韓国ドラマ 散歩ガイド~散る花と咲く花がいつもここにある~

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広開土太王 第6話 国相(ククサン)の警戒

2017-05-30 08:00:00 | 広開土太王 あらすじ

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1話~5話はこちらで公開しています

 

 広開土太王 第6話 国相(ククサン)の警戒 

 

国相(ククサン)ケ・ヨンスと コ・ム大将軍が 遼東城を守り抜き

玄兎(ヒョント)城をも取り戻した

 

※国相(ククサン):現在の国務総理

 

イ・リョン王は 2人の功績を称え喜ぶが

多くの兵と民を失い 国は悲しみに満ちているという

 

タムドクが 敵の本陣から奪った後燕皇帝の旗は

大殿(テジョン)の入り口に敷けと命じられた

これを毎日踏みつけることにより 積年の恨みを晴らすと…!

 

※大殿(テジョン):王が住む宮殿

 

『憎き後燕皇帝の蛮行と暴挙を 胸に刻み付ける!

また後燕には この戦に対する責任を問うことにする!!!』

 

後燕の皇宮では

 

慕容宙の葬儀が行われていた

弟を殺したタムドクへの 憎しみを新たにする慕容宝(モ・ヨンス)!

そこへ 高句麗(コグリョ)王から書状が届く

 

決して戦は終わっていないという後燕に対し

戦勝国を称する高句麗(コグリョ)王の書状は 命令口調で記されている

“直ちに入朝し ひざまずけ”と…!!!

 

言いがかりに過ぎないと激怒し 書状を燃やすという慕容宝(モ・ヨンポ)

しかし 慕容垂(モ・ヨンス)の怒りは高句麗(コグリョ)王ではなく

皇太子である息子に向けられた!

 

燃やしたところで慕容宙は生き返らない

屈辱を受けたくなければ 戦に勝つしかないのだと…!!!

 

天の子孫と誇る高句麗(コグリョ)王に対し

慕容垂(モ・ヨンス)は 一国を建国した創始者である

この書状を無視すより むしろ従ってやるという気概を見せ

皇太子に その任を命じた

 

戦略家プンパルは 決して皇太子を行かせてはならないと進言する

それは 後燕が高句麗(コグリョ)の臣下になるということだと…!

 

それに対し 臣下になるのではないと声を荒げる慕容垂(モ・ヨンス)!

自ら兵を率い 北魏を追い払う間の時間稼ぎをと

皇太子には 高句麗(コグリョ)でその任務を果たしてほしいというのだ

 

※北魏:後燕と国境を隔てた後燕の敵国

 

高句麗(コグリョ)の勝因は 北魏の協力があってこそである

両国を引き裂いてこそ 後燕の勝利があると考える慕容垂(モ・ヨンス)

慕容宝(モ・ヨンポ)は 父の真意を知り直ちに高句麗(コグリョ)へ向かう

 

高句麗(コグリョ)では

 

国相(ククサン)ケ・ヨンスが 凱旋の行進をして民に称賛を受けてる

その後方にはコ・ム大将軍も控え 久々に国内(クンネ)城に戻っていた

何より 大活躍したタムドク王子には大歓声が轟き まさに英雄の帰還だった

 

タムドクは 真っ先に兄タムマンのもとへ…!

第1王子タムマンは 物静かな青年であり 何より弟を可愛がっていた

小柄なタムマンが見上げねばならないほどに タムドクは長身であり

兄に見上げさせぬようにと 即座にひざまずくのだった

 

一方 大臣たちは ケ・ヨンスのもとに集まり

コ・ム大将軍が送ってきた功勲録を差し出し 抗議していた

記されている者の大半が 桂婁(ケル)部と王族側の将軍であると

 

大臣カラジの不満に ケ・ヨンスは取り合おうとしない

遼東城は代々 桂婁(ケル)部が守ってきたのだから当然であるという

大幢主(テダンジュ)ヨソイは それにしてもあんまりだと嘆く

 

※大幢主(テダンジュ):現在の国防長官

 

太大使者(テテサジャ)ヨン・ドプは ヨン・サルタの父である

兵糧と武器を与え 後方支援した部族の功績も大きいと声を荒げる…!

