にやりようがあったと

特に矛先は キムアナに向けられた!!!

 

『お前はもうニュースキャスターじゃない!

記者を気取って何をしようが ニュースには戻れないぞ!思い上がるな!』

 

今後は報道局で続報を流すから 今すぐ資料を渡せ!と怒鳴り散らし

報道局長からの電話は 一方的に切られた

お祝いムードの宴会は 始まる前から凍りつき 全員が黙り込んでしまった

 

お通夜のようになった宴席で いい番組を作れば… と意見を言うミレ

やり切れない会社を辞めて 夢につながる仕事に出会えたと思っていたが

放送局も会社に過ぎないという 兄ジュヒョンの言葉がすべてを砕く…!

 

上層部の言う通りに動くしかないのが会社だと

フリーの自分だって知ってると ソ・ユギョンが嫌みを言う

 

『水は上から下に流れるんだ それが逆流すればクーデターと言われる

所詮 下水が逆流して溢れるだけのことだ』

『わ…私たちは便器なの?!』

 

ミレの反発に キムアナが同調する

どうせなら井戸でも掘って 高く高く噴き上がってやろうと…!

 

勢いに乗って ジュヒョンとキムアナは 会長室へ

 

新番組を作りたいという申し出を イ・ミランは鼻で笑う

占いを鵜呑みにして放送に踏み切ったと 陰口が出ているのに? と…

日和見のジュヒョンは 今の番組を頑張ります!と即答…!

しかしキムアナは みんなで地方局へ行こう!と言い出す

 

『地方に行って新番組を作ろう!

干渉する人間もいないし 自由に出来るぞ』

 

何がどうでも 今回の放送で キムアナは一躍スターになった

その“スター”を左遷することは出来ない…!

地方局で何が出来る?ソウルが一番だと口を挟むミラン

キムアナは徹底して無視し 地方のゴールデンで… と抱負を語る!

 

『モーニングショーの制作費を上げればいいんでしょ!!!』

 

それでも無視を決め込み さらにはジュヒョンを促し 出て行こうとする!

『ソウルで作りなさい!!!』という悲鳴が キムアナの足を止めた

 

パイロット版で視聴率10%獲得が ミランの条件だった

それがクリア出来たら レギュラーに格上げすると…!

 

さっそくオフィスの引っ越しがあり 全員が忙しく動き回る

ミレは放送作家として“パイロット番組企画案”を作成しなければならない

どんなに難しくても ここを頑張らねば自分の居場所はない…!

 

追い詰められた状況で 思い出したのはやはりキム・シンだった

会って授業を受けたいというミレに 即答はしないキムアナ

OK!であることは決まっているのに もったいぶってみせる

ずーっと一緒にいたい気持ちを堪え 1時間だけなら…と答える

 

そのやり取りを聞いた“未来のミレ”が

愛しい人が死んでも構わないと?! と詰め寄る

何かにつけて干渉してくる“未来のミレ”に とうとう爆発するミレ!

 

誰と結婚したらいいか 過去に戻ってまで打算するなんて…!

未来の自分だか何だか知らないが 自分は絶対違う!と叫んだ

たとえ言う通りにしなければ貧乏になるとしても…!

 

“未来のミレ”は ショックを受けてその場を離れる

自分も若い時は夢見たこともある

なぜ命懸けで過去に戻ったのか そのすべてを話すことは出来ないのだ

 

そんな“未来のミレ”に忍び寄る怪しい影!!!

 

必死に逃げる“未来のミレ”の前に 1台の黒塗り高級車が停まった!

ドアが開くなり飛び込むと 待ち構えていたのは同じく怪しい黒服の男…!

しかしこちらは YBS会長イ・ミランが手配した車だった

 

地下鉄火災を予言した占い師として 話を聞きたいミラン

そして 最愛の孫の未来についても…!

この“占い師”を引き止めたいミランは ここに住んでは?と言い出し

“未来のミレ”は 家に帰りたくなくて申し出を受けることに…

 

翌日

 

ミレは キム・シンとの待ち合わせ場所へ!

