さなだアセスメント!

真田自治州の別館。
レビュー内容へのツッコミ・コメントは Twitter @sanada_noriyuki にどーぞ。

きららミラク No.24

2013-12-31 14:19:13 | 更新終了・きららミラク
もういくつ寝なくてもお正月!
年内では最後の更新となる真田紀行です。
なんとか年内に間に合って良かった……定期更新には間に合ってない?
そんなの関係ネェ! そんなの関係ネェ!(ギャグが古い)

気を取り直してレビュー本編をば。
今回はきららミラク 24 号(2014 年 2 月号)をレビューするぞ。
表紙は桜Trickから、春めいた仕様の優&春香。
そろそろこの表紙にも飽k……なんでもありません(ぁ



☆今月のビッグ・スリー!
 ・Good night! Angel(柊ゆたか)
 ・城下町のダンデライオン(春日歩)
 ・アンネッタの散歩道(清瀬赤目)

 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はプらモぶ。構成は良かったけど、話そのものは特別面白いというわけでもなく。
 なんかスゲー物足りないなと思ったら読切がなんと7作品もあった。この点は講評でグチる(確定)


  @GNA
   ハゲワシ戦の後日談で、主要メンバー全員によるパジャマパーティ。
   このきゃぴきゃぴした感じがなんとなく女子校生……もとい、女子高生っぽい(ぁ
   ユリもこれで立派なJKアサシンだーね(※そんな職業はありません)
   
   すべてが終わったということは、ユリたちが今の場所にとどまる理由も無くなったわけで。
   決戦が終わったから姿をくらますっていうのは、まあ、妥当というか納得できる流れ。
   だからベランダでカナと話しているときにあんな淋しそうな表情していたんだねぇ。
   
   一番良かったのは、みんなで布団に入って就寝するシーンかな。
   タイトルとも密接に繋がりがあって、展開的にもぴったりというのがイイね!
   ていうか、最初からここに繋げるために話を持ってきたんじゃないかという気もする。
   
   残念ながら一部の伏線が回収できなかったけど、締まるところがきっちりと締まったからこれはこれで。
   ラストもオシャレな感じで終わっていたし、すばらしい最終回だったと思う。
   ……やっぱ夢オチは無かったかぁ(しつこい)
  
  
  @ダンデ
   今月は光回=アイドル回。
   ていうか、そのネタまだ続いていたんだーね(←1回限りのネタだと思ってた人)
   スカウトされた時の話が割と良かったんで、この展開には今後も注目していきたい。
   
   ライバルアイドル(?)であるさっちゃんとの研鑽話で、アイドルものにはよくある展開。
   ジャンプでいうところの修行回+修行後のバトル回+バトル後の友情芽生える回ってあたりか(ぁ
   構成が手堅い分、話の筋はしっかりと通っていて駆け足感は無かったと思う。
   
   そんな分析はさて置いて、中学生モードの光カワイイな!
   アイドル事務所のロリコンプロデューサーが目を留めたのも分からんでもない。
   投票するなら奏様だと思ってたけど、光も悪くないなぁ……次回からは光様と呼ばせて頂きます(笑)
  
  
  @アンネッタ
   打ち捨てられた廃墟の探索をするお話。
   作品の世界観にマッチした内容ではあるんだけど、萌えまんがとしてはニッチな部類の話に入るかな?
   いっぱしのファンタジー好きにこの展開はごちそう以外のナニモノでもなく。いいぞもっとやれ!(ぁ
   
   濃霧にまかれた森にビビるモリー&ディンクと、意に介さずにずいずい進むメイヴ。
   このパーティ、行動力がメイヴに極振りされてるぜ……ていうか、メイヴって絶対にB型だよね(←偏見)
   モリーとディンクもなんだかんだいって着いて行っているから、良いパーティではあると思う。
   
   探索した廃墟には、ひとりぼっちの泣女・バンシーが住んでいたんだけど。
   このバンシー、色々な作品で描かれるバンシーと比較してあからさまに萌え寄りのデッサンというね(笑)
   つーかただの泣いてる美少女……どう見ても「死を招く嘆きの女」像からは程遠いッス。
   まあ、カワイイからいいんだけどね!(※都合のよい解釈)
   
   バンシーの過去話は、まあ、種族の特性を考えるとありがちな悲劇というか。
   人の死を予知できるのって便利だけど残酷だよね……ってのを丁寧に描いていてグッときた。
   こういう小さなエピソードをきっちりと描くのもこの作品らしさ。良い回だったと思う。



☆アテンション!
 ・ワケありずむ Complex(島崎無印)
  
  今月のアテンションは、初登場のワケありずむ Complex@島崎無印。
  ホーンテッドアパートもので、芳文社で同系のワンダフルデイズと比較するとストーリー重視な作風だ。
  絵はある程度完成されている+話もバランスが良いってことで、これぞミラク的な読切だと思う。
  
  次点はこちらも初登場のハルソラ行進曲@そと。
  萌えまんが業界では割と珍しい工業高校もの。スキマ路線でオンリーワンを目指す姿勢って大切だと思う。
  絵も可愛らしくて良いんだけど、工業高校が舞台なのに男キャラが1人も出てこないってのは違和感バリバリ。
  せめて担任が男だったら……このまんががステップアップするには、男キャラの有無がカギになるかも。
  