 

高句麗(コグリョ)の国は もともと部族間の勢力争いが絶えなかった

桂婁(ケル)部だけが勢力を伸ばすことは どうしても受け入れられない

桂婁(ケル)・消奴(ソノ)・絶奴(チョルロ)・灌奴(クァンノ)

順奴(スンノ)の5部族が協力して建国されたことから

1部族が抜きんでることを良しとしないのだ

 

ケ・ヨンスは 大臣たちを抑え 問題はそこではないという

自分は 国が混乱する火種となる光景を目撃したと…!

 

凱旋の行進の中 第2王子タムドクが 兄より さらに父王より勝る

多くの賞賛を受けていたという

世継ぎ以外の王子が称賛されれば 国の規律が揺らぐというケ・ヨンスだった

 

同じ時 2人の王子は弓場にいた

 

暗闇で 的がよく見えないといい 弓を引こうとしないタムドク

圧倒的に兄より優れた腕を持つタムドクは 兄に気を使ったのだ

タムマンとて 決して弓の腕前が劣るわけではない

しかし 戦場を経験していない自分の弓は 弓場でしか通用しないという

兄の自分の前では嘘をつかず 真の実力を見せよというタムマン

その声に励まされ タムドクは弓を構える…!

 

その瞬間 弓は真っ二つに折れた

偶然とはいえ タムドクは ようやく兄の重圧から解放されたのだった

 

そして数日後 今回の戦の功労者が発表される

第1功勲者 コ・ム大将軍

第2功勲者 コ・チャン将軍 モ・ドゥヨンとモ・ドゥル兄弟

 

続いて第3功勲者の10名が発表されたところで コ・ム大将軍が

国相(ククサン)と大幢主(テダンジュ)も第1功勲者だと進言する

自らの名を口に出来なかった心を察し イ・リョン王もこれを了承した

 

そこで太大使者ケピルが タムドク王子の名が抜けていると言い出す…!

ケ・ヨンスは 突然厳しい表情になり 王子は功勲者ではなく懲戒者だと叫ぶ

 

2度も軍令に背き 独断で200名もの兵を動かした

さらには捕虜の慕容宝(モ・ヨンポ)を敵に引き渡したと…!!!

規則によれば 軍令に背いた者は打ち首の刑であるというケ・ヨンス

 

タムドクが 敵軍を罠に嵌めて勝利に導いたことは周知の事実である

しかし功労があったとしても 罪が消えるものではないというのだ

王子だからと見逃せば 高句麗(コグリョ)の軍紀が乱れると…!

 

タムドクを擁護するのは ケピルただ一人であった

息子への弾劾に イ・リョン王は コ・ム大将軍の意見を求める

 

国相(ククサン)の意見は正論だというコ・ム

それをじっと聞いていたタムドクは 席を立ち王の前にひざまずく

自分のためにこれ以上事を荒立てるべきではなく

自分のせいで 多くの兵士が無駄死にしたことも事実であるという

 

階級を捨て 一兵卒から出直すという申し出に イ・リョン王は驚愕する

第2王子とはいえ 王族が一兵卒などとは有り得ないことであった

 

あまりに行き過ぎた国相(ククサン)の弾劾に憤るタムマン王子

それに同調した 大叔父コ・ム大将軍への怒りもおさまらない

 

父王イ・リョンは 些細なことで国相(ククサン)を疑うなと息子を諫める

 

国相(ククサン)は 弟の功績を無視し 過ちだけを指摘した

この国は一体 誰の国なのかと抗議するタムマン…!

