佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

星をもぐ女が夢にあらわれてマンゴスチンひとつ置いてゆきたり

2023-01-24 12:04:36 | 日記
本当の恋人同士に、なりたい。

これまでのわたしと、今のわ
たしと、そしてこれからのわ
たし。

あるがままの女を、あのひと
に明け渡したい。

願っていた、気持ちだけでは
なくて躰でも、つながりたいと。

すべてを差し出したいと、わたし
は飢(かつ)えていた。あのひと


もそれを望んでくれている。そう
確信していた。

二十二歳の冬、二十二歳の確かさ
と脆(あやう)さで。
わたしたちはお互いに、求めあって
いると。

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「人生、いくら扉を叩いても開かない時もある」

2023-01-24 12:02:50 | 日記
人生、いくら扉を叩いても
開かない時もある。

その時は神様の与えてくれた
時間だと思って、
自分の中身を膨らませる
ことね」。
/三輪明宏 歌手1935~

社会の窓という考え方で、全
開に扉が開いていないのに行
動してもうまくいかない。

出生地の長崎原爆で一家破産、
15歳での単身上京など、苦労
人だけに「落ち込むのは余裕
があるからよ」と言う。

「なんとかしなきゃ、の連続
だったから悩んでいる暇なん
てなかった」。

シャンソンの日本語カバー
「メケメケ」で注目を集め、
その美貌は三島由紀夫に
「天上界の美」と賞賛された。

近年、アーティストたちによ
るカバーが絶えない『ヨイト
マケの唄』は1965年発売。

スピリチェアルな発言も多く、
「美輪サマ」を慕う数多くの
「信者」たちの出現は記憶に
新しい。
 

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「本の扉を開く」

2023-01-24 12:00:54 | 日記
いつか、再び、わたしが何かを
書くことがあるとすれば、それ
は昔語りになるだろう。


愛と恋の両方を、同時に生きた
短い日々のこと。

ある日、その人は散歩の途中で、
落ち着ける場所で珈琲を飲みな
がら、最初から読み始める。
そうして彼は、わたしの声を聞く。


ページの中から、わたしは彼に
呼びかける。

また、会えたね。
覚えてる?わたしのこと。
わたしの何を、覚えてる?

わたしは問いかける。
あなたは答えを返す。

ただ、その瞬間のためだけに、
わたしはその物語を書くのだ。
あの夜のように、思い出して、
抱きしめて欲しい。

だから、書く。

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「誰?」

2023-01-24 11:57:04 | 日記

―揺らぐ個人認証―

玄関を開けようとカメラに

顔をさらすと、顔認証シス

テムが「顔画像の情報を乗

っ取られた可能性がありま

す」と告げた。指紋認証に

変えると「指紋が信頼でき

ません」。



コールセンター電話で助け

を求めると「音声ではご本人

様の確認が取れません」。

自分を証明できず、途方に

暮れる。冷や汗とともに目が

覚めた。夢だったー。



日々の暮らしで、自分をどう

やって証明しようかと不安に

なる場面が多くなるかもしれ

ない。理由は、偽造技術の進

歩だ。目にある虹彩や指紋な

ど、個人の体の特徴を使う生体

認証すらも切り札になり得ない。



虹彩はスマホで撮った他人の目

の画像処理をすると、認証に使

う特徴を取り出せる恐れがある。

虹彩で本人を判定する装置にか

ざせば他人の目になりきれる。

指紋は原理上、他人が触れた跡

を型に取り、3Dプリンターと

合成樹脂で作れる。やっかいな

のは、偽造されても体の変化が

きかない点だ。何度もなりすま

しの被害にあってしまう。

そして、インターネットや

SNS(交流サイト)、スマ

ホが普及した今、人類は自分

を証明するすべを再発明する

ことを強いられる。


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うら恋しさやかに恋とならぬまに別れて遠きさまざまの人

2023-01-24 11:53:36 | 日記

恋愛にとって、出会いのタイミ

ングというのは大きい。「あ、い

感じの人だな」と好感をもって

も、

タイミングによっては、そのまま

にそれきりになってしまうことも、

ままある。

 

どちらかが現在進行形で恋愛中

だったりすれば、かなり相性の

いい者同士の出会いでも、実を

結ぶことは少ないだろう。

 

逆に、どちらかが失恋直後だ

ったりすると、急速に親密に

なったりすることもある。

 

恋愛のはじまりは、もちろん

まず、お互いに惹かれあうこと

だが、実はそれさえも、タイミ
ングに左右される部分が結構あ

るのではないかと思う。(一方

では、いつ、どんな状況で出会

ったとしても、必ず恋におちる

二人というのが、存在するにして

も)。

 

予感だけで終わってしまった恋愛。

もう少し早ければ、と思った出会い。

お互いの気持ちを確かめあうことも

なく、物理的にきてしまった別れ。

誰の心にも、ひとつやふたつ、そん

な記憶があるのではないだろうか。


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