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サフィ 風の囁き

このゲーム、絵柄もいいですが、内容的にもいい感じです。

背景:PC「ことのはアムリラート」より

PS3「WHITE ALBUM 2 幸せの向こう側」

2017-03-10 21:23:15 | ゲームレビュー


2012年12月20日にPS3で発売された恋愛ADVゲーム。
元はPCの18禁ゲームですが、それの移植となります。
なお、PS VITAにも移植されていますが、PS3版を推奨します。(理由は後述)

なお、1作目もPS3で発売されていて、そちらもプレイ済み。
とはいえ、ランダム要素もあるのか、やり方が悪かっただけなのか、
メインヒロインのノーマルエンドにしかたどり着けなかったので、
そこで終了しました。
いまいちハマれなかったというのもありましたし。

で、2作目。
こちらは好評のようなので以前から気になっていて、1作目より先に買っていました。
アニメも放送していましたが、序盤で見るのをやめたのは、今になってちょっと後悔^^;

とにかく、結論から言うと、すごくよかったと思います。
この手のゲームだと、「CANON」「CLANNAD」以来の気に入った作品になりました。
泣きゲーじゃない恋愛部分主体のゲーム、と考えたら、これまでで初になるかも。





ゲームは、introductory chapter から始まります。
高校3年生の文化祭前後の話になります。
ここは序章です。選択肢すらありません。
ですが、序章だけでもかなり長くて濃密な話が展開されます。

写真のキャラがメインヒロインの雪菜(せつな)。
声が米澤円さん(けいおん!の憂ちゃんの声の人)ってことでこのゲームを買ってみた、
という部分もありました。(お気に入りなのでw)
ただ、そんな事は全然関係なくなるくらい、内容的に引き込まれていきました。

ちなみに、introductory chapter は選択肢のない一本道ですが。
先に進んだ後に再度やってみると、話が追加されていたりします。
(攻略サイトでは、2周目、3周目、という表記にしてありました)





さて、こっちがもう1人のメインヒロイン、かずさです。
2人のメインヒロインと主人公の三角関係が、このゲームの主体となる部分ですね。

そうそう、PS3版のキャラの立ち絵は、モーションポートレートという技術でなめらかに動きます。
元のPC版にも後発のPS VITA版にも無いらしいので、PS3版がお勧め!
VITAには追加機能があるようですが、ストーリー的な追加はなさそうですし。





オープニングはアニメーションムービーになっています。
あと、曲は「届かない恋」という歌なのですが、それもかなりいい感じです。





こちらもオープニング。文化祭でのシーンですね。
実際には1つ前の写真と順番が逆だったりしますが。





左から、親志(ちかし)、依緒(いお)、武也。
とくに右の2人は、今後もずっと登場することに。
とてもいい友人たちです。





立ち絵だけでなく、1枚絵のシーンも、もちろんあります。





序章が終わると、ようやくゲーム本編となる closing chapter が始まります。
序章から3年後、主人公たちは大学3年生になっています。
ここから、3人の新キャラ(サブヒロイン)が登場。
大きく分けて、それらの3人と雪菜の、4つのルートに分岐します。

左のキャラが新キャラのうちの1人、小春です。3歳年下の高校3年生。
右のキャラは雪菜の弟の孝宏。小春は孝宏のクラスメイトです。
この孝宏も、なかなかいいキャラなんですよね~。





2人目のサブヒロインは、千晶。同い年で、主人公と同じゼミに所属。
他の2人も同様なのですが、サブヒロインの話はどれもモヤモヤする感じ(いい意味でw)です。
メインヒロインの2人が強く印象付けられているからこそ、モヤモヤするんでしょうね。
私がそんな風に感じたのは、充分に話に引き込まれていたから、と言えそうな気がします。





3人目のサブヒロイン、麻理。バイト先の上司で、主人公の5歳年上。
この人の親友、佐和子も結構いい感じのキャラだと思います。

3人のサブヒロインの話は、見なくても最終章には進めるようです。
とはいえ、それぞれの話もなかなかよかったので、全部見るべきかと。





で、closing chapter の雪菜ルートをクリアすると、最終章の coda が始まります。
更に2年の月日が流れ、社会人となっています。
そこで、かずさと再会し……という流れ。





右側、1歳年下の朋は、高校の頃に雪菜をライバル視していた人です。
雪菜の方は、全然気にもしていなかったわけですが。
それが、最終的にはこうして、一緒にいるメンバーの1人に。
という展開も、結構好きな部分です。





CGモードとか回想モードなんかの他、デジタルノベルやボイスドラマなどもあります。
デジタルノベルは序章同様の形式で読み進めていく形。
ボイスドラマはドラマCDがそのまま収録されています。
エクストラエピソードは最終章ノーマルエンドの後日譚。
こういった、いわばオマケモードも分量が多いので、全体的なボリュームはかなりのものです。



そんなわけで、クリアしました。というかトロフィーコンプまでやりました。
確認したら、PS3でトロフィーコンプしたのって、これで3本目でした。
(これまでの2本は「ひぐらしのなく頃に粋」と「IS2 イグニッション・ハーツ」でした。
 IS2は攻略見ながらやればオールクリアでコンプになるから、だったと思いますw)

最後の方は終わらせるのがもったいなくて、少しずつ進めていましたが、
随分と長い日数をかけて遊んだ印象です。
序章だけでも数日かけていましたので、7~8時間くらいは経っていたかと。
(もっと長いかも? ゲーム内にプレイ時間表記が無かったので未確認ですが。
 セーブデータの情報で確認できると知ったのは全て終わらせた後でした^^;)

最終的なセーブデータのプレイ時間表記は、57時間26分ほど。
スクリーンショット撮影のために少し時間を使っているので、実際は57時間ちょっとでしょうか。
トロフィーコンプまでやったとはいえ、充分に長かったですね~。
それでも、途中でダレたりする事なく、最後まで楽しめました。


(一応メモ。
 かずさ浮気エンドのメガネあり・なしのCG差分は、メガネをはずすかどうかの選択肢で変わります。
 両方選択して見ないとCGがコンプできないので注意。選択肢部分でセーブしておく事を推奨します。
 私が見た攻略サイトでは、回想モードで回収できると書いてありましたが、実際はできません。
 回想モードでも選択肢は出ますが、選んだ事のない選択肢は灰色になっていて選べませんでした)


全体的な感想としては、最初にも書いた通り、ほんとによかった、と。
評判がいいというのは聞いていたものの、ここまでいいとは!

最終章の雪菜エンド以外は、かなりモヤモヤしますし、主人公にもイライラしますがw
雪菜はすごくいい子ではあるものの、本人も言っている場面がありますが、面倒な性格というか、
難儀な性格をしていて……それもまた、モヤモヤする展開につながるのですが。

そういった部分も含めて、とても楽しめる作品だと思います。
私個人としては、米澤さんの声もたくさん聞けて満足でした(´ー`)



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