語学の勉強だけにとどまらず、アルゼンチンの文化にも触れさせようと言う学校の配慮で、息抜きに各週2回ずつ午後に文化交流プログラムが組まれました。
タンゴ、クアルテット、フォルクローレのダンス教室は若い人たちについてゆくだけで精一杯。息抜きどころか息はあがるし、冗談じゃなしに「カンゴ」一歩手前の状態であったので写真は省略。
アルゼンチンの郷土料理、餃子の親玉のようなエンパナーダとウミータを調理する料理教室も開かれました。料理がからっきしダメな私は食材の下準備のお手伝いをしてお茶を濁し、専ら食べる方に力を注ぎました。これまた証拠写真はありません。
学校の用意した息抜き策では思うように活躍する場面はありませんでしたが、ブエノスアイレスっ子の妹と挑戦したカジノでは予想外の成績を収め、自慢話が印象的だったのか、ダウン症の姪っ子は私のことをcampion(チャンピオン)と絶賛し、結局滞在中ずっと私を「カンピオン」と呼び続けていました。彼女の中では私は日本から来た英雄であり続けることでしょう。
我が家のあるカルロスパスはコルドバ市の背後に控えるリゾート地で、特に夏場は州内各地やブエノスアイレスから訪れるリゾート客で賑わいます。ブエノスアイレスからコルドバまでの間は平原と牧草地だけが無限に広がる平地の連続のようで、コルドバに来て始めて山らしい山と湖とが現れるので、昔からこのあたりは保養地、富裕層の別荘地として発展してきたそうです。カナダでのバンクーバーとケロウナの関係に似ていなくもありません。
リゾートとは言っても温泉が出るわけでもなく、名物の美味い物があるわけでもないので、客集めのために市当局が関与するそれなりのカジノがあります。もうひつつの目玉イベントは3月末に毎年開かれるラリーが有名だそうですが、今回はタイミングが合わず観戦できませんでした。
旦那は人ごみに出て遊ぶより書斎に篭って読書三昧をするほうが好きな学者タイプ。奥さんは小じゃれた洋服でも着て街に繰り出しパーッと羽を広げたいブエノスアイレスっ子。奥さんに付き合って旦那もしぶしぶ外出すると妥協してもGパンにTシャツのいでたちで、奥さんは肩をすくめて不満げ。こちらを見て「やんなっちゃうわねぇ!」のボディーランゲージ。言葉での応答が不可能な私は、触らぬ神にたたりなしとばかりに得意の意味不明なオリエンタルスマイルで反応。
留学生の身でカジノも如何なものかと一旦は思ったものの、高校生じゃあるまいしノープロブレム、家に篭ってイタリア訛りのスペイン語の嵐に襲われるより、万国共通ルールのルーレットで遊んだ方が時間もつぶれるし気晴らしにもなろうと、なんとコルドバに到着したその日に、その足でカジノに乗り込んだのです。
私のルーレットはいつも家族四人の誕生日を中心に張る他愛も無い賭け方で、運の良い時にはそれでも勝つし、ダメな時は早々に引き上げるといった無手勝流なのですが、初日はこちらの共同生活者4人の誕生日が活躍してくれてそれなりの勝利。
祝勝記念に家族全員と娘のノビオ(アミーゴは単なる友達、novioは「彼氏」)をレストランにご招待したものだからカンピオンの名声が一気に上がり、二匹め、三匹めのどじょうを狙って、この後ブエノスアイレスっ子はチャンスを見つけては私をそそのかしてカジノに足を向けさせようとする変な癖が身についてしまいました。
私も嫌いじゃありませんし、ホストファミリーの機嫌を損ねてはならないという使命感も手伝って、ちょくちょく通って市当局の財政を援助しておいたのはご想像のとおりです。留学生のホームステイというより遊び人の居候みたいなことになってきましたが、ファミリーの息抜き、暇つぶし(pasatiempo)のお役にも立っているらしいことに免じて、AFSには目をつぶって貰っています。
えっ?総合成績? mas o menos チャラって感じかな?