キムアナは サングラスに大きなマスクの変装が 逆に目立っていた

指定された場所は 変装が必要なほどの繁華街

“トレンド調査”と言いつつ まるで街角デートの2人

 

そこへ パク・セジュから着信が…!

 

まさかキムアナといるとは言えず ミレは 家に来ない?というセジュの誘いを

申し訳なさそうに 丁重に断るしかなかった

 

全然かまわない また今度…!と あっさり引き下がったセジュだが

すでに 豪華な料理とワインも準備していたのだった

沈みそうになる心を持て余していたその時 ソ・ユギョンから着信が…!

 

セジュとユギョンが接近していることも知らず

ミレは シンとの“街角デート”を楽しんでいた

歩き疲れて 公園のベンチで休む2人

 

ミレが 自分の第一印象は?と聞くと

“当て逃げの詐欺師” と答えるシン

でも今は “見習い作家”だと…

 

同じように 今度はシンが 自分の第一印象を聞く

ミレの口を突いて出るのは… “悪縁” “要注意人物”

確かに出会いは最悪だった

でも今は 近くのカップルのキスが気になる2人

遠くの方では 結婚式の記念撮影が行われている…!

 

ミレは突然 “未来のミレ”の言葉が頭をよぎり 帰ろうと言い出す

戸惑うシンに 次の授業は?と聞いた

それはつまり“授業”という名目のデート

キム・シンは “カリキュラム”は自分が決めると答える

それはもちろん デートの行き先のことだ

 

一方 パク・セジュは

 

ミレが来るはずの席に ユギョンが座っている

美味しそうにご馳走を頬張る姿を見つめるセジュ

たとえこの料理とワインが ミレの為に用意されたものでも

ユギョンは セジュと向かい合っているだけで満足だった

 

セジュは ユギョンを相手に愚痴をこぼす

ミレが先約を優先し 自分の誘いを断るのは

これまで女性に冷たくしてきた代償だと…

 

ヨンゴングループの後継者と知り 金目当てに近づく女性たちと違い

ミレにとって自分は 一介のカメラマンでしかないという

 

ユギョンは 深いため息をひとつ…! サポートする覚悟を決める

 

まずは『男に見えてる?』と聞いたことが “告白”したことにはならないと…!

でもセジュは イベントやサプライズで告白するのは苦手だという

それをありきたりと嫌うなら “部屋で映画”も十分にありきたりだと

セジュの価値観を 根本から変える必要があると思うユギョンだった

 

『もっと… やるの?』

『もっと?! はあ?! まだ何もしてないじゃない!』

 

ぜひ協力をと頼まれ またため息をつくユギョン

何が悲しくてサポートに回ることに?

でもそれはそれで… タメ口を言い合う仲になれて近づけたといえる

 

ミレの心は 確実にキム・シンに傾いている

思いっ切りぶつかって玉砕すれば セジュの気も晴れるだろうと…

 

イ・ミランは 孫のセジュと和解したかった

もういいかげん屋敷に戻るようにと説得するが

セジュは 祖母の横暴さがどうしても許せない

 

そんなセジュのもとへ 気さくな女友達として電話するユギョン

ミレが好きなら まずは相手の気持ちを考えるべきだとアドバイスする

どんなに苦手でも 女が喜ぶサプライズはやってあげるべきだと…

 

一方 ミレは 家に帰ってこない“未来のミレ”に会いに行く

もうすっかりヘソを曲げた“未来のミレ”は 取り合おうとしない

 

そこへ まるで数年来の親友のように ユギョンが割り込んでくる…!

“清潭洞(チョンダムドン)の「ファンタスティック」に8時”

セジュを誘って3人で飲もうと 強引に飲み会を決めて去って行く!

 

“未来のミレ”は ユギョンを引き止めた

一体 何を企んでいるのかと詰め寄り ユギョンの未来について

将来の夫は誰か 知りたくないかと持ちかけた…!

 

掃除の仕事をしながら 自由に社内を回る“未来のミレ”

次はキム・シンの前に現れ 未来を知りたくないかという

シンはもう このオバサンの“予言”に辟易していた

 

そんなことに構いもせず 3人の飲み会の場所を教える“未来のミレ”!

