もういくつ寝なくてもお正月!
年内では最後の更新となる真田紀行です。
なんとか年内に間に合って良かった……定期更新には間に合ってない?
そんなの関係ネェ! そんなの関係ネェ!(ギャグが古い)
気を取り直してレビュー本編をば。
今回はきららミラク 24 号(2014 年 2 月号)をレビューするぞ。
表紙は桜Trickから、春めいた仕様の優&春香。
そろそろこの表紙にも飽k……なんでもありません(ぁ
☆今月のビッグ・スリー!
・Good night! Angel(柊ゆたか)
・城下町のダンデライオン(春日歩)
・アンネッタの散歩道(清瀬赤目)
今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
次点はプらモぶ。構成は良かったけど、話そのものは特別面白いというわけでもなく。
なんかスゲー物足りないなと思ったら読切がなんと7作品もあった。この点は講評でグチる(確定)
@GNA
ハゲワシ戦の後日談で、主要メンバー全員によるパジャマパーティ。
このきゃぴきゃぴした感じがなんとなく女子校生……もとい、女子高生っぽい(ぁ
ユリもこれで立派なJKアサシンだーね(※そんな職業はありません)
すべてが終わったということは、ユリたちが今の場所にとどまる理由も無くなったわけで。
決戦が終わったから姿をくらますっていうのは、まあ、妥当というか納得できる流れ。
だからベランダでカナと話しているときにあんな淋しそうな表情していたんだねぇ。
一番良かったのは、みんなで布団に入って就寝するシーンかな。
タイトルとも密接に繋がりがあって、展開的にもぴったりというのがイイね!
ていうか、最初からここに繋げるために話を持ってきたんじゃないかという気もする。
残念ながら一部の伏線が回収できなかったけど、締まるところがきっちりと締まったからこれはこれで。
ラストもオシャレな感じで終わっていたし、すばらしい最終回だったと思う。
……やっぱ夢オチは無かったかぁ(しつこい)
@ダンデ
今月は光回=アイドル回。
ていうか、そのネタまだ続いていたんだーね(←1回限りのネタだと思ってた人)
スカウトされた時の話が割と良かったんで、この展開には今後も注目していきたい。
ライバルアイドル(?)であるさっちゃんとの研鑽話で、アイドルものにはよくある展開。
ジャンプでいうところの修行回+修行後のバトル回+バトル後の友情芽生える回ってあたりか(ぁ
構成が手堅い分、話の筋はしっかりと通っていて駆け足感は無かったと思う。
そんな分析はさて置いて、中学生モードの光カワイイな!
アイドル事務所のロリコンプロデューサーが目を留めたのも分からんでもない。
投票するなら奏様だと思ってたけど、光も悪くないなぁ……次回からは光様と呼ばせて頂きます(笑)
@アンネッタ
打ち捨てられた廃墟の探索をするお話。
作品の世界観にマッチした内容ではあるんだけど、萌えまんがとしてはニッチな部類の話に入るかな?
いっぱしのファンタジー好きにこの展開はごちそう以外のナニモノでもなく。いいぞもっとやれ!(ぁ
濃霧にまかれた森にビビるモリー&ディンクと、意に介さずにずいずい進むメイヴ。
このパーティ、行動力がメイヴに極振りされてるぜ……ていうか、メイヴって絶対にB型だよね(←偏見)
モリーとディンクもなんだかんだいって着いて行っているから、良いパーティではあると思う。
探索した廃墟には、ひとりぼっちの泣女・バンシーが住んでいたんだけど。
このバンシー、色々な作品で描かれるバンシーと比較してあからさまに萌え寄りのデッサンというね(笑)
つーかただの泣いてる美少女……どう見ても「死を招く嘆きの女」像からは程遠いッス。
まあ、カワイイからいいんだけどね!(※都合のよい解釈)
バンシーの過去話は、まあ、種族の特性を考えるとありがちな悲劇というか。
人の死を予知できるのって便利だけど残酷だよね……ってのを丁寧に描いていてグッときた。
こういう小さなエピソードをきっちりと描くのもこの作品らしさ。良い回だったと思う。
☆アテンション!
