さなだアセスメント!

真田自治州の別館。
レビュー内容へのツッコミ・コメントは Twitter @sanada_noriyuki にどーぞ。

きららキャラット No.131

2016-08-27 12:36:08 | きららキャラット
6時頃まで頑張ったトコロで、寝落ちしました(謝)
アテンションの途中までは書けたんだけど、さすがに徹夜は厳しかったわ……寄る年波には勝てませんわな。

つーコトで、先月分になってしまったキャラットレビュー!
きららキャラット131号(2016 年 9 月号)の表紙は、NEW GAME@得能正太郎。
今月は青葉+ひふみんのチアリーダー姿という、とてつもなく萌え萌えなイラストが目印だ。
ひふみんのおっぱいもスゴイけど、この絵で見るべきポイントは、青葉の腋から感じられる健康的なエロさでしょうな(ぁ



☆今月のビッグ・スリー!
 ・ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)
 ・まちカドまぞく(伊藤いづも)
 ・リトル・リトル・アリス(神無月羽兎)
 
 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点は黒マリ:文字の描き込みがちょっとしつこい気もするけど、それが逆にクセになってきた感がある。
 ぱわすまの急展開は、やっぱり最終回に向けた布石だったんだねぇ……カスタメ、へんバスも次回で最終回とのこと。
 
 
 @まりスケ
  眠れぬ夜を過ごすゆの・宮子・茉里によるパジャマパーティー(※誇張表現アリ)
  ここ最近の定番である進路話かと思いきや、3年生コンビが茉里をいじり倒すという内容だった。
  抜群のコンビネーションで後輩をイジる先輩たちマジ鬼畜(笑)
  
  進路の志望動機について「8割は盛った分」って茉里が言ってたけど、言い換えれば2割は真実ってコト。
  いやー、真面目さんですな。私なんか、高校も大学も会社も、ほぼ100%ノリで決めたクチだもん(ぉぃ
  ちなみに茉里はご両親のことをパパ・ママと呼んでいる模様:ここ、テストに出るから覚えておいてくださいねー。
  
  こーゆー寮生ならではのワイワイネタこそ、まりスケの真骨頂だよなーと再確認。
  久々に「らしい」ネタを読めて、真田的には大満足の6ページだった。
  強いて注文をつけるなら、ちゃんと8ページ描いて下さいよってコトぐらいだろうか(ぁ
 
 
 @まカドま
  前回のおさらい:優子の父を封印したのは、桃の姉・千代田桜だった。
  
  そんな過去を知って自己嫌悪に陥る桃を、優子が追いかけて説得するというのが今回のストーリーだった。
  一体どーやって説得するんだろうと思ったら、優子が提案したのは、なんと桃の闇落ち!
  魔族である優子と契約して闇の眷属となることで、結界を無視できるようになるというのが優子のロジックだ。
  あれ……なんだか思ったよりもずっとマトモな理屈だぞ?(かなり失礼)
  
  桃を配下に誘う時に使った優子の語り口は素晴らしく、ここはシリーズ屈指の名シーン。
  傷心の身とはいえ、あの桃が一瞬でも誘いに傾きかけたんだからなかなかのモンだよねー。
  結局、桃を闇落ちさせることには失敗したけど、優子も成長してるんだなーと感じた瞬間だったわ。
  
  ちなみに、計略失敗の後に挟んだリリスのギャグが懐かしくって大爆笑。
  トリノオリンピックとか、気がつくともう10年も前のコトなんだねぇ……年取ったなぁ(しみじみ)
  単純にイイ話で終わらせないのもこの作品の魅力。来月以降も好内容に期待したいトコロだ。
 
 
 @アリス
  魔族・リンネが人間化した理由に迫る謎解きミッション。
  人間になることを目指しているリデルにとって、リンネの人間化というのは重要な前例に当たるんだよね。
  だから、リンネが辿った足跡を調べるというのは、ある意味当然の流れといえる気がする。
  
  なんやかんやあって分かったのは、人間になるためには「パンプキーナの女王になる」必要があるということ。
  しかも、民衆に認められる必要があるというオマケつき……あれ、地味にハードル高くない?
  リンネは恐怖によって民衆を支配することで女王と認められたっぽいけど、リデルはそーゆーキャラじゃないし。
  
  ただ、本人にやる気はあるようで、決意表明をしたシーンは実にカッコ良かった。
  元より魔族の王族であるだけに、王者たるものの資質をある程度備えているのかもしんないね。
  王道を進むのか、それとも覇道を目指すのか――リデルの今後に要注目だ。



☆アテンション!
 ・むいかのあやめ(たかやましょう)
 
