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甲子園球場の芝生は?

2016-08-23 08:17:18 | その他
こんにちは。

白熱した夏の選抜高校野球が終わりました。
北海道代表の北海高校が準優勝となり、選手の皆さんご苦労様でした。
お盆が過ぎ、甲子園が終わると、北海道の短い夏も終盤かなと。

造園的観点からみると、
高校野球の聖地である甲子園の芝はどうなのでしょうか?

甲子園球場は天然芝の球場です。
公式戦が行われる球場の大半は人工芝となっている中、少数派の天然芝です。
地元札幌ドームは基本、人工芝です。(場面転換作業により天然芝でのプレイも可能の模様ですが・)

天然芝・人工芝で選手の利用性がが異なるようです。
天然芝は体への負担が少なく、ケガがしづらいそうです。

甲子園球場の土は国内4箇所の黒土、中国福建省の白砂をブレンドしたもの、
芝は暖地型のティフトンと、寒冷地型のペレニアル・ライグラスを使用しているようです。
芝の種類も然りですが、オーバーシードと言う工法により、年中緑を保っています。

オーバーシードとは何ぞやとなりますが、
言うなれば、芝生の二毛作と言ったところでしょうか。

芝生は大きく分けて2分されます。
本州のような、夏の高温に耐えられる暖地型(主に日本芝の類)、
北海道のような寒さに耐えられる寒冷地型(主に西洋芝の類)です。

つまり、暖地型の芝では夏場は元気でも、寒い冬場には冬枯れしてしまう、
と言う状況になります。

年中緑を保つには、これを補う為に、
暖地型の芝生に対し、適切な時期、量の寒冷地型の芝生の種を播きます。
これをウィンターオーバーシードと言います。

簡単に書きましたが、草種、時期、播種量、管理ともに、
高度な技術、経験を要する工法と言えます。

ペレニアル・ライグラスは寒冷地型の芝草の中ではやや高温に強く、
初期生長が良い特性から、
神戸のような温暖地のウィンターオーバーシードに向くという訳です。

ちなみに、北海道では特別な環境を除いて寒冷地型の芝生を使います。
いわゆる西洋芝というものです。
暖地型の芝生は、良い生育は難しいとのことです。
(地域・環境・管理など、条件によっては生育可とのこと)

当社でも張芝、播芝の施工を行なっています。
床作り、整地から張芝まで行ないますので、
うちの庭は土が悪いから・・・とご心配は無用です。
また、芝刈りなどの維持管理も行なっています。
一度ご相談下さい!
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