  
  @ワケありずむ
   高校生になった主人公・繭子が幽霊アパートで一人暮らしをする話。
   各ネタごとにちゃんとオチをつけてるんだけど、どっちかっていうと話の流れで勝負をするタイプかな。
   ちなみにデフォルメの絵柄は榛名まお風……設定といい、微妙にきららMAXのニオイを感じる(笑)
   
   キャラクターがすごくイイ表情していて、喜怒哀楽の描き分けは真田的にお気に入り。
   微妙なニュアンスもよく出ていて、場面にマッチしていない表情は(たぶん)無かったんじゃないかな。
   萌えまんがってこういう所を雑にしがちだけど、やっぱ表情は大事だよねぇ。
   
   話の方もムリなく手堅くまとめてきていて、読み応えは十分。
   強いて難点をあげるなら、繭子の言葉遣いで2、3箇所違和感があったなーってぐらいかな。
   それも極度にダメって奴じゃなくて、何となく気になったレベル。完全にあら探しじゃん(笑)
   話の流れはすっきりしていて、すらすらと読めるあたりもポイント高し。
   
   ミラクってときどきこういう完成度の高い読切を持って来るよね。
   だから読切依存体質になりがちなんだろうけど。だからって7作品はねぇ……



☆CO-HYO!
 今月の読切数は7で、雑誌全体でみると4割弱が読切で埋められていることになる。
 サッカーにたとえるならば、先発11人のうち4人をユース選手で固めた状況といったところだろうか。
 常識的なサポーターなら「マジメにやる気あんのか!」とツッコミを入れること請け合いである。
 
 回りくどくなってしまったけど、要点は「読切が多すぎるぞ!」ってこと。
 連載前提の読切が多いならまだしも、員数合わせの読切だらけってのはねぇ……
 足りない国庫を赤字国債で賄っているようなもんで、正直、先行きが明るいとは言いがたい。
 大きなビジョンも無く連載を打ち切るからこうなるんだよ。迷路とかテイオーとか(ぁ
 
 一方の連載陣はよく仕事をしてるものの、雑誌を引っ張るエースがいない感じは否めず。
 アニメ化される桜は佳作だけど、他の作品を引っ張れるほどのパワーは無いし。
 強いていえば幸腹が将来的にそのポジションに収まりそうだけど、まだちょっと先かなぁ。
 
 最終回だったGood night! Angel@柊ゆたかは、有終の美を飾る見事なラストだった。
 この作品も創刊号時代から続いていたからね。ソラニとGNAが終わるとなんかひと区切りって感じがする。
 次回作を期待したいところだけど、柊さんが戻ってくる頃までミラクがもtt(不適切発言のため検閲)
 
 それじゃ、ここからは来月号のお話へ。
 
 表紙&巻頭カラーはやっぱり桜Trick@タチ。
 まあ、アニメやってる最中に他の作品が表紙を飾ったらある意味事件ではあるけれど(ぁ
 カラー予告は桜、幸腹、青シス、不明局+読切のハルソラの計5本。
 新連載があるのにカラーじゃないとはこれ如何に(ミラクはそういうところあるけど)
 
 新連載はゆずりはコーポレーション@しんと。
 きらら界隈で起業ものってのは新鮮だけど、バイト話でお茶を濁されそうでちょっと不安。
 この手の話を描くには専門家の知識アドバイスが不可欠だけど、それも無さそうでちょっと不安。
 そして新連載なのにカラーが無いっていう扱いにもちょっと不安。
 ……連載として化けてくれることを期待しよう(震え声)
 
 読切予告はハルソラ行進曲@そとの巻中カラーが予告されている。
 アテンションの次点でも書いたけど、この作品は男キャラを登場させないとリアリティ面でムリがある。
 男キャラを描けるなら(モブでも良いので)1人は出しておいた方が良いんじゃないかと。
 その他は予告なしだけど、現状の連載数からして5本は読切が必要なんでシロクロあたりも載りそうな。
 
 
 
これで年内の更新もおしまい!
来年も各誌レビューを続けて行くので、どうぞよろしゅう。
ではでは、よいお年を。



真田紀行

きらら No.122

2013-12-27 03:16:31 | きらら
今週も金曜日ギリギリの更新。
いろいろ忙しくて更新が遅くなってるんだけど、とりあえず、年内は今週いっぱいで仕事納め。
来週はまるまるお休みだから、今週よりは早く更新できる……と願いたい(願望かよ)

まあ、今から次回の話をしてもアレだから、今月号のレビューに入るけどさ(苦笑)

今回はきらら 122 号(2014 年 1 月号)のレビュー。
表紙はゆゆ式から唯&相川さん。まさに冬の女子高生ってこんな感じだよね。
……キャラットのトオル表紙と比較すると、大人しすぎて物足りないというのはここだけの秘密だ(ぁ