 今月のアテンションは、むいかのあやめ@たかやましょう。
 キャラクターの萌えっぷりは凄まじく、ホント、絵だけでも勝負できる作家さんだよねぇ。
 だからこそ、キャラクターの外観がごち……某有名作品に似通ってしまっている現状が実に勿体ない気がする。
 ゲストで終わるレベルの作家さんとは思えないだけに、ココはぜひとも修正して欲しいポイントなのだけれども。
 
 
 @かのめ
  この作品では2回目の登場。
  今回は新キャラ・朱を投入して3キャラ体制となった。
  メガネの文学少女というのはベタだけど、まあ、可愛いから別にイイんじゃないかな(思考停止)
  
  ツッコミ役の朱を入れたことによって、ボケ・ツッコミの形が取りやすくなったのは大きなポイント。
  前回はほぼ投げっぱなしだったからね……アレはアレで悪くないんだけど、個人的にはコッチの方が好き。
  また、4コマ目にオチが付けやすくなった影響か、作品全体に流れるリズムも良化した印象がある。
  4コマ作品におけるツッコミ役って重要なんだなーと改めて感じてみたり。
  
  気になる点といえば、やっぱ、さえから滲み出るチノっぽさだよねぇ。
  萌えまんが界隈では有名作品のキャラに似たキャラを出すと叩かれる傾向があるんで、この点だけはホントに心配。
  髪型をいじるとか、装飾品で誤魔化すとか、ひと工夫入れた方が良いと思うんだけれども。



☆CO-HYO!
 作品ごとに好不調の差がハッキリしており、安定感はイマイチ。
 攻めた結果としてのハズレならともかく、守りに行ってダメだった作品がちょいちょいあるってのが気になるかなー。
 まあ、ちょうど作品の入れ替え時期に差し掛かってるってコトもあるし、ある程度は割り引いて考える必要はあるんだろうけど。
 面白い作品はちゃんと面白いから、そこまで心配する必要は無いんだろうかねぇ……(悶々)
 
 新連載のことこ・ア・カペラ@かやはらは、内容面に関してはまずまず無難な立ち上がりといったトコロ。
 ただ、モノクロの作画が不安定なんだよねぇ……背景も効果で誤魔化しているし、コレはちょっと準備不足なんじゃないかと。
 テーマがハッキリしている作品なだけに、他の要素が足を引っ張っちゃうのは勿体ない:早目に手を打つ必要がありそうだ。
 
 ではでは、次号予告。
 
 表紙&巻頭カラーは、NEW GAME@得能正太郎。
 カラーはNG、はるみね、ぱわすま、カスタメ、なるのさんの計5本が予告されているゾ。
 
 最終回は2作品。
 1作品目は、ぱわーおぶすまいる。@ウロ。
 宗馬とまゆのキス回からテンポが上がって気になってはいたんだけど、ここまで一気に終わらせに来るとは思わなんだ。
 環の失恋もかなりアッサリと描かれていて、ここまでの積み上げを思えば、もーちょっと時間を割いても良かった気がする。
 優白に至っては失恋話すら出て来ないからね……さては作者、彼女の存在を忘れてましたな?(笑)
 とにかく、長期連載を〆る最終回。ハッピーエンドで終わってくれるコトを期待したいね。
 
 もう一方の最終回は、カスタムメイド@たちつてつこ。
 コッチは定番の2巻〆なんだけど、最終回の直前になって新キャラを出すというドタバタっぷり。
 もっとも、冒頭のアオリといい、即席くさい家系図といい、コレはコレでギャグの一環な気がしないでもなく。
 マサキが取られるENDというのは考えにくいんで、ユウのオタク趣味のカミングアウトで〆るんじゃないかと予想してみる。



台風が近づいているらしいんで、本屋は早目に行った方が良さそうな雰囲気。
でも、半徹したから地味に眠いっていう……とりあえず、昼飯を食べてからアレコレ考えるかね。

ではでは、また次回の更新で。



真田紀行

コミックレビュー「先月の1冊」 at Mar-2016

2016-08-27 00:41:38 | 更新終了・先月の1冊
☆3月の一冊!
 ・青春のアフター 2(緑のルーペ / 双葉社)
  ジャンル:青春ラブコメ ※作者の主張による分類
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★★
  見どころ:鳥羽の黒歴史(第9・10話)+鳥羽の日記(第13話)
  
  こじらせ度120%でお送りする、ドロドロ系ラブコメの第2巻。
  ややもすると昼ドラよりもドロドロな作品なんだけど、作者曰く「この漫画は青春ラブコメです」なんだってさ。
  どこがコメディやねんとかツッコんだら負けってゲームですよね。分かります(ぁ
  
