さなだアセスメント!

真田自治州の別館。
レビュー内容へのツッコミ・コメントは Twitter @sanada_noriyuki にどーぞ。

きららキャラット No.137

2017-02-28 00:32:08 | きららキャラット
ぶえっくしょいっ!
う~ん……鼻がつらい、関節痛い、熱っぽい、寒気がする、カノジョができない、おなか痛い、咳が出る……けほけほ(涙)

バカは風邪ひかないという慣用句があるけど、アレは全くのデタラメですな(鼻ずびずび)
季節の合間で寒暖の差が激しい時期。皆様も体調にはお気を付けください……ぶえっくしょいっ!

風邪つらいアピールはひとしきり済んだので、気を取り直してキャラットレビュー!
きららキャラット137号 (2017 年 3 月号) の表紙は、ブレンド・S@中山幸。
1月末の発売というコトを意識してか、苺香+夏帆でバレンタインイラスト:店長&秋月は爆発すればイイと思うんだ(ぁ

ちなみに、今月号の誌面でバレンタインネタを披露したのは巫女魔女のみ。
定番ゆえのネタ被りを防ぐためみんなが回避した結果、王道で攻めた巫女魔女が得をしたというオチですな。
なんというドラフト会議状態(笑) 4月号でバレンタインネタを持ってくる作品はあったりするんだろうか?



☆今月のビッグ・スリー!
 ・ブレンド・S(中山幸)
 ・トモダチヅクリ(GAGAGA)
 ・異なる次元の管理人さん(榊)
 
 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はNG:話自体はまずまず面白かったんだけど、ツバメのキャラクターが未だに受け容れられないんだよなぁ。
 ういんどみるは、ふうこの才能が覚醒(?)してスポーツまんがらしくなってきた印象。今後の展開に要注目だ。
 
 
 @BS
  作中が新年というコトで、麻冬+苺香+夏帆で福袋ネタ。美雨さんはハブなんですね、分かります(ぁ
  ちなみに真田は(新年早々並ぶのがイヤなので)福袋を買ったコトが無いんだけど、アレって本当にお得なの?
  
  麻冬が洋服の、夏帆がゲームの福袋を買いに行くという流れで、苺香は二人にくっついて行くという構図。
  レトロゲーが当たって大喜びする夏帆の姿を見て「やっぱコイツもオタクだなー」と妙にほっこりしてしまった(笑)
  分かるよその気持ち。1番くじで1当が当たったら私だって小躍りするもん。当たったコトないけど(ぁ
  
  そーいや、夏帆が当てた91年のレアものっていったいなんだろう(脱線)
  中山さんはそこまで考えてない気がするけど(笑)、こーゆーのを出されるとマニア心がくすぐられるんだよね。
  パッケージの形状+年代からしてメガドラかネオジオなのは間違いないから、あとはソフトを特定するまで。
  91年は、えーっと……(※この後20~30分ほど調べてから「本編に関係ないじゃん!」と我に返ったというオチな)
  
  で、我らが苺香はコーヒー屋さんの福袋を買った模様。
  麻冬がコメントしているように「福袋を買う」ことがやりたかったんだろうね。
  他の人が買っているとついつい自分も買ってみたくなるその気持ちも、分からないでもないかも。
 
 
 @トモダチ
  前号のあらすじ→麻乃と静が小動物系のクラスメート・アカリをカツアゲした(超巨大嘘つき)
  
  そんなワケで今回は解決編(?)
  アカリの友人である巴が昼食会に乗り込んできて、麻乃たちに真意を問いただすというアツい展開だ。
  扉絵の麻乃と静、悪い顔してんなぁ……クラスメート視点では、ふたりはこんなカンジに見えてるんだろうか(遠い目)
  
  番長コンビ(※カン違いです)に立ち向かおうとする巴の姿勢が実にカッコイイね!
  この娘も小動物系のルックスなんだけど、友人を想って正義を示す姿はまさに漢そのもの。
  まあ、麻乃のひと睨み(※緊張しているだけです)にビビってしまうあたりは小動物系らしいっちゃらしいけど(ぁ
  
