サフィ 風の囁き

このゲーム、絵柄もいいですが、内容的にもいい感じです。

背景:PC「ことのはアムリラート」より

PS VITA「クリミナルガールズINVITATION」

2016-02-21 20:11:12 | ゲームレビュー


元はPSPで2010年11月18日に発売。
今回プレイしたのは、2013年11月28日に発売された、PS VITA移植版となります。
私は例によって例のごとく、PS+での無料DLでゲットしてました。
続編が発売されるタイミングに合わせて、前作を無料で配信した感じだったでしょうかね。

先に書いてしまいますが、このゲーム、すごくよかったと思います。
普通のRPGをプレイするのが久しぶりだったのもありますが、システム面もバランスもかなりいいです、これ。
一部、微妙というか、普通のRPGを遊びたい人を遠ざける要素がありますが……。
全体的に見て、かなり良質のRPGと言っていいのではないかと。





ほぼ空気な主人公がプレイヤーってことになりますが、
ストーリー的には、だいたいその他の女性キャラたちだけで話が進んでいく感じです。
むしろ、主人公って必要あったのだろうか、と思うくらいですが……。
あと、移動が少し遅め、というのはちょっとした不満点ですかね。





エリア開始時に、その場所の名前が表示されます。
囚監フロア……というネーミングや女性キャラたちの衣装から分かると思いますが、
彼女たちは罪人です。正確には半罪人、という設定なのですが。





ダンジョン内には宝箱があります。近づかないと見えない宝箱なんかもあったりします。
マップ自体はさほど広くなく、オートマッピングで全体マップがいつでも見られますので、かなりの安心設計です。





クリミナルと呼ばれる敵が出てきます。ボス系は、この見た目のキャラがたたずんでいる場合が多いです。
なお、通常の戦闘はランダムエンカウントなので、ダンジョン内で敵が常に見えているタイプではありません。
ちなみに、エンカウント率は結構高めです。一定時間エンカウント無しにする技もありますけどね。

それと、戦闘開始時に逃げられるのですが、デメリットは何もありません。
逃げられなかったら普通に戦闘が開始されるだけで、敵の攻撃を一方的に食らうわけではないので、
ボスまで進む途中は逃げまくって、逃げられなかったら戦って、という進め方にすれば、MP消費を節約できます。





戦闘には最大4人まで参加。それぞれが行動を提案してくれます。
そのうちの1つを選んで戦うことになります。
上のスクリーンショットだと、まだ戦えるのが1人だけなので、他の3人は何も提案していませんが。

行動選択前には、1ターンに1回だけですがアイテムの使用が可能です。
また、5人目以降が加わっている場合、1ターンに1回だけ、参加キャラを交代させることができます。
有効な行動提案が無い場合、別のキャラに交代して強い技を提案する可能性に賭ける、みたいな使い方も可能です。





ところどころにキャンプがあります。そこでは、回復とセーブができ、店で買い物もできます。
キャンプ同士はつながっているので、前のエリアに瞬時に移動することも可能です。





キャンプではもう1つ、女の子たちへのおしおきができます。
これが、このゲームを怪しげにしているというか、一般ユーザーを遠ざける一番の要因となっていると思いますが……。
おしおきの種類は増えていきますが、「スパンキング」なら、画面(もしくは背面)をタッチし続けることで、その場所を叩けます。

一応、モンスターか何かがいて、そいつを叩いているはずなのですが、なぜか女の子が喘ぎ声を発します^^;
まぁ、罪人の女の子に対するおしおきで、心を浄化していくとか、そんなイメージなんでしょうけど。
この画面ではモヤがかかっていて見えていませんが、クリアしていくごとに、そのモヤも少なくなっていきます。





1枚だけ載せておくと、こんな感じに……。
これは一番最後のおしおきなので、露出度も高めになってますね。
いや、最初の方から、すでに結構な露出度だった気もしますが……。

おしおきによって新たな技を覚えていくシステムなので、絶対にやらないといけないわけで……。
しかも最初の頃は、まだ反発心も強い状態のため、キャラによっては、おしおき後に「この変態!」とか言われたりも。
このゲーム、結構喋りまくるので、周囲に人のいる場所で遊ぶのは避けた方がいいかと思います。





戦闘システムとしては、各キャラが提案する技の中に、2人で協力するキズナアタックというのがあります。
これは、隠れている青い宝箱に入っているので、見つけてある必要があるのですが、
強力な全体攻撃だったり、強力な全体補助系だったりするので、是非見つけましょう。
といっても、オートマッピングを全部埋める感じで進めていけば、取り逃すこともないとは思いますが。

キズナアタックの提案の場合、吹き出しの形が変わっています。対応キャラにLINK!と出ていますね。
あと、効果音も鳴るので分かりやすいです。





で、キズナアタックを選択すれば、2人で協力して攻撃などを行います。
これ、攻撃エフェクトが出る前なので、撮影タイミング的には失敗してますね^^;





各キャラ1つずつですが、移動中に開けるメニュー画面から使える技もあります。
左上のキャラから順に、一定時間エンカウント回避、宝箱の数を調べる、キャンプへ戻る、MPを分ける、
強制エンカウント、全員のHP回復、1人のHPを大回復、次の戦闘の取得OP1.5倍、次の戦闘の取得経験値1.5倍。
キャンプへ戻れる技は非常に重宝します。
経験値稼ぎ時には、キャンプのそばで強制エンカウントを繰り返すと、無駄な移動をしなくて済みます。





さて、このゲーム。ボスを倒して最初に見るエンディングまででは終わりではありません。
最初のエンディングは個別エンドで、クリアデータをセーブしてタイトルに戻るのですが。
そのデータからプレイを再開すると、最後にいたキャンプに戻っています。
ですが、そのままもう1度ボスを倒すと、今度は選択肢が表示され、トゥルーエンドへの道が開けます。

この部分、かなり分かりづらいかと……。
というか、エンディングが終わって何の説明も無しにタイトル画面に戻されたら、続きがあると思わないですよね……。

で、トゥルーエンドまで見たあと、VITA版では更に追加ダンジョンがあります。
追加ダンジョンが終わると、エンディングになりますが。
エンディングの最後でコマンド入力することでエクストラダンジョンに行けます。この仕様も分かりづらい……^^;





そんなわけで、エクストラダンジョンに挑戦!
マップは1フロアだけ、ザコは出てきますが、その他は4体の中ボスとラスボスがいるだけですけどね。



そんなわけで、全体的な感想をさくっと。
いや、ほんとによかったですよ、これ。
システムとゲームバランスがいいのは最初に書いたとおりですが。
意外と話の内容も悪くなかったと思います。

おしおき部分が無ければ、もっと広く楽しんでもらえるゲームになった気がするので、なんだか惜しい感じです。
とはいえ、それもこのゲームのメイン要素の1つってことになるわけですが……。
なにせこのゲーム、ジャンルが「少女おしおきRPG」ってなってますからねぇ……w





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