  もうね、鳥羽のこじらせっぷりが色々とヤバイのよ。
  失踪したさくらへの純愛を貫こうとしたものの、途中で挫折して、さくらに似たセフレに走ってみたり。
  みい子という現実解に落ち着いたかと思えば、未だにさくらに対して未練タラタラで心揺さぶられていたり。
  そんでもって、自分の気持ちに整理がつかない苛立ちをさくらにぶつけてみたり……コレはカオスですわ(呆)
  
  一方のさくらも、鳥羽の黒歴史を目撃しちゃったのに「嫌じゃない」とか言っちゃうんだから大概だよね。
  だって、自分に似た女に自分と同じカッコさせてセッk(自主規制)してるんだよ? フツーならドン引きっしょ。
  鳥羽の「日記」の影響はあるんだろうけど、それにしたって、鳥羽を拒絶するのが一般的な反応だと思うんだよなぁ。
  うーん……鳥羽の想いの深さを知って、感化されちゃったってコトなんだろうか?(自信ナシ)
  
  ちなみにだけど、過去編で出てきたセフレ(梅子)の正体も気になってみたり。
  他人の空似にしてはあんまりにも似過ぎているので、タイムスリップしたさくら説はあり得る気がするんだよね。
  時系列的には「現在」のさくらのちょっと後。この後にひと悶着ありそうだし、もう1回タイムスリップするのかなーと。
  
  それにしても、ここまで昼ドラっぽい展開に発展するとは思わなんだ。
  ちょっとダークな青春モノでやって行くのかと思いきや、まさかドロドロ系へ進化するとは。
  次の巻は今秋発売ってコトなので、どれだけドロドロ要素がパワーアップするのか要注目ですな(笑)



☆3月のピックアップ!
 ・女王陛下の補給線 1(カワグチタケシ / 講談社)
  ジャンル:架空戦記
  真田指数:★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:迫力あるアクションシーン
  
  補給部隊に焦点を当てた架空戦記モノ。
  切り口は悪くないものの、一番おいしいトコロを超人アクションに委ねちゃっている点がチト勿体ない気がする。
  まあ、兵站だけだと地味になっちゃうから、華を持たせるためにアクションシーンを盛り込んだというコトなんだろうけどさ。
  その分、アクションシーンには迫力があってイイ感じ。アクションものと割り切って楽しむのが正解だろうか。
  
  
 ・かなたかける 1(高橋しん / 小学館)
  ジャンル:スポーツ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:はるととかなたの並走シーン(第2話)
  
  走る、走る、走る……とにかく走るシーンがてんこ盛りのランニングまんが。
  駅伝要素も絡めてはいるんだけど、巻末の作者コメントから察すると「走ること」そのものに比重が置かれているっぽいね。
  走りに関する豆知識的なネタも豊富で、ホント、作者がシュミ丸出しで描いてるなーとニヤニヤさせられたわ(笑)
  疾走しているシーンはとにかく爽快。スポーツまんが好きなら読んで損は無い一冊だ。
  
  
 ・ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 1(matoba / スクウェア・エニックス)
  ジャンル:ファンタジー×ラブコメ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:ベルゼブブとミュリンのイチャコラ(ぁ
  
  ロリ系上司とヒロイン系部下(♂)のイチャコラを楽しむラブコメ作品。
  ウブな感じのやり取りが実にたまらんのだけど、コレ、敢えてファンタジーにした理由無くね?(直球)
  女性陣、男性陣とも(色んな意味で)可愛いキャラが多く、読んでいてほっこりさせられること受け合いだろう。
  ちなみに真田のお気に入りは、見た目と中身のギャップが激しいアザゼルさんな(※誰も聞いてません)
  
  
 ・ななしのアステリズム 1・2(小林キナ / スクウェア・エニックス)
  ジャンル:昼ドラ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:複雑に入り乱れた人間関係
  
  中学生の恋模様を描いた青春ドラマ。の皮をかぶった昼ドラ(笑)
  ノーマルな恋愛、百合の三角関係、シスターコンプレックス……要素をアレコレ詰め込み過ぎィ!
  その影響でかなり歪な相関図が出来上がっているんだけど、コレ、ハッピーエンドになるルートはあるんだろうか?
  可愛らしい絵柄に反して「重い」作品なので、軽いノリのワイワイ系が好きな人は要注意だ。
  
  
 ・中原くんの過保護な妹 2(ほっぺげ / 竹書房)
  ジャンル:兄妹ラブコメ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:体育祭の名言「俺のまりあはやらん!」
  