  とまれ、四人が囲う卓の空気は険悪としか言いようがなく。
  なんとかしないと……と思い立った麻乃が披露したのは、ぬいぐるみを使った一発芸!
  一発芸はだだスベリしたけど、場の空気が和んだし結果オーライってコトでイイよね(笑)
  
  なんやかんやあって、最終的にアカリ+巴と友達になることに成功。
  コミュ力の高い2人を介して、少しずつ周りの誤解を解いて行けると良いね。
 
 
 @なるのさん
  管制室が見つかったことを祝って、みんなで祝賀会。
  
  ページ数こそ6ページと少なめなんだけど、そのコトを意識させないほど賑やかで楽しい内容に仕上がっている。
  ワイワイ楽しむ話をやらせたら、やっぱ榊作品は天下一品ですなぁ(ほれぼれ)
  
  宴会ということでつい働いてしまう……というスズキはサラリーマンの鑑だね(笑)
  飲み会でただ座っているだけの若者も増えて来ている中、ちゃんと教育されてるんだなーと感心してみたり。
  ちなみに真田は「あんま働かないけど、言われたら働く」タイプな(ダメじゃん)
  
  今回の内容、唯一いちゃもんをつけるとすれば「雰囲気がまんま合コンじゃねぇか」ってコトかな。
  しかも男はスズキだけ! いったいどこのギャルゲだよコンチクショウ!(錯乱)



☆アテンション!
 ・プリフリ番長(す甘)
 
 今月のアテンションは、プリフリ番町@す甘。
 スケ番たちがロリータファッションに目覚めてしまい、先月以上にシュールな絵になっているのが今回のポイントだろうか。
 無理やり着せられたならともかく、開き直ってかわいいカッコをしてるんだもんなぁ……もう、スケ番やめればイイじゃん(笑)
 
 次点は、初登場ゲスト・もじもじシャイリィ@絶牙。
 作風をひと言で言い表すなら「ファンタジックなドラ○もん」とするのが言い得て妙だろうか(ぁ
 画力には文句の付けどころがなく、ストーリーの流し方も自然でイイ感じ。個々の要素は連載級と評しても過言ではないと思う。
 ただ、物語のキモとなる主人公(ハヅミ)に魅力が無く、結果的にポテンシャルを活かしきれていないってのが残念だね。
 セパスタンを活かすための設定とするなら、ハヅミの周囲に(助けが必要なキャラを)配置した方が良かったのかも。
 
 
 @プリ番
  前回からの流れを受けて、リナ・ミント・桃花はロリータファッションがデフォルト装備に。
  しっかし、不良がロリータファッションで内職(造花)をしている絵ってのはマジで意味分かんねぇな(笑)
  
  ファッションに現を抜かしている3人に対し、反逆の火の手が上がるというのはお決まりのパターン。
  まあ、ネコミミ+ゴスロリファッションをしているスケ番が怖いかどうかと聞かれると……威圧感は無いよね(ぁ
  そんなワケで、今回は元副番の花火センパイがチャレンジャーとして挑んでくるぞ。
  眼光鋭い元副番に、果たしてリナたちはどう立ち向かうのか……(ゴクリ)
  
  まあ、ネタバレすると、1コマで終わっちゃったんだけどねー(笑)
  あんだけメンチ切っておきながら、いくらなんでも弱過ぎでしょうよ花火センパイ!
  まあ、リナに「服を汚さずに勝てるぐらい強くなる」という目標を立てさせるきっかけにはなったから良しとするか……。
  
  なかなか面白い方向に発展しそうな雰囲気は出ているだけに、再登場に期待したいね。



☆CO-HYO!
 今月のキャラットはまずまず。
 連載陣は好調をキープしているものの、ゲスト勢がなんだかパッとしなかった印象。
 キャラットは元々そーゆー傾向のある雑誌だけど、それにしたって極端すぎやしませんかね?(困惑)
 