☆今月のビッグ・スリー!
 ・箱入りドロップス(津留崎優)
 ・三者三葉(荒井チェリー)
 ・女子大生生活様式(オゲ)
 
 今月号のビッグ・スリーは上記の3作品。
 次点はゆゆ式。目を隠してお金の話をしようとする唯が妙にシュールで面白かった。
 シカクは3周読めば面白さが分かるという一人時間差攻撃。凝りすぎててレシーブが難しい(笑)


  @箱ドロ
   今回からようやく学園祭本編。
   ここまでさんざん引っ張って来た、桂木憧れの田中先輩がついに登場!(※カノジョ同伴)
   勝負をする前から結果が決まってるって残酷だよねぇ。
   田中先輩に会ったときの桂木のリアクションがマジで不憫だったわ。
   
   そうなると我らが相ノ木の出番。
   桂木を元気づけつつ、ちゃっかりと告白まがいのことをするという高等テクニックを披露した。
   ヘタレの陽一も少しは見習って欲しいものである(ぁ
   
   結局、桂木は田中先輩にアタックして玉砕スッキリ。
   なんだかんだで相ノ木のこともまんざらじゃないようだし、ほぼカップル成立と見て良さそうだ。
   ある意味で収まるところに収まった感がある。いやー、良かった良かった。
   
   他方、肝心のメインルートがさっぱりと進まないのは困ったもんだね。
   このまま文化祭で進展が無いとすると、次なるイベントはせいぜいクリスマスか年末ぐらいだろうか。
   な、長い……何かもっと、肉体的に接触するイベントは無いのか!(生々しい表現はヤメロ)
   むしろこのルートは雫からアプローチがあると面白いかもしんないね。
  
  
  @三者
   出オチ一発というか出オチ一閃というか、1ページ目のギャグがクリティカルヒット!
   双葉の「まさかの普通!!」が的を射すぎててツボに入ったわ……シンプル・イズ・ベストとはこのことか。
   それにしても葉子様、正社員の娘ってだけでオーラが出るってどんだけだよ(笑)
   
   西川父が就職して既に数か月で、健康状態が改善されたという設定らしい。
   葉子様のお昼ごはんもパンの耳からインスタントに成長! 弁当じゃないってのが悲しいな(ぁ
   ていうか、そこで節約の基礎である手作り弁当という発想に至らないのが葉子様らしさか。
   
   余談だけど、数か月も経過したら余裕で2年生になっちゃ……ゲフンゲフン。
   磯野時空なんだから、そこはもうちょっと配慮しても良かったかもね。
   まあ、こんな些細なことを気にする読者もそう多くはないと思うのだけども。
   
   あと、今回の話には関係ないけど、最近三者って雑誌の真ん中らへん載ること多いよね。
   巻末固定をやめたのだろうか……もしくは、ステ×メイが巻末固定になったとか?
   三者の巻末固定、割と好きだったんだけども。
  
  
  @女子大
   みんなでゆずのアルバイト先に行く話。
   そういえば主要メンバーのアルバイト風景が描かれるのって、これが初めてじゃね?
   かつて、ことねが家庭教師をしているといって物議をかもしたこともあったけどさ(笑)
   そう考えると、ほぼ大学と家の話だけで十数話持たせてきたってことか……ある意味スゴイな。
   
   おススメのケーキの話は割とリアルでニヤニヤさせられた。
   ことねは何故こういう時だけ鋭いんだろうか……いや、時々鋭いから大学入れたのか(ぁ
   そしてこっそりとホンネを呟くゆずカワイイなオイ! 天使か!(大げさ)
   
   店の雰囲気の捉え方も、三者三様で「らしさ」を演出。
   まじめなねね、マイペースなこよ、トラブルメーカーのことねってところだろうか。
   明らかにことねの扱いがかわいそうな気がするんだけど、気のせいだよね!(笑)
   たまにはシャキッとしていることねって絵があるとアクセントになって面白いかも?



☆アテンション!
 ・サンタクロース・オフ(阿部かなり)
 
  今月のアテンションは、読切のサンタクロース・オフ@阿部かなりをセレクション。
  きららでは初登場だけど、元々ミラクで連載持ってたからね。絵と話の総合力で一歩上回った感じだ。
  懸念は、サンタクロースというテーマを今後どこまで引っ張れるかということかな。
  
  ちなみに今月は読切が6本あるんだけど、どの作品も光るものがあってレベルが高かった。
  しかも作品ごとに方向性が違っていて、色々な味を楽しめるというサーティワン仕様。どうしたきらら
  年度末も近づいてきたし、そろそろ血の入れ替えを模索しているのかもね。良い傾向だと思う。
  
  
  @サンタ
   人間の少女とミニマムなサンタ少女との交流を描くライトファンタジー系の読切作品。
   今までいろんなサンタ物を目にしてきたけど、こういう設定(解釈)はちょっと見覚えが無い。
   それでいて目立った矛盾が無いのだから、なるほど良く練り込まれた設定だと感心させられる。
   迷路のときもそうだったけど、阿部さんって設定作るの上手いよねぇ。
   