  1巻に引き続き、まりあのブラコンっぷりは健在。
  ひざ枕に、おクチあーんに、休日デートに……うん、祐介はとりあえず5回ぐらい爆発したらイイんじゃないかな(ぁ
  祐介の方も、なんだかんだ言いながら「俺のまりあ」とか惚気ちゃってるしね:もうお前ら結婚しちゃえよ!(笑)
  コメディパートも好内容で、実に充実した一冊だったと思う。次の巻にも期待したいね。
  
  
 ・このはな綺譚 3(天乃咲哉 / 幻冬舎)
  ジャンル:和風ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★★
  見どころ:大晦日の奇跡
  
  今巻はサブキャラに焦点を当てた話が多かったコトもあり、柚の影がちょっと薄め。
  それでも1番の「イイ話」を持って行くあたりは、さすが主人公といったトコロだろうか。
  この話(大晦日の奇跡)に出てきた椿が可愛くてイイね……と思ったら、まさかの×××とは思わなんだ。
  設定的に、あの姿での再登場が無さそうなのが実に惜しい。過去編とかやってくんないかなぁ。
  
  
 ・おしかけツインテール 1(高津ケイタ / 芳文社)
  ジャンル:家族コメディ
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★★
  見どころ:お母さん気質な花梨さん
  
  本屋さんで見かけて「あ、エジプトの人だ!」とジャケ買いした作品。
  ロリっ娘な高校生(花梨)が引きこもりの成年(俊郎)を叱っている構図の萌えパワーがマジでハンパ無い。
  だって、ロリがジト目でお母さんっぽいコト言うんだよ? コレに萌えないで、萌え豚なんてやってられっか!(ぁ
  ストーリー・コメディパートとも秀逸だし、ライトコメディ好きなら間違いなく楽しめる一冊だと思う。
  
  
 ・音無さんは破壊神! 1(ちゅー太 / 芳文社)
  ジャンル:ファンタジー×ギャグ
  真田指数:★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:神様の出オチ感(笑)
  
  破壊の力に目覚めた女子高生と、地球を破壊したい神との間で繰り広げられる壮大な聖戦物語(※大ウソ)
  路線としては脱力系ギャグにあたり、ポンコツ主人公VSポンコツ神のバトルを楽しむのがセオリーだろうか。
  それにしても、改めて読み返してみると神様の出オチっぷりがスゴイね。幼女+痴女+ポンコツって……(笑)
  
  
 ・異なる次元の管理人さん 1(榊 / 芳文社)
  ジャンル:ファンタジー
  真田指数:★★★★★
  推奨指数:★★
  見どころ:スズキとポラリスの夫婦っぷり
  
  キャラットの誇る実力派・榊さんの新シリーズは、異次元を舞台にしたファンタジーもの。
  いわゆる「異世界に飛ばされる」タイプの作品なんだけど、主人公が社会人って点は割と珍しい気がする。
  作品に流れる空気はいつもの榊ワールドで、前作(先輩)や前々作(さーくる)を楽しめた人にはおなじみの空気だ。
  萌えまんがにしては珍しくハーレム設定なんだけど、ソコさえ気にならなければ買って損は無いハズ。



よし、なんとか週末までに書き切ったぞ。
あとは土日でキャラットレビューを書けば、10月号の発売に間に合う! 頑張れ私!

……え、キャラット10月号は27日発売?

……
…………
……………………ちょっと、コンビニまで走って眠○打破買ってくるわ。

※数時間以内に更新が無い場合は、寝落ちしたと察してあげてください。



真田紀行

きららミラク No.55

2016-08-16 03:30:41 | 更新終了・きららミラク
某有名アイドルグループが解散するらしい。
嫁にそそのかされて仲間を売るようなヤツとは仕事できんわな……と某メンバーをディスってみようか(笑)

ぶっちゃけ、事務所内での権力争いが原因だってのは公然の秘密なんだけどさ。
事務所側がマスコミに圧力をかけるんで、ホントの意味での「真実」は最後まで報道されないんだろうね。
この体たらくで、よく「権力の監視者」とか吹けたもんだ。いやー、自分が可愛いマスコミさん流石ですわー(煽)

おっと、前振りの小噺が長くなり過ぎましたな。
閑話休題で、ここからはミラクレビュー!