 ここ最近のゲスト作品を読んでいて感じるのは、作り込みの甘さが目立つなーってコト。
 絵とかストーリー運びのような技術面のレベルは高いのに、キャラや世界観が今ひとつピンと来ないんだよねぇ。
 まあ、設定自体はしっかりと作っていて、出し方(見せ方)に問題があるという可能性も捨てきれないけど(ぁ
 
 続いて、新連載の感想。
 
 まず、エクソシストと首輪の悪魔@池内たぬま。
 悪魔の女の子と性悪エクソシストによる掛け合い漫才で、ぶっちゃけ、ファンタジー要素は完全にオマケ(笑)
 掛け合いは面白いものの、この漫才だけで続けて行くのは流石にちょっとキツイかなー。
 また、キャラ以外の描き込みの甘さも目につき、良さよりも粗さが目立った連載第1回だったと思う。
 とりあえず当面は様子見が必要……かな?(困惑)
 
 もう1本の新連載は、恋する小惑星@Quro。
 地学部に入って小惑星を探すというストーリーで、方向性は「織姫ナンバー2」のソレに近いカンジ。
 絵も内容も非常に良いのだけれども、百合モノに発展しそうな流れが差し込まれていて真田さんガッカリですわ(苦笑)
 フツーの友情+青春モノにランディングしてくれるコトに期待するっきゃないかなー。チト残念。
 
 ではでは、次号予告ッ!
 
 表紙&巻頭カラーは、NEW GAME@得能正太郎。
 カラーはNG、BS、ういんどみる、アニマエ、やどかりの計5作品が予告されているゾ。




ではでは、また次回の更新で。



真田紀行

きららミラク No.61

2017-02-16 02:05:49 | 更新終了・きららミラク
たまには文芸を嗜みたいと思い立ち、本屋で芥川を購入。
著作権的に青空文庫(※ウェブサイト)でも読めるんだけど、文芸は紙の本で読みたい派なんで。
ちなみに買ったのは「地獄変」……なんでこのチョイスにしたのかは、自分でもよく分かんないッス(笑)

芥川の話はまたの機会に書くとして、ミラクレビュー!
きららミラク61号 (2017 年 3 月号) の表紙は、うらら迷路帖@はりかも。
今月はシンプルに千矢オンリー。雪うさぎ+リアルうさぎという組み合わせにセンスを感じる1枚だね。



☆今月のビッグ・スリー!
 ・ななつ神オンリー!(うちのまいこ)
 ・ラストピア(そと)
 ・お願い!ロイヤルニート(ちろり)
 
 今月のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点は小ゆる:さんざん期待させておいてこの大オチは酷すぎる(笑)
 う迷帖が安易なお色気で攻めてきたのにはちょっとガッカリ。飛び道具を使わないでも勝負できる作品なのになぁ。
 
 
 @ななつ神
  布袋のダイエットとCDの特典映像撮影を兼ねた、七福神めぐりをするお話。
  ……主人公がデブキャラのポジションに落ち着くって、萌えまんが的にどーなのよ?(苦笑)
  なお、ロケ地は都内の模様:低予算ロケですね。分かります(ぁ
  
  このネタをやる上で避けて通れないのが「あとの二柱はどうなった?」というお話。
  七福神モノにも関わらず、登場するのが五柱(+アマテラス)のみというのは流石に歪だからねぇ。
  そんな問いを投げかけた毘沙門天(+読者)に対する、布袋+福禄寿の回答は以下の通り。
  
  大黒天:アイドル活動やってるなんて知ったら怒りそう(福禄寿・談)
  恵比寿:知名度トップクラスの恵比寿はなんとなく誘いづらい(布袋・談)
  
  ネガティブか!(笑)
  
  大黒天のキャラ付けはともかく、恵比寿に関しては分からないでもないかなー。
  旧知の中とはいえ、ここまで知名度に差があったら及び腰になるのがフツーなモンでしょ。
  弁財天や毘沙門天ならともかく、布袋ちゃんなら尚更な(ぉぃ
  