   絵は萌えを意識しつつも、前作よりシャープになって読みやすくなった印象。
   特にゆきひのデッサンがイイ。おでこ広めってのがポイントかな(そこか?)
   服はあまりサンタっぽくないけど、色が赤だったら……やっぱサンタっぽくないか(ぁ
   
   あと、ボケツッコミが機能していて話のリズムも全体的にイイ感じ。
   どっちがツッコミかは固定されてないけど、睦月が少しツッコミ寄りかな?
   笑いが投げっぱなしになり気味だった前作と比べると、ここが一番大きく変わったところかも。
   
   設定、イラスト、話のリズムと三拍子そろっていて、非常に読み応えのある読切だったと思う。
   2号連続ということで、来月も掲載される模様。来月号にもぜひ期待したいところだ。



☆CO-HYO!
 今月の誌面をロケットに例えると、大気圏外まであと一歩足りなかった感じ。
 ロケットの2段目まではスムーズに行ったんだけど、3段目のブースターがうまく点灯しなかったというか。
 ひと昔前のH2Aを見ているかのようで、惜しいなぁっていうのが率直な感想かな。
 ……我ながら分かりにくいたとえで申し訳ない(苦笑)
 
 最終回だったスマイル・スタイル@筋肉☆太郎は、すこぶる残念な最終回だった。
 前半はそこそこの流れで読み応えがあったのに、後半のボケ倒しで一気にトーンダウンってのはどうなのよ。
 しかもこのボケ倒しがやっつけ仕事で、笑いどころがサッパリ無かったってのが印象悪かったわ。
 画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。佳作な連載だっただけに、この終わり方はホント勿体ないと思う。
 カラーが無いことといい、やっぱ打ち切りだったのかねぇ……
 
 もやもやを残しつつ、ここからは来月の予告へ。
 
 表紙&巻頭カラーはゆゆ式@三上小又。
 クロはお休み&あっちこっちが載るかどうか分からない(失礼)状況では、ゆゆ式が表紙ってのは必然な流れ。
 正直、しばらくの間はゆゆ式オンリーでも……あー、でもクロの表紙は捨てがたいしなぁ(←ぶれぶれ)
 
 カラーはゆゆ式、すいま、ギタ×マン(新連載)、読切2本というフレッシュな顔ぶれ。
 ちなみにヴぁるばいと!は、今月号と合わせて2号連続カラー。連載前提の読切なのかもね。
 
 新連載は前述の通りギタ×マン!@りぽ でぃ。
 勢いに定評があるギャグまんがで、これまでスマ・スタが守ってきたギャグ枠に入れ替わりで入る格好だ。
 連載化して勢いが失われないか心配ではあるものの、期待して損はない作品だろう。
 
 一方、最終回は放課後リトリップ@ms。
 始まったのが119号だから、なんと連載5回というスピード完結。これはビックリ、ダイユウサク。
 特別ダメな連載でもなかっただけに、なんか事情があるのかもね。作者が別業種に就職するとか(ぁ
 ひとまず、来月号の内容を見てからいろいろと呟くことにしようかな。
 
 読切は今月から3作品継続+新規で1作品。
 うち、ヴぁるばいと!@あまーと、魔がつくジョイフル!@すえざき秋の2作品はカラーが予定されている。
 今月から継続の3作品はいずれも甲乙つけがたい良作なんで、注目はむしろ初登場のすえざきさん。
 グーグル先生もご存知ない新人さんっぽい……地雷じゃないと良いのだけれども(汗



年内の更新予定は残すところあと1回(ミラクレビュー)のみ。
いよいよ年の瀬も迫って来たって感じだねぇ……年内の更新を目標に頑張ります(ぁ
ではでは。



真田紀行

コミックレビュー「先月の1冊」 at Nov-2013

2013-12-20 22:12:49 | 更新終了・先月の1冊
今週もギリギリ金曜日更新。
週末に読みに来て下さっている物好きな方には、ホント申し訳ない。
イー○イの選別……じゃなくて、仕事が忙しかったのだ!(あせあせ)

……こう書くとマジでウソ臭いから、イー○イ選別をネタにするのはもうやめにしておこう(苦笑)



☆先月の一冊!(新刊)
 ・赤ずきんチャチャN 1(彩花みん / 集英社)
  往年のハイテンションギャグ・赤ずきんチャチャが舞台を東京に移して復活!
  復活したってことは風の噂で聞いてたけど、こうして実物を読んでみると懐かしいもんだね。
  ……この際だから、旧作集めよっかな?(←しまう場所が無いからムリだろ)
  
  連載の方向性を決めかねていたのか、序盤は静かな立ち上がり。
  作風が落ち着いたとも取れるけど、どっちかっていうとリズムが悪いって方がしっくりくるというか。
  パワフルなコメディを期待していた身からすると、ちょっと肩透かしを食らったというのが正直な感想かな。
  
  だけど、昔取った杵柄というか、ギャグに徹し始めたらやっぱりスゴかった。
  ダイエットの話あたりから怒涛のボケ・ラッシュ。らしさを取り戻して一気に面白くなったのは流石だね。
  一番吹いたのはさくぞーかな……宅配便の不意打ち感がハンパない(笑)
  ほか、ピースケの方言ギャグだとか海坊主ネタも面白かったと思う。
  