きららミラク55号 (2016 年 9 月号) の表紙は、うらら迷路帖@はりかも。
今月は千矢・小梅コンビで、夏の定番ともいえる水着イラスト。
背景に描かれているフルーツに合わせて、水着+アクセサリーがフルーツ柄になっているのがこの絵のミソですな。
肩周りと腹周りが艶めかしくてたまらんね……とか呟いちゃう私は脚フェチです(※誰も聞いてません)



☆今月のビッグ・スリー!
 ・カラフル・マキアート! ‐魔法少女は戦わない。‐(飴色みそ)
 ・かんきつパンチ!(しぐれうい)
 ・やさしい新説死霊術(鴻巣覚)
 
 今月のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はしましま:いおんがまこに執着するのは、そんな過去があったからなんだねぇ……(しみじみ)
 幸腹が最終回に向けたカウントダウンを開始したほか、死霊術とHOTGからも終わりそうなニオイがぷんぷん。
 いずれも実力派の作家さんなだけに、最終回→翌月から新連載、みたいな流れになってくれると嬉しいのだけれども。
 
 
 @マキアート
  前号からの続きで、カラフル・マキアートの面々に魔法が付与されるお話。
  トコ曰く「ちゃんと要望通りにした」とのこと……あー、そういえば花乃香が吹き込んでたっけ。
  つーか、昨日の今日で魔法を付与できるあたり、トコって何気に高性能なマスコットなんじゃ……?
  
  ちなみに各々の魔法は、花乃香が火、栞が水、理子が風、千波が電気。なんで地属性じゃないんだ。
  みのりはお色気光線……じゃなくって能力ナシ:花乃香が要望出してる最中に千波が割り込もうとしたから仕方ないね(ぁ
  個人的にピンクは回復系のイメージなんだけど、お色気光線とか萌え萌えビームとかもアリっちゃアリだとは思う(笑)
  
  でも、せっかく魔法を手に入れても、あんまし使いどころが無いってのが本作の歯がゆいトコロだよなぁ。
  プラムブロッサムは単なる中二病コスプレイヤー(笑)だし、福貝さんは至極まっとうな一般人だし。
  ここは思い切って、ライバルキャラ的な魔法少女を投入しても良いかもしんないね。
 
 
 @かんパン
  いよいよ今回で最終回。
  どんな終わり方をするのかなーと思ったら、なんと、柚の成仏ENDですってよ奥様!(どんなキャラだ)
  前号のレビューで「柚が消えて(成仏して)終わったら大したもんだ」と書いたけど、まさか本当にやるとは思わなんだ。
  
  いちおう美術系という点を意識してか、序盤は美術ネタから始動。
  この導入がビミョーかつ尺を取り過ぎてた感があるんだけど、まあ、原点回帰でもあるからしゃーない部分はあるかな。
  個人的には、友人ズによる柚の送別会をもーちょっとしっかり描いて欲しかった気もするんだけどねぇ。
  
  もっとも、そんなモヤモヤも吹っ飛んでしまうほど、ラスト2ページが本当に素晴らしかった!
  1度死に別れた蜜柑と柚の、本当の意味での最期の別れ……別れ際の柚の笑顔とか、もう涙なしには読めませんわ。
  この美しいラストを描き切ったしぐれさんに「感動した!」と、最大級の賛辞を贈りたいね。
 
 
 @死霊術
  一方、こちらはラストバトルっぽい雰囲気が漂うメイプリーフ戦。
  グダグダなボケから入って、中盤で一気にギアを上げてくるあたりはこの作品らしさってヤツだろうか。
  1コ前の作品で感動した直後におっぱいネタを連発されると、地味にリアクションに困るのですがそれは(ぁ
  
  戦闘シーンには迫力があり、思わず「これってミラクのまんがだよね?」と確認してしまうほどの良描写。
  特にリンリのアクションシーンが光っていて、コマが狭いと言わんばかりに大暴れしていたのが印象的だった。
  でも、剣術と体術をメインに戦う魔術師ってどうなのよ……今から魔剣士を目指すのもアリなんじゃない?(笑)
  
  最終的にメイプリーフを撃破して今回はおしまい。
  とはいえ、明らかにラスボス戦だったコトもあって次の展開が見えてこないのが気がかりではある。
  考えられるのは、ダスク先生が真のラスボスって超展開ぐらいだろうか……いや、この作品ならやりかねん(笑)
  個人的に大好きな作品なんで、もーちょっと続けて欲しいってのが正直なトコロなんだけどねぇ。



☆アテンション!
 ・広がる地図とホウキ星(描く調子)
 
 今月のアテンションは、初登場ゲスト・広がる地図とホウキ星@描く調子。
 魔法学校に通うために独り発ちした少女の道中記で、とにかくスケールの大きさを感じさせる作品だ。
 実力に関しては申し分無い……のだけど、1点だけ大きな心配が:詳しくは、後述の感想を参照のほど。
 
 前号のアテンションだったハロー☆しーきゅー@ぐれーともすも、ポテンシャル自体は高いと思うんだけどねぇ。
 やはりカメラワークと構成に難があるので、この点が改善されるかどうかが次回(来月?)の焦点になるんじゃないかと。
 