タンゴ、クアルテット、フォルクローレのダンス教室は若い人たちについてゆくだけで精一杯。息抜きどころか息はあがるし、冗談じゃなしに「カンゴ」一歩手前の状態であったので写真は省略。
アルゼンチンの郷土料理、餃子の親玉のようなエンパナーダとウミータを調理する料理教室も開かれました。料理がからっきしダメな私は食材の下準備のお手伝いをしてお茶を濁し、専ら食べる方に力を注ぎました。これまた証拠写真はありません。
学校の用意した息抜き策では思うように活躍する場面はありませんでしたが、ブエノスアイレスっ子の妹と挑戦したカジノでは予想外の成績を収め、自慢話が印象的だったのか、ダウン症の姪っ子は私のことをcampion(チャンピオン)と絶賛し、結局滞在中ずっと私を「カンピオン」と呼び続けていました。彼女の中では私は日本から来た英雄であり続けることでしょう。
我が家のあるカルロスパスはコルドバ市の背後に控えるリゾート地で、特に夏場は州内各地やブエノスアイレスから訪れるリゾート客で賑わいます。ブエノスアイレスからコルドバまでの間は平原と牧草地だけが無限に広がる平地の連続のようで、コルドバに来て始めて山らしい山と湖とが現れるので、昔からこのあたりは保養地、富裕層の別荘地として発展してきたそうです。カナダでのバンクーバーとケロウナの関係に似ていなくもありません。
リゾートとは言っても温泉が出るわけでもなく、名物の美味い物があるわけでもないので、客集めのために市当局が関与するそれなりのカジノがあります。もうひつつの目玉イベントは3月末に毎年開かれるラリーが有名だそうですが、今回はタイミングが合わず観戦できませんでした。
旦那は人ごみに出て遊ぶより書斎に篭って読書三昧をするほうが好きな学者タイプ。奥さんは小じゃれた洋服でも着て街に繰り出しパーッと羽を広げたいブエノスアイレスっ子。奥さんに付き合って旦那もしぶしぶ外出すると妥協してもGパンにTシャツのいでたちで、奥さんは肩をすくめて不満げ。こちらを見て「やんなっちゃうわねぇ!」のボディーランゲージ。言葉での応答が不可能な私は、触らぬ神にたたりなしとばかりに得意の意味不明なオリエンタルスマイルで反応。
留学生の身でカジノも如何なものかと一旦は思ったものの、高校生じゃあるまいしノープロブレム、家に篭ってイタリア訛りのスペイン語の嵐に襲われるより、万国共通ルールのルーレットで遊んだ方が時間もつぶれるし気晴らしにもなろうと、なんとコルドバに到着したその日に、その足でカジノに乗り込んだのです。
私のルーレットはいつも家族四人の誕生日を中心に張る他愛も無い賭け方で、運の良い時にはそれでも勝つし、ダメな時は早々に引き上げるといった無手勝流なのですが、初日はこちらの共同生活者4人の誕生日が活躍してくれてそれなりの勝利。
祝勝記念に家族全員と娘のノビオ(アミーゴは単なる友達、novioは「彼氏」)をレストランにご招待したものだからカンピオンの名声が一気に上がり、二匹め、三匹めのどじょうを狙って、この後ブエノスアイレスっ子はチャンスを見つけては私をそそのかしてカジノに足を向けさせようとする変な癖が身についてしまいました。
私も嫌いじゃありませんし、ホストファミリーの機嫌を損ねてはならないという使命感も手伝って、ちょくちょく通って市当局の財政を援助しておいたのはご想像のとおりです。留学生のホームステイというより遊び人の居候みたいなことになってきましたが、ファミリーの息抜き、暇つぶし(pasatiempo)のお役にも立っているらしいことに免じて、AFSには目をつぶって貰っています。
えっ?総合成績? mas o menos チャラって感じかな?