Ｆ１開幕戦決勝

Ｆ１開幕戦　バーレーン　決勝。

給油のなくなった今年、全車同じ程度の燃料をフルタンクで積んでのスタート。

１コーナーでアロンソがマッサを抜き２番手に。
また、ウェバーがタイヤスモークを上げ、少し後退。
そのスモークの影響で、クビサとスーティルが接触、両者とも大きく順位を落とす。
小林可夢偉は、１６番手から１２番手にアップ。上記２台が下がった分もあるけど、
その他に（チームメイトのデラロサを含め）２台抜き。
開始前の近藤真彦のインタビューでも言っていたように、行くしかない、って感じで、
スタートとしては、なかなかよかったのではないでしょうか。

途中、ヒスパニアの２台があっさりとレースを終えたりする中、小林可夢偉もスローダウン。
そのままリタイアに。う～ん、残念。

中盤、タイヤ交換で若干の入れ替わりはあったりもしたものの、ほぼ混乱もなく、
順位の大きな変動もないまま、終盤までレースは進んでいく。

後半に入ると、トップのベッテルにトラブル発生で、徐々にアロンソとの差が詰まる。
そして、アロンソ、マッサと続けざまに抜かれ、その後、ハミルトンにも先行を許す。
それでもどうにかタイムの低下を最小限に抑え、走り続けるベッテル。
残り周回も少なくなると、５位のロズベルグと６位のシューマッハまで追いつく可能性が出てくる。
燃料が軽くなったことがよかったのか、最終ラップまでロズベルグとの争いは続いたものの、
ベッテルは４位を守りきる。
優勝はアロンソで、マッサ、ハミルトンと続き、開幕戦はフェラーリのワンツーフィニッシュ。

新規チームでは、ロータスが２台とも完走。他の２チームが２台ともリタイアなので、
新規チームの中ではロータスが一歩抜き出た感じでしょうか？
もっとも、私が見始めるより前のＦ１では長い間参戦していたチームなわけですから、
当然といえば当然なのかもしれませんね。
まだ速さは足りませんが、来年以降には期待できるのかも？

というわけで、今年のＦ１開幕戦は、アロンソの久しぶりの優勝で幕を下ろしました。
シューマッハは、復帰戦で６位の成績なら、上々な滑り出しと言えるでしょうか。
今日はバトンの勢いがなかったけど、次からはもっとアグレッシブな走りを見せてくれる、かな？
結果としては、上位８台をトップ４チームで独占。
今年はやっぱり、この４強を中心に進んでいくのでしょうか。
できれば、小林可夢偉が上位に割りこんでくる戦いを見たいところです。

ところで……。

今年のＦ１のルール変更、給油なしにしたのって、大失敗なのでは＾＾；
考えてみれば当たり前ですが、同じ燃料で走ってたら、オーバーテイクもなかなかできないですよね……。
タイヤ交換も、今回のように１回交換で走りきれるようだと、戦略もなにもなさそうだし。
もちろん、コースの特性とかにもよるでしょうから、今後もずっと同じとは限りませんが。
（バーレーンの今年のコース、１周にかかる時間が長いわりに、低速コーナーの連続ばかりで、
オーバーテイクポイントになり得る場所がほとんどなかった気が……）
雨が降ったり、低温だったりすると、また状況は変わってくるでしょうし、
面白くなる要素はいろいろあると思うけど、やっぱり、給油ありの方がよかったように感じます＾＾；