・ワケありずむ Complex(島崎無印)
今月のアテンションは、初登場のワケありずむ Complex@島崎無印。
ホーンテッドアパートもので、芳文社で同系のワンダフルデイズと比較するとストーリー重視な作風だ。
絵はある程度完成されている+話もバランスが良いってことで、これぞミラク的な読切だと思う。
次点はこちらも初登場のハルソラ行進曲@そと。
萌えまんが業界では割と珍しい工業高校もの。スキマ路線でオンリーワンを目指す姿勢って大切だと思う。
絵も可愛らしくて良いんだけど、工業高校が舞台なのに男キャラが1人も出てこないってのは違和感バリバリ。
せめて担任が男だったら……このまんががステップアップするには、男キャラの有無がカギになるかも。
@ワケありずむ
高校生になった主人公・繭子が幽霊アパートで一人暮らしをする話。
各ネタごとにちゃんとオチをつけてるんだけど、どっちかっていうと話の流れで勝負をするタイプかな。
ちなみにデフォルメの絵柄は榛名まお風……設定といい、微妙にきららMAXのニオイを感じる(笑)
キャラクターがすごくイイ表情していて、喜怒哀楽の描き分けは真田的にお気に入り。
微妙なニュアンスもよく出ていて、場面にマッチしていない表情は(たぶん)無かったんじゃないかな。
萌えまんがってこういう所を雑にしがちだけど、やっぱ表情は大事だよねぇ。
話の方もムリなく手堅くまとめてきていて、読み応えは十分。
強いて難点をあげるなら、繭子の言葉遣いで2、3箇所違和感があったなーってぐらいかな。
それも極度にダメって奴じゃなくて、何となく気になったレベル。完全にあら探しじゃん(笑)
話の流れはすっきりしていて、すらすらと読めるあたりもポイント高し。
ミラクってときどきこういう完成度の高い読切を持って来るよね。
だから読切依存体質になりがちなんだろうけど。だからって7作品はねぇ……
☆CO-HYO!
今月の読切数は7で、雑誌全体でみると4割弱が読切で埋められていることになる。
サッカーにたとえるならば、先発11人のうち4人をユース選手で固めた状況といったところだろうか。
常識的なサポーターなら「マジメにやる気あんのか!」とツッコミを入れること請け合いである。
回りくどくなってしまったけど、要点は「読切が多すぎるぞ!」ってこと。
連載前提の読切が多いならまだしも、員数合わせの読切だらけってのはねぇ……
足りない国庫を赤字国債で賄っているようなもんで、正直、先行きが明るいとは言いがたい。
大きなビジョンも無く連載を打ち切るからこうなるんだよ。迷路とかテイオーとか(ぁ
一方の連載陣はよく仕事をしてるものの、雑誌を引っ張るエースがいない感じは否めず。
アニメ化される桜は佳作だけど、他の作品を引っ張れるほどのパワーは無いし。
強いていえば幸腹が将来的にそのポジションに収まりそうだけど、まだちょっと先かなぁ。
最終回だったGood night! Angel@柊ゆたかは、有終の美を飾る見事なラストだった。
この作品も創刊号時代から続いていたからね。ソラニとGNAが終わるとなんかひと区切りって感じがする。
次回作を期待したいところだけど、柊さんが戻ってくる頃までミラクがもtt(不適切発言のため検閲)
それじゃ、ここからは来月号のお話へ。
表紙&巻頭カラーはやっぱり桜Trick@タチ。
まあ、アニメやってる最中に他の作品が表紙を飾ったらある意味事件ではあるけれど(ぁ
カラー予告は桜、幸腹、青シス、不明局+読切のハルソラの計5本。
新連載があるのにカラーじゃないとはこれ如何に(ミラクはそういうところあるけど)
新連載はゆずりはコーポレーション@しんと。
きらら界隈で起業ものってのは新鮮だけど、バイト話でお茶を濁されそうでちょっと不安。
この手の話を描くには専門家の知識アドバイスが不可欠だけど、それも無さそうでちょっと不安。
そして新連載なのにカラーが無いっていう扱いにもちょっと不安。
……連載として化けてくれることを期待しよう(震え声)
読切予告はハルソラ行進曲@そとの巻中カラーが予告されている。
アテンションの次点でも書いたけど、この作品は男キャラを登場させないとリアリティ面でムリがある。
男キャラを描けるなら(モブでも良いので)1人は出しておいた方が良いんじゃないかと。
その他は予告なしだけど、現状の連載数からして5本は読切が必要なんでシロクロあたりも載りそうな。
これで年内の更新もおしまい!