 

功勲者となった将軍らが コ・ム大将軍の執務室に押しかけ抗議する

しかしコ・ムは あの程度で済んでよかったのだという

自分が王子を庇っていたら もっと重い刑に科しただろうと

 

一方 ケ・ヨンスの執務室には 息子コ・ウンが訪れていた

 

英雄タムドク王子を 国相(ククサン)が辺境へ送ろうとしている

そんな噂が駆け巡っていることで 父を心配するコ・ウン

 

タムドクを もう幼馴染の親友と思うな!と一喝するケ・ヨンス

私情に捉われているから判断力が鈍るのだと…!

 

決して王室を侮辱しているのではなく 国政を牛耳るためでもなく

王室の安全のため タムドク王子には城から出てもらうというケ・ヨンス

王室を後継しない王子は 辺境で外壁を守るのみだと!!!

 

神殿で ひたすら祈りを捧げるコ・ム大将軍

そこへタムドクが現れ コ・ムは“東明聖王”に挨拶せよと命じる

 

なぜ自分が辺境に追われるのか その意味を タムドクは理解していた

そして 昨夜の弓場での出来事を話し始める

兄より勝ってはいけないという思いがあり 弓を射ることが出来なかったと…

 

コ・ムは 故国原王の弟であり 王室を後継しない者として

生涯を戦場に投じてきた人間である

そしてタムドクもまた その存在を王宮においてはならない者なのだと察し

共に辺境の地に向かうことで その命を守ったのだ

 

コ・ウンは タムドクを訪ねずにはいられなかった

たとえ父親に反対されようと 一兵卒になるという親友に会いたかったのだ

自分が密偵として得た情報から タムドクは軍令に背く結果となり

我が父が その身を辺境へ送る形になってしまったのだ

 

そんな経緯より 中原の情報が知りたいと 目を輝かせるタムドク

するとそこへ 後燕から使者が来たと知らせが入る…!

あの後燕が 容易く降伏するとは意外だった

しかも 使臣として現れたのは 皇太子 慕容宝(モ・ヨンポ)であるという

慕容宝(モ・ヨンポ)は 使臣でありながら武装兵を連れて来た

 

タムドクは 正気の沙汰ではないと憤り コ・ウンと共に飛び出して行く!

 

後燕軍の行列は 高句麗(コグリョ)の民から罵声を浴びていた

家族を焼き殺された者の恨みは深く 激しい投石が行われ進めなくなってしまう

護衛兵が 泣き喚いて抗議する老婆を斬ろうとしたその時…!

タムドクが現れ 高句麗(コグリョ)の地で汚れた剣を振り回すなと叫ぶ!!!

 

戦略家プンパルは あくまでも皇太子を守る護衛兵であり

暴徒が皇太子に危害を加えたら 責任は取れるのかと息巻く!

 

我が民を“暴徒”と呼ばれたことで さらに激怒するタムドク

 

『暴徒とはお前らのこと言う! 戦に負け逃走したくせに

再び我々に刃向かうというのか!!!

武装した使臣を送るとは… 礼儀を学んでから出直せ!』

 

慕容宝(モ・ヨンポ)は 兵士に武装解除を命じるしかなかった

国としての礼儀を民の前で指摘されるとは これ以上の恥辱はない

このまま親書を届けずして引き返せば 父王の北魏攻めも失敗に終わってしまう

 

タムドクは 自ら慕容宝(モ・ヨンポ)の前に進み出て

皇太子が身につけている その宝剣をも預かるという

親書を届けるだけの使臣に武器は必要ないと 冷たい視線で睨むタムドク

あまりの屈辱に 思わず剣を抜き タムドクの首に突き付ける!!!

それでも微動だにしないタムドクは さらにあざ笑うように睨み付けた

 

ここで慕容宝(モ・ヨンポ)が タムドクを斬れば

武器を捨てた行列は たちまち民衆の手で殺されてしまうだろう

そして何より 武装した使臣がその国の王子を殺したとなれば

後世に国の恥を刻む蛮行となる

プンパルは 必死に皇太子を制止し 剣を下ろさせた

 

『後燕の使臣たちよ 私の後に続け!!!』

 

タムドクに導かれ 屈辱のうちに行進する慕容宝(モ・ヨンポ)の一行

それはまるで 連行されているかのような惨めな行列だった

さらに 慕容宝(モ・ヨンポ)とプンパルを驚愕させたのは

高句麗(コグリョ)王との謁見の場へ行く 途中に敷かれた旗であった

 

後燕皇帝の旗を無造作に踏み付けながら こちらへと促すケ・ヨンス

そのにこやかな笑みの下には 泥だらけの旗がある

親書を渡すためには 父王の旗を踏み付けねばならない…!