  最終的に二柱にも話をつける方向でまとまり、いざ、恵比寿邸へ!……というトコロで今回の話はおしまい。
  毘沙門天曰く「都内の庭付き一戸建て」とのコトだったけど、どこの資産家かと問い詰めたくなるレベルの大豪邸じゃねーか!
  完全に引き気味の布袋ちゃんはどうなってしまうのか:次回がとっても楽しみなヒキだーね。
 
 
 @ラストピア
  アンナの教え子3人組がエオニオ島まで遊びに来るお話。
  制服+外観+言動から察するに、おそらく高校生なんじゃないかと推測してみる。
  ちなみに真田はフーカちゃん推しな(※誰も聞いてません)
  
  3人組のうちのひとり(ゴトウ)が霊感持ちで、ユーが除霊されそうになるというまさかの展開に発展。
  緊迫した場面のハズなんだけど、リッタがちょくちょくツッコミを入れるせいかユルい空気になっているのが印象的だ。
  その中でも個人的に1番のツボだったのは「塩を」かなー。何気ないオウム返しなんだけど、すっごい好き(笑)
  
  そんなカンジで比較的ユルめの内容に終始しつつ、地味に「ユーの秘密」に関する伏線を張るのがこの作品のニクさですな(ぁ
  なぜホテルに居付いているのか、なぜリッタにだけ見えるのか……言われてみれば、確かに気になる要素ではある。
  リッタの「消えた記憶」の中に何かが隠されていたりするのだろうか:謎が謎を呼ぶ、ワクワクだ!(ちょっと古い)
 
 
 @おねニー
  ガワが完全にロボ!
  ……え、コレだけじゃだめですか?(困惑)
  
  桜花の「影武者を立てればイイじゃない」という妙案のもと、桜花の影武者擁立を目指すのが今回の話の筋書きだ。
  何が何でも学校に行きたくない桜花らしい提案だけど、まさかほたるが飲むとは思わなんだ。
  
  なお、桜花曰く、桜花を演じるには以下のスペックがあればOKとのこと。
  
  ・優美できらびやか
  ・スポーツ万能
  ・学業に秀でる
  ・多くを語らない孤高の薔薇
  ・宇宙を思わせるような懐の深さ
  
  誰だよ、と思ったアナタは正直者(笑)
  出来○君もビックリの推奨スペックだよ! どんだけ自分への評価が高いんだよ!
  
  勿論こんなスペックを満たせる人間はいないので、スイの発案によりロボで代用することに。
  当レビューの冒頭で書いたコメントは、このロボ桜花を見た怠惰の感想な。
  ツッコミのあまりのキレの良さに、思わず大笑いしてしまったのはここだけの秘密ってコトで。
  
  なんやかんやで最終的に丸く収まり、とりあえずロボが代理出席する方向で話がついた模様。
  果たして上手く行くのかどうか。このあたりは次回のお楽しみってトコかな。



☆アテンション!
 ・なし
 
 今月はゲスト作品が6作品掲載されていたんだけど、残念ながら真田の琴線に触れる作品はナシ。
 強いてピックアップするなら、あんねこさんの新作かな……とは思うんだけど、いかんせんパワー不足な感が否めず。
 以下、「ちゃんと読んだんだからねっ!」アピールをする意味合いも兼ねて、作品別に1行ずつコメントしておこうか。
 
 くらマ  →2~5ページ目までの導入は明らかに冗長+この手の話をやるには画力不足。
 解カプ  →最も重要な部分(第二美術室のシーン)を2ページ半に圧縮した判断が理解できない。
 地球滅亡 →せっかくなら8ページ全てにアオリを入れた方が良かったかも。賄賂のくだりは割と好き(笑)
 はねすく →絵をテーマにした作品なら、背景や小物など細部の描写にまでこだわりを持って欲しかった。
 オーダー →画力に関しては断トツなものの、話の組み立てがねぇ……序盤の雑談は何だったのかと。
 きの日  →意図的なんだろうけど、いくらなんでも設定をぼかし過ぎ。絵が着実に進化してきているだけに勿体ない。