 
 @ホウキ星
  今月からスタートした「新鋭連続掲載」ゲスト。
  略して新連載なんだけど、マジでややこしいからこーゆーアオリは勘弁して欲しいッス(笑)
  
  閑話休題。上にも書いた通り、本作は魔女っ娘をヒロインに据えたファンタジー作品だ。
  今回は「旅立ち編」的な内容で、家を出てから駅の町(隣町?)までの旅路が描かれている。
  道中で主人公のリンが空を飛ぶシーンが多々出てくるんだけど、やっぱ、魔女といったらホウキで空を飛ぶもんだよね。
  こーゆー王道タイプの設定は真田の大好物なんで、もう、序盤から終盤までテンション上がりっぱなしだったわ(笑)
  
  描画面では、遠景を抜いているシーンが多くてなかなか興味深かったかなー。
  高い地点から街を見下ろす絵が2~3コマあったんだけど、これぞまさしく魔法使いモノといったカンジ。
  何より、世界観に奥行きが出てスケールが大きく感じられるのよ……とか知った風なコトを書いてみる(ぁ
  
  懸念を挙げるとするならば、いかんせん「魔女の宅急便」っぽい空気が出過ぎていることだろうか。
  つーか、明らかに影響を受けているよね……飛んでいたら雨に打たれるシーンとか、ラストの鉄道のシーンとか。
  個人的にコレはオマージュだと思うんだけど、それにしたってもうちょっと抑えた方がイイかなーというのが率直な感想だ。
  
  良作なだけに、変なケチがつかないように気をつけて欲しいね。



☆CO-HYO!
 大ハズレは無い一方で、大アタリも無し。
 要は確実にまとめてきている作品が多いってコトだけど、手堅い作品ばっかだと誌面もそれほど盛り上がらないんだよねぇ。
 もうちょっとハジけるというか、冒険する作品が出て来ても良いんじゃないかなーとか思ってみたり。
 来月号の巻き返しに期待……というコトにしておこうか。
 
 そんな空気を反映したのか、新連載・お願い!ロイヤルニート@ちろりも無難な立ち上がりだった。
 脱力系ギャグという基本フォーマットは良いのだけど、主人公のほたるがちょっと「イイ子」過ぎるんだよなぁ。
 腹黒くするとか、笑顔で毒を吐くといったようなキャラクターを持たせても良いんじゃないだろうか(ぁ
 とりあえず当面は様子見が必要な雰囲気。ちろりさんのことだから、上手く軌道修正してくれるとは思うんだけども。
 
 また、かんきつパンチ!@しぐれういは、上記の通り「有終の美」を飾る素晴らしい最終回だった。
 単行本予告が無いのが残念ではあるんだけど、まあ、連載中パッとしなかったのは事実なんでしゃーない面もある。
 この作品は今月で終わるけど、また、次の作品でお目にかかれるコトに期待したいね:お疲れ様でした。
 
 そんじゃま、次号予告ッ!
 
 表紙&巻頭カラーは、うらら迷路帖@はりかも。
 カラーはう迷帖、幸腹、HOTG、魔姫、ゲスト作品の計5作品が予告されているゾ。
 幸腹はあと2回:果たして有終の美を飾れるのか、要注目だ。



ではでは、また次回の更新で。



真田紀行

きらら No.153

2016-08-09 02:33:30 | きらら
鉄腕DASHが新企画でまさかの大ポカ。
それ、1番やったらアカン奴やん……とりあえず、当面はモヤさま2に避難かなぁ。

分からない人には分からないネタはこれぐらいにして、きららレビュー!

きらら153号(2016 年 8 月号)の表紙は、ゆゆ式@三上小又。
縁+唯の水着ショットなんだけど、色気が無いんでイマイチお得感が……いえ、なんでもないです(ぁ



☆今月のビッグ・スリー!
 ・三者三葉(荒井チェリー)
 ・棺担ぎのクロ。懐中旅話(きゆづきさとこ)
 ・〆切ごはん(湖西晶)
 
 今月号のビッグ・スリーは上記の3作品。
 次点はあっちこっち:姫の騙されっぷりが可愛過ぎてニヤニヤが止まんないっス(笑)
 こは日が4ページの短縮版だったけど、この内容だったら別に休載でも変わらないんじゃないかなーと思ってみたり。
 
 
 @三者
  前々号の流れを引き継いで、修学旅行の班決めに絡めたネタをぼちぼち。
  ガッツリと2-2で回すのかと思いきや、2-3の方がメインという構成がちょっと意外だったかな。
  