  掲載誌が隔月刊なんで、刊行ペースはあまり上がらないっぽいのがちょっと残念だけども。
  こういう往年の名作が装いも新たにリバイバルしてくれるのは、オールド・ファンとしては嬉しい限り。
  他の作品でもやってくれないかな。セイント・テールとか、きん注とか(チョイスが古い)



☆先月の一冊!(新刊その2)
 ・渡る世間はバカばかり 1(丸美甘 / スクウェア・エニックス)
  今月の2冊目は、ガンガンJOKER連載のギャグまんが。
  カワイイ系の絵柄+オーソドックスなボケツッコミってのは、作者の前作と同じ構図。
  バランスの良い萌え系ギャグを探している人に、ぜひおススメしたい一冊だ。
  
  タイトルに「バカ」って入っているように、主力の女の子3人はいずれも突きぬけた性能の持ち主。
  勉強バカ、運動バカ、超バカ……あれあれ、一つだけ救いようのないバカが混じってるぞ?(笑)
  この3バカと主人公・渡部冬彦のしょーもないかけ合いがこのまんがの本筋。というかすべて(ぁ
  
  Q.女の子3人+野郎って、典型的なハーレムものじゃないの?
  A.白一点だからハーレムとか、そんなオカルトありえません(きぱ)
  
  渡部がパーペキに保父さんポジションで、これじゃハーレムにはならんよ。
  傍から見てると美少女3人を侍らせててウラヤマシイ限りなんだけど、渡部にその気が無さそうだしねぇ。
  仮にその気になったとしても、このヘタレ男では……素直にボケツッコミを楽しむのがヨロシ。



☆そのほか
 先月は巻数の大きな作品が多かったんで、紹介できる作品があんまり無かったり。
 てなわけで、あと3冊ぐらいちょちょいっと紹介しておく。
 
 まずは安定の芳文社から「ピアノのムシ」の第2巻。
 蛭田が性悪って先月の感想で書いたけど、口の悪い職人って方が言い得て妙かも。
 絶対的な自信があるから、大言壮語を放っても周りが納得できる……技術者として見習いたいねぇ。
 ちなみにこの巻では蛭田の昔馴染み(元同期?)である八島も登場。
 さわやか風だけど、昔のダチを罠にかけようとするあたり、蛭田以上にヤな奴だーね。
 アマギピアノはいったいどんな社員教育をしているのだろうか? むしろそっちが気になるわ(笑)
 
 ビッグガンガンのファンタジーラブコメ「エスとエフ」の最終巻も良かったね。
 話の構成を見ると打ち切りかなーって感じもするけど、スッキリとしたラストで読後感はまずまず。
 飛び抜けた魅力ってのは無かったものの、手堅くまとまっていてさっくり楽しめるラブコメだったと思う。
 
 それと、同じビッグガンガンの「ACCA 13区監察課」の第1巻も推しておく。
 実は絵柄があんまし好みじゃなくて、BGの連載では読んでいなかったんだけれども。
 ひと続きの話で読むと、ジーンの謎っぷりに興味をそそられてみたり。この人はナニモノなんだろうね?
 まだ伏線を張っている段階で、あと3巻ぐらいしたらスゲー面白くなりそうな予感。要注目だ。



来月の更新日、努力目標は11日で(笑)
来月こそは予定日通り更新したいけど、仕事との兼ね合いかなー。
期待せずにお待ち頂きたく候! さらば!



真田紀行

きららキャラット No.99

2013-12-13 21:54:01 | きららキャラット
気がつけば明日は土曜日。
それなのに今週のレビューはやってない……すべてイーブイのせいだ(ぁ
V6個体ができないんだよ! ミアレ何百周回ったと思ってんだよ!

……はっ、ここで取り乱したらポケ○ンやってて更新が遅れたことがバレてしまう。
平常心、平常心っと。

こほん、こほん、こほん。
それじゃ何事も無かったかのようにキャラットレビューをば。

今回は、きららキャラット 99 号(2014 年 1 月号)のレビュー。
表紙はサンタなトオル! うおおお、D☆V誌マジサイコー!(興奮)
この表紙、健全な青少年にはちょっと敷居が高いよね……不健全なオッサンには最高の表紙だけどさ(自虐)



☆今月のビッグ・スリー!
 ・キルミーベイベー(カヅホ)
 ・ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)
 ・先輩には頭が上がらない!(榊)

 今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
 次点はイキシス。ボケとツッコミがちゃんと機能していて、テンポのよい掛け合いが楽しめた。
 そのほかでは、今月はベテラン勢が発奮して誌面が安定していた印象があるかな。
 やっぱベテランあってのキャラットだよね……詳しくは講評にて。


  @キルミー
   あぎりさんの親族が始めた忍者屋敷迷路アトラクションにやすな&ソーニャが挑む話。
   既にこの時点でなんでもアリな流れが予想できるけど、期待を裏切らず、なんでもアリなギャグ回だった。
   敢えて意表を突かないところがキルミーの美徳。天然でないことを信じたい(ぁ
   