☆CO-HYO!
 今月のミラクは、贔屓目に見てもイマイチ。
 上位陣がパッとしなかったのも大きいんだけど、誌面の3分の1を占めるゲストがサッパリってのがいただけない。
 かつて真田が「ゲストは面白い」と評したミラクはどこへ行ってしまったのたら……もうね、残念としか(嘆)
 川井さんの新連載もきらら(無印)に持って行かれちゃったし、しばらく正念場が続くんじゃないかと予想してみる。
 
 では、ココからは次号予告。
 
 表紙&巻頭カラーは、うらら迷路帖@はりかも。
 カラーはう迷帖、マキアート、しましま、魔姫、小ゆるの5作品が予告されているゾ。
 
 最終回は、カラフル・マキアート!-魔法少女は戦わない。-@飴色みそ。
 みのりの固有魔法が出て来ないままクライマックスを迎えてしまったんだけど、最終回でオチはつくんだろうか。
 文化祭に向けて盛り上げムードには入っているし、スカッと笑えるラストを飾ってくれると良いのだけれども。
 カラーも付くことだし、この最終回には期待したいね。



ではでは、また次の更新で。



真田紀行

きらら No.159

2017-02-09 03:32:10 | きらら
巷ではインフルエンザなる奇病が流行っている模様。
私はガキンチョの頃に1回かかったっきりなんで、あんまし実感が無いんだけどね。
……べ、別に「私はバカだから風邪をひかない」とかそーゆー話じゃないからな!(自虐)

閑話休題。きらら159号(2017 年 2 月号)の表紙は、あっちこっち@異識。
にゃんこフードのつみき+ファンシーなクッションという構図で、この作品らしい1枚といった感はある。
ただ、いつもこんなカンジだから、変わり映えがしなんだよなぁ……開き直って伊御×榊とか?(誰得じゃねぇか)



☆今月のビッグ・スリー!
 ・棺担ぎのクロ。懐中旅話(きゆづきさとこ)
 ・箱入りドロップス(津留崎優)
 ・みゃーこせんせぇ(阿部かなり)
 
 今月号のビッグ・スリーは上記の3作品。
 次点はにーに:なんだかんだ言いながら兄妹の世話を焼くみくもの姉キャラっぽさが割と好き。
 ボツ子さんの掲載位置がジワジワと下がってきているのが個人的にちょっと気がかり。面白いと思うんだけどなぁ。
 
 
 @クロ
  おそらく、この話が6巻収録の最終話(もしくは、その1コ前)
  巻の終盤に重要なエピソードを持ってくることの多い作品だけど、ココでこーゆー話を持ってきたか。
  
  ぶっちゃけネタバレ抜きで語るコトはできないので、見づらいように白字で書く。
  ……ちゃんと書いてるから、読みたい人は反転するように(笑)
  
  今回の内容は「クロとヒフミの語らい」と「サンジュとヒフミの邂逅」という事実上の2本立て構成になっている。
  しかも、前半が伏線張り中心、後半が伏線回収中心……と、役割までもがハッキリと分かれているという徹底ぶりだ。
  きゆづきさんのストーリー作りの傾向からして、多分、コレは狙ってやってるんじゃないかと思う。
  
  以下、今回の話で出た内容の総合的な考察をダラダラと書く。
  すんごい長いので、この時点で飽きちゃった人は箱ドロの感想までGOだ!(笑)
  
  まず、前半(クロとヒフミの語らい)について。
  
  このシーンを読んだ人の多くは「ヒフミはいったいどこから湧いたんだ?」という感想を持ったんじゃないだろうか。
  人によって色んな解釈があるとは思うのだけど、私は「ヒフミはクロの中に潜んでいる」説を推すね。
  この説ならば、ヒフミが頻繁にクロに干渉することと、ヒフミの「あなたを通して視ている」という言葉の説明がつく。
  つまり、クロが探し続けていたヒフミは、ずっとクロの中に居たってことなんだよ!(な、なんだってー!)
  