 

今日のミレは 携帯を忘れて連絡がつかないから 直接店に行くしかない

そして ミレはあなたが好きで 会えると言って凄くはしゃいでいたと…!

まったく…!と言いつつ シンはまんざらでもない

 

その夜 清潭洞(チョンダムドン)の「ファンタスティック」

 

早めに着いたユギョンは まさかキム・シンが来るとも知らず

“未来のミレ”に言われた予言を思い返し 苦笑していた

自分の未来の夫がキム・シンだなんて どう考えても想像できない

 

でも今は 自分の未来より セジュとミレのイベントだ!

気を取り直し 時間通りに現れたミレを出迎える

店は貸し切りで ミレのための飾りつけがされている

そして 戸惑うミレの前に 花束を抱えたセジュが現れた…!

 

好きです… という告白に どう答えていいのか分からないミレ

するとそこへ てっきりミレに呼ばれたと思ってキム・シンが登場!

自分を招待したミレが セジュに告白され花束を受け取っている

 

そういうことか… 司会者が必要だったのか…!

 

シンの ときめいていた心は 一気に凍りついていく

今の心境は?とインタビューの真似事をしたかと思うと

傷ついた表情のまま飛び出して行く…!

 

これは“未来のミレ”の悪戯で ミレは呼んだ覚えがない

セジュも ミレのために貸し切った店になぜキムアナが?と不快さを顔に出す

 

でも セジュにとって一番最悪なことは ミレがシンを追いかけて行ったことだ

しかも 自分が贈った花束をその場に置いて…

 

夢中で走って追いついたものの シンは話を聞こうとしない

 

ただの飲み会だと言われて店に行った

告白されるなんて知らなかった

ましてや キムアナが来るなんて知らないし 自分は呼んでない

 

全部の説明が出来ないまま “低俗女”と罵られた

一切の言い訳を聞かず 自分がどれだけ傷ついたかを吐き出すシン

告白の場面に呼び出して 自分はモテると自慢したかったか

あるいはヤキモチを焼かせたかったのか… あまりに低俗だと…!!!

 

みるみる涙が溢れて来るミレ

なぜ“未来のミレ”がやめろと言ったのか 分かった気がした

分かりたくなかったのに… 自分は絶対にそうならないと思っていたのに…

やはり “未来のミレ”は自分であり 自分の未来だと認めざるを得ない

 

ミレは 公衆電話から「ファンタスティック」に電話し

セジュではなくユギョンを電話口に呼び セジュへの謝罪を伝言する

 

店には戻らず 直接自分と話さないミレ

セジュは 傷ついた上にまた傷つき ユギョンの慰めも耳に入らない

 

そんなセジュに キム・シンから着信が…!

 

会おうと言われて それに応じるセジュ

そしてユギョンもまたミレに会い なぜセジュと直接話さなかったのかと…!

 

ミレを巡って2人の男は向かい合う

ちょっかいを出すなと言われたセジュは 真っ直ぐにキム・シンを見返す

それは アナウンサーが好きになった女性に 一介のカメラマンが

手を出すなということか…?

 

張り詰めた状況の中 セジュに着信が入る

はっきりケジメを付けるべきだと ユギョンに諭されたミレが

携帯を借りて 直接別れの言葉を言おうとしている

 

私はやっぱり… とミレが言いかけた時 セジュは一方的に電話を切った…!

 

そして再び キム・シンと向き合い自分みたいにすればいいんだと

家に呼んだりサプライズをしたり…

ミレが セジュの家にまで行っていることを 初めて知るキム・シン

 

どこまでも挑戦的なセジュに シンは 言葉遣いに気をつけるべきだという

職場の先輩に対する口の利き方がなってないと…!

男と男の話をしている時に 先輩後輩を持ち出すキム・シン

セジュはもう キムアナに対し遠慮する気になれなかった

立場を持ち出すなら 自分には 引け目を感じる必要のない“立場”があると…!

 

『僕が ただのカメラマンだからですか?』

『人生の先輩として忠告してるんだ』

『では… 立場が変わったとしたら? どうします?

もし僕が有名人だとか もしかして… YBSのオーナーだとしたら?』

 

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