  メンツが固まった2-3の方では、双葉主導によるあだ名決め。
  今更感がハンパ無いけど、双葉の案に乗った近藤さんのネーミングセンスが壊滅的過ぎて吹いた(笑)
  吸引力(※双葉)って……それはスキル名やないかーい! せめてダイ○ンとかにしておこうぜ。
  ちなみに辻妹の方が「さめちゃん」というフツーのあだ名で落ち着くあたり、近藤さんは双葉がキライなのかと(ぁ
  
  一方、2-2の方は葉子様・葉山ちゃん・西山さんでグループが確定。
  2-3はいつものメンツで固まったし、まあ、これは当然っちゃ当然の流れだよね。
  ただ、葉山ちゃんと西山さんの馬が合わないのが難点ですな……よし、イリオモテヤマネコでも出すか(笑)
  薗部さんも現地に乗り込む気マンマンそうだし、こりゃカオスな修学旅行になりそうですな。
 
 
 @クロ
  前回からの続きで、霧の大陸編。
  この場所はどうやら「はじまりの王国」らしい……「はじまりの王国」ってなんだったっけ?(ぉぃ
  ぺらぺらぺら……あー、4巻の描き下ろしで描かれていたヤツか。すっかり失念してたわ。
  
  今回はいろんな設定が出てきたこともあって、設定マニアの真田からすればホクホクの内容。
  ただ、このレビューを書いている時点だと、眠気が凄まじくって頭がサッパリ回らないんだよねぇ(ぁ
  とりあえず、気になるポイントだけ箇条書きにしておこうか。
  
  ・はじまりの王国の王様と、例の「黒いもの」には接点があった。
  ・「黒いもの」は神を自称している。ふしぎな力を有してはいるが、決して全能ではない模様。
  ・はじまりの王国の住人は、クロの帽子に何やら関心を持ったような描写アリ。
  ・失われた王様=フカシギさん?(※ここは完全な推測)
  
  うーん、このあたりの設定については特集でも組んでまとめてみようかね。
  ……その前に、溜まっている分のレビューをやらないとアカン気がするのですが(ぁ
  
  なお、今回は呪われていないモードのクロ(青年版)がついにお目見え。
  周囲が霧に包まれていることもあって、なんだかとっても儚げな雰囲気を帯びた美少女という出で立ちだ。
  はたして、彼女が霧の外で元の姿に戻る日は来るのだろうか……。
 
 
 @〆切
  で、そんなクロの次にこのスチャラカまんが(※褒め言葉)を載せるきらら編集部パネェっす(笑)
  こうやってレビューする私も大概だけどな!
  
  今回のメーンテーマは、ゆかりの作風の変化について。
  以前と比べるとエロシーンの背徳感が薄れて、一方でラブ描写が自然になったそうで。
  読者からすれば「母親と和解したから」というのは明白なんだけど、瀬戸さんはそんなコト知りませんからな。
  だもんで「大変な話題に」の反応になる……と。瀬戸さん、ナイスリアクションです(笑)
  
  ただ、作家にとって作風の変化というのは死活問題につながるケースもあるんで、あながち軽視できないテーマだったり。
  特にエロまんがはその傾向が顕著だからね。×××ものを買ったつもりで中身が×××ものだったらオカズに使えんし(ぁ
  ちなみに真田はロr(以下、不適切表現の含まれるトークの大部分を自主的に検閲しました)
  
  なお、今回のグルメはギョーザ。
  ギョーザを焼いた直後に瀬戸さんから電話→打ち合わせという流れな。
  羽根つきギョーザか……あー、想像したらビールが飲みたくなってきたわ。これがメシテロって奴か!(笑)



☆アテンション!
 ・にーにといっしょ!(よぱん男爵)
 
 今月のアテンションは、初登場ゲストのにーにといっしょ!@よぱん男爵。
 アットホームな雰囲気が印象的な兄妹イチャコラで、これぞまさしく真田の好物といったカンジの内容。
 妹ちゃんの可愛さもたまらんし、コレはなかなか良いゲストシリーズになってくれそうだ。
 
 
 @にーに
  ブラコン妹とシスコン兄を組み合わせた、いわゆるトコロの兄妹ラブコメ。
  
  この手の作品の例に漏れず、妹ちゃん(中学生)がとっても魅力的なキャラクターに仕上がっているのがポイントだ。
  笑顔が可愛くて、ちんちくりんで、ポンコツで、かつブラコンな元気娘……煩悩がだだ漏れです、男爵!(笑)
  
  妹にばっか目が行きがちだけど、何気にお兄ちゃんもハイスペックなんだよね。
  背は高いし、家事は万能。敢えて欠点を挙げるなら、妹を甘やかしすぎるってコトぐらいなんじゃない?
  でも、こんな妹がいたら絶対甘やかしちゃうよね……お兄ちゃんは悪くない←結論。
  
