11月11日。
あの震災から8ヶ月がたちます。
みなさんにとって、どんな8ヶ月でしたか？
この間友人と「もう11月だよ！！あと2ヶ月で今年も終わるよ！」と話していました。
311から夏くらいまでの記憶がスポンと抜け落ちているというか、
いろんなことがありすぎて、実感がないというか。
どう表現したらいいかわからないけど
現実と違う次元で行動していた感じというか。
不思議な感じですな。
街はもうずいぶん前からいつもどおりで
震災があったことすら忘れているような気配もありつつ。
でも、たしかにあったし、
まだ元通りの生活ではないし。
まだまだ、家族の安否確認ができない方も
たくさんいるのも、事実。
車でほんの30分、1時間走ったらそこにある現実を
やっぱり忘れてはいけないなと思うのです。
常に、何ができるんだろうと考えちゃうね。
ちょっと話題がかわりますが。
今週末の土曜日は、仙台ゴスペルフェスティバルが開催されます。
今年は、県外からのエントリーがとっても多くて、
100を超える参加グループ。
これもまた、震災に対する全国からの関心の高さ、思いを感じる事象です。
もちろん、私たちLove never failsもエントリー。
今年ほど、ゴスペルを歌う意味、
1曲1曲の言葉の意味を考えさせられた年はないなぁ。
歌うためには、その意味、メッセージをちゃんとわかっていないと、
と思っていたけれど、もっと深く考え理解しないと
うすっぺらなただの「英語の歌」「なんか、かっこいい」になってしまうし
それが本当にこわいなと。
今年のジャズフェスでたくさんのゴスペルグループが歌った歌は
「Total Praise 」
この曲。
実は私たちラブネバが、避けてきた曲でもあったりして。
（過去にはやっていたんだけど、ここ２年くらいは離れていたのね。）
どちらかというと、よりブラックミュージックな香りが多くて
いわゆるニューゴスペル、コンテンポラリーゴスペル
というジャンルの曲を好んできたグループなので、
スタンダードで荘厳な曲は
自分たちのカラーじゃないかな、とも思っていたし。
「ラブネバらしく歌う」イメージがつきにくい曲でもあったし。
でも。今年歌わなかったら、いつ歌うんだろ。
今年は、ちゃんと取り組まなきゃいけない曲なんじゃないかな。
「ゴスペル」＝「God Spell」＝福音、良き知らせという
そもそもの意味を考えたら、今年こそうたわなきゃいけない曲かな、
と思ってジャズフェスでも歌わせてもらいました。
Total Praise 作詞・作曲 Richard Smallwood
訳 Rika Shinkai
Lord, I will lift mine eyes to the hills,
神よ 我 瞳をあげ 山のかなたを仰ぎみたり
Knowing my help is coming from You.
我への救いは、貴方より来たるを知りて
Your peace, You give me in time of the storm.
嵐の中にありても、貴方が我に与えしその平安
You are the source of my strength.
貴方こそ 我が力の源（みなもと）
You are the strength of my life.
貴方こそ 我が人生の力
I lift my hands in total praise to you.
我 ここに手をかかげ すべてを捧げて 讃美するなり
Amen, Amen. Amen, Amen. Amen, Amen. Amen,
12日も、この曲を歌います。
多分、たくさんのグループが歌うと思うのね。
すごい数の「賛美」が、仙台の空に響きわたるね、きっと。
歌の力が、たくさんの人を勇気づけたり、元気づけたりする場面を
この8ヶ月、何度も目にしてきたから、
自分たちの歌も、聴いてくれる人の力になればいいなと思うのです。
仙台ゴスペルフェスティバル
http://www.gosfes.org/
Love never fails
11月12日（土） 16：20〜 マークワン1ステージ（パルコ１F）にて。
30分間という短い時間だけれど、みんなと一緒に
ゴスペルの力を感じる時間になればいいなと思っています☆