来年も各誌レビューを続けて行くので、どうぞよろしゅう。
ではでは、よいお年を。
真田紀行
年内では最後の更新となる真田紀行です。
なんとか年内に間に合って良かった……定期更新には間に合ってない?
そんなの関係ネェ! そんなの関係ネェ!(ギャグが古い)
気を取り直してレビュー本編をば。
今回はきららミラク 24 号(2014 年 2 月号)をレビューするぞ。
表紙は桜Trickから、春めいた仕様の優&春香。
そろそろこの表紙にも飽k……なんでもありません(ぁ
☆今月のビッグ・スリー!
・Good night! Angel(柊ゆたか)
・城下町のダンデライオン(春日歩)
・アンネッタの散歩道(清瀬赤目)
今月号のビッグ・スリーは以上の3作品。
次点はプらモぶ。構成は良かったけど、話そのものは特別面白いというわけでもなく。
なんかスゲー物足りないなと思ったら読切がなんと7作品もあった。この点は講評でグチる(確定)
@GNA
ハゲワシ戦の後日談で、主要メンバー全員によるパジャマパーティ。
このきゃぴきゃぴした感じがなんとなく女子校生……もとい、女子高生っぽい(ぁ
ユリもこれで立派なJKアサシンだーね(※そんな職業はありません)
すべてが終わったということは、ユリたちが今の場所にとどまる理由も無くなったわけで。
決戦が終わったから姿をくらますっていうのは、まあ、妥当というか納得できる流れ。
だからベランダでカナと話しているときにあんな淋しそうな表情していたんだねぇ。
一番良かったのは、みんなで布団に入って就寝するシーンかな。
タイトルとも密接に繋がりがあって、展開的にもぴったりというのがイイね!
ていうか、最初からここに繋げるために話を持ってきたんじゃないかという気もする。
残念ながら一部の伏線が回収できなかったけど、締まるところがきっちりと締まったからこれはこれで。
ラストもオシャレな感じで終わっていたし、すばらしい最終回だったと思う。
……やっぱ夢オチは無かったかぁ(しつこい)
@ダンデ
今月は光回=アイドル回。
ていうか、そのネタまだ続いていたんだーね(←1回限りのネタだと思ってた人)
スカウトされた時の話が割と良かったんで、この展開には今後も注目していきたい。
ライバルアイドル(?)であるさっちゃんとの研鑽話で、アイドルものにはよくある展開。
ジャンプでいうところの修行回+修行後のバトル回+バトル後の友情芽生える回ってあたりか(ぁ
構成が手堅い分、話の筋はしっかりと通っていて駆け足感は無かったと思う。
そんな分析はさて置いて、中学生モードの光カワイイな!
アイドル事務所の
投票するなら奏様だと思ってたけど、光も悪くないなぁ……次回からは光様と呼ばせて頂きます(笑)
@アンネッタ
打ち捨てられた廃墟の探索をするお話。
作品の世界観にマッチした内容ではあるんだけど、萌えまんがとしてはニッチな部類の話に入るかな?
いっぱしのファンタジー好きにこの展開はごちそう以外のナニモノでもなく。いいぞもっとやれ!(ぁ
濃霧にまかれた森にビビるモリー&ディンクと、意に介さずにずいずい進むメイヴ。
このパーティ、行動力がメイヴに極振りされてるぜ……ていうか、メイヴって絶対にB型だよね(←偏見)
モリーとディンクもなんだかんだいって着いて行っているから、良いパーティではあると思う。
探索した廃墟には、ひとりぼっちの泣女・バンシーが住んでいたんだけど。
このバンシー、色々な作品で描かれるバンシーと比較してあからさまに萌え寄りのデッサンというね(笑)
つーかただの泣いてる美少女……どう見ても「死を招く嘆きの女」像からは程遠いッス。
まあ、カワイイからいいんだけどね!(※都合のよい解釈)
バンシーの過去話は、まあ、種族の特性を考えるとありがちな悲劇というか。
人の死を予知できるのって便利だけど残酷だよね……ってのを丁寧に描いていてグッときた。
こういう小さなエピソードをきっちりと描くのもこの作品らしさ。良い回だったと思う。
☆アテンション!