  また、クロが「ヒフミの中のお前」と評しているのが「誰」なのかというのも気になるポイントだ。
  フツーに考えるとヒフミの素材になった3人の女性のいずれかになるんだけど、性格が極端に悪い人は居なかったハズ。
  そうすると、この「お前」に該当しうるのは……アレか、自分を「神」とか言ってたあの恐竜(?)か。
  
  ヒフミがクロを「面白い子」と評したのは、この「神」の存在に気づいたコトが理由なんじゃないかと予想してみる。
  クロに「4人目」とミスリードさせる表現を使ったのに、クロは「何人かいるお前」と不特定な表現を使っているし。
  この、クロの持つ直感力の鋭さが、今後の展開を進める上でキーになったりするのだろうか?
  
  ……既にだいぶ書いているけど、せっかくなので後半(サンジュとヒフミの邂逅)についても考察しておこう。
  
  まずは、サンジュがクロのマフラーを自分の身体に巻くシーン。
  このシーンにわざわざ6コマを消費するというのだから、この描写には何かしらの意図があると見て良い(メタ読み)
  パッと思いつく限りだと、3巻のラストページ(クロが倒れたシーン)との対比だろうか?
  
  そもそも、このシーン自体が2巻(ニジュクとクロが夜の街を散歩する話)との対比になっているんだよね。
  あの頃と比較すると、サンジュも成長したな……と読者に思わせるべく、このシーンを用意したのかも(深読み)
  
  さて、後半パート最大の見せ場は「サンジュによる、クロの右腕の蘇生」で間違いあるまい。
  1月号でクロは右腕の感覚を気にしていたけど、その証左か、今回はクロの右腕が取れてしまう(!)事態が発生する。
  このような場面に直面しても動揺せず、自分で考えてクロの右腕を再生するサンジュ……成長したなぁ(ほろり)
  
  ちなみに、クロの腕を再生したサンジュの手は黒くなってたけど、翌日には回復していた模様。
  魔女の呪い(病気?)を克服するというのが「はかせ」の研究題材だったので、研究は完成を見ていたというコトになる。
  はかせ……ただのマッド・サイエンティストじゃなかったんだねぇ(しみじみ)
  
  このサンジュの特性にヒフミは目をつけていたけど、その、ラストシーンのセリフが非常に気がかりだ。
  完璧な器を、やっと見つけた――つまり、ニジュクもしくはサンジュの身体に入り込もうという魂胆だろうか。
  そもそも、この発言をしたのがヒフミの中の誰かというのも気になる点だよね。
  ここまでの流れを総合すると「神」なんだけど、なんかちょっと腑に落ちないんだよな……(悶々)
  と、とりあえず来月号を早く読みたい!
  
  ……我ながら長ぇよ!
  このクソ長い感想書くのにどれだけ時間を使ってるんだよ! ペース配分しろよ!(ぁ
 
 
 @箱ドロ
  クロの感想が長くなってしまったけど、箱ドロの感想もしっかり書くのでご容赦をば。
  実家に帰ってしまった雫を追って、陽一が四国まで乗り込むという胸アツな流れの続きの話だ。
  
  とりあえず最初に書いておくけど、あま~い!(スピードワ○ン風に)
  
  なんだよこのクッソ甘い展開は!
  あまりにストロベリィなやり取りにお砂糖吐く寸前だよ! 超ガチな告白シーンじゃねぇか!
  なんでもイイから、お前ら早く結婚しろよ!(僻み+祝福)
  
  ……きららでここまでガッツリと告白シーンが描かれるのは稀なので、ちょっぴり感動しちゃったぜ(良い汗)
  
  雫がここまでネガティブな感情を貯め込んでいたというのは、予想外っちゃ予想外ではあった。
  ただ、思春期の子ってのは精神的に不安定になりやすいし、必要以上にネガティブになることもしばしばあるワケで。
  特に雫は籠っていた時期もあったぐらいだし、よくよく考えてみると割とアリな描写じゃないかなーと。
  
  そんな雫に対して安易な慰めをせず、真摯に向き合う陽一が実にカッコイイね。
  ちゃんと言葉を選びつつ、雫の心を溶かしていく姿はまさに漢! くそぅ、イイ奴過ぎて目から汗が出るぜ!
  