  また、画力もネタも安定感バツグンで、キャラクターの良さを活かすコトに一役買っている印象。
  こんだけ欠点らしい欠点の無いゲストは、きらら本誌ではかなり久しぶりな気がする。
  早く連載で読みたい作品。来月号を読むのが今から楽しみでならないね。



☆CO-HYO!
 ハッキリ言ってボリューム不足。
 どの作品もまずまずの内容ではあるんだけど、みんながみんなアッサリ系だから腹が満たされないのよ。
 萌えまんが雑誌とはいえ、脂っこいガッツリ系の作品がもう2~3作品ぐらい欲しいなーってのが率直な感想。
 来月号以降の巻き返しに期待したいトコロだね。
 
 さて、それではいつも通り、新連載+最終回だった作品にもコメントして行こうか。
 
 RINAちゃんが好きすぎて神に見える件@haiiroは……正直、コメントしづらいッス。
 実は草稿の段階ではガッツリ書いていたんだけど、あまりにキツイ内容だったんで清書では自主検閲したっていう(ぁ
 とりあえず、キャラの描き分けは喫緊の課題:つーか、ここを改善しないコトには話にならないと思うぞ。
 
 他方、最終回だったランキンガール@オカモトは、まずまず有終の美と評せる内容だった。
 ありさが1位というのはお約束感があるけど、まあ、ここで「残念、2位でした!」とかだったら拍子抜けしちゃうからね。
 ラストも綺麗にまとまっていたし、手堅くきっちり〆てきた印象:長い間、お疲れ様でした。
 
 また、となりで。@如月瑞も悪くないラストだったと思う。
 この作品らしく「お隣さん」設定を活かした話で、「え、これで最終回なの?」と拍子抜けしちゃうほどの好内容。
 前号の感想でも書いたけど、ここ最近は伸びて来ていただけにホント勿体ない……次回作でのリベンジ、心待ちにしておりますぜ。
 
 ではでは、次号予告。
 
 表紙&巻頭カラーは、スロウスタート@篤見唯子。
 カラーは、SS、三者、きら☆スタ、ゲストの4作品が確定。残り1枠は新連載かな?(※先月と同じコメント)
 
 新連載は、泣きむしストラテジー@西巳しん。
 人の良い悪魔×ターゲットの少女という設定自体はベタなものの、内容はまずまず安定しているので期待は持てそうだ。
 でも、なんとなーく最終回のオチが見えちゃうんだよなぁ……クレアが消えて牡丹が泣くパターンだべ?(ぁ
 そんな真田の邪推を吹き飛ばすような、ステキな連載になって欲しいね。



そんじゃま、また次回の更新にて。



真田紀行

【予告】単行本レビュー 2016.06

2016-08-07 01:53:49 | 更新終了・先月の1冊
五輪(オリンピック)よりも四輪(スーパーGT)の方が気になって眠れないッス。

第5戦の予選はカルソニックがポールを獲れたけど、決勝で勝たなきゃ意味が無いんだよねぇ。
今年はGTR勢が絶好調だし、なんとしてもカルソニックには頑張って欲しいもんだ。
……って書いて、オリヴェイラが決勝でクラッシュしたらどうしよう(不安)


2016.06
れんあいこわい 1(くずしろ / 一迅社)
桜色フレンズ 02(佐倉色 / 角川書店)
弁天ロックゆう。 3(渡会けいじ / 角川書店)
しすたー・いん・らう! 1(阿部かなり / 角川・メディアファクトリー)
炎炎ノ消防隊 3(大久保篤 / 講談社)
かくしごと 1(久米田康治 / 講談社)
大正処女御伽話 2(桐丘さな / 集英社)
ウザ姉 1(セレビィ量産型 / 集英社)
かなたかける 2(高橋しん / 小学館)
わたしのカイロス 1(からあげたろう / 新潮社)
ななしのアステリズム 3(小林キナ / スクウェア・エニックス)
天賀井さんは案外ふつう 2(城平京×水野英多 / スクウェア・エニックス)
久住くん、空気読めてますか? 3(もすこ / スクウェア・エニックス)
悪魔も踏むを恐れるところ 3(吉辺あくろ / スクウェア・エニックス)
ともだちをつくろう。 2(ショウマケイト / 星海社)
鋼鉄漫録 -メタ★ろっく- #1(安西信行 / 竹書房)
木根さんの1人でキネマ 2(アサイ / 白泉社)
ふたりでひとりぐらし、 1(ざら / 芳文社)


自分で挙げておいてなんなんだけど、18作品とか絶対後で後悔するんだろうなーとか予想してみる(ぁ

きららレビューの更新はもう少しばかりお待ちを。

ではでは。



真田紀行