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塩釜から新港方面へ

2011年03月26日 14時56分09秒 | 日々の日記
昨日は、塩釜の「武田のかまぼこ」さんに避難してらっしゃる方々にカレーを作りに。

懇意にしていただいてる武田の方に「大丈夫ですか?どうですか?」と電話をしたら「実は避難所になっていまして。」とのこと。

すぐに「カレー、いけるよ!」と話し、半日かからず日程も決まり、お互い準備してGO!
(ちなみに某町役場は、「炊き出しに行けます。」と意思表示してから日程決定まで急いでもらって4日・・・。せっつかなかったら、きっと1週間とか10日なんでしょうねぇ^^; この違いは、一体なんなんだろう・・・。)


午前中に到着、お昼ごはん用にカレー40人分。
黒BUSのケータリングカー kokopelliちゃんと二人で伺いました。
二人で大丈夫か??と思いましたが、前回の300人分でコツをつかんでいたので意外とすんなり。

この日は、武田さんに賞味期限少し前の牛タンがあるということで「牛タンカレー」!





避難されてる方は近所のお年寄りが多く、あとはお店の復旧に励む従業員の方々。
少しは復旧の力になれたかな・・・と。

帰りに、期限ギリギリで廃棄するしかなくなってしまうかまぼこや牛タンをいただいてしまい、逆に恐縮です。ありがとうございます。

その後、二人で塩釜の風景に絶句しながら・・・
懇意にしている遊覧船のみなさんがもしかしているかも!と思いマリンゲートへ。
タイミングよく、お会いしたかったみなさんが全員いらっしゃってお互いの無事を喜び・・・
とにかく海の男たちは力強い!「ゴールデンウィークなんて言ってないで、もっと早く復旧できるって!」と力強い言葉を聞かせてくれて、勇気をもらいました。
そしてその後、マリンゲートの被害や避難状況をいろいろお聞きしました。



こちらは、マリンゲートの海側の壁。
モノクロにするとわかりますが・・・


真ん中あたりの筋のところまで浸水。

こちらは浮き桟橋。


よく見ると・・・・


赤い部分がヘコんでます。
これはいくつもある桟橋がまったく同じように。

一つ上の写真にコンクリの高い枠があります。
赤い桟橋が、このコンクリの上辺にまで浮いた証です。

改めて津波のすごさを感じ、ぞっとします。

浮き桟橋だからこそ、遊覧船は無事だったそうです。

津波時、海を走っていた船もあったそうですがすぐに察知してほんとにギリギリのタイミングで塩釜に到着、船をつないで数分で津波が襲ってきたとのこと。

乗客の方々も全員無事だったそうです。

地震時、松島にいらした方に聞いたところ
「地震が来て、すぐ海面を見たら、本当に川が流れるようにびっくりする速さでサーっと水が海に引いていった。これは来るぞ!と思い、みんなで避難した。」とのこと。

一瞬の判断で、命が助かるか助からないか・・・
海の仕事の厳しさを感じました。

以下、塩釜マリンゲート付近・・・・



ニュースでもだいぶ出てきた塩釜イオン前。
船が乗り上げています。


右奥、車が見えますが、これは3台積み重なっています。





こんな大きな建物や倉庫がひとたまりもない・・・
そして、雨や雪が降ると外に散乱するものがまた濡れてしまい作業が遅れてしまいます。
どうか晴天が続きますように・・・。


仙台に帰る道は、新港方面を通過。

画像や映像ではなく、自分の目で見ておかなくては何も語れないと思い・・・。

実際に足を運ぶと、二人とも絶句。
何も言葉が出てきません。











地盤沈下し、車が埋まってしまっているところもあり、声にならない声をあげるしかありません。


建物や車の被害状況ももちろんですが・・・





信号や電柱もなぎ倒されてしまって、もう言葉がありません。



津波の威力が伝わってきて、背筋が寒くなる思いの新港付近でした。


倒壊した建物で、復旧の作業をしてらっしゃる方がたくさんいらっしゃいました。

余震や雨、雪がこれ以上ないように祈るばかりです。






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