  そんなカンジで雫の家出騒動は一件落着。
  最も大きなイベントを消化したから、あと2~3回ぐらいで終わるんじゃないかなーと予想してみる。
 
 
 @みゃーせん
  深夜のテンションでおかしな感じになってるけど、まだまだ続けるのでお付き合い頂きたく(笑)
  
  阿部さんの新作・みゃーこせんせぇは、中学校の保険医さんを主人公に据えたハイテンションコメディだ。
  1ページ目から思いっきりカッ飛んでいるのはご愛嬌。中学校にMMO風のヒーラーさんが居てもイイじゃない(ぁ
  
  とりあえず、主人公であるみゃーこ(※本名:美夜子)先生のキャラが立ち過ぎててコメントしづらい件。
  ロリ風の見た目+天才+レイヤー+中二病+エトセトラエトセトラ……もう「お前は何を言っているんだ」としか(笑)
  現実にいるとアレな人だけど、二次元では割とアリな気がするのがまんがの恐ろしいトコロだよね。
  
  先生のキャラにばかり目が行ってしまいがちだけど、生徒たち(海夏、双樹)との掛け合いの楽しさこそ本作の真骨頂だろう。
  海夏とみゃーこ先生がボケて、三人のうちの誰かがツッコミに回るというスタイルを取っているんだけどさ。
  何気に双樹の存在が重要で、この常識人がほど程よいバランサーになっているんだよねぇ。
  つーか、海夏とみゃーこ先生だけだとガキンチョ2名の罵りあいになりそうなんで、双樹の存在はガチで大切(ぁ
  
  強いて残念な点を挙げるとするなら、学校の制服かな。
  制服のデザインがサンタの最終話に出てきた中学の制服と異なっているんで、クロスオーバーが望めなさそうっていう(涙)
  まあ、クロスオーバーは不要なレベルで面白い作品だから、正直いちゃもんレベルの「残念」ではあるんだけどね。
  
  ……で、この作品は何月号から連載が始まるんでしょうか?>編集部(ぁ



☆アテンション!
 ・strawberry☆horror(やざわん)
 
 今月のアテンションは、前号・前々号に引き続き strawberry☆horror@やざわん。
 茶々さんの新作とどっちにするかで迷ったんだけど、私は無難に楽しめる作品のが好きなのでコッチを選出(ぁ
 強いてケチをつけるとすれば背景か:トンネルの中がメインだったとはいえ、もうちょっと描きようはあったハズ。
 
 次点は、宇宙郵便のノア@茶々。
 常連ゲストさんの新作というコトもあり、絵の安定感は流石の二文字といったトコロ。
 内容もハートフルストーリー路線で悪くない……のだけど、今回の話はちょっと「狙い過ぎ」かな。
 手紙の内容に連動した伏線を張るとか、何かしらの工夫をしないとただの「イイ話」で終わっちゃって勿体ないよね。
 とまれ、総合力という観点では申し分のない作品だと思うので、連続ゲストには赤マル要チェックだ。
 
 
 @ストホラ
  ゲスト第3話では、ホラーの王道ともいえるトンネルでアレコレ。
  なお、あきら曰く「トンネルはロマンです!」とのこと……ドリルは漢のロマンだよ!(ぁ
  
  今回ふたりが訪れたトンネルは、尾ひれ背ひれがくっついた曰くつきの物件。
  あー、窓にたくさん手形がつくとか、ウチの近所のトンネルにもあった気がする(※うろ覚え)
  別に手形がついても洗車すればイイじゃない……や、そーゆー問題じゃないのは理解してるからね?(苦笑)
  