   忍者屋敷といいながら、道の両壁はレンガづくりでいかにもダンジョン風……どうしてこうなった。
   天井が落ちてくるとか水攻めに遭うあたりもやっぱりダンジョン風。ていうかDERO風(笑)
   DEROとの違いは、こっちはクリアしても何ももらえないってとこぐらいかな。
   つまり、お金を払って損をするっていうマゾプレイ。まさにソーニャ向きな仕様だNE!(ぁ
   
   酷い内容のトラップも多くて、鍵のトラップとか、発動したら普通に遺書を書くレベルだな。
   時限爆弾とかはもはや参加者を殺しにかかっているとしか……これ、一般向けのアトラクションじゃないよね?
   極めつけは大オチ。いやー、この大オチは酷いわ(笑)
   
   やはりボケの切れ味は天下一品。
   こういうボケボケ回をやらせると強いねぇ。
  
  
  @まりスケ
   いよいよ沙英とヒロの引っ越しの日がやってきた。
   ここまで花見やら何やらで引っ張ってきた割に、引っ越しは1回で済ませるというドライな構成。
   卒業式の回でもそうだったけど、蒼樹さんって重要なシーンを割とサラリと描く傾向があるよね。
   もしくは、ダラダラと描かないためにあえて1回でやり切るよう意識しているのかも。
   
   構成がドライな一方、丁寧な描写で話を濃密にしてあるあたりは流石まりスケといった感じ。
   引越しのバタバタ感だとか、大家さんのテキトーさだとか(笑)
   二人が引っ越した後の部屋を見た宮子の描写もリアルで良かったね。ちょっともらい泣きしそうになったもん。
   別れの挨拶をしてる時より、いなくなったって実感した瞬間の方が淋しいんだよね……なんとなく、分かる。
   
   残念だったのは、3年生たちがいなくなるこの話がカラーで描かれてないってこと。
   雑誌の編成上しゃーない部分はあるんだろうけど、長年レギュラーを張ってた2人がいなくなる話だからねぇ。
   次回が100号記念という事情を差し引いても、ここはやっぱりカラーでやって欲しかった。
   
   とまれ、沙英・ヒロがいなくなりゆの達もいよいよ最終学年に突入。
   一連のサヨナラ話も今回で区切りがついたので、来月号からは新展開に入れそうだ。
   ゆの達はどんな3年生を過ごすのだろうか。期待したい。
  
  
  @先輩
   場が荒れてきた!(←このフレーズ、割と好き)
   先月号の野乃×時任くんのデートという伏線を、なんと1か月で回収するというスピード展開。
   勢いが凄まじいってレベルじゃねーぞ……ノリにノッているとはまさにこのことか。
   
   ふたりがデートしたという撒き餌に、さっそく迎が喰いついた!
   残業中に時任くんを連れ出してムカぷんアピール。めんどくさい乙女モードだな(ぁ
   かと思いきや、なんで自分がムカついているのかよく分かってない模様。ここは子どもモードか(ぉぃ
   まとめ:迎は割と面倒くさい(コラ
   
   でもまあ、迎がそのムカつきの原因に気付いた時が本当の修羅場だろうけどね。
   野乃も微妙に時任くんのことを意識しているっぽいし、徐々に三角関係が固まりつつある。
   面白いのは、その構図の当事者である時任くんがさっぱり気付いていないことかな(笑)
   ちくしょうめ、うらやましいぞコノヤロー!(魂の叫び)
   
   気がつくとこの作品、ここ5か月ぐらいずっとレビューし続けてるんだよね。
   好調の波は果たしてどこまで続くのか……来月号でも引き続き注目していきたい。



☆アテンション!
 ・まごとじG(たなかともき)
 
  今月のアテンションは先月に引き続き、まごとじG@たなかともき。
  絵の上手さと安定感は別格の二文字。連載基準で見てもなかなかの水準にあると思う。
  話をちょっと無難にまとめ過ぎかなって感じもするけど、絵の上手さでカバーできるレベルでもあり。
  こういう良読切がそのまま連載になってくれると、雑誌全体の底上げになるんだけどねぇ。
  
  次点を挙げるとすれば、癒さレクチャー!@みにまるかなぁ?
  良くも悪くもきらら系っぽい雰囲気の作品で、掲載誌を意識してる感じは伝わってくる。
  だけど、ここまでユルくされちゃうと……メリハリが無さすぎるのも考え物か。
  
  
  @まごG
   2回連続ゲストの後編で、完全に前回からの続きという構成。
   絵のレベルは今回も高水準で安定していて、画力面では十二分に連載が狙えるレベルといってよいだろう。
   登場人物の掛け合いも滞りなく、サクサク読める内容になっていたのは素晴らしかったと思う。
   
   注文を付けるとすれば「今、何時?」ってのが分かりにくかったこと。
   特に冒頭近辺が何時頃か分かりづらかった。2回ぐらい読み返してようやく朝だって分かったけどさ。
   時間帯が分かりづらいと、話の流れが把握しづらいんだよねぇ。
   途中ハッキリと時刻を描いているシーンもあったけど、これは序盤にやった方が良かったと思う。
   