慕容宝(モ・ヨンポ)は あまりの事態に声も出なかった

 

『お前たちも 神聖なる高句麗(コグリョ)の地を踏みにじっただろう!』

『断じて入らぬ! 旗を片づけない限り中へ進めるものか!!!』

 

では 王様には会われないのですね?と 涼しげな顔で問うケ・ヨンス

まあどちらでも構わない とでも言うように すぐにも退席しようとする

それを止めたのはプンパルであった

後燕皇帝の策を成功させるためにも 今は覚悟を決めねばと

激昂している慕容宝(モ・ヨンポ)に耳打ちする

 

どんな説得にも応じず 使臣館にこもったまま食事も断つ慕容宝(モ・ヨンポ)

この事態を重く見た高句麗(コグリョ)の大臣たちは

イ・リョン王に対し 旗を片づけるべきだと進言する

 

しかしケ・ヨンスは たとえこれが火種となったとしても

後燕に 我が国を攻める余力はないと言い切る…!

調査したところ 後燕皇帝は 兵を率いて北魏に向かっているという

つまり 北魏と手を結ぶ我が国を恐れているのだと!

 

ならば今こそ好機!

すぐにも後燕に攻め入ろうという大臣たちだが

これに異を唱えたのは コ・ム大将軍であった

 

我が国も同様 多くの兵馬を失っている

戦に民を借り出せば 種まき時期の農作業に影響し国運が下がるという

 

ケ・ヨンスは 実際に攻める必要はないと言い返す

やがて到着する北魏の使臣を利用し 協力して後燕を攻めると脅すだけでいいと

これに恐れをなして後燕が賠償金を支払えば それで国運を立て直せるという

 

まさに どの国もギリギリの状況で策を講じようともがいている

 

使臣館では プンパルが 必死に皇太子を説得していたが

旗を踏み付けさせるという屈辱を どうしても受け入れられない皇太子に

胸元から 猛毒が入った小瓶を取り出す

それは 事態が悪化した時の為 後燕皇帝から賜ったもので

機を見計らい 北魏の使臣に飲ませ 両国を仲違いさせよとの密命だった

 

『しかしよく考えてみれば… 他の者に使ってもいいかと

この毒で… タムドク王子を殺します…!』

 

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〈散る花と咲く花がいつもここにある〉のブログ お引越し予告!

2017-05-20 22:00:00 | 韓国ドラマ徒然

来たる2017年5月30日AM8:00

アメーバブログで公開しておりました

〈散る花と咲く花がいつもここにある〉のブログを

こちらの〈韓国ドラマ散歩ガイド〉にお引越しします

 

こちらのブログでは 韓国ドラマについて思うことを

自由につぶやかせていただいておりますが

今後は ドラマのあらすじも併せて公開させていただきます

 

アメーバブログにて 読者登録していただいている方々

そして温かい応援のコメントを下さった方には 本当に感謝です

 

まるごとお引越しとなると なかなか大変なので

これまでの記事はそのままに

来たる5月30日AM8:00

『広開土太王 第6話 国相(ククサン)の警戒』より

順次 公開させていただきます

 

今後は シンプルなブログ環境の中で

ストレスなく思いのままに更新していきたいと思います

 

たとえ視聴していない韓国ドラマでも

ひとつの物語を読むように楽しんでいただければと思い

原作に忠実にしつつ 文章のみで伝わるような描写を心がけています

 

どうぞよろしくお願いいたします  🌸サプリ🌸

 

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