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★☆水の星座 の 物語☆★

日常の出来事、時々「映画鑑賞」、たまには伊勢白山道ブログについての雑感 を書いてます☆

これから年内に鑑賞したい映画たち。

2012-11-10 18:16:00 | 映画
公開順

■危険なメソッド
■ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
■みんなで一緒に暮らしたら(ジェーン・フェンダ出演の久々のフランス映画)
■声をかくす人(10月27日公開/浦和は11月10日より)
■悪の教典
■その夜の侍
■人生の特等席(イーストウッド久々の出演)
■007/スカイフォール
■恋のロンドン狂騒曲(ウディ・アレン/アンソニー・ホプキンス)
■砂漠でサーモン・フィッシング(ユアン・マクレガー)
■秋のソナタ《デジタルリマスター版/リバイバル上映》
■マリー・アントワネットに別れを告げて
■レ・ミゼラブル
■大奥~永遠~
( )内は、私的備忘録/笑。悪しからずm(_ _)m


何か毎年11月12月は、もう後がないと焦ってんのか、沢山観ることが多い。

観る基準がゆるくなるのも事実だ(^_^;)

でもこうして書き連ねると
半分くらい鑑賞出来ればいい方かな…と思う。

【映画鑑賞】コッホ先生と僕らの革命

2012-11-10 17:32:43 | 映画
反英感情が強かった時代のドイツにサッカーを持ち込み、子供達に自由に考え行動することを教えたコンラート・コッホの姿を、実話を基に描く感動ドラマ。

後に“ドイツ・サッカーの父”と呼ばれるまでになったコッホ先生と、サッカー強豪国の知られざる真実に迫る。

『グッバイ・レーニン!』のダニエル・ブリュールが、コッホを魅力的に演じた。

■ストーリー■
1874年、ドイツ。名門カタリネウム校にドイツ初の英語教師としてコンラート・コッホが、サッカーボールを携えてやってくる。

そして迎えた初日、ひょんなことからクラス内のイジメが発覚。

更に、生徒達がイギリスに強い偏見を持っていることが判明する。

―――――

9月15日公開だから、二番館的上映@ユナイテッドシネマ浦和。

※※以下、ネタバレ含む。

ドイツ語で怒ってるシーンを観ると、どうしても、あのちょび髭野郎を思い出しちゃって、いかん(^_^;)。個人的意見でげす。

それに

服従とか制限とかいう言葉に、過剰反応を起こす私ゆえ

特に物語の前半は、悲しみと怒りで頭から湯気?が出そうだった。ってのは大騒ぎし過ぎだけど

授業のカリキュラムは、行進などが中心。規律や全体主義。

奇しくもフランスに勝利したばかりで、学内も軍事一色の体(てい)。

もうとにかく、ガチガチ身震いするほどの嫌悪感(><;)笑

ま、それが狙いであり、後ほどのストーリーとのコントラストがクッキリ出ている訳で。

クラスのイジメの標的である一番のちびっ子を、気がつけば母の目で観ていた私。だって、ちっちゃくて天パで可愛いんだもん。

けれど、イジメる方の生徒も家庭内で酷い重圧を受けていた。
この辺りは、今も昔もあまり変わらないのかな。。

サッカーを通じて、スポーツマンシップ/フェアプレイ精神を学んでいく彼ら。

それは、男の子達の有り余るエネルギーを健康的に発散させ情熱をかき立てる。

そりゃあ夢中になって然るべき。

きっと、みんないい子たちなんだろうと思った。

これでイジメがなくなるなんて、性根が腐っていない証拠だものね。

個性的な子供達、一人ひとりが愛おしかった。

そうそう…

先生がいい。
この人、ドイツ人とスペイン人のハーフらしいが
ほどよいブレンド加減のハンサム青年。

校長先生一人を除いて、周囲の大人は、先生も親御さんも全て敵。

その中で、サッカーを通じて生徒達の身も心も解放させていく。

結局、総じて
今やサッカーの盛んなドイツが、ほんの130年ほど前はこんなんだったんですね…に衝撃を受けた。

とても佳い作品だった(=^▽^=)

【映画鑑賞】北のカナリアたち

2012-11-10 16:36:54 | 映画
東映創立60周年記念として制作されたヒューマンサスペンス。

『告白』の著者・湊かなえの『往復書簡』に収録されている『二十年後の宿題』を原案に、『大鹿村騒動記』『闇の子供たち』の阪本順治監督が20年前に起こった“ある事件”の謎に翻弄される一人の女性の姿を描く。