  大部分がトンネルの話だったにも関わらず、あきらが小説に使った題材は「古書店」だったっていうオチ。
  それ、アンナさんのご自宅!(笑) 取材に付き合わせておきながら、まさかの自宅ホラー化!
  大オチでアンナがずいずいと「トンネルは?」って詰め寄っていたけど、もっと怒ってもイイと思うんだ。
  
  今回が連続ゲストの3話目なんで、続くか否かは評判次第ってトコロだろうか。
  個人的には割とお気に入りの作品だし、このまま定番ゲスト化+連載化まで行って欲しいもんだけどねぇ。



☆CO-HYO!
 今のきららには何かが足りない(哲学)
 
 総合的にはまずまずの内容だと思うんだけど、読み終わった後の「なんか物足りない」感がハンパ無いんだよね。
 定食屋さんで例えるなら、定食を頼んだのに漬物とみそ汁が付いてこなかった……みたいな?(自信ナシ)
 日常系が多いきらら(無印)と、私の嗜好が合わないってだけの話じゃないとは思うのだけれども。むむむ。
 
 今ひとつスッキリしないけど、とりあえず次号予告ッ!
 
 表紙&巻中カラーは、棺担ぎのクロ。懐中旅話@きゆづきさとこ。
 カラーはクロ、ゆゆ式、泣きスト、ゲスト2作品の計5作品が予告されているゾ。
 
 最終回は、ヒトより私はそれが好き!@あまー。
 連載1年未満というスピード完結だけど、ここ最近の迷走っぷりを見ていたらしゃーない気もする。
 オリエンテーションあたりで路線変更をしようとして、完全に失敗しちゃったからねぇ……なぜフェチを軽んじたし。
 とりあえず相談係は存続でハッピーエンドになるものと推測。ちゃんと纏め切れるか否かが焦点だろうか。



それじゃ、また次回の更新で。



真田紀行

【予告】単行本レビュー 2016.12

2017-02-05 23:07:19 | 更新終了・先月の1冊
幼女戦記 1・2(カルロ・ゼン×東條チカ / 角川書店)
ぺたがーる 2(ひみつ / 角川・メディアファクトリー)
恋色カプセル(茉崎ミユキ / 角川・メディアファクトリー)
先生! 休ませて下さい! 1(吉辺あくろ / 角川・メディアファクトリー)
カードキャプターさくら クリアカード編 1(CLAMP / 講談社)
たちあがれ! オークさん 1(阿羅本景×影崎由那 / 集英社)
大正処女御伽話 3(桐丘さな / 集英社)
アリアドネの冠 1(島崎麻里 / 集英社)
クリミナーレ! 3(水色すいみん / 小学館)
わたしのカイロス 2(からあげたろう / 新潮社)
木崎少年のほろにが喫茶巡礼 1(左東武之 / 新潮社)
怜 -Toki- 1(小林立×めきめき / スクウェア・エニックス)
きらきらビームプロダクション 1(板倉梓 / 竹書房)
踏切時間 1(里好 / 双葉社)
ビビッド・モンスターズ・クロニクル 3(キキ / 芳文社)
おしかけツインテール 2(高津ケイタ / 芳文社)
明日はアイドルれいかちゃん 2(花咲まにお / 芳文社)



だいぶ遅くなった感があるけど、去年の12月発売分をようやく読了。

吉辺さんとか左東さんとか、かつてスクエニで描いていた作家さんがヨソからちらほら。
スクエニは、実力のある作家さんを何故こうも簡単に放出してしまうのか(悩)

茉崎さんは同月にもう一冊オムニバスを出していたんだけど、こっちだけ選出で。
ラーメン屋+学生服の男女っつーのが個人的にピンと来なかったんだよねぇ。
アレがドーナツ屋とかマ○クだったら、もっと入り込めたかもしれない。

ちなみに、1月に買ったまんがは、一部をようやく読み終えたって段階な。
レビュー対象候補(つまり、1~3巻 or 単巻)だけで15冊残っているんだけど、月内に読み終えるコトはできるのだろうか……(笑)

あ、ちなみに次回はきららレビューなのでヨロシクです。
ではでは。



真田紀行