   あと、登場人物の名前が出る機会が少ないのも不親切かな。
   前回の続きだからしゃーない部分はあるんだけど、江陸も五十鈴も、今回は1度も名前が呼ばれてないんだよね。
   連載ならともかく、読切はどうしても「お前誰だよ」になりがちなんで、もうちょっと注意して欲しかった。
   
   もっとも、こういうアラは掲載を重ねるうちに解消されてくることが多いのもまた事実。
   絵のポテンシャルは申し分ないし、読者を不快にさせない丁寧な話づくりも魅力的なんだよねぇ。
   今後どう発展していくかは分からないけど、この2回で終わるには勿体ない作品だと思う。
   再登場にぜひ期待したい。



☆CO-HYO!
 冒頭にも書いたけど、今月はベテラン勢が軒並み堅調で満足度はピカイチ。
 キャラットは元よりベテラン勢が強いって風潮があったけど、今月は特にその傾向が顕著だったかな。
 フレッシュな面々もそれぞれ個性がよく出ていて、きっちりと仕事を果たした感がある。
 いやー、強いキャラットが戻ってきたって感じがするねぇ。
 
 ちなみにフレッシュな連載陣から注目作を挙げるとすれば、NGとフレラジの2作品。
 NGはキャラがひと通り出揃って安定感が出てきたし、フレラジは茜の元気っぷりにマジで癒される。
 残念ながら掲載位置はあんまし上がってきてないんだけど、今後ぜひ注目して欲しい作品だね。
 ……と、このレビューが褒めると打ちk(以下検閲)
 
 自虐ネタはほどほどにして、ここからは来月号の予告をば。
 
 来月は通巻100号の記念号!
 そんなわけで、表紙はまりスケ×GA×Aチャンの3作品合同という豪華なコラボが予告されているぞ。
 ついにAチャンも大御所2作品と肩を並べるようになったか……感慨深いものがあるねぇ。
 
 巻頭カラーはひだまりスケッチ@蒼樹うめ。
 やはり記念号はキャラットの象徴であるまりスケが巻頭を飾るのが筋ってもんだよね。
 むしろ他の作品が巻頭だったら冗談抜きで10行ぐらいダメ出ししてたと思う。至極納得。
 
 脇を固める巻中カラーは、GA、Aチャン、キルミー、ぱわすまの4作品。
 非アニメ作品ははるみねが来ると踏んでたんだけど、ここにきてぱわすまが台頭してきたか!
 読切の頃から好きな作品だったから、人気があるってのはなんだか嬉しいねぇ。
 このままアニメまで行きそうな雰囲気もあり、今後の展開に要注目だ。
 
 あと、記念号だから層を厚くしたいのか、2本立てが3作品も予定されている。
 ぱわすま、ごきチャ、NGね……良作を並べてくれたのは嬉しいんだけど、作者にとっちゃ負担だろうよ。
 だからあれだけ連載を増やしておけと口をすっぱく(以下、長々と愚痴が続いたので省略)
 
 一方、この記念号でここめ不定点@竹本泉が最終回。
 これまで終わりそうな雰囲気はあんまり無かっただけに、この最終回はちょっとビックリした。
 あちゃー、きらら10周年号でやった担当ネタのしわ寄せがここに来ちゃったかぁ(そんな訳ない)
 日常が続く系のENDになるんじゃないかと予想してみる。
 
 読切は特に予定されていないけど、この記念号で読切ってプレッシャーかかるよね、
 どうしても載せるべき読切が無いんだったら、無くても良いかなーって感じはする。



ではでは、また次回のレビューにて。
次回は……金曜日までに更新できたらいいな(目標低いなオイ)



真田紀行

特集・連載大賞2013!

2013-12-05 22:02:12 | 特集・連載大賞
11/30 は更新がお休みだったので、特別企画。
ここ1年のレビューを集計して、雑誌ごとにレビューした回数が最も多かった作品=連載大賞を選出してみた。

集計ルールは、シンプルに「ビッグ・スリーに選ばれた回数」としておく。
次点はノーカウントで。だって、数えるのが面倒なんだもん(ぉぃ
集計期間は全誌とも2013年の1月号から12月号で、まさに2013年の総括ってことにしておく。

んじゃま、さっそく大賞から発表!



☆各誌大賞!
 きらら:箱入りドロップス(津留崎優)
 ミラク:夜森の国のソラニ(はりかも)
 キャラット:GA 芸術科アートデザインクラス(きゆづきさとこ)

 きららとキャラットは割と接戦、ミラクはソラニがぶっちぎりという構図だった。
 我ながら偏ったレビューをしているなと改めて思う。
 だが、私は反省しない!(ぁ
 
 以下、各誌ごとの寸評をば。



☆きらら
 きららの連載大賞は、レビュー回数6回の箱入りドロップス@津留崎優。
 女子高生ものと萌えが支配する誌面において、あえて青春系で勝負するストロングスタイルな作品だ。
 
 もちろん本作にも萌え要素はあるものの、どっちかっていうと表現力で勝負をしている印象が強い。
 陽一と雫のビミョーな距離感とか、桂木に片想いをしている相ノ木の表情や仕草とか。
 何気ない部分なんだけど、そこを丁寧に描写するところがこの作品の良さだと個人的には思ってる。
 
 内容も毎月安定しているし、現状、きららでは最も安心して読める作品と言っても過言ではないだろう。
 連載大賞として選出されるのも、ある意味妥当な結果ということだろうか。
 
 次点はレビュー5回選出の棺担ぎのクロ@きゆづきさとこ。
 こちらは名実ともにきららのエースで、載れば面白いことはまず間違いない。
 だけど、載らないんだよねぇ。何か月か連続で載ったらまた休載……まるで高橋○伸(笑)
 それでも愛されるのはクオリティが傑出しているからで、ファンとしては悩ましい限りなんだけども。
 来年はもうちょっと多く載ってくれると嬉しいな……と思ってたらさっそく休載予告が(笑)



☆ミラク
 ミラクの連載大賞は、夜森の国のソラニ@はりかも。
 レビュー登場回数はなんと8回。ミラクレビューを読み返すともはやソラニレビュー+読切賛歌に近い。
 これぞ偏向報道! バンキシャ!(怒られるぞ)
 
 今年のソラニはとにかく勢いがハンパなかったね。
 年初は登場人物たちの過去に焦点を当てて、長期連載になりそうな雰囲気を醸成することに成功。
 かと思えば夏ごろから主要キャラたちが次々と「起き」出して、その流れのまま最後はソラニが起きることで〆という。
 ……なんと密度の濃い1年間。きらら系とは女子高生と萌え(以下省略)
 
 あと、休載が無かったこともレビュー回数が多かった要因の1つだと思う。
 きらら系と休載ってのはある意味切っても切れない関係なんだけど、ソラニをはじめミラクの主力連載はおおむね皆勤賞。
 当然ながら載らなきゃレビュー対象にはならないわけで。ここはクロと好対照の結果ともいえるかな。
 
 次点はレビュー回数4回で月曜日の空飛ぶオレンジ@あfろと、城下町のダンデライオン@春日歩。
 
 月オレは個人的にメッチャ好きだったんで、終わったのがホントに残念だった。
 ていうか、5月号までに4回もレビューしてたんだよね……我ながらちょっと気持ち悪い(笑)
 不明局がようやくエンジンかかってきた感じだけど、やっぱ月オレを続けて欲しかったなぁ。
 
 一方のダンデは、ここ最近ごぶさたな感じ。
 1巻が出るぐらいまでは「こいつはアニメになるぞ!」って思ってたんだけど、ちょっと失速気味な気がする。
 茜をメインに据えた後のビジョンが曖昧というか、これからの展開に迷いが見えるっていうか。
 ポテンシャルの高い作品なだけに、2014年の巻き返しに期待したいところだ。


☆キャラット
 キャラットの連載大賞は、GA 芸術科アートデザインクラス@きゆづきさとこ。
 ちょいちょい休載を挟みながらもレビュー回数は6回を数え、安定した地力を見せつけた格好だ。
 真田がきゆづきマニアなだけだって? 悪いか!(開き直り)
 
 物語の核である美術ネタは今年も健在。
 模型、動物デッサン、中世美術史、大正ロマン……よくもまあネタが尽きないもんだねぇ。
 話の切り口も豊富で、単純な美術の紹介まんがに終始していないってのもGAならではの魅力かな。
 
 もっとも、話の進み具合があまり早くないってのはちょっと気になるところではある。
 去年はこの時期ぐらいに体育祭シリーズをやってて、今年は文化祭。劇中時間で正味二か月弱ってところか。
 もう少し時計の針を進めて、そろそろ新キャラを投入してもいいんじゃないかとは思う。
 外間×宇佐美とか、魚住×あーさんの関係の進展も気になるところではあるし(ぁ
 
 次点はレビュー5回のぱわーおぶすまいる。@ウロと、先輩には頭が上がらない!@榊。
 
 ぱわすまは一時期どうなるかと思ったんだけど、宗馬とまゆが仲直りしてから一気に持ち直した。
 この作品が宗馬×まゆのイチャコラを楽しむ作品だって再確認できたわ。やっぱ夫婦は仲良くなくっちゃ(ぁ
 かと思ったら今度は環が宗馬にご執心? これはこれで、イイ感じに場が荒れてきたねぇ(笑)
 
 そしてイイ感じに場が荒れてきたといえば、先輩ですよ先輩!
 時任くんのモテっぷりがマジパネェ。しかしこの男、どうにも憎めない奴なんだからなおパネェ(←雑な感想)
 年上の迎姐さんルートに入るのか、それとも年下の野乃ルートに入るのか……これなんてギャルゲ?
 ここ最近では最もホットな作品なんで、来年もニヤニヤさせてくれる展開に期待しよう。



以上、このウェブログの振り返り企画はいかがだっただろうか?
この企画は来年もやろうと思うので乞うご期待!
……各誌レビューが来年まで続いていたら、の話だけど(ぁ



真田紀行