吉永小百合ほか、柴田恭兵、里見浩太郎ら豪華俳優陣が名を連ねる。

■ストーリー■
東京郊外で図書館司書をしているはるは、あるきっかけで、20年前に北海道の離島で教師をしていた頃を思い出していた。

その時彼女は、最後の教え子が起こした事件を知り、20年ぶりに教え子たちと再会することに。

やがて、当時のある事件の謎が浮かび上がり……。

―――――

20年前と現在が交錯する。

6人の児童達と先生と、先生のご主人とそしてもう一人のお話。

辛い出来事は、放って置いても癒されることばかりじゃないから

沢山の時間+折り合いをつけていこうとする気持ちやタイミングが合致するとき

やっと、癒されていくのだ。

浜辺の砂が引き潮に削られていくように、少しずつ。
長い冬が終わり雪解けしていくように、ゆっくりとね。

なぜなら

人生に何度もないような衝撃的な出来事は、人の口を塞ぎその思いは心の底に沈められたままだから。。

教え子が起こした事件が、元教師の彼女を動かし物語を紡いでいく。

その中で

何と言っても印象的だったのは、児童達の歌声。
昭和の匂いがしたが、この歳になると童謡はとことん心に染み渡るのだ。


さて

正直言ってしまうと
満島ひかりちゃんは好きな女優だが、今回の演技に少しの違和感があった。

演技というより、台詞回しかな。

彼女、近頃は舞台中心に活動しているらしく…
変に舞台芝居臭くならなければいいなぁ、と個人的には感じた。

吉永小百合さんの作品は、まさかの初めての映画館での鑑賞だったワシσ(^-^;)。多分。


人間ドラマとして良くまとまっていて、うるるんじんわり
そして…。。なお話(*^-^)b

映画って、感じ方に鑑賞する季節も関係すると思うのだが
これからの時期に観るのに佳い作品だと思う。

【映画鑑賞】のぼうの城

2012-11-09 02:02:28 | 映画
『陰陽師Ⅱ』以来、7年ぶりとなる野村萬斎の主演作。

豊臣秀吉がどうしても落とせなかった城、忍城の主は頼りないのに人々に愛される男“でくのぼう”が転じて“のぼう様”と慕われた成田長親が率いる忍城軍vs秀吉の側近、石田三成率いる天下軍の戦いを“水攻め”などスケール大きな戦法も交えて描く。

犬童一心と樋口真嗣という監督ふたりのタッグも実現。

■ストーリー■
戦国時代末期、豊臣秀吉は天下統一の最終決戦として北条家に大軍を投じるが、難攻不落の支城があった。

それは周囲を湖で囲まれ“浮き城”との異名を持つ忍城。

その城主で“のぼう様”と呼ばれる成田長親は、前代未聞の策で豊臣軍に立ち向かおうとしていた。

―――――

最初に一言。

この役は、萬斎さんにしか出来ない!マジで。
私も一緒に、踊って歌いたくなってしもうたよ。

状況から考えて、みんなが口を揃えて『絶対に無理!』と言ってるのに
やってやろうぢゃん!やってみなきゃ分からんぢゃん!
って話だから、ワクワクしちゃう。

ほんとうに、何事もやってみなきゃ分からない。

観ていてムクムクと勇気が出てきたのは、私が単純だからかも知れないが(笑)

そーなると、みんな知恵を出す。頭を振り絞って。

とても豪快で
爽快だ。

さてさて、果たして結末や如何に。

いやぁ、楽しめた。
佳かった(=^▽^=)

それにしても
上地くん、大河では小早川だった『くせに』って思った(笑)

今度は、三成ですか…
敢闘賞ですっっ!
頑張ってました。

映画館を出るとき、何だか嬉しくなったのは久し振りな気がした。

【映画鑑賞】最終目的地

2012-11-07 11:06:24 | 映画
『眺めのいい部屋』や『ハワード・エンド』など数々の名作を撮ってきた名匠ジェームズ・アイヴォリー監督による文芸ドラマ。

自殺した作家の遺族と、作家の伝記を執筆しようとする青年の姿を通して人生の本質にまで迫る意欲作。

アンソニー・ホプキンスやシャルロット・ゲンズブール、ローラ・リニーと共に真田広之が見事な演技をみせている。

■ストーリー■
南米のウルグアイ。人里離れた邸宅に、自殺した作家の妻、愛人とその娘、兄とそのパートナーが住んでいた。

そこへ、作家の伝記を執筆したいという青年オマーが現れる。

妻キャロラインは執筆を強く拒むが、兄アダムは“ある提案”と引き替えに公認を与える。

―――――

一見、奇妙な同居生活。

端から見ればそれを勝手に非常識と想像してしまうけど、当人たちはいたって普通に、穏やかな生活を送っている。

それが、逆にリアルに感じるのだ。

そんな静かな生活の中、突然遙か彼方より見知らぬ人が訪ねてくる。

彼はその家族にとって、まるで起爆剤のような存在だ。

人って、時には目的を持って大胆な行動をとるけど

結果がどうあれ、それに関わる沢山の人々に影響を与えるものなんだよなぁ。。と感心した。

誰かが他の人に直接助言や提言をしなくても
人は勝手に誰かの言動に影響されていくもんなんだよね。。

そうやって、モザイク画のように自分達が意図せぬ方向へ向かうこともあるんだよね。

人生って、不可思議で面白い。

そうそう…

真田広之さんって久々に映像作品で観たけど、これまでの様々な役柄と悉く違ってた。

物語の中で、さり気ないようでいて実はとっても重要な役柄。

しかも極自然に、しっくり馴染んで溶け込んで、ホプキンスとの相性もバッチリ。パートナーですからね。
何だかキラッとしてた(*^-^)b

いやぁ、実に新鮮。

C.ゲンズブールもこんなに成長してたのか…知らなかった。
演技も見もの。

んー結局、私の最終目的地はいずこ??などと思いを馳せた。

美しく起承転結しているお話だった。

佳かった(=^▽^=)

―――――

何とか、新宿で鑑賞出来て良かった。

致し方ないことではあるが、席数60余りは試写室のようで…

これ、もうちょっとゆったりスペースで観られたら
観客の感想も違う気がする。