・ワケありずむ Complex(島崎無印)
今月のアテンションは、初登場のワケありずむ Complex@島崎無印。
ホーンテッドアパートもので、芳文社で同系のワンダフルデイズと比較するとストーリー重視な作風だ。
絵はある程度完成されている+話もバランスが良いってことで、これぞミラク的な読切だと思う。
次点はこちらも初登場のハルソラ行進曲@そと。
萌えまんが業界では割と珍しい工業高校もの。スキマ路線でオンリーワンを目指す姿勢って大切だと思う。
絵も可愛らしくて良いんだけど、工業高校が舞台なのに男キャラが1人も出てこないってのは違和感バリバリ。
せめて担任が男だったら……このまんががステップアップするには、男キャラの有無がカギになるかも。
@ワケありずむ
高校生になった主人公・繭子が幽霊アパートで一人暮らしをする話。
各ネタごとにちゃんとオチをつけてるんだけど、どっちかっていうと話の流れで勝負をするタイプかな。
ちなみにデフォルメの絵柄は榛名まお風……設定といい、微妙にきららMAXのニオイを感じる(笑)
キャラクターがすごくイイ表情していて、喜怒哀楽の描き分けは真田的にお気に入り。
微妙なニュアンスもよく出ていて、場面にマッチしていない表情は(たぶん)無かったんじゃないかな。
萌えまんがってこういう所を雑にしがちだけど、やっぱ表情は大事だよねぇ。
話の方もムリなく手堅くまとめてきていて、読み応えは十分。
強いて難点をあげるなら、繭子の言葉遣いで2、3箇所違和感があったなーってぐらいかな。
それも極度にダメって奴じゃなくて、何となく気になったレベル。完全にあら探しじゃん(笑)
話の流れはすっきりしていて、すらすらと読めるあたりもポイント高し。
ミラクってときどきこういう完成度の高い読切を持って来るよね。
だから読切依存体質になりがちなんだろうけど。だからって7作品はねぇ……
☆CO-HYO!
今月の読切数は7で、雑誌全体でみると4割弱が読切で埋められていることになる。
サッカーにたとえるならば、先発11人のうち4人をユース選手で固めた状況といったところだろうか。
常識的なサポーターなら「マジメにやる気あんのか!」とツッコミを入れること請け合いである。
回りくどくなってしまったけど、要点は「読切が多すぎるぞ!」ってこと。
連載前提の読切が多いならまだしも、員数合わせの読切だらけってのはねぇ……
足りない国庫を赤字国債で賄っているようなもんで、正直、先行きが明るいとは言いがたい。
大きなビジョンも無く連載を打ち切るからこうなるんだよ。迷路とかテイオーとか(ぁ
一方の連載陣はよく仕事をしてるものの、雑誌を引っ張るエースがいない感じは否めず。
アニメ化される桜は佳作だけど、他の作品を引っ張れるほどのパワーは無いし。
強いていえば幸腹が将来的にそのポジションに収まりそうだけど、まだちょっと先かなぁ。
最終回だったGood night! Angel@柊ゆたかは、有終の美を飾る見事なラストだった。
この作品も創刊号時代から続いていたからね。ソラニとGNAが終わるとなんかひと区切りって感じがする。
次回作を期待したいところだけど、柊さんが戻ってくる頃までミラクがもtt(不適切発言のため検閲)
それじゃ、ここからは来月号のお話へ。
表紙&巻頭カラーはやっぱり桜Trick@タチ。
まあ、アニメやってる最中に他の作品が表紙を飾ったらある意味事件ではあるけれど(ぁ
カラー予告は桜、幸腹、青シス、不明局+読切のハルソラの計5本。
新連載があるのにカラーじゃないとはこれ如何に(ミラクはそういうところあるけど)
新連載はゆずりはコーポレーション@しんと。
きらら界隈で起業ものってのは新鮮だけど、バイト話でお茶を濁されそうでちょっと不安。
この手の話を描くには専門家の知識アドバイスが不可欠だけど、それも無さそうでちょっと不安。
そして新連載なのにカラーが無いっていう扱いにもちょっと不安。
……連載として化けてくれることを期待しよう(震え声)
読切予告はハルソラ行進曲@そとの巻中カラーが予告されている。
アテンションの次点でも書いたけど、この作品は男キャラを登場させないとリアリティ面でムリがある。
男キャラを描けるなら(モブでも良いので)1人は出しておいた方が良いんじゃないかと。
その他は予告なしだけど、現状の連載数からして5本は読切が必要なんでシロクロあたりも載りそうな。
これで年内の更新もおしまい!
来年も各誌レビューを続けて行くので、どうぞよろしゅう。
ではでは、よいお年